2012年05月14日

ライブ・自閉症の認知システム (21)

このシリーズ記事は、かつて石川にて行なわせていただいた講演の内容を、ダイジェストかつ再構成してお届けするものです。


Slide 22 : 「行動レベル」と「知覚・認知レベル」

さて、今日お話しする最後の話題になりますが、今日、前半にお話ししたような心理学の知識を、実際の療育のときにどんな風に活かしていくのか、あるいは、いかがわしい療育法にだまされないためにはどうすればいいのか、そういったことをお話しします。

一言でいえば、「科学的な療育とはどんなものだろうか」という話題です。

続きがあります・・・
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2012年04月30日

ライブ・自閉症の認知システム (19)

このシリーズ記事は、かつて石川にて行なわせていただいた講演の内容を、ダイジェストかつ再構成してお届けするものです。
今回は、前回に引き続き、お父さんが、「プレイング・マネージャー」として、家庭の中でどういう仕事を受け持つことが考えられるか、というお話の続きです。



Slide 18 : プレイングマネージャーの役割とは?(再掲)

ここまでいくつか「お父さんが受け持てるような役割」についてお話ししてきましたが、プレイング・マネージャーの役割は、単に特定の役割を分担する、ということだけではありません。

現場のメンバーの仕事として、もう一つとても大事なことは、「チームに欠員ができたとき、その穴をきっちりと埋めること」です。

これは平たくいえば、「奥さんが家事をできないときは、自分がやる」ということです。
この場合は、その間の家事全般をぜんぶ自分でやらなきゃいけません。家事全般ができないと代わってあげられないことになってしまいますから、お父さんは、いざというときに、ひと通り、最低限の家事ができるように、普段から慣れておく必要があるわけですね。

ここで大切なことですが、この「家事をできない」というのには、病気とか法事とかそういうことだけじゃなくて、「ちょっと息抜きで外出」とかも当然に含まれます

続きがあります・・・
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2012年04月23日

ライブ・自閉症の認知システム (18)

※このシリーズ記事は、かつて石川にて行なわせていただいた講演の内容を、ダイジェストかつ再構成してお届けするものです。


Slide 18 : プレイングマネージャーの役割とは?(再掲)

・・・さて、ここまでは、リーダーとしての役割についてお話ししてきましたが、今度は「プレイング・マネージャー」のもう1つの顔、つまり実際に療育の実務を担当する部分についてお話しします。

仮にリーダーが父親だと仮定した場合、その父親がどういった仕事を担当すればいいのかについては、もちろん決まった答えはありませんが、ここではあくまで一例として、一般にお父さんが担当しやすいと思われる仕事を簡単にまとめてみました。

続きがあります・・・
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2012年04月16日

ライブ・自閉症の認知システム (17)

このシリーズ記事は、かつて石川にて行なわせていただいた講演の内容を、ダイジェストかつ再構成してお届けするものです。


Slide 20 : プロジェクトをとりまく環境(図)(再掲)

リーダーはまず何より、強いプロジェクトチームを編成しなければなりません。

具体的には、ビジョンにしたがって、家族全員で療育をやっていくんだ、という強いメッセージを出して、もちろん自分自身もその真ん中に入っていくこと、あとはいい療育施設を見つけてきたり、近所に住む親戚に事情を説明していろいろと協力してもらったりといった働きかけによって、「サポートリソース」や「サポートメンバー」を増やしていくこと。
こういった働きかけは、チームの力を質・量ともに高めていくものですから、全体として「チーム編成」と呼ぶことができます。

そして、そうやってできあがった「外」とのつながりをしっかり維持・強化していくこと、常に新しいつながりを広げていくこと、万が一、学校や行政機関、地域などと摩擦や問題ごとが起こったら、それをうまく解決すること、こういうのもリーダーの重要な仕事です。
そういった「外とのつながり」をコントロールしていくような取り組み、働きかけのことは、ここにあるように「リンケージ・マネジメント」と呼んでいます
リンケージというのは、「つながり、縁」のことですね。

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2012年03月26日

「ライブ・自閉症の認知システム」の過去記事リンク

本日「第14回」の記事を公開したシリーズ記事、「ライブ・自閉症の認知システム」は、過去のエントリが既に約2年前というかなり古い記事になってしまいましたので、こちらで改めて、過去のエントリへのリンクを張らせていただきたいと思います。

第1回 …導入

第2回 …心理学の誤解を解く

第3回 …「こころ」をとらえなおす

第4回 …「こころ」をとらえなおす(続き)

第5回 …経験を「一般化」するということ

第6回 …一般化された経験と「ことば」

第7回 …「一般化」と「こころ」の関係

第8回 …自閉症=「一般化の障害」仮説

第9回 …環境との相互作用モデル

第10回 …相互作用モデル:自閉症の場合

第11回 …自閉症への働きかけモデル

第12回 …自閉症への働きかけモデル(続き)

第13回 …ここまでのおさらいクイズ


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2012年03月12日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(19)

過去に「殿堂入り」として強くおすすめした本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の19回目です。

今回あたりから、純粋な意味での「療育本」からだんだん離れていきます。
そして、療育の「周辺」、あるいは障害全般にかかる本などのなかから、過去に「殿堂入り」した本をご紹介していきます。

まずは、療育の実践に役立つこの本(カテゴリ)から。



たのしい手あそびうた DVDブック(レビュー記事

私が娘の療育にとりくみ始めたころ、まだ世間には「歌っている口の動きがちゃんと見える『うたのDVD』」がほとんどなく、音楽が好きだけど発話のまったくない娘のために、私はわざわざ音大の学生さんにバイトとして来てもらって、歌っている口もとを録画し、DVDにして娘に見せていました。(参考記事

※もちろん「おかあさんといっしょ」などのDVDはありましたが、映像がアニメや着ぐるみのものや、歌っているシーン以外のものが多くて「発話につなげる」という意図からはやや遠いです。

私自身はこういった苦労をしたわけですが、その後、「DVDつきの手あそび歌の本」が不思議なくらいたくさん出版され、現在では、それらの中から好きなものを選べば、1500円程度という非常に安い値段で「おうたのDVD」が手に入るようになりました。

そんな「おうたのDVD本」のなかでも、突出したクオリティを誇るのがこちらになります。

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2012年03月05日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(18)

過去に「殿堂入り」として強くおすすめした本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の18回目です。
今回は、絵カード療育の1つである「PECS」についての本のご紹介です。

3.その他の療育法についての本(続き)

<殿堂入りおすすめ本>


A Picture's Worth(レビュー記事
自閉症児と絵カードでコミュニケーション PECSとAAC(レビュー記事

絵カードを使った療育法の1つである「PECS」についての本。

実はこの2冊は同じ本で、「原書」と「訳書」という関係になります。

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2012年02月27日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(17)

過去に「殿堂入り」として強くおすすめした本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の17回目です。

現在は、ABA以外の療育法について書かれた本をご紹介しています。



発達の遅れが気になる子どものためのムーブメントプログラム177(レビュー記事

こちらで紹介されている「ムーブメント」というのは、さまざまな道具を使い、身体の動きを通じて、感覚・運動・認知といった領域に働きかける療育法です。

そのままでは反応性が弱く、うまくかかわりにくい自閉症のお子さんに対して、道具をうまく使ってかかわりのきっかけを作り、そこから療育に進んでいくというのはとても合理的な考え方だと思います。

ですから、道具(しかも、家庭でも用意できるような比較的小道具的な道具)を使った療育のアイデアが満載のこの本は、子どもとのかかわりのきっかけ作りに最適な本だと思います。

この本については、つい1か月ほど前にご紹介したばかりですので、より詳しいレビューについてはそちらをご覧いただければと思います。


<おすすめできるその他の本>

さて、ABA系以外の(どちらかというと「TEACCH系」の)本で、殿堂入りしているものはこれだけになりますが、殿堂入りしていない本のなかでも、比較的おすすめできる本を、ここで一旦まとめておきたいと思います。

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2012年02月20日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(16)

過去に「殿堂入り」として強くおすすめした本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の16回目です。

前回のレビューから非常に期間が空いてしまいましたが、現在、ABA以外の療育法について書かれた本をご紹介しています。



あなたが育てる自閉症のことば(レビュー記事

この本はちょっと位置づけが難しいです。
「具体的に音声言語を教える本」ではまったくありません。それどころか、より広い意味での「言語訓練」の実践方法についても、あまり触れられていないと言っていいでしょう。
続きがあります・・・
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2012年02月13日

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(21)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス選び」というシリーズ記事をこれまで書いてきましたが、今回の第21回で、いよいよ最終回になります。



7.セカンドハウスを活用する(続き)

セカンドハウスを活用した生活に慣れてきたら、ぜひ検討していただきたいのが、自転車を持ち込んでみるというアイデアです。

現地で買ってもいいですし、折りたたみ自転車を車で運んでもいいと思います。

マンションの自転車置き場を契約するか、規約上問題がなければ部屋まで持ち込んで玄関などで保管しておきます。(雨ざらしで保管するとあっという間に使えなくなるので、できるだけ屋根などのある室内に近い環境で保管する必要があります。)

自転車が一台あると、ちょっとした買い物や、近所の観光地にぶらっと出かけて気ままに写真撮影を楽しむなど、便利に使え、活動の幅が広がるでしょう。
特に、コンビニなどのお店が少し遠くにあって、でも車を出すほどでもない、というときには、自転車はとても役に立つと思います。


もうひとつの「活用アイデア」は、ご両親や親しくしている親類、知人、友人などにも使ってもらうことです。

安価な宿泊を楽しんでもらえれば、普段サポートをもらっていることへの恩返しにもなりますし、使ってもらうことで空気の入れ替えもでき、物件の状態を保全するのにもいい効果もあります。
寝具の数とスペースさえ確保できれば、友人や親類と一緒に泊まって観光を楽しむ、なんてことも可能ですね。

観光地なら周辺にも宿泊施設はたくさんありますから、友人を呼んで、宿泊は別のところに取ってもらいつつも、マンションを「拠点」「休憩ポイント」にして観光を楽しむこともできるでしょう。(これは我が家でも実際にやってみたんですが、結構うまくいきました。)


そして・・・

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2012年02月06日

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(20)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス選び」というシリーズ記事の、第20回です。
今回と次回は、実際の活用について書いていきます。この2回の記事で、このシリーズもようやく終わりを迎える予定です。



7.セカンドハウスを活用する

さて、これまで書いてきたようなプロセスを経て、晴れてセカンドハウスとして観光地エリアのリゾートマンションが手に入りました。
せっかくの高額な買い物ですから、ぜひ積極的に活用しましょう。

まずは、必要最低限の家具や寝具を用意する必要があります。

我が家の場合、家族分の寝具とリビングに小さなテーブル1つだけ、というところから最初の宿泊に挑戦しました。
引越し業者に頼むのも面倒なので、マイカーに寝具を少しずつ詰め込んで、まず私が荷物だけを積んで自宅とマンションを2往復ぐらいして自分だけが泊まる、というのを2回ほど繰り返して、何とか家族分の寝具が運べたところで家族全員で泊まってみることにしました。

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2012年01月23日

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(19)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス選び」というシリーズ記事の、第19回です。
今回は、最終的な物件の絞り込みから、売買契約までのフェーズについて書いていきたいと思います。



6.現地見学から売買契約へ(続き)

エリアの絞り込みが終わったら、いよいよ「物件の絞りこみ」ですが、この段階では部屋単位というよりはマンション単位での絞り込みを考えたほうがうまくいくと思います。

リゾートマンションは、都市の居住用マンションほど数があるわけではありません。交通の便や価格帯、管理費、利用状態・管理状態などで絞り込んでいくと、「買ってもいいと思えるマンション」は、恐らく片手で足るくらいの数になってしまうはずです。

また、マンションごとに特長や管理状況が大きく異なり、部屋ごとの差よりもマンションごとの差のほうがずっと大きいということもあげられます。
そして、同じマンションで複数の部屋が売りに出されていることも、ごく当たり前にあります。

そんなわけで、まずは「特定のエリアで、気に入ったマンションをいくつか選ぶ」という形で絞込みを行なっていきます。
ここで、以前ご紹介した「売却しやすいリゾートマンションの条件」を改めて掲載しておきます。

続きがあります・・・
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2012年01月16日

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(18)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス選び」というシリーズ記事の、第18回です。
今回の記事は、現地見学後の検討フェーズについての話題になります。



6.現地見学から売買契約へ

午前に1業者、午後に1業者(もしくはそれ以上)、物件を見て回ると、恐らく結構な時刻になっていると思いますが、まだ時間的に多少余裕があるなら、近辺の観光をしてみるのがいいと思います。
そうやって、ちょっとした時間に回ってみたときのそのエリアの印象というのは、意外と重要だったりします。あまりなじみのないエリアならなおさらですね。

また、特に気になった物件がある場合は、改めて自分の車でその物件の近くまで行ってみたり、周辺を走ってみることをおすすめします。
そうすることで、より現地までの「交通の便」や周辺の雰囲気が分かるはずです(ただし、自分たちだけで行っても、建物の中に入ることはできませんから、物件は外から見るだけです)。

そして帰途では、来たときの時間帯とは異なる、夕方から夜の時間帯の渋滞状況、自宅までの所要時間をチェックできます。

私の場合、某海エリアの物件を見に行ったとき、行きは1時間半ほどで着いたのに、帰りは渋滞にはまって5時間以上かかったために、「このエリアはやめておこう」と判断したという経験もあります。

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2012年01月09日

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(17)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス選び」というシリーズ記事の、第17回です。

前回から若干間があきましたが、現地の物件見学で、実際に部屋を見るときの注意点の続きについて書いていきたいと思います。



5.現地見学する(続き)

(3) 日照・方角
 方角については、一般の居住用マンションほど「南向き」にこだわる必要はありません。眺望重視で南を向いていないマンションも多いはずです。
 ただし、一日じゅう日が当たらない部屋は、リゾートマンションのように空気の入れ替えが少ない部屋だとほぼ確実にカビますので、よほど風通しのいいロケーションでない限り、北向きその他でまったく日照のない部屋は避けましょう。
 その他、東向き・西向きの部屋は日の出や日の入りの眺望がある場合もあるので、営業マンに確認してみるといいと思います。

(4) 間取り・内装
 間取りや内装については、大きく分けて「購入時そのままのもの」と「オーナーが大幅にリフォームしたもの」の2つがあります。
 このうちリフォームありのものについては、リゾート物件だけにかなり奇抜なリフォームが行なわれているものもあるかもしれませんが、そういった「奇抜な部屋」は、使いにくいうえに売却時に苦労しますので、再リフォームするつもりがないなら避けたほうが無難です。(逆に、手堅く普通のリフォームがなされている物件は価値が高いです)

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2012年01月02日

叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本 (ブックレビュー)

あけましておめでとうございます。
2012年も当ブログをよろしくお願いします。
2012年最初のエントリは、まったくの平常運転で(笑)、奥田先生の新刊レビューです。

久々の大ヒット!



叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本
大和書房
著:奥田 健次

目次

うちの子ってどうしてこうなのかしら、と思っているお母さんへ

1章 子どもによい習慣を身につけさせるには「叱りゼロ」で

「片づけ大好き」な子どもに育てる褒め方と褒め言葉
 Q1 リビングを散らかしても片づけません
  親が賞賛し、認めることで、新しい習慣を身につけられます
  必ずできることをやらせて、まず「褒めて」ください
  叱られながらやったことは、習慣になりません
  失敗しても、「やろうとしたこと」「進歩したこと」を褒められます
  アメだけでいい。ムチはいりません
  「いいね!」「OKだよ!」と伝えるだけで新しい行動が身につきます
  褒めることの大切さに気づけば、褒め方も上達します
 奥田先生の応用問題 まだ言葉を十分に理解できない1歳前の子の場合は?

約束を破ったときに叱るよりも、できたときに必ず褒めるほうが効果的です
 Q2 自分から歯磨きする習慣をつけたいのですが
  約束事を決めた親が「警察官」になってしまっていませんか?
  親や教師は取り締まりばかりの警察官と同じでは困ります
  「やって当たり前だ」にならなければ褒められます
  『やっちゃだめルール』でよい習慣は身につきません
  褒めるタイミングを逃さないために大切なこと
 Q3 お風呂になかなか入りません
  わが子を低めに見積もることで、心に余裕が生まれます
 Q4 朝一人で起きません
  スモールステップを用意してあげれば、どんどん褒められます

「自分から進んでやる子」に育てるには、ルール以上に「偶然」のタイミングが大切です Q5 お手伝いをする子になってほしいのですが
  約束だけ守る子と誰かを助けたいと思って動く子、どちらになってほしいですか?   お母さんの「ありがとう」ほど、子どもを動かす言葉はありません
  「自分からやる子」と「叱られないためにやる子」の違い
  なぜ「横ばい人間」が育ってしまうのでしょう
  「わが子に、どんな大人になってほしいですか?」
  指示の出しすぎをやめて、ぐっと我慢です!
 奥田先生の応用問題 お年寄りに席を譲れる子になってほしい

子どもが真剣にやったことなら、褒めポイントを探して百通りの言葉で褒めましょう
 Q6 なんでも「ママやって」と自分でやりません
  間違いを正すより、自信を持たせることのほうが大切です
  「褒めチャンス」は探せばいくらでも出てきます
  いろんな褒め言葉を研究しましょう
  失敗したって「Good try!」と褒めればいいのです
  ティーンエイジャーになるまで、わが子を褒め尽くしてください
  親の価値観は子どもに自然と伝わります

2章 子どもの性格ではなく行動の特徴に注目すれば、気になるクセも直せる

危険なクセ、どうしてもやめさせたいクセを直すには?
 Q7 いきなり手を離して走り出すクセをやめさせたい
  「絶対できない状態」にすることで、危険なクセもやめさせることができます
  100回連続アウトを目指してください
  歯磨きや薬飲みを嫌がらなくなるコツ
 Q8 2歳の息子が歯磨きを嫌がります
 Q9 薬を飲むのを嫌がり、逃げまわります
  やめさせたいクセをやめさせる言葉掛け、導き方
 Q10 人前で鼻をほじるクセを直したい
  やめさせたいと思うよりも何をやらせるか考えてみましょう
 Q11 どこででもオチンチンをいじるクセが直りません

「性格」のせいにして叱るだけになっていませんか?
 Q12 気に入らないことがあると、すぐに友達を叩きます
  すぐに手が出るのは「性格」のせいではありません
  「いったい誰に似たのかしらねぇ」攻撃していませんか
  「性格」を「行動の特徴」と置き換えてみましょう

「なんでできないの?」「どうしてやらないの?」と問い詰めても、子どもの行動は変わりません
 Q13 「なんでできないの?」と理由を聞いても、ちゃんと答えられません
  「なんで?」「どうして?」と聞かずに子どもの行動を変えるには
  具体的なアイデアが子どもを動かします
  問題解決思考を教えていきましょう
 奥田先生の応用問題 冷蔵庫の中の物を勝手に食べてしまう子には何と言えばいい?

子どもの「すねるクセ」も、親の対応次第で変えられます
 Q14 気分屋ですぐにすねる性格を直したい
  「すねれば言うことを聞いてもらえる」をクセにしてはいけません
  「すねた子には喪失経験をさせよ」です
  行動の結果で親からのメッセージを伝えましょう
  「すねたって損しない」が大人になっても続いたら……?
 奥田先生の応用問題 就学前の子どものすねグセはどうする?

3章 子ども主導ではなく親主導が「我慢できる子」を育てます

先延ばしにしたがる子に一度で言うことを聞かせるコツ
 Q15  食事、着替えのたびに子どもに振り回されます
  子どもがくり出す技に惑わされないで
  「お母さんの言うことを聞かなくちゃ」と思わせるには
  子どもが面倒がることも、やり方次第で魅力的なことに変えられます
  それでもグズグズしているときには
  ふらふらとさまようクラゲにならないために

「やっちゃダメよ」を守れる子にするためには
 Q16 何度言い聞かせても電車ではしゃぎます
  日常生活の中で「約束を守るトレーニング」を積みましょう
  大切な約束を破ったときには「レッドカード」を出しましょう
  我慢ができる子は、「やってはいけないこと」を知っている子です
  再チャレンジの機会を確保してあげましょう
 奥田先生の応用問題 食事中に立ち歩くクセを直したいときには

納得できないとすぐキレる子に育てていませんか?
 Q17 要求が通らないといつまでも泣き続けます
  いつも「子ども最優先」でいいのでしょうか?
  外食選びは納得できないことに従わせるいいチャンス
  選ばせる必要のないことまで、子どもの意見を聞く親もいます
  「子どもの権利」を誤解して、わが子をわがままに育てないために
  個性を重視することの本当の意味
  「選ばせない経験」が必要です
  どこか1点、子どもに従わせる側面を残しておくのがコツです

ルールを守れる子にするために大切な親の態度
 Q18 ゲーム使用時間の「前借り」をやめさせたい
  「10万円借りたら、10万円返す」でオッケー?
  ルール違反には必ずペナルティがあります
  「前借り」分だけではなく、1日ゲーム禁止にしましょう
  子どもの「基本的権利」と「特権」は別ものです
  家のルールと地続きにあるのが、社会のルールなのです

4章 「自分からやる子」に育てるために大切な「子育てビジョン」

「こんな子に育ってほしい」と具体的に言えますか?
 Q19  叱るととっさにウソをつくので心配です
  ウソをついたことを追い込まない対応が大事です
  シビアな問題の片鱗が見えても慌てないために
  目先の『曖昧ビジョン』は子育ての「核」にはなりません
  『子育てビジョン』をできるだけ具体的に描いてみましょう
  「やさしい子になってほしい」は子どもをミスリードするNGビジョン
  子どもの育つその先を見つめるビジョンを持ちましょう

子どものやる気を引き出すちょっとした仕掛け
 Q20 もう少し真剣にサッカーに取り組んでほしい
  子どもが今一番好きな物を知っていますか
  どうせ「物で釣る」なら100点のやり方で
  子どもの内なる「やる気」に火をつけましょう
  最初は物に釣られていても、だんだん本来の活動自体が楽しくなるという事実
  本当に夢中になれることを自分で見つけるために
  奥田先生の応用問題 ご褒美をあげても、「少ない」「もっとちょうだい」と文句を言います。

子どものピンチに一緒に向き合うために大切なこと
 Q21 突然、「学校へ行きたくない」と言い出しました
  親が想像もしていなかったことを子どもが言い出したとき
  子どもの言葉よりも家での行動に注目しましょう
  子どもが避けたがっているのは何? と考えてみてください
  一大事のときこそ「子ども最優先」です
  「困ったことがあったらいつでも聞くよ」という態度が子育ての保険になります

子育てをもっと楽しむために
あとがき


ABA、自閉症療育の世界では知らない人のいない有名人、奥田先生の新刊です。
いわゆる、(個人的にはあまり好きな呼び方ではないのですが)「ABAの達人」と呼ばれている先生の1人ですね。

奥田先生の本では、過去に「子育てプリンシプル」では否定的なレビューを、「自閉症児のための明るい療育相談室」では一転して殿堂入りのレビューを書かせていただいています。

今回の本は、療育というエリアに限定しない、一般的な子育て啓蒙本ですが、その中身はバリバリのABAで、冒頭の「はじめに」から奥田ワールド全開です

内容については、21個の個別の子育ての悩みに答える、という形はとっているものの、実際にはそれらの質問を通して、全体として奥田先生が考える子育ての方法論、技法について幅広く解説していくという内容になっており、バラバラのQ&Aが並んでいるというものではなくて、最初から最後まで順を追って読み通すべき、全体として統一感のあるABA子育て入門書になっています

ところで、この本を読んでいて、最初に深く感銘を受けてひざを叩いたのが、

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2011年12月19日

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(16)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス選び」というシリーズ記事の、第16回です。
今回は、現地の物件見学で、実際に共用施設や部屋を見るときの注意点についてです。



5.現地見学する(続き)

現地のマンションでは、不動産業者の営業マンは、大浴場などの共用施設と売り出し中の部屋を案内してくれます。

まず、共用施設について。
大浴場(サウナ)、プール、テニスコート、フィットネスルームなどがあります。ひととおり見せてもらいましょう。
写真もどんどん撮るべきですが、大浴場は(特に利用可能時間帯は)撮影禁止の場合も少なくないと思います。

共用施設のチェックポイントは、「管理の状態」と「利用可能時間帯」です

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2011年12月12日

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(15)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス選び」というシリーズ記事の、第15回です。
前回に続き、今回も、現地に飛び、実際の物件の見学をするときのチェックポイントについて書いていきたいと思います。



5.現地見学する(続き)

現地で物件に到着し、建物の外観等をチェックしたら、続いて、建物の中に入ります。

入ったら、すぐ「くんくん」と、鼻を利かせてください
あまり利用されていないリゾートマンションは、エントランスロビーがほぼ確実に「カビくさい」です。
この「カビくささチェック」は、物件の利用度を測る、かなり強力なツールです。(あとで出てきますが、部屋に入ったときにも有効です)。

もしエントランスロビーが、かすかに、程度ではなく「はっきりと」カビくさくて、エントランス周辺の空気がよどんでいるのが分かるような物件は、率直にいっておすすめできません

もちろんロケーションや日照、シーズンなどにもよりますが、それなりに活発に利用されているマンションであれば、そこまでエントランスがカビくさくなることはないはずだからです。
売却の際も、いくら部屋をきれいにしても、エントランスに入った時点で敬遠されてしまうでしょう。

なお、エントランスがカビくさいのは問題だ、といっても、「温泉街のちょっとさびれた旅館」程度のカビくささであれば、あまり気にせずに目をつぶってしまってもいいと思います。
さすがにリゾートマンションは一般のマンションより人の出入りが少ないので、築20年以上ともなれば、一般の居住用マンションよりはそういった臭いがつきやすいと言えますから。

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2011年12月05日

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(14)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス選び」というシリーズ記事の、第14回です。

実際に現地に赴き、不動産業者と話をして見学する物件を決めたら、いよいよ業者の車に乗せてもらって、物件見学がスタートします。



5.現地見学する(続き)

さて、現地に向かうまでも、休んでいてはいけません。

業者は、おそらく「現地に向かうためのもっとも効率的なルート」を走っています。
ですから、その物件を買うことになった場合、自分も同じ道を走ることになる可能性が高いです。

観光地エリアでは、びっくりするほど急な坂道を登ったり、ものすごく狭い道で対面通行だったりといった「運転が難しい道」が多々ありますので、車がそういった道を走っていないかをチェックする必要があります。
特に、冬に雪が積もる・凍結するようなエリアでルートの途中に急な坂道がある場合、最悪、冬の間は積雪や凍結で一般乗用車では現地にたどりつけない、なんてこともあります。(実際に私が見た富士五湖エリアでは、そういう物件がありました。)

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2011年11月28日

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(13)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス選び」というシリーズ記事の、第13回です。

今回からはいよいよ、現地に飛んで物件の見学をするステップについて書いていきたいと思います。



5.現地見学する

不動産業者に資料を請求し、具体的に「見てみたい物件」を5件程度に絞り込むことができたら、こちらから不動産業者に連絡をとります。

この段階から、検討は始まっています。連絡をとったときの電話口での相手方の対応、その後のフォローアップなどをみて、信頼できる不動産業者かをチェックしてください。

リゾート系の不動産業者は、現地に事務所があり、土日もオープンしているのが一般的です。ご自身の休日に合わせて見学の予約をとりましょう。
仮に有休が取れるような状況であっても、休日に見学することを強くおすすめします。なぜなら、休日に行くことで、目的地までの渋滞の程度や所要時間、目的地の(休日の)雰囲気、物件の利用状況など、平日に訪れるよりはるかに有効な情報が手に入るからです。

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2011年11月21日

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(12)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス選び」というシリーズ記事の、第12回です。
今回も、実際の物件の検討について、書いていきたいと思います。



4.希望物件を絞り込み、資料請求をする

3.の段階では、ざっと物件の傾向をつかんでいただけですが、今度はいよいよ個別の物件をしっかりチェックし、良さそうな物件について、実際に不動産業者に資料請求をかけていきます。

ただし、この段階でも、実は必ずしも「実際に購入する物件を選んでいる」わけではありません。本当に欲しい物件がどのようなものであるかは、現地に行くとけっこう変わることが多いからです。

私が個人的に好ましいと考えるリゾートマンションの条件は、以下のとおりです。

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 21:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
子どもが自閉症かもしれない!どうしよう!という親御さんへのアドバイスはこちら
孫が自閉症らしい、どうしたら?という祖父母の方へのアドバイスはこちら

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