2005年12月18日

自閉症児の親によるまんが3冊(ブックレビュー)

最近、自閉症に直接関係する本をあまり紹介していないので、けっこう以前に読んだものばかりですが、まんがをまとめて3冊紹介します。

oyabaka.jpg


うちの子かわいいっ親ばか日記―自閉症児あやの育児まんが
著:あべ ひろみ
ぶどう社




中村さんちの志穂ちゃんは―自閉症のある娘との喜怒“愛”楽な日々
著:中村 由美子
全国コミュニティライフサポートセンター




イケイケ、パニッカー―自閉症の子育てマンガ&エッセイ
著:高阪 正枝
クリエイツかもがわ


これら3冊のまんがの最大の特徴は、すべて自閉症児の親本人によって書かれている、ということであり、それはつまり、すべてノンフィクションである、ということを意味します。
あの有名なまんがが入っていませんが、それはこの定義に当てはまっていないのが理由です。

3人とも、プロの漫画家ではないので絵はけっして上手ではないのですが、どの作品もいやみがなく、親としての愛情にあふれており、かつ実際に子育てをしている本人だからこそ感じられる迫力にあふれています。

それぞれ、主として取り上げられているのは日々の何気ない事件、子育ての苦労などで、肩の力を抜いて気楽に読めます。一般の方が、まんがを楽しみながら、自閉症児の子育てはどんな苦労やどんな「喜び」があるか、そんなことを感じてもらうのにもいいかもしれません。そういう意味では、気軽な「エッセイまんが」と言っていいと思います。

ただ、よく読んでみると、それぞれのお子さんがどんな療育を受けているかも垣間見えて興味深いですね。
例えば、「うちの子かわいいっ・・・」では、まんがを書いているお母さん自身が熱心にロヴァース的な行動療法に取り組んでいます。この3冊の本の中では、一番「療育まんが」というポジションに近いですね。(実は、このブログで紹介している課題の作り方なんかについても、ちょっと参考にさせてもらっています。)

一方、最後の「イケイケ、パニッカー」に関しては、まんがを見る限り、非行動療法的な、受容スタイルの療育が行なわれているように見えます。

なお、個人的なおすすめの度合いは、上で並んでいる順番と同じです。(うちの子・・・が一番オススメ)

※その他のブックレビューはこちら
posted by そらパパ at 16:20
"自閉症児の親によるまんが3冊(ブックレビュー)"へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
子どもが自閉症かもしれない!どうしよう!という親御さんへのアドバイスはこちら
孫が自閉症らしい、どうしたら?という祖父母の方へのアドバイスはこちら

fortop.gif当ブログの全体像を知るには、こちらをご覧ください。
←時間の構造化に役立つ電子タイマー製作キットです。
PECS等に使える絵カード用テンプレートを公開しています。
自閉症関連のブックレビューも多数掲載しています。

花風社・浅見淳子社長との経緯についてはこちらでまとめています。