2010年05月07日

花風社の浅見社長が我が家の療育に意見があるらしい件

大大大博士の本の出版準備にお忙しそうだからと、しばらく放っておいた花風社の浅見社長の件ですが、その後もブログやTwitterでの私への誹謗中傷は続いています(たくさんありすぎて改めて拾う気にもならないので、「集大成」的なこのエントリや、こちらに残っているツイートをご覧ください)。
最近では、我が家の療育、我が家の娘への働きかけについても、いろいろとご意見をおっしゃりたいようです。

今日のブログのエントリで、こんなことが書かれていました。

奇跡のような出会い-定型発達者もつらい…かな? 花風社・浅見淳子のブログ
同じような重度の障害を持つそらパパさんのホームページを読んで目の前が暗くなりました。ホームページでいろんな方の相談を受け、たくさんの本を読み、本を出し、講演している一生懸命なお父さんのお子さんでも奥様のブログを読むと決して良い療育の成果が出ているようには思えませんでした。

これは、浅見社長が受け取ったメールの転載だそうですが、仮に転載だとしても、わざわざ許可をとって、そのうえで転載しているわけですから、「掲載したいから掲載した」意見だということになりますよね。
それも、「発達障害を支援する」出版社の社長が書くブログに、私を名指しして掲載しておられるわけです。

私や私の家族が、娘の療育で苦労しているのはたしかに事実です。
まったく環境からの刺激に対して反応がなく、食べ物をくちびるにくっつけると初めて口を開けるという反応がある、というところから(娘は心身重複がなかったので「重度」判定でしたが、知的水準だけを見れば当初は「最重度」との境界水準でした)、地道に鏡を見せたりマッチングのトレーニングなどの家庭療育を始め、門眞一郎先生のHPなどで絵カードを使った「PECS」の存在を知り、当時は日本語訳がなかったのでペーパーバックを取り寄せて読んで実践し、「絵本の名前言わせ」遊びを通じて徐々に音声言語を教えました。

それでも、「治る」ことを期待する親御さんから見れば、いまの娘の状態は「良い療育の成果が出て」いないように映るかもしれません。
でも、私や家族はそうは思っていません。
繰り返しますが、娘の最初の状態は、「環境からの刺激に対する反応」という観点からいえば、活動レベルはほぼゼロだったのです。
そんな娘も、今ではおやつが食べたいと親に言語と絵カードで要求し、タイムタイマーの絵カードを見ながらレストランで食事を待ち、特別支援学校に通ってすべての活動に参加できるまでになりました。昨日は、こんな嬉しい「事件」もありました。
さっき娘が、自分でトイレに行って、自分で服を脱ぎ、自分で用を足して自分で水を流してた(まだうまく拭けないけど)。ここまでできるのはけっこう珍しい。
sora_papa posted at 2010/5/6 20:12:09

私たち家族にとっては、娘は困難のなかでたくましく発達している、眩しい存在です

ただし、こういう話題は、ブログには滅多に書きません。
なぜなら、これらは単なる「エピソード」であって、それをそのまま単に紹介したとしても、他の人にとって有効な「ソリューション」にならないことが多い、と考えているからです。
当ブログの記事は、療育の一般論的なものが中心で、娘との日々の療育がどのようなものであるかは少々見えにくいかもしれません。でもそれは意図的にやっていることであって、私にとって「日々の療育」と「療育理論やクリティカル・シンキング、EBM」とは密接につながっています
もっと平たく言えば、前者(日々の療育)は妻のブログが担当していて、後者の部分だけを私のブログが担当している、ということです。
妻のブログでは、妻と娘が写っている写真がたくさん掲載されていますが、その写真を誰が撮っているのか?を考えていただければ、私の日々の生活のなかで娘や家族と過ごす時間のウエイトはとても大きい(ブログに書いていないだけ)ことをご理解いただけるんじゃないかと思います。

さて、雑談が長くなりすぎました。
ともあれ、花風社の浅見社長は、「発達障害を支援する」出版社の社長というお立場から、我が家を名指しして、療育がうまくいってないんじゃないかという話題を掲載されました。その部分だけをカットすることもできたと思いますが、あえて掲載されているわけです。
これは、我が家の療育に対する一定の「意見表明」ですよね。

そういえば、浅見社長は常々、このようなことをおっしゃっています。
だって「みんな違ってみんないい」んでしょ?

少なくともどっちかの意見の人が、同じ意見にならないからと言って、片方を非難することは無益だと私は見ていて思う。

今回の、我が家の個人的な療育の良し悪しについての「意見表明」は、この発言と矛盾してはいないでしょうか。
それとも、上記の発言は浅見社長にとって「コミットメントのない意見」なのでしょうか。

そういえば、少し前に浅見社長はこんな発言をされていました。
繰り返し発言されて既成事実化されようとしてるようですが、私が「効きました!」という親御さんを「定期的に」「フクロにしている」という事実はありません
「フクロにしている」という表現も下品であまり使いたくありませんが、具体的にどの一連のコメントが「効きましたという親御さんをフクロにしている」のか、指摘していただきたいと思います。
当ブログはコメント欄をオープンにしていますので、コメントをいただいたらお返ししなければなりません。いただいたコメントの内容によっては、お返しするコメントに批判的なフレーズが含まれることはあります。また、エントリによっては激しい議論の応酬となる場合もあります。でも、いずれについても、「効きましたという親御さん」を「フクロにする」ためにやっているものではありません。
そもそも、コメント欄の議論を「フクロにする」といった闘争の構図でしかご理解いただけないということ自体が、ブログのコメント欄の存在の意義についての認識に大きなずれがあることを感じます。
ところで、これまでの一連の私への誹謗中傷に加えて、最近はこのエントリ今日のエントリをはじめとする「さまざまな声」も加えて攻撃を加速していらっしゃいますが、こちらのほうがよほど「フクロにする」という表現が適切だと思いますが、どうでしょうか。
それとも、「親御さんをフクロにするのはよくない」という発言もまた、「コミットメントのない意見」なのでしょうか。

さて、今回のエントリに対して恐らく浅見社長サイドからは、「私が同じことを大地ママさんにやったんだ」といった反論が出されるでしょう。でもそれも正しくありません。
私があのブックレビューで批判したのは、誤解を招くような編集のされ方に対してであって、療育の部分に対しては淡々としたレビューのみ書いています。
これも、浅見社長は繰り返し発言することで既成事実化しようとされているようですが、ちゃんとソースにあたれば、どちらが正しいかは自明でしょう。
「編集への批判」ということについて言えば、私のブログのコメント運営について、具体的引用もせずに中傷的な発言を繰り返されることと、ブックレビュー1つ書いただけで「編集権の侵害だ、訴える」とおっしゃることも矛盾してませんか? それとも、私のブログ運営へのご批判もすべて「コミットメントのない意見」なんでしょうか。

うーん、何だかこうやってみると、浅見社長の私への誹謗中傷は、どれも客観的事実がなく、矛盾だらけのものばかりだと言わざるを得ません。
私に対しては、訴訟をちらつかせてまで「警告」されたのに、ご自身は客観的事実のない誹謗中傷を繰り返されるというのは、この「警告」自体も、「コミットメントのない発言」だったのかな、と思います。(ちなみに私は「警告」に対して、きちんと浅見社長の発言ソースを引用し根拠を示しています。)

なお、これまでの花風社の浅見社長の私への「攻撃」については、こちらにまとめてあります。

※追記

本件記事以降も、浅見社長のブログでは私への執拗な攻撃が続いていますので、エントリだけリンクしておきます。

発達障害者支援のために (5/8)

読者から託されたメール (5/9)

愛甲修子さんによるあとがき (5/12)

大地君からみのもんたさんへのお手紙 (5/13)

吹き込むわけないでしょ (5/14)

大地君からそらパパへの手紙 (5/15)

白くま母さんより読者の方への手紙(5/21)

まっとうな本(5/22)

安心しましたって(5/25)

5/15の「手紙」についてのお答えは、以下のツイートになります。
私自身、とても心を痛めているので多くを語らないでおこうと思いますが、1.私が彼のことを悪く書いた事実はないこと、2.議論はオープンにやっていて、それは「文句」ではないこと、3.「手紙」はクローズドであるべきだと思うこと、4.最後の行の*に嫌な気分になったこと、だけ述べておきます。
sora_papa posted at 2010/5/15 10:15:20
posted by そらパパ at 22:11
"花風社の浅見社長が我が家の療育に意見があるらしい件"へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
子どもが自閉症かもしれない!どうしよう!という親御さんへのアドバイスはこちら
孫が自閉症らしい、どうしたら?という祖父母の方へのアドバイスはこちら

fortop.gif当ブログの全体像を知るには、こちらをご覧ください。
←時間の構造化に役立つ電子タイマー製作キットです。
PECS等に使える絵カード用テンプレートを公開しています。
自閉症関連のブックレビューも多数掲載しています。

花風社・浅見淳子社長との経緯についてはこちらでまとめています。

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。