2012年11月19日

娘がタブレットを使えるまで (13)

今回のシリーズ記事では、我が家の娘がAndroidのタブレットを使えるようになるまでの長い長い道のり(笑)を振り返りながら、これからお子さんの療育にタブレットを使ってみたい、と考えている親御さんへのガイドになるような話題を書いています。
今回で13回目の記事になります。


SMT-i9100
au(SAMSUNG)
↑我が家の療育で使っているAndroidタブレットはこちら。安価でバッテリー長持ちなのがポイントです。

さて、前回のエントリでは、実際にタブレットを療育に活用していくにあたっては、「バックアップ体制」、つまり、いろいろな「小さなトラブル」があっても、タブレットを使う環境が維持できるような配慮をしておくことが重要だ、ということを書きました。

具体的には、以下の4つです。

1)バッテリーの長持ちするタブレットを選ぶ。
2)バッテリーの長持ちするタブレット設定を行なう。
3)タブレット2台体制で運用する。
4)他の端末にも療育環境を構築する。


このうち、1)から3)までは、前回の記事で触れましたので、今回は残る4)について書いていきたいと思います。

続きがあります・・・


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2012年11月12日

娘がタブレットを使えるまで (12)

今回のシリーズ記事では、我が家の娘がAndroidのタブレットを使えるようになるまでの長い長い道のり(笑)を振り返りながら、これからお子さんの療育にタブレットを使ってみたい、と考えている親御さんへのガイドになるような話題を書いていこうと思っています。


SMT-i9100
au(SAMSUNG)
↑ちなみに、我が家の療育で使っているAndroidタブレットはこちらです。中古価格もすっかり安くなって買いやすくなりました。今回の記事では、たくさんあるタブレットの中から「あえて」この機種を選んでもいい理由についても書いていきたいと思います。

さて、タブレットでの音楽鑑賞が、娘にとって大切な余暇活動、楽しみになっている現状では、そのタブレット活用環境を安定的に運用できるような「バックアップ体制」を構築しておくことも重要だと思っています。

娘が「いま退屈だからタブレットで音楽を聞きたい」「待ち時間を落ち着いて過ごすために音楽を聞いていたい」と思ったときに、できる限り確実にその環境を提供できる(いざというときにタブレットが使えないという状況をできるだけ生じさせないようにする)よう、我が家ではいくつかのバックアップの仕組みを整えています。

続きがあります・・・
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2012年11月05日

娘がタブレットを使えるまで (11)

今回のシリーズ記事では、我が家の娘がAndroidのタブレットを使えるようになるまでの長い長い道のり(笑)を振り返りながら、これからお子さんの療育にタブレットを使ってみたい、と考えている親御さんへのガイドになるような話題を書いていこうと思っています。


SMT-i9100
au(SAMSUNG)
↑ちなみに、我が家の療育で使っているAndroidタブレットはこちらです。中古価格もすっかり安くなって買いやすくなりましたし、バッテリー持ちが非常にいいのは療育の目的には最大の強みになります。

さて、我が家で療育に使っているアプリは、YouTubeアプリと、「MX動画プレイヤーPro」というアプリだ、という話は前回も書きました。

この後者のアプリは、端末に保存された動画を再生することができるアプリです。

療育ツールとしてこのアプリをみたときに最大の強みとなるのが「非常に細かく設定を変更できる」こと、それにより「できるだけ余計な操作ができないようにして、操作を失敗してわけがわからなくなることを回避する」ような設定にすることができる、という点です。


↑非常に細かい設定ができるのが「MX動画プレイヤーPro」のいいところです。

今回は、実際に我が家のタブレットに設定している内容を、なぜその設定にしているのかという理由つきでご紹介していきたいと思います。
(なお、設定のうち、特に意味がなく、デフォルト(初期状態)のまま変更しないものについては、説明を省略しています。また、広告入りの無料版「MX動画プレイヤー」でも、設定はほぼ同じだと思われます。)

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2012年10月22日

娘がタブレットを使えるまで (10)

今回のシリーズ記事では、我が家の娘がAndroidのタブレットを使えるようになるまでの長い長い道のり(笑)を振り返りながら、これからお子さんの療育にタブレットを使ってみたい、と考えている親御さんへのガイドになるような話題を書いていこうと思っています。


SMT-i9100
au(SAMSUNG)
↑我が家の療育で使っているAndroidタブレットはこちらです。中古価格がこなれていて、バッテリー持ちが非常にいいことが最大の強み。

さて、音楽が大好きな娘にタブレットを「趣味のツール」として使ってもらおうということで、娘にとってのタブレットは、「音楽の動画が見られる楽しい機械」ということになります。

そして、その目的のために、我が家で使っているAndroidアプリは、公式(Google純正)のYouTubeアプリと、こちらの動画再生アプリです。

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2012年10月15日

娘がタブレットを使えるまで (9)

今回のシリーズ記事では、我が家の娘がAndroidのタブレットを使えるようになるまでの長い長い道のり(笑)を振り返りながら、これからお子さんの療育にタブレットを使ってみたい、と考えている親御さんへのガイドになるような話題を書いていこうと思っています。

娘にAndroidタブレット「SMT-i9100」を手渡すにあたって、何より最初に考えなければならなかったことは「不用意にハードキーに触れることを避けること」でした。


SMT-i9100
au(SAMSUNG)

規格が1種類しかないiPadとは異なり、Androidタブレットは、機種によってハードキー(本体についている操作系のボタン、スイッチ類)が異なります。

SMT-i9100の場合、横に持ったときに、本体のエッジ部分の上辺左側に電源スイッチ(ハードスイッチ)、左辺上側にボリュームスイッチ(シーソー型のハードスイッチ)、タブレット表面の額縁部分の右サイドに検索、戻る、ホーム、メニューの4つの機能ボタン(タッチボタン)があります。

SMT-i9100のボタンレイアウト
↑SMT-i9100のボタンレイアウトです。

このうち、電源スイッチとボリュームスイッチは、よほど意識的に操作しないと反応しないと思われますが、タブレットの額縁部分にあるタッチボタンについては、普通にタブレットを両脇からつかんだだけで触れてしまいますから、そのままだと意図せずにアプリを終了させてしまったりメニューが立ち上がったりしてしまいます。

幸いなことに、これらのボタンは(物理的に押し込む)ハードキーではなく、(触れることで反応する)タッチパネルのボタンになっていますので、簡単な対策があります。

それは、

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2012年10月08日

娘がタブレットを使えるまで (8)

今回のシリーズ記事では、我が家の娘がAndroidのタブレットを使えるようになるまでの長い長い道のり(笑)を振り返りながら、これからお子さんの療育にタブレットを使ってみたい、と考えている親御さんへのガイドになるような話題を書いていこうと思っています。

タブレットで音楽を楽しむ娘

さて、前回のエントリで書いたとおり、我が家で娘の療育のために導入したAndroidタブレット「SMT-i9100」を使って、音楽が大好きな娘に音楽の動画を見せ、タブレットに興味を持ってもらうという「最初のステップ」は、思った以上にうまくクリアすることができました。


SMT-i9100
au(SAMSUNG)

次のステップとして目指したいのは、

・親が操作するのを見ているのではなく、自分で操作すること

です。

ただ、これは娘の場合、簡単なことではないように思われました。

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2012年09月24日

娘がタブレットを使えるまで (7)

今回のシリーズ記事では、我が家の娘がAndroidのタブレットを使えるようになるまでの長い長い道のり(笑)を振り返りながら、これからお子さんの療育にタブレットを使ってみたい、と考えている親御さんへのガイドになるような話題を書いていこうと思っています。

前回は、我が家で療育のために使うタブレットとして、auが販売していたSMT-i9100というタブレットを選んだ(その理由も)という話を書きました。


SMT-i9100
au(SAMSUNG)

前回も書きましたが、動作が安定していて、バッテリーが非常によくもつ、さらにスピーカーが裏側ではなく横についているので、テーブルとかにべったりと置いても、それなりにちゃんと音が聞こえる点などが、娘の療育目的にはとても向いているタブレットでした(あと、もちろん「壊されてもぎりぎり我慢できる程度に安価だった」というのも大きかったですね)。

さて、このタブレットを手に入れたわけですが、これを娘に使わせるためには、本当に娘が好きなことを、スモールステップで教えていくしかないだろう、と覚悟を決めていました。

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2012年09月17日

娘がタブレットを使えるまで (6)

今回のシリーズ記事では、我が家の娘がAndroidのタブレットを使えるようになるまでの長い長い道のり(笑)を振り返りながら、これからお子さんの療育にタブレットを使ってみたい、と考えている親御さんへのガイドになるような話題を書いていこうと思っています。

さて、前回、iPod Touchのいい点・悪い点を考慮して、いよいよ娘の療育に本格的にチャレンジしてみる(ただしうまくいくかどうかは未知数)ためのガジェットとして、「7インチのAndroidタブレット」を導入してみることにした、という話をしました。

いくつかの機種を候補にあげ、実際に試したりしてみていたのですが、最終的に、実際に娘に使うことにしたのは、この機種でした。


SMT-i9100
au(SAMSUNG)

このタブレットは、auが2011年3月(今調べたら、なんと「11日」になってました。ちょっとびっくり)に発売した、7インチAndroidタブレットです。

auが出しているタブレットですが、3G回線(契約して使うデータ通信回線)は最初から入っておらず、純粋にWifiだけを使う「買いきり仕様」となっています

そして...まったく売れなかったようで、すぐに叩き売られるようになった模様です。au携帯を新規契約したときの「オマケ」としてタダで配っていたりしたみたいですね。

で、それがオークションや中古市場に格安の価格で流通するようになって、現在に至っている、というわけです。

ですので、国内仕様のAndroidタブレットとしては、非常に安く手にいれることができます

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2012年09月10日

娘がタブレットを使えるまで (5)

今回のシリーズ記事では、我が家の娘がAndroidのタブレットを使えるようになるまでの長い長い道のり(笑)を振り返りながら、これからお子さんの療育にタブレットを使ってみたい、と考えている親御さんへのガイドになるような話題を書いていこうと思っています。

iPod Touchを導入し、一部娘にも使わせてみて、おおよそわかったことは、全体的に、もっと大きな画面であれば娘にも扱えるかもしれない、ということでした。


iPod Touch
Apple

まず、大きな画面で動画が動いていれば、小さな画面よりも娘の注目を受けやすくなるだろう、というのが一点目。

そして、タッチパネルの操作についても、微細運動が得意でない娘にとってはスマートフォンの画面サイズでの操作はなかなか厳しいため、より大きな画面ならミスタッチを減らすことが期待できる、というのが2点目。

そうなると、これはもうタブレットしかないでしょう、ということになるわけですが、タブレットはタブレットで気になる点がありました。

タブレットはスマートフォンより大きく、重くできています。当然、そのぶん、落としてしまうリスクはスマートフォンより高いと考えられます。
もともと、手に持ったものをくるくる回したり落としたりといったことが多い娘ですから、最悪の場合、落として壊されてしまうリスクを考えなければなりません。

で、そうなってくると、「万一壊されても惜しくないと思える価格帯」であることと、「あまりに大きく重すぎないサイズ・重量感」が大事になってきます。

この観点から、iPod Touchの延長線としてiPadを導入する、という選択肢が消えました。


The new iPad
Apple

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2012年09月03日

娘がタブレットを使えるまで (4)

今回のシリーズ記事では、我が家の娘がAndroidのタブレットを使えるようになるまでの長い長い道のり(笑)を振り返りながら、これからお子さんの療育にタブレットを使ってみたい、と考えている親御さんへのガイドになるような話題を書いていこうと思っています。

さて、音楽が大好きな娘に「音楽鑑賞」の趣味・余暇活動を作っていきたいという取り組みですが、「幼児向け音楽モジュールおもちゃ」(成功)、「一般むけ音楽ガジェット」(失敗)、という過程をへて、次に試したのが、「iPod Touch」でした。


iPod Touch
Apple

iPod Touchがどういうガジェットなのかについて、意外と知られていない部分もあると思うので解説したいと思います。

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2012年08月27日

娘がタブレットを使えるまで (3)

今回のシリーズ記事では、我が家の娘がAndroidのタブレットを使えるようになるまでの長い長い道のり(笑)を振り返りながら、これからお子さんの療育にタブレットを使ってみたい、と考えている親御さんへのガイドになるような話題を書いていこうと思っています。

さて、前回は、「タブレットの前」の療育グッズとして、「音源モジュールおもちゃ」というものがあり、実際に娘がこのモジュールおもちゃをとても気に入って使い倒していたことを書きました。



これらモジュールおもちゃは、もちろんタブレットよりははるかに単純なものですが、それでも「パネルの特定の場所を押すと決まった反応がある」、あるいは「パネルを押す、という行為が自分にとって嬉しい結果(例えば、音楽が流れるなど)をもたらす」といった経験を与えてくれるものですし、紛れもなく「タッチパネル」でもありますから、タブレットの操作の最重要要素である「タッチパネル操作」の基礎的スキルをつけるには、格好のグッズだったと思っています。

ですので、療育でお子さんにタブレットを使わせてみたい、とお考えの親御さんは、まずはこれら「モジュールおもちゃ」を、タブレット療育の第一歩、タッチパネル操作の練習グッズとして使うことを検討されてもいいんじゃないかと思います。
幼児向けですから壊れにくくできていますし、コスト的にもはるかに安いですから、安心してお子さんに与えることができると思います。

さて、モジュールおもちゃを使いこなせるようになった娘ですが、「ここから先」が大変でした

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2012年08月20日

娘がタブレットを使えるまで (2)

今回のシリーズ記事では、我が家の娘がAndroidのタブレットを使えるようになるまでの長い長い道のり(笑)を振り返りながら、これからお子さんの療育にタブレットを使ってみたい、と考えている親御さんへのガイドになるような話題を書いていこうと思っています。


↑少し前の写真ですが、タブレットで音楽鑑賞している娘の写真です。

ここで、本来の話題に入る前に、最近リリースされた「タブレットで療育」に使えそうなグッズの情報をご紹介したいと思います。


PDA-IPAD312BL
サンワサプライ

iPadのカバーです。
子どものための安全カバー、という位置づけのカバーで、厚くて柔らかい素材は耐衝撃性能をもち、持ち運ぶためのハンドルもついていて、お子さんにタブレットを与えたときに非常によく起こる(我が家でもしばしば発生しています)「持ちはこんでいる最中にうっかり落としてしまう」という事故に備えることが可能です。

さらにいいことは、このケースではホームボタンの上にもカバーがつきますので、お子さんが意図せずホームボタンをさわることでホームボタンを押してしまう(と、アプリが強制終了してしまう)アクシデントをある程度避けることができる点です。

少し工作をして、このカバーの下にブリッジ型のプラ板か何かを仕込めば、ホームボタンを「押せなくする」ような加工も、おそらく可能だと思います。

我が家では、iOSではなくてAndroidのタブレットで娘が慣れてくれたので、療育目的でiPadを導入することは当分はないと思いますが、逆にiOSのアプリや操作性にお子さんが慣れた場合には、高価なiPadを事故から守るため、こういったケースを導入することは意味があると思います。

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2012年08月13日

娘がタブレットを使えるまで(1)

この話題、ガジェットブログとどちらに書くか迷いましたが、療育とダイレクトにつながっているので、こちらに書くことにしました。

我が家では、現在、娘の余暇ツールとして、こちらのAndroidタブレットが大活躍しています。


SMT-i9100
au(SAMSUNG)

Android2.2搭載の7インチタブレットです。
auが販売していたものですが、3G回線の契約の必要がないWifi専用買い切り端末ですので、本体価格以外にはかかる費用はありません。(その代わり、Wifiの使える場所専用です)
新品も安く売っていますし、たくさん流通している中古なら、かなり安く手に入りますので、もしかすると壊されてしまうかもしれない療育用途にはぴったりです。


↑我が家では、実際にはこんな感じで使わせています。

それまで娘には、空いた時間に一人で楽しめる趣味らしい趣味がなくて(少し前までは絵本を読むことで時間をつぶせたようですが、それも飽きてきたようであまり長時間絵本を見なくなりました)、長い休み期間(夏休みなど)は特に、時間をもてあますことが多くて困っていたのですが、タブレットを操作できるようになって、余暇をかなりうまくつぶせるようになりました。

娘は、このタブレットで、大好きな音楽の動画を見るのが楽しみになっています。

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2010年11月01日

別提案ができること

今週も先週に引き続き、娘の日々の療育について。
私自身にとってもちょっと想定外の展開ですが、先週もまた1つ、私たち親の予想をいい形で裏切る娘の成長を垣間見ることができた事件があったので、そのことを書いてみたいと思います。

娘は自分と私が家にいる日(=休日)になると、朝から私がパソコンを使っている部屋にやってきて近くでうろうろして、「おでかけしたい」オーラを出しまくります(笑)。
我が家の「おでかけ」には大きく2種類あって、1つは高速道路に乗って遠くまで出かけて、場合によっては夜まで外で過ごすような「とおで」と、もう1つは昼前に外出して近所のショッピングセンターで昼食&夜の食事等の買い物を済ませるだけの「かいもの」です

娘はもちろん圧倒的に「とおで」が好きで、そうやってうろうろしているときに「なに?」と聞くと(娘は、「なに?」という問いかけに対するイントラバーバルで、結構いろんなことが答えられるのです)、いつも「とおで!」と主張します。
残念ながら遠くまででかけられないときで、どうしても答えてあげなければいけないときは、やむなく「とおで、ないよ」と答えるわけですが、そうなるといつも娘はパニックしてしまって、代わりに「かいもの」と言ったり絵カードを出したりして代替案を示しても、なかなかパニックは収まらず、ようやく収まったところで買い物に連れて行くとしぶしぶ付いてくるという感じです。
ただ、家にいるよりは「かいもの」の方がずっと好きですし、近場といっても一度出かけたら戻ってくるまで2時間くらいはかかるので、出かけてしまえばそれなりに満足して楽しんでいるようです。

先週土曜日のことです。

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2010年10月25日

「いたい」と言えること

今日は、絵カード療育のシリーズ記事の続きを掲載しようと思っていたのですが、たまたまちょっと印象に残る「事件」が発生したので、そちらを書こうと思います。

今日、学校から急に連絡があり、何があったのかと思っていたら、娘が体育ホールで遊んでいるときに遊具にむこうずねをぶつけて、ちょっとしたケガをしてしまったそうです。
保健室でしばらく冷やして様子を見ていたそうですが、ひどいアザはできたものの、特に骨などには異常はないようで、帰宅後の様子を見ている限り、特に心配はなさそうです。

で、そのときの状況ですが、どうやら先生が目を離したすきにケガをしたらしく、先生は娘が痛みにギャーと叫んだところで気がついて、あわてて娘の様子を見に行ったということらしいです。

そしてそのとき、娘は先生にむかって「いたい」と言ったそうです。

私はその話を聞いて、ケガをしてしまったことはさておき、「いたい」とちゃんと言えたことはすごくいいことだな、と思いました。


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2010年09月13日

シャンプーハット作戦

最近ちょっとネタ切れ気味なので(笑)、普段なら妻がブログで書くような娘との日々の療育の話題の1つを、少し整理して書いてみたいと思います。

娘は小さい頃から、お風呂で頭を洗うときにシャンプーハットをかぶらせていました。
そして、これを使わずに頭を洗えるようになることが、長いあいだ、私たちにとってのチャレンジの1つでした。

これが難しい理由は、娘には「シャワーの水が頭にかかっているとき(時にシャンプー成分が残っているとき)には、目を閉じるという習慣がなく、シャンプー中も目を開けており、たまにアクシデントでシャワーの水が目に入ると大パニック、ということが続いていたからです。

加えて、「目を閉じたままでいる」というのは、ことばが通じない娘に教えるのは非常に難しい「行動」です
「まばたきする」であれば、動作模倣ができるようになった娘には比較的簡単に教えることができるのですが、「目を閉じたままでいる」の場合、

・長い時間同じことを続ける行動である(長い行動を覚えるのは娘にはなかなか難しい)
・正しい行動をしている間、目が見えない(教える側のフィードバックが難しい。「よし」とか言うとその時点で目を開けてしまう)


といった難しさがあるので、なかなかうまく教えられません。(まあ、少しずつ目を閉じる時間を延ばしていくようなアプローチも可能だったのかもしれませんが、いずれにしても難しい指導になるということで、つい先送りしていた、という側面もあります。)

さらに、実際にシャワーを頭から浴びることは、娘にはかなり「怖い」ことのようで、シャワーで少しでも顔に水がかかろうものなら、立ち上がって狭いお風呂のなかを叫びながら逃げ回るような状態になってしまい、下手にトレーニングを強行すると、お風呂に入ること・頭を洗うこと自体を嫌いになってしまう危険性がありました。

ともあれ、そんな状態で解決の糸口がなかなか見つからず最近まできてしまっていたのですが、娘も小学生になり、できるだけ身体も自分で洗ってもらいたい(もちろん頭も)し、今後の学校の研修旅行などではできればシャンプーハットなど使わなくても済むようにしたい、ということで、何とかシャンプーハットを外して、直接シャワーを顔にかけられるようになるトレーニング方法を模索していました。

すると、チャンスは、ちょっと意外なところからやってきました。

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2009年09月18日

ソフトクリーム

全然なにげない、日常の風景の話です。

私の駅までの通勤ルートで、いつも歩く幹線道路沿いを、いつもと少しだけ違うコースで歩いていたら、とある喫茶店の店先にソフトクリーム看板(ソフトクリームの形をした大きな立体の模型のことです。どう呼ぶのか分からずネットで調べてしまいました(笑))が出ているのを見て、ちょっと笑ってしまいました。
観光地でもなく、子どもをターゲットにした店でもない、ごく普通の喫茶店に、ちょっと場違いなソフトクリーム看板が出ていたからです。

softcream.gif
↑これは公園で見た、ソフトクリーム看板。

でも、そうやってソフトクリーム看板にちょっと注目してみて、実はこの「ソフトクリーム看板」って侮れないな、と思ったのです。

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2009年08月21日

ねこまんまの話題

妻のブログに、娘が最近、自分でごはんを味噌汁につけて「ねこまんま」にして食べている、という記事が載っていました

妻は気を使って伏せて書いたようですが、これは、私がやっていたのを娘が真似した可能性が高いです(笑)。
夕食を食べていて、おかずを食べきったのにごはんと味噌汁が余ってしまったときなどに、自宅の気軽さでねこまんまにして食べたりすることがあった(そしてそれを、欲しがる娘にあげることもあった)のですが、どうやらそれに味をしめて、自分でやるようになったようです。

まあ、確かに行儀のいいことではありませんし、私自身も最近は「悪い手本」にならないよう自粛しているのですが、見た目の印象が悪いということを横に置けば、これはなかなか素晴らしいことなんじゃないかな、と個人的には思ったりもしています。

まず、これは相当高度な「模倣」だということ。
当然、こちらからプロンプトをやってもいないですし、わざわざに注目させたりもしていないわけですから、自分で観察して、自分でゼロから模倣した、ということになります。

次に、やっていることが結構高度な「微細運動」だということ。
娘は、スプーンで茶碗のごはんをすくって、それを味噌汁に軽く通して、そのままスプーンで食べています。スプーンからごはんをこぼさずに、かつ、ちゃんと味噌汁につけて「ねこまんま」として食べるためには、強すぎず弱すぎずの繊細な「スプーンさばき」が必要です。もともとあまり微細運動が得意ではない娘にしては、ずいぶん器用なことをやっているなあ、と感じています。

さらに、食事という行為についての明確な「意図」を感じさせる行動だということ。
昔を思い出すと、娘はもともと食べることは好きでしたが、ごく最初のころには「与えられたものは何でもそのまま食べる」という受動的な時期があり、次に「好き嫌いや食べる順番へのこだわりが出てくる」という、やや自主性が見え始めた時期がありました。
最近は、ソースやマヨネーズなどへの「調味料」への興味(放っておくと親が食べた後の皿のソースをスプーンでかき出して食べたりしますから大変です)が出てきたりもしていたのですが、今回の「ねこまんま」というのは、さらに一歩進んで、「料理」とまでは言わないまでも、かなり「クリエイティブ(創造的)」に、自分の食べたい味や食感を作り出そうとする行為だ・・・ともとらえられます。

2歳くらいの頃を思い出すと、口のすぐそばに食べ物を持っていくと口を開けるだけ(それでも、ほとんどそれが唯一のこちらの働きかけへの「反応」でした)だった娘が、嬉々としてごはんを味噌汁につけて「ねこまんま」を作って食べているのを見ると、私個人は「行儀が悪い」ということより「すごい成長だなあ」という感動のほうが先にたってしまったりするわけです(^^;)。
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2009年07月02日

思わず笑った記事2つ&娘の話

このブログで取り上げている話題にも多少関係があって、読んだ瞬間に本気で笑った記事を2つ紹介します。(まあ、1つはほんとは笑ってられないんですが・・・)

1つめ。

http://www.rah-uk.com/case/wforum.cgi?no=2789&reno=no&oya=2789&mode=msgview&list=new
母がある新興宗教にはまっていて正直、身内は困っています。


とある相談コーナーなのですが、内容がすごいです。

この記事の続きで中身を紹介しますが、先にリンク先で「面白さ」を噛みしめたほうが笑えると思います。

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 21:47| Comment(7) | TrackBack(0) | 娘の話 | 更新情報をチェックする

2009年06月18日

思わず

ちょっと目頭が熱くなった

こんな風に、複数のことばを適切に組み合わせて使ったのは、ほとんど初めてなんじゃないかな、と思います。
少なくとも、この3つの単語は「一つながり」じゃなくてばらばらに覚えているはずのものだし、しかもマンドじゃなくてタクトだし。

こういうのって、定着するほど話す機会もないので、消えてしまう可能性が高いだろうなあ、とは思いますが、それでも、個人的にはここ最近では一番嬉しかった話題でした。
posted by そらパパ at 21:43| Comment(4) | TrackBack(0) | 娘の話 | 更新情報をチェックする
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