2005年11月06日

感覚統合法を考える2冊の本+1(ブックレビュー)

昨日までの「抱っこ」に関して、感覚統合法の話題だけで長くなってしまったので、関連図書の紹介は別トピックにします。
1冊は感覚統合法の入門書、もう1冊は「自閉症の人の感覚異常」を自閉症の人自身が語っている興味深い本です。
最後に、娘の感覚統合訓練に、現在、非常に役立っているおもちゃも紹介します。

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入門 新・感覚統合法の理論と実践
著:坂本 龍生,花熊 暁
学習研究社 障害児教育指導技術双書

感覚統合法のテキスト。比較的高価な本が多い中で、2000円以下で買えて、しかも自閉症を専門に扱っている章が含まれています。著者は感覚統合法の第一人者。感覚統合法は万能ではなく課題も抱えているという点も率直に記載されており、信頼が持てる内容。
下記の本にあるとおり、自閉症の子は高機能であっても感覚に問題を抱えているわけですから、感覚統合法的なアプローチを自閉症の療育プログラムに含めることはとても大切だと思います。

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自閉っ子、こういう風にできてます!
著:ニキリンコ,藤家 寛子
花風社

二人の高機能自閉症(アスペルガー)の女性と編集者の座談会形式で進む、自閉症の人の感覚や思考回路がそうでない人とどう違っていて、どんなことで困っているのかをユーモラスに描いた本。まったく堅苦しくなく、気軽に読めます。
社会に出て活躍しているような高機能の人でも、相当程度の感覚異常があることが分かり、自閉症を理解するヒントとしてとても役立ちます。ただし、「自閉症の人はみんなこうなんだ」というとらえ方は危険でしょう。あくまで読み物、ヒントとして。


アンパンマン ポップンボール
トーホー

最近、急に「不安定な状態でバランスをとること」に興味を持ち出した娘に与えた、子ども用のバランスボール。取っ手がついていて、それをつかんでまたがって乗るのが「標準」の遊び方ですが、そんなことはお構いなし、足を乗せて手押し車のように遊んだり、壁に手をついて椅子の代わりにしたり、つかんで投げてバウンドさせて遊んだり、普段の姿からは考えられないほど「クリエイティブに」使いこなしています。
こういった遊びすべてが感覚統合には非常に有効だと考えられます。

※その他のブックレビュー等はこちら
posted by そらパパ at 09:31
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