大長編になってしまっている「一般化障害仮説」ですが、この後は、自閉症の具体的な症状をこの仮説で説明できるかを検証したうえで、療育への応用方法について考えていこうと思います。
その際、これまで説明してきた「抽象化」「一般化」というシンプルな概念を、より脳の構造を考慮した構造的なイメージに拡張したほうが理解しやすいのではないかと思い、そのための記事を2回分、はさむことにしました。
ここまで説明してきた「一般化障害仮説」を非常にシンプルに説明するとすれば、「自閉症とは個別の経験を一般化する脳の機能の障害である」ということになります。
このような機能概念レベルの説明は、本質をついていて理解がしやすい一方で、具体的に脳のどんな構造・どんな処理が障害を受けているのかという記述面から考えると少し弱いといえます。そして、具体的な自閉症の障害について考察したり、療育の方法論について考えるためには、もう少し具体的な情報処理のやり方にまで踏み込んでいく必要がありそうです。
今回の内容については、先日ご紹介してジェフ・ホーキンスの「考える脳 考えるコンピュータ」で提唱されている仮説がベースとなっています。また、これまでの記事のコメントでのこうちゃんさんとのやりとり(1, 2)が考えを整理するための大きなヒントになりました。この場を借りてお礼申し上げます。
続きがあります・・・
2006年10月25日
2006年10月23日
新しい認知心理学から自閉症を考える(12)
これまで、一般化障害仮説に基づく、健常者・カナー型自閉症者・アスペルガー型自閉症者、それぞれのモデルについて見てきました。

↑健常者の環境知覚モデル。
この「健常者の環境知覚モデル」では、抽象化処理と一般化処理のバランスが取れているため、環境を適切に知覚し、働きかけ、さらにそのフィードバックを受けるという「フィードバックループ」が適切に機能し(大きなサイクルが健全に回る状態)、環境との相互作用による学習が問題なく進みます。
続きがあります・・・

↑健常者の環境知覚モデル。
この「健常者の環境知覚モデル」では、抽象化処理と一般化処理のバランスが取れているため、環境を適切に知覚し、働きかけ、さらにそのフィードバックを受けるという「フィードバックループ」が適切に機能し(大きなサイクルが健全に回る状態)、環境との相互作用による学習が問題なく進みます。
続きがあります・・・
2006年10月22日
新しい認知心理学から自閉症を考える(11)
前回ご紹介した、脳の情報処理の「健常者のモデル」を出発点として、脳への何らかのダメージにより、「一般化処理」の処理能力が弱くなってしまった状態を考えてみましょう。

↑「弱い一般化処理」の自閉症モデルです。
この状態では、「抽象化処理」の処理能力は正常範囲ですが、「一般化処理」の処理能力が弱くなっているために、抽象化された情報を処理しきれず、相対的に「抽象化処理された情報が多すぎる」状態になります。
続きがあります・・・

↑「弱い一般化処理」の自閉症モデルです。
この状態では、「抽象化処理」の処理能力は正常範囲ですが、「一般化処理」の処理能力が弱くなっているために、抽象化された情報を処理しきれず、相対的に「抽象化処理された情報が多すぎる」状態になります。
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2006年10月20日
新しい認知心理学から自閉症を考える(10)
非常に長くなりましたが、ようやく中継地点にさしかかりました。
ここまでの「一般化障害仮説」の内容を改めて簡単にまとめてみます。
①この仮説の背景にあるのは、新しい認知心理学である「コネクショニズム」の考え方です。
②この仮説では、環境から学習する脳のしくみとして「抽象化処理」と「一般化処理」を考えます。
③「抽象化」とは、環境とのかかわりの中で生起する事象を情報として蓄積する処理を指します。
④「一般化」とは、集めた情報を再構成し、環境に働きかけるルールを導き出す処理を指します。
⑤この2つの処理能力にアンバランスが生じると、一般化がうまくできなくなります。
⑥「抽象化>一般化」というアンバランスにより一般化処理が阻害され、環境との相互作用がうまくできなくなるのが、自閉症の発症機制だと考えられます。
ここからは、この「一般化障害仮説」に、私がもともと考えていた「環境知覚障害仮説」、すなわち、環境との相互作用の障害が、自閉症の具体的な症状の本質であるという視点を融合させ、さらに理論を拡張して自閉症の全体像に迫り、さらに療育の方向性について考えていきたいと思います。
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ここまでの「一般化障害仮説」の内容を改めて簡単にまとめてみます。
①この仮説の背景にあるのは、新しい認知心理学である「コネクショニズム」の考え方です。
②この仮説では、環境から学習する脳のしくみとして「抽象化処理」と「一般化処理」を考えます。
③「抽象化」とは、環境とのかかわりの中で生起する事象を情報として蓄積する処理を指します。
④「一般化」とは、集めた情報を再構成し、環境に働きかけるルールを導き出す処理を指します。
⑤この2つの処理能力にアンバランスが生じると、一般化がうまくできなくなります。
⑥「抽象化>一般化」というアンバランスにより一般化処理が阻害され、環境との相互作用がうまくできなくなるのが、自閉症の発症機制だと考えられます。
ここからは、この「一般化障害仮説」に、私がもともと考えていた「環境知覚障害仮説」、すなわち、環境との相互作用の障害が、自閉症の具体的な症状の本質であるという視点を融合させ、さらに理論を拡張して自閉症の全体像に迫り、さらに療育の方向性について考えていきたいと思います。
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2006年10月19日
新しい認知心理学から自閉症を考える(9)
最後に残された第4の二重解離、「折れ線現象」についても考えてみましょう。
「折れ線現象」は、端的には「ことばの折れ線現象」として、一度出た(獲得しかけた)ことばが消えることを指し、さらにはそれとほぼ並行して自閉的傾向・行動が強まり、一種の「退行」的様相を呈する現象のことをいいます。
この現象について語る親御さんの話などを総合すると、「ことばがいっとき増えていたのに、だんだん話さなくなった」とか「最初は合っていたモノと名前の対応が合わなくなって、やがてことばが消えていった」といったように、ことばの使用や適応が一旦上がって、それから落ちてくる、という変化を見せていることが分かります。
実は、このような「一旦上がった成績が、さらに試行を続けるとむしろ下がってしまう」といった現象はコネクショニスト・モデルのシミュレーションによって再現可能です。しかもそれは、「抽象化>一般化」というアンバランスによって「一般化のオーバーフロー」が発生したときに起こるのです。

↑「過剰な適応」によって、学習回数を増やしたほうが汎化能力が悪くなる「折れ線現象」が起こりうることをシミュレーションしたグラフ。「自閉症に働きかける心理学 1 理論編」初版173ページより。
続きがあります・・・
「折れ線現象」は、端的には「ことばの折れ線現象」として、一度出た(獲得しかけた)ことばが消えることを指し、さらにはそれとほぼ並行して自閉的傾向・行動が強まり、一種の「退行」的様相を呈する現象のことをいいます。
この現象について語る親御さんの話などを総合すると、「ことばがいっとき増えていたのに、だんだん話さなくなった」とか「最初は合っていたモノと名前の対応が合わなくなって、やがてことばが消えていった」といったように、ことばの使用や適応が一旦上がって、それから落ちてくる、という変化を見せていることが分かります。
実は、このような「一旦上がった成績が、さらに試行を続けるとむしろ下がってしまう」といった現象はコネクショニスト・モデルのシミュレーションによって再現可能です。しかもそれは、「抽象化>一般化」というアンバランスによって「一般化のオーバーフロー」が発生したときに起こるのです。

↑「過剰な適応」によって、学習回数を増やしたほうが汎化能力が悪くなる「折れ線現象」が起こりうることをシミュレーションしたグラフ。「自閉症に働きかける心理学 1 理論編」初版173ページより。
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2006年10月17日
新しい認知心理学から自閉症を考える(8)
前回みたような、抽象化され一般化モジュールに流し込まれる情報が「多すぎる」ことによって一般化に失敗することが自閉症の原因である、というモデルなら、冒頭で書いた自閉症に関する二重解離の問題を解決することができます。
①自閉症児は広い意味での抽象能力は劣っているのに、細かい記憶などは優れている(ことがある)という問題。
②自閉症児の大脳のある部分は萎縮しているが、海馬や扁桃核のような『学習・記憶』に関わる部位はむしろ発達しているという問題。
なぜなら、「抽象化される情報が多すぎる」ということは「細かい個別的なことをよく記憶している」ということと矛盾しませんし、海馬や扁桃核(記憶や学習に関連する脳領域)が発達していることとも整合性があります。それでいて、自閉症の問題である「一般化能力(社会に適応する能力)の障害」もきれいに説明できるのです。
私が追加した、残る2つの二重解離についても考えてみます。
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①自閉症児は広い意味での抽象能力は劣っているのに、細かい記憶などは優れている(ことがある)という問題。
②自閉症児の大脳のある部分は萎縮しているが、海馬や扁桃核のような『学習・記憶』に関わる部位はむしろ発達しているという問題。
なぜなら、「抽象化される情報が多すぎる」ということは「細かい個別的なことをよく記憶している」ということと矛盾しませんし、海馬や扁桃核(記憶や学習に関連する脳領域)が発達していることとも整合性があります。それでいて、自閉症の問題である「一般化能力(社会に適応する能力)の障害」もきれいに説明できるのです。
私が追加した、残る2つの二重解離についても考えてみます。
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2006年10月16日
新しい認知心理学から自閉症を考える(7)
脳の学習における「抽象化」と「一般化」とはどんなものなのかについて、詳しく説明してきました。

↑「抽象化」「一般化」の情報処理イメージ
ここまでの議論をふまえれば、「抽象化」の能力が弱く、情報量が過少であるときに「一般化」がうまくいかないことは当然に理解できるでしょう。
それは簡単にいえば、個々の個別事象の経験が「情報」として蓄積されていない状態を意味しています。情報が十分になければ、その情報から一般化されたルールを導き出せないのは当然のことでしょう。
ここで一瞬、このケース(簡単にいえば、記憶障害)から自閉症を説明したくなる誘惑に駆られますが(実際、「記憶の障害」で自閉症を説明しようとする仮説も結構ありますね)、冒頭にご紹介した「個別的な記憶が優れている」「記憶を司る脳領域が発達している」などの二重解離の問題を解決できませんから、不適切な仮説だと判断せざるをえません。
では、逆のケース、つまり「抽象化された情報が多すぎる」と、どうなるのでしょうか?
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↑「抽象化」「一般化」の情報処理イメージ
ここまでの議論をふまえれば、「抽象化」の能力が弱く、情報量が過少であるときに「一般化」がうまくいかないことは当然に理解できるでしょう。
それは簡単にいえば、個々の個別事象の経験が「情報」として蓄積されていない状態を意味しています。情報が十分になければ、その情報から一般化されたルールを導き出せないのは当然のことでしょう。
ここで一瞬、このケース(簡単にいえば、記憶障害)から自閉症を説明したくなる誘惑に駆られますが(実際、「記憶の障害」で自閉症を説明しようとする仮説も結構ありますね)、冒頭にご紹介した「個別的な記憶が優れている」「記憶を司る脳領域が発達している」などの二重解離の問題を解決できませんから、不適切な仮説だと判断せざるをえません。
では、逆のケース、つまり「抽象化された情報が多すぎる」と、どうなるのでしょうか?
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2006年10月13日
新しい認知心理学から自閉症を考える(6)
前回登場した「抽象化」「一般化」それぞれの脳内モジュールの役割について、具体的な例で考えてみましょう。
例えば、子どもが名前を呼ばれて振り向く、という一連の行動を学習することを考えてみます。
子どもは、視覚・聴覚その他さまざまな環境から入ってくる入力(例えば「そらまめちゃん」という音声が聞こえること)、それに対する子ども自身の反応(例えば「振り向く」という行動)、その反応に対するフィードバック(頭をなでてもらえた、おやつがもらえた)などの事象を、それぞれ「情報」として抽象化し、脳に蓄積していきます。(抽象化モジュール)
そして、同様の経験を繰り返していくことで、「名前を呼ばれたら、振り向く」というより一般化されたルールを学習し、例えばまったく初めての環境で、初対面の人に名前を呼ばれても振り向くことができるようになります。(一般化モジュール)
なぜ、「個別」の経験を繰り返すだけで、特に教えられなくても「一般」化されたルールが獲得できるのでしょうか?
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例えば、子どもが名前を呼ばれて振り向く、という一連の行動を学習することを考えてみます。
子どもは、視覚・聴覚その他さまざまな環境から入ってくる入力(例えば「そらまめちゃん」という音声が聞こえること)、それに対する子ども自身の反応(例えば「振り向く」という行動)、その反応に対するフィードバック(頭をなでてもらえた、おやつがもらえた)などの事象を、それぞれ「情報」として抽象化し、脳に蓄積していきます。(抽象化モジュール)
そして、同様の経験を繰り返していくことで、「名前を呼ばれたら、振り向く」というより一般化されたルールを学習し、例えばまったく初めての環境で、初対面の人に名前を呼ばれても振り向くことができるようになります。(一般化モジュール)
なぜ、「個別」の経験を繰り返すだけで、特に教えられなくても「一般」化されたルールが獲得できるのでしょうか?
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2006年10月12日
新しい認知心理学から自閉症を考える(5)
前回まで、コネクショニスト・モデルに基づく自閉症へのアプローチの意義について考えてきましたが、ここで「認知過程のシミュレーション入門」からの引用文に戻りたいと思います。
この仮説では、「学習」というやや広い概念を、一段下の「抽象化」と「一般化」という2つの構成要素(モジュール)に切り分けています。

↑「抽象化」「一般化」の情報処理イメージ
ちなみに、この切り分けについても、単なる空想から「ひねり出した」ものではなく、シミュレーションを通じて、実際にヒトと同じように環境から学ぶことのできる学習モデルとして導き出されたものになっています。
※なお、ここから先の部分は、私が参照した3冊の本(関連図書参照)それぞれで、引用されている研究は同じであるにも関わらず導かれる結論が微妙に違います。
本シリーズ記事での記述は、「環境知覚」「環境との相互作用」という観点を特に強調しつつ、これらの本の主張を私なりに再構成したものになります。
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この仮説では、「学習」というやや広い概念を、一段下の「抽象化」と「一般化」という2つの構成要素(モジュール)に切り分けています。

↑「抽象化」「一般化」の情報処理イメージ
ちなみに、この切り分けについても、単なる空想から「ひねり出した」ものではなく、シミュレーションを通じて、実際にヒトと同じように環境から学ぶことのできる学習モデルとして導き出されたものになっています。
※なお、ここから先の部分は、私が参照した3冊の本(関連図書参照)それぞれで、引用されている研究は同じであるにも関わらず導かれる結論が微妙に違います。
本シリーズ記事での記述は、「環境知覚」「環境との相互作用」という観点を特に強調しつつ、これらの本の主張を私なりに再構成したものになります。
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2006年10月10日
新しい認知心理学から自閉症を考える(4)
認知心理学的自閉症研究が直面する困難は、「人工知能研究の挫折と復活」という歴史的視点から見ると分かりやすいように思います。
つまり、最大の問題は、これまでの認知心理学的自閉症研究が、いまだ「古い人工知能」の世界観(古典的計算主義)から脱却できていないことにあるのではないか、と感じるのです。
これらのアプローチは、環境と関わる主体としての「からだ」を扱わず、感覚器から入力される「感覚」から「知覚」、さらには「認知」と上っていくような、脳内にこもった感覚情報処理モデルを採用しています。特に、バロン・コーエンの「心の理論(マインド・ブラインドネス)」の仮説はそういう傾向が強いように思います。
情報処理過程についても、いくつかのモジュールを固定的なものとして仮定し、その中をデータとしての情報が流れていくという、いわゆる古典的計算主義に立っています。
私は、こういったアプローチを続けている限り、認知心理学から自閉症の問題をこれ以上掘り下げていくことは難しいのではないかという印象を持っています。
特に気になるのが、自閉症が「発達」障害であり、ヒトやモノといった「環境とのかかわり」に困難を持つ障害であるにも関わらず、こういった古いアプローチではこれらの領域をほとんど扱わない(扱えない)という点です。
(恥ずかしながら、私の最初の仮説「知覚の恒常性障害仮説」も、環境の知覚とかかわりの問題に踏み込みかけながら、結局「知覚の恒常性」という、古い「感覚→知覚→認知」の枠組みからものを考えていました。認知心理学者にとって、このマインド・セットから抜け出すことはなかなか大変なことだという気はします。)
では、どうすればいいのでしょうか?
続きがあります・・・
つまり、最大の問題は、これまでの認知心理学的自閉症研究が、いまだ「古い人工知能」の世界観(古典的計算主義)から脱却できていないことにあるのではないか、と感じるのです。
これらのアプローチは、環境と関わる主体としての「からだ」を扱わず、感覚器から入力される「感覚」から「知覚」、さらには「認知」と上っていくような、脳内にこもった感覚情報処理モデルを採用しています。特に、バロン・コーエンの「心の理論(マインド・ブラインドネス)」の仮説はそういう傾向が強いように思います。
情報処理過程についても、いくつかのモジュールを固定的なものとして仮定し、その中をデータとしての情報が流れていくという、いわゆる古典的計算主義に立っています。
私は、こういったアプローチを続けている限り、認知心理学から自閉症の問題をこれ以上掘り下げていくことは難しいのではないかという印象を持っています。
特に気になるのが、自閉症が「発達」障害であり、ヒトやモノといった「環境とのかかわり」に困難を持つ障害であるにも関わらず、こういった古いアプローチではこれらの領域をほとんど扱わない(扱えない)という点です。
(恥ずかしながら、私の最初の仮説「知覚の恒常性障害仮説」も、環境の知覚とかかわりの問題に踏み込みかけながら、結局「知覚の恒常性」という、古い「感覚→知覚→認知」の枠組みからものを考えていました。認知心理学者にとって、このマインド・セットから抜け出すことはなかなか大変なことだという気はします。)
では、どうすればいいのでしょうか?
続きがあります・・・
2006年10月09日
新しい認知心理学から自閉症を考える(3)
残念ながら、これまでの自閉症理論の多くは、それほど有効なモデルを提示できていないように思われます。
例えば、「心の理論」に基づくモデルは、「心を読む」という、あまりに高次の認知スキルに焦点を当てていて、そこに至る、あるいはそれを構成する、より低次の認知構造に問題の本質を置き去りにしているように思えます。バロン・コーエンが「マインド・ブラインドネス」で主張する4つのモジュール構造を見ても、その問題は消えるどころか、むしろある種の「泥沼」にはまっているように思われます。
また、ハッペやフリスが提案している「中枢性統合の障害」という考え方は、自閉症の障害の特徴をそのまま「中枢性統合」という概念に置き換えて、さらにそれをそのまま「脳の中のモジュール」として仮定しているだけのように思われます。
続きがあります・・・
例えば、「心の理論」に基づくモデルは、「心を読む」という、あまりに高次の認知スキルに焦点を当てていて、そこに至る、あるいはそれを構成する、より低次の認知構造に問題の本質を置き去りにしているように思えます。バロン・コーエンが「マインド・ブラインドネス」で主張する4つのモジュール構造を見ても、その問題は消えるどころか、むしろある種の「泥沼」にはまっているように思われます。
また、ハッペやフリスが提案している「中枢性統合の障害」という考え方は、自閉症の障害の特徴をそのまま「中枢性統合」という概念に置き換えて、さらにそれをそのまま「脳の中のモジュール」として仮定しているだけのように思われます。
続きがあります・・・
2006年10月06日
新しい認知心理学から自閉症を考える(2)
ここで、「認知過程のシミュレーション入門」が指摘する、自閉症の「一般化障害仮説」の部分をもう一度引用してみます。
非常に教科書的に書いてあることもあり、ちょっと難解ですね。
少しずつかみ砕いて説明したいと思います。
続きがあります・・・
自閉症では、a1.抽象能力の低下と、a2.個別的で単純な知識をよく記憶しているという独特な症状が観察されている。他方、b1.いくつかの大脳領域で神経細胞の密度が薄くなっている。しかし、驚くことに、b2.学習と記憶に不可欠な海馬や扁桃核や嗅脳などの領域では、神経細胞の密度が濃くなっている。これら4要件のうちで、a1とa2は矛盾しているように思われる。b1とb2はまったく矛盾している。このような矛盾を、どのように要件を関係づけてみると解決できるだろうか? もちろん実験的に究明したいのだが、どのような変数を設定して、どのように操作したら適切なのか、さっぱり見当がつかない。このようなときにこそシミュレーションが必要になり、有効である。
学習(learning)と言うときには、経験したデータから変数間の関係をできるだけ正確に読み取ることができる抽象化(abstraction)の能力を意味する。同時に、その関係を新しいデータに応用することができる一般化(generalization)の能力も意味している。自閉症が表しているa1とa2の矛盾は、抽象化の能力は現れているが、一般化の能力が現れていないと考えると、かなり理解しやすくなる。シミュレーションの結果によると、驚くことに、情報量が適度に限定されていることが、一般化が可能になるための必要条件だった。過大または過小の情報量を与えられたときは、一般化の能力が損傷されてしまうのである。そうだとすれば、b1なのにb2だという矛盾こそが、自閉症を形成している中核の問題ではないかと見当がついてくる。つまり、一方の領域では、神経細胞の密度が薄くなって情報処理能力が低下している。ところが、他方の領域では、神経細胞の密度が濃くなって処理情報が増大している。このようなアンバランスが、一般化する能力を阻害しているのではないかと考えられる。そうならば、自閉症に実践的に働きかけるときは、関与させる情報量をできるだけ小さくして、繰り返しフィードバックを与えて、処理能力の活性化と増強を促進してゆくことが必要な心得になると理解できる。(初版23~24ページ)
非常に教科書的に書いてあることもあり、ちょっと難解ですね。
少しずつかみ砕いて説明したいと思います。
続きがあります・・・
2006年10月05日
新しい認知心理学から自閉症を考える(1)
コネクショニズム心理学に関する教科書的専門書、「認知過程のシミュレーション入門」の冒頭(第1章)に記載されていた、自閉症に関するコネクショニズムからの仮説には、かなりの衝撃を受けました。
この本は韓国出張中に読んでいて、実はこの部分はホテルのお風呂(海外式の浅くて寝そべって入るバスタブ)につかりながらくつろいで読んでいたのですが、読んだ瞬間、思わず「すごい!」とつぶやいてバスタブから起き上がってしまいました。
そして、急いで体を洗ってお風呂を出て、この部分の出典とされる「脳 回路網のなかの精神―ニューラルネットが描く地図」をホテルからすぐにAmazonで注文してしまいました。
この仮説は、一言でいうと「脳内での情報の抽象化の能力が、その脳の一般化能力に対して過剰に強いことによって一般化が障害されることが自閉症の原因である」というものです。
私が、なぜこの仮説にそれほど衝撃を受けたのか?
続きがあります・・・
この本は韓国出張中に読んでいて、実はこの部分はホテルのお風呂(海外式の浅くて寝そべって入るバスタブ)につかりながらくつろいで読んでいたのですが、読んだ瞬間、思わず「すごい!」とつぶやいてバスタブから起き上がってしまいました。
そして、急いで体を洗ってお風呂を出て、この部分の出典とされる「脳 回路網のなかの精神―ニューラルネットが描く地図」をホテルからすぐにAmazonで注文してしまいました。
この仮説は、一言でいうと「脳内での情報の抽象化の能力が、その脳の一般化能力に対して過剰に強いことによって一般化が障害されることが自閉症の原因である」というものです。
私が、なぜこの仮説にそれほど衝撃を受けたのか?
続きがあります・・・
2006年10月03日
環境知覚障害仮説:まとめページ
「環境知覚障害仮説」は、以前書いた「知覚の恒常性障害仮説」を一部修正・発展させた、「自閉症とはなにか?」に関する仮説です。
シリーズ記事を書いて掲載している最中に、自閉症の謎について、より脳に近いところまで掘り下げることのできる「一般化障害仮説」に到達してしまったため、内容的にやや中途半端になってしまった点は否めませんが、自閉症の現象面に対する考察としては今でも意味のある内容になっていると思っています。
このページは、ブログのトップページのリンクをスリム化し、あわせて読者の方の通読の便宜を高めるための、この仮説に関するまとめページです。ご活用いただければ幸いです。
続きがあります・・・
シリーズ記事を書いて掲載している最中に、自閉症の謎について、より脳に近いところまで掘り下げることのできる「一般化障害仮説」に到達してしまったため、内容的にやや中途半端になってしまった点は否めませんが、自閉症の現象面に対する考察としては今でも意味のある内容になっていると思っています。
このページは、ブログのトップページのリンクをスリム化し、あわせて読者の方の通読の便宜を高めるための、この仮説に関するまとめページです。ご活用いただければ幸いです。
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2006年10月02日
改めて自閉症の謎に取り組む(7)
自閉症の「謎」にアマチュアなりに頑張って切り込む(笑)、「環境知覚障害仮説」の全体像についてここで整理してみたいと思います。
ヒトは本来、生まれながらにして母親をはじめとする他人と関わる力を持っており、その能力は生まれた直後から発揮されます。
「ヒトと関わる」というのは本来、最も複雑な環境との相互作用であり、高度な知覚能力が求められるのですが、ヒトは種の歴史の過程で、この高度な能力を生得的に獲得できるように進化してきたのだと考えられます。
ところが、この能力が何らかの原因によって阻害される場合があります。それは、例えば脳のネットワークが環境からの情報刺激に対して「過敏すぎる」場合に起こります。
脳のネットワークが過敏すぎると、情報に含まれる小さな違いを、取るに足らないノイズとして無視することができず、本来「同じもの」として認識すべき対象を常に違うもの・新しいものとして認識してしまいます。
続きがあります・・・
ヒトは本来、生まれながらにして母親をはじめとする他人と関わる力を持っており、その能力は生まれた直後から発揮されます。
「ヒトと関わる」というのは本来、最も複雑な環境との相互作用であり、高度な知覚能力が求められるのですが、ヒトは種の歴史の過程で、この高度な能力を生得的に獲得できるように進化してきたのだと考えられます。
ところが、この能力が何らかの原因によって阻害される場合があります。それは、例えば脳のネットワークが環境からの情報刺激に対して「過敏すぎる」場合に起こります。
脳のネットワークが過敏すぎると、情報に含まれる小さな違いを、取るに足らないノイズとして無視することができず、本来「同じもの」として認識すべき対象を常に違うもの・新しいものとして認識してしまいます。
続きがあります・・・
2006年10月01日
改めて自閉症の謎に取り組む(6)

以前ご紹介した、この「相互作用の複雑さの階層図」と、ウィングの孤立型・受身型・積極/奇異型という行動類型との間には、対応を取ることができそうです。
ウィングの行動類型の話が続いているのは、それが重要だからということもありますが、それよりはむしろ、自閉症児の対人関係の発達の経路は「モノからヒトへ」という形で、環境とのかかわり方を徐々に学習していく過程であるという仮説に妥当性があることを確認するためです。
そして、このような発達経路は、自閉症児独自のものであって、恐らく健常児とはまったく異なったルートである可能性が考えられます。つまり、自閉症というのは「発達の遅れ」ではなく、まさに「発達の異常」である、と考えることが必要そうなのです。
続きがあります・・・
2006年09月28日
改めて自閉症の謎に取り組む(5)
子どもはなぜ、「心の理論」ができあがる前から、母親をはじめとするヒトと、有意義なかかわり方ができるのでしょうか?
その疑問に1つの答えを提示するのが、ギブソンの生態学的心理学、アフォーダンス理論です。
ギブソン心理学によれば、ヒトや生物は環境とのダイナミックな相互的かかわりの中で生きており、その「かかわっている」環境を直接知覚しています。従来型の認知心理学のように、ヒトは感覚からの入力を脳内で再構成して脳の中に「仮想的な外界の知覚」を作り出し、その仮想世界の中で認知を行なっている、とは考えないのです。
(つまり、私たちは映画「マトリックス」のような世界に生きているわけではない、ということです(笑))
ヒトが種として大いに繁栄したのは、高度に発達した脳の力によって、環境との非常に複雑なかかわりにまで対応できるようになったことが大きいでしょう。そしてその「非常に複雑なかかわり方(アフォーダンス)」が求められる最たる「環境」こそが、母親を筆頭とする「ヒト」なのです。
つまり、ヒトは進化により、ヒトと相互に関わる高度な能力を獲得したのです。
このことを、自閉症の障害と対比して考えると、こうなります。
続きがあります・・・
その疑問に1つの答えを提示するのが、ギブソンの生態学的心理学、アフォーダンス理論です。
ギブソン心理学によれば、ヒトや生物は環境とのダイナミックな相互的かかわりの中で生きており、その「かかわっている」環境を直接知覚しています。従来型の認知心理学のように、ヒトは感覚からの入力を脳内で再構成して脳の中に「仮想的な外界の知覚」を作り出し、その仮想世界の中で認知を行なっている、とは考えないのです。
(つまり、私たちは映画「マトリックス」のような世界に生きているわけではない、ということです(笑))
ヒトが種として大いに繁栄したのは、高度に発達した脳の力によって、環境との非常に複雑なかかわりにまで対応できるようになったことが大きいでしょう。そしてその「非常に複雑なかかわり方(アフォーダンス)」が求められる最たる「環境」こそが、母親を筆頭とする「ヒト」なのです。
つまり、ヒトは進化により、ヒトと相互に関わる高度な能力を獲得したのです。
このことを、自閉症の障害と対比して考えると、こうなります。
続きがあります・・・
2006年09月25日
改めて自閉症の謎に取り組む(4)
健常な赤ちゃんが、生後間もない頃から母親に相互作用的に働きかける能力を持っているのに対して、自閉症児の場合は少し違うようです。
ここで再び、「自閉症の三つ組」のローナ・ウィングに登場してもらって、彼女が示している自閉症児の行動パターンの3つの類型について考えてみましょう。
ウィングは、自閉症児の行動パターンを大きく3つの類型に分けました。それが、「孤立型」「受身型」「積極・奇異型」です。
この3類型を簡単に説明すると、こんな感じになります。
「孤立型」・・・・他人に関心を示さず、まるで他人がいないかのようにふるまう型。
「受身型」・・・・自分から他人に関心を示さないが、他人からの働きかけには対応する型。
「積極・奇異型」・自分から他人に関心を示し接近するが、その行動が奇異である型。
ここで、ウィングが指摘している重要なポイントは、一般に「孤立型」→「受身型」→「積極・奇異型」の順に知能が高い傾向があり、かつ、成長の過程の中でも、「孤立型」から「受身型」へ、あるいは「受身型」から「積極・奇異型」への行動パターンの移行が見られる(逆はめったにない)、という点です。
続きがあります・・・
ここで再び、「自閉症の三つ組」のローナ・ウィングに登場してもらって、彼女が示している自閉症児の行動パターンの3つの類型について考えてみましょう。
ウィングは、自閉症児の行動パターンを大きく3つの類型に分けました。それが、「孤立型」「受身型」「積極・奇異型」です。
この3類型を簡単に説明すると、こんな感じになります。
「孤立型」・・・・他人に関心を示さず、まるで他人がいないかのようにふるまう型。
「受身型」・・・・自分から他人に関心を示さないが、他人からの働きかけには対応する型。
「積極・奇異型」・自分から他人に関心を示し接近するが、その行動が奇異である型。
ここで、ウィングが指摘している重要なポイントは、一般に「孤立型」→「受身型」→「積極・奇異型」の順に知能が高い傾向があり、かつ、成長の過程の中でも、「孤立型」から「受身型」へ、あるいは「受身型」から「積極・奇異型」への行動パターンの移行が見られる(逆はめったにない)、という点です。
続きがあります・・・
2006年09月23日
改めて自閉症の謎に取り組む(3)
前回、「モノ」と「ヒト」とで違う行動をとれないということが、自閉症の症状の1つである「コミュニケーションの異常」につながる、ということを書きました。
では、前回のケースで、「子どもが持っているおもちゃを黙って奪って遊ぶ」という「間違った行動」の代わりに、本来とるべき行動とは何でしょうか?
それが、端的にいえば「ことばを話すこと」になります。これは音声言語に限ったことではなく、ジェスチャーや指差しなども含めた何らかの「表現」によって、相手に自分のメッセージを伝え、お互いが「合意」した上で行動をする、これがヒトを相手にした場合の「正しい」かかわり行動です。
だとすれば、ヒトに対してモノとは異なった行動をとらなければならない、という気づきに至っていない自閉症児にとっては「ことばを話そう」という動機がそもそも生じてこないことになりますし、仮にことばを学習したとしても、それはヒトと関わるためというよりは、自分のためのものとしてでしょう。当然、ことばの「使い方」にも異常が生じます。これが、自閉症のもう1つの症状である「ことばの異常」だと言えるのではないか、と思います。
続きがあります・・・
では、前回のケースで、「子どもが持っているおもちゃを黙って奪って遊ぶ」という「間違った行動」の代わりに、本来とるべき行動とは何でしょうか?
それが、端的にいえば「ことばを話すこと」になります。これは音声言語に限ったことではなく、ジェスチャーや指差しなども含めた何らかの「表現」によって、相手に自分のメッセージを伝え、お互いが「合意」した上で行動をする、これがヒトを相手にした場合の「正しい」かかわり行動です。
だとすれば、ヒトに対してモノとは異なった行動をとらなければならない、という気づきに至っていない自閉症児にとっては「ことばを話そう」という動機がそもそも生じてこないことになりますし、仮にことばを学習したとしても、それはヒトと関わるためというよりは、自分のためのものとしてでしょう。当然、ことばの「使い方」にも異常が生じます。これが、自閉症のもう1つの症状である「ことばの異常」だと言えるのではないか、と思います。
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2006年09月22日
改めて自閉症の謎に取り組む(2)
私が「知覚の恒常性障害仮説」を考えたきっかけは、自閉症のもろもろの症状というのは、実は「モノ」と「ヒト」への関わり方を区別することの発達障害という、たった1つの概念で説明できてしまうのではないか、と思い至ったところからでした。
この辺りを、もう一度説明したいと思います。
先日のある休日に私が見た光景の話をします。
総合スーパーやショッピングモールに行くと、よく小さい子どものためのスペースがありますね。柔らかいサークルで囲われて、中にも柔らかいマットがしいてあり、子どもが中で靴を脱いでブロックやおもちゃで遊ぶ、というスペースです。
小さい頃はよくうちもここで娘を遊ばせていたのですが、さすがに娘の体格も大きくなり、自閉症的な行動で他の子どもに迷惑をかけてしまうので、最近は全然遊ばせていませんでした。
ところが、先日はたまたま子どもがほとんど遊んでいなくて、昼食まで少し時間があったので、久しぶりに少し遊ばせてみたのです。
最初は、何の問題もなく遊んでいました。ところが、徐々に子どもの数が多くなり、ある条件が重なったときに、慌てて娘を抱えてそのスペースを離れなければならなくなりました。
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この辺りを、もう一度説明したいと思います。
先日のある休日に私が見た光景の話をします。
総合スーパーやショッピングモールに行くと、よく小さい子どものためのスペースがありますね。柔らかいサークルで囲われて、中にも柔らかいマットがしいてあり、子どもが中で靴を脱いでブロックやおもちゃで遊ぶ、というスペースです。
小さい頃はよくうちもここで娘を遊ばせていたのですが、さすがに娘の体格も大きくなり、自閉症的な行動で他の子どもに迷惑をかけてしまうので、最近は全然遊ばせていませんでした。
ところが、先日はたまたま子どもがほとんど遊んでいなくて、昼食まで少し時間があったので、久しぶりに少し遊ばせてみたのです。
最初は、何の問題もなく遊んでいました。ところが、徐々に子どもの数が多くなり、ある条件が重なったときに、慌てて娘を抱えてそのスペースを離れなければならなくなりました。
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| 子どもが自閉症かもしれない!どうしよう!という親御さんへのアドバイスはこちら 孫が自閉症らしい、どうしたら?という祖父母の方へのアドバイスはこちら |
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