2015年11月02日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(42)

我が家の家探しは、建売から始めて条件に合う物件が売り出されていないことを知り、土地探しに切り替えて最初に出会った魅力的な土地は既に建売を建てることが決まっていて買えず、そこから「いまの自宅のすぐ近くの土地」、「より郊外の土地」、「二世帯住宅」、ほかには中古の戸建ても見ていましたが、どれも何かしら希望とは合致しない物件ばかりで、だんだんあきらめムードが漂ってきていました。

それでも、ネットで少しは良さそうな土地を見つけては、仲介業者に連絡をとって現場を見る(そしてたいていはがっかりして帰ってくる)、というのを繰り返しているうち、ある「出会い」がありました。

とある土日の休日、たまたま予定があいて午後の時間ができたので、外出のために駅に向かう道すがら、ちょうどそのときに物件情報の照会でメールでやりとりをしていた業者に電話をしてみることにしました。
もともとアポをとっていなかったので、とりあえずダメ元で電話してみて、もし物件案内が可能だったら物件周りをして、もしだめなら買い物でもしてこようと思ったわけです。

結果は、運良く業者の時間が空いていて、すぐあとの時間にアポを取ることができました。
ですのでその店にいって、もともと相談していた土地を見に行くことにした(結局この土地自体はいまいちでした)のですが、そのときに(いつものパターンで)希望する物件の条件を話しているときに業者から言われたのが、

「その条件なら、いまうちが扱っているのでぴったりなのがありますよ」

ということばでした。
そこでさっそくその物件を見せてもらうと…

なんのことはない、最初に申込みをして、実は建売が建つので土地としては買えないと分かって諦めた、あの物件のあった分譲地でした。

ですので私はすぐに、

「ああ、ここは最初に見てまして、この建売として売っている区画を土地で買おうとしたんですが買えなくて諦めたんです。他の区画はちょっと予算オーバーなうえ、希望よりほんの少し狭いので」

と答えたのですが、今回の営業マンは思った以上にアグレッシブでした。

「でしたら、私の方から売主にかけあって値下げ交渉してみます。ご希望に沿うような条件変更もある程度可能だと思いますから、もう一度検討されてはいかがでしょう」

そして、売主と交渉可能だと思われる条件変更の範囲(どの程度なら値下げできるかもしれないか、土地面積の変更はどうか)についても、具体的に話をしてくれたのです。

その話を聞いていくなかで、私の中で「この分譲地に再チャレンジするのもいいのかもしれない」という思いが強くなりました。
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2015年10月26日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(41)

めぼしい土地が見つからなくなって、少し毛色を変えた土地探しをしているなかで、もう1つ白羽の矢を立てたのが「二世帯住宅用の土地」でした。

以前も書いたとおり、売れ残っている土地の1つの典型例として「中途半端に広すぎる土地」というのがあります。

これは、例えば低層住宅地域での140m2とか150m2といった土地のことを指します。
150m2くらいだと、半分に割ると狭すぎてまともな家が建たないのでそのまま分割せずに売るしかありませんが、じゃあ適度な広さの100m2の土地の1.5倍で売れるかといえば、絶対に売れません。100m2の土地相場が5000万円だったとして、150m2の土地は7500万円では絶対に売れず、せいぜい6500万円、さらにそういう「広い土地」は古い住宅地の奥まったところにありがちですから、そういう条件の悪さが重なると下手をすると6000万円前後でしか売れないかもしれません。

でも、もしその土地に二世帯住宅を建てようとすると、割安な土地に、大きさぴったりの広めの家を建てることができるかもしれません。これを狙ったわけです。
現在、郊外に住んでいる妻の実家の家族を呼んで、いわゆる分離型の二世帯住宅を建てれば、適度なプライバシーを維持しつつ、娘や妻に何かあったときにはすぐに助けてもらえて、「療育」の観点からもいい協力体制がしけるのではないかと考えたわけです。

その条件(広めで割安)で土地を探してみると、やはり古い住宅地には大量に物件が存在しました。
そして、かなり多くの現場を回って研究したのですが、結論としては、やはりやめておこう、という話になりました
その理由は、

・該当する土地はだいたい古い家の跡地で、撤去に金の掛かりそうな古家や大木、井戸などがあったり、水道などのインフラが入っておらずしかも私道からの引込みで私道所有者の許可が必要だったり、とにかく「面倒そうな土地」のオンパレードだったこと。
・物件が古い住宅地の奥にあることが多く、「徒歩圏の利便性」や「通勤の便」が悪い物件ばかりだったこと。
・最終的に、妻の実家の両親も、実家を引き払って引っ越すことに抵抗感があったこと。


といったことでした。

というわけで、やはりまたもや、土地探しは振り出しに戻ってしまったわけです。
この頃は、探しても探してもいい物件が見つからないことに、だんだん諦めのムードが漂ってきていました。
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2015年10月19日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(40)

土地探しが煮詰まってきて、もともとの条件だと既にめぼしい物件が見当たらなくなっていたため、少し方向性を変えて物件探しを続けていきました。

1つめは、「郊外に出ないで市区を変えられる土地を探す」という方向性です。(これは、「より郊外に出る」という選択肢が大失敗だったことの「揺り戻し」みたいな側面もありました。)

このシリーズ記事の最初の方で「さまざまな選択肢」を検討した際に出てきたとおり、学区を変えるための選択肢として、郊外に出るだけでなく隣接する(郊外に出ていかない)市区に移転するという案もあります。
もともと、今より広い家に移りたいという希望もあったため、家を買うという観点からはこの選択肢は予算的に厳しいため除外していたのですが、実際に調べてみると、郊外と変わらないような単価の土地もちらほらあることが分かりました。

そこでそれらの土地を回ってみたのですが、やはり実際に行ってみると、安い土地は傾斜地で擁壁があったり、前面道路が狭すぎて車で入ってくるのが非常に難しかったり、老朽化した違法建築建物に取り囲まれた薄暗い土地だったりして、およそ購入意欲をかきたてられるような物件は存在しませんでした。
ただ、この物件探しの流れのなかで、不動産業者がこちらの条件をあえて外して出してきた物件があり、その物件に強く惹かれました。

それは、いま住んでいる家からわずか100mあまりしか離れておらず、実際歩いても徒歩2分ほど。毎日の通勤で使っている道に面した、よく知っている場所でした。
そこは駐車場として使われていたので売地になっていることには気づかなかったのですが、実際には売りに出ており、売れれば駐車場として使うのをやめて引き渡す、という形になっていたのでした。

この土地は非常に条件がよく、東向きの完全な整形地、土地面積もちょうどいい大きさで、周囲も比較的最近建て直されたきれいな家ばかりで、もちろん私の最寄り駅も通勤時間も変わらず、娘の学区だけが変わります。

ただ、問題はやはり値段でした。売り出し価格が、予算に対し1000万円近く高かったのです(だから私の希望に合った物件としては出てこなかったわけです)。
ただ、この設定価格は相場と比べても高かったので、相場に合わせた価格で申込みをしました。申込価格は、設定価格よりも300万円ほど低い値段だったように思います。それでも大幅に予算オーバーですが、資産価値がそのぶん見込めるのでやむを得ないと判断しました。

でも、結局この土地は、金額で折り合いませんでした。
売主が自身の設定価格に非常にこだわっていて、不動産業者の営業マンが相当頑張ってくれても、確か30万円ほどしか下がらなかったと記憶しています。
その金額では、予算オーバーに加えて相場よりはるかに高い高値掴みになってしまうので、この物件も最終的に断念せざるを得ませんでした。(ちなみにこの土地ですが、それから1年半ほどたった現在でも売り出し中です。値段も100万円ほどしか下がっておらず、まだ超割高です。駐車場として使われていますし、あまり売る気がないんでしょうね。)
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2015年10月12日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(39)

さて、当初検討エリアよりも「さらにもう1段郊外」の土地について、正式に申込みに進む前に、私としてはどうしてもやっておきたいことがありました。

それは、「条件を変えて何度もその土地に足を運ぶ」ということです。

実際、この土地については、「最終的な決断」をするまでに、4回足を運んでいます。

1回目は、不動産業者の営業カーに乗って物件めぐりをしていたなかの1件として。

2回目は、同じ日、不動産業者の営業店を出た後、自分の足で駅から物件まで歩いて。

3回目は、翌日(日曜日)、夜の雰囲気を確認するために、夜に駅から物件まで歩いて。

そして4回目は、さらにその翌日(月曜)、早朝に物件の最寄り駅まで移動したうえで、あらためて会社に向かう電車に乗り、「通勤のイメージ」をつかむために。


そして、「最終的な決断」を下すのに決定的な要因になったのは、この「4回目」でした。
実際に朝の通勤電車に乗ってみて、朝の通勤の負担が予想以上に大きいことに気づいたのです。
この物件の最寄り駅は、ターミナル駅で特急も止まるため、朝の通勤時間帯以外での電車の所要時間は、各駅しかとまらない元の住所の最寄り駅と比べても10分も違いません。
ところが、朝は電車がつかえてノロノロ運転になってしまうため、この「差」が大幅に拡大し、しかも各駅でない電車に乗るために混雑がものすごく電車の中で何もできず、倒れないように立っているだけで体力を消耗するような状態が続きました。

実際、会社に着いてみて、これから仕事なのにすでに疲れている自分に気づき、「これはわざわざ大金を払って引っ越すべき場所じゃない」と確信したわけです。

すぐに不動産業者には断りの電話を入れました。
時間がたてばたつほど売主にも迷惑をかけてしまうからです。

こんなわけで、またもや物件探しは振り出しに戻ってしまいました。
朝の通勤時間帯のノロノロ運転と各駅以外の電車の今沙汰うが予想以上だったので、これ以降、エリアを当初の希望以上に郊外側に広げるのもやめることにしました。
そうなってくると、もう元の希望エリアではめぼしい物件はあらかた見尽くしてしまっていたので、改めて物件探しの「ベクトルを変える」ために、次のような2つの方向性を考えることにしました。

1つは、「郊外に出ないで市区を変えられる土地を探す」という方向性、
もう1つは、「二世帯住宅を前提により広い土地を探す」という方向性です。

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2015年10月05日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(38)

さて、前エントリで、「商業施設に近い低層住居地域」というのが、実はかなり難しい条件だということを書いたわけですが、物件探しをしていて、この条件を満たす土地が、実は1箇所目の前にありました

それが、少し前のエントリで触れた、「土地だと思って申し込んだら既に建売りになることが決まっていた」分譲地でした。
この土地は、低層住宅地域にある分譲地でありながら、徒歩10分以内でその地域随一のショッピングモール(もちろんフードコートもあります)に行け、かつその経路で大きな信号を横断する必要がない、希望に合致した立地でした
ただそれだけに、買い逃した区画以外はかなり割高で、しかも土地の面積が希望にわずかに届かず狭かったこと、申し込んだ区画でトラブったことからその分譲地担当の不動産業者と微妙な雰囲気になったことなどから縁遠くなり、別の物件を探すことになったわけです。

そんな流れの中で、次に目をつけたのが、「さらにもう1段郊外のエリア」でした。
東京の西エリアに詳しい方ならすぐ分かるかもしれませんが、東京の西エリアでは、23区に隣接した一連の市区(武蔵野市、三鷹市、調布市、狛江市など)と、さらにそのもう1段外側の市区(小金井市、府中市、稲城市など)で、かなり環境が変わります。(ちなみに、もう少し北の西東京市や清瀬市、南側の川崎市などもありますが、今回は中央道へのアクセスや妻の実家へのアクセスを考え、それらのエリアはアクセスが悪いということで検討対象から外しました。)

当初検討エリアでの土地探しがやや煮詰まってしまったことから、少し足を伸ばして、1段外側のエリアの不動産屋に顔を出して、そちらでも土地を探してみたところ、なかなかいい物件が見つかったのです。
その土地は、その市区最大のターミナル駅からほぼまっすぐに徒歩10分程度のところにあり、駅前まで出ればショッピングモールも含め、買い物に困ることはなさそうでした。このあたりまでくると、「都心に出て買い物」というよりターミナル駅周辺で完結する感じになり、ベッドタウンというよりは地方都市的な雰囲気が強くなってくる印象です。
また、学区の特別支援学校はかなり近くなり、そちらの利便性も悪くないうえ、普通校の小中学校へのアクセスも良好でした。

土地自体は北向きという弱点がありましたが、整形地で建物プランはやりやすそうで、かつ建ぺい率が40%ではなく50%となっていたため、土地の広さの割に広い家が建てられます。
何より、もともとの検討エリアよりも地価がぐっと安くなるため、希望よりも広い家を建てても、資金プラン的には相当余裕が出てくるというメリットもありました。

家に帰ってから、この土地について真剣に検討したいという意思を業者に電話で伝えたところ、とりあえずでいいので申し込んで欲しいと返されたので、まだ実際には意思は固まっていなかったのですが、申込みを行うことにしました。そんな感じだったので、この時点では電話で口頭で伝えただけです。

その後、すぐに業者から印刷用の申込書がメールで届いたりしはじめましたが(まあ、向こうは商売なので当たり前ですね)、私としてはその前にやらなければならないことがありました。
posted by そらパパ at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2015年09月28日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(37)

娘のこれからの人生を考えたとき、「徒歩圏の安全性と利便性」というのが土地探し(物件探し)におけるとても重要な要素になると考えましたが、これは実は簡単なことではありません。

それは、土地に設定される「用途地域」の制限に関わることだからです。

既に過去のエントリで触れたとおり、パニックを起こすことがあったり玄関を出るとそのまま飛び出してしまったりする娘と、安心・安全に暮らすためにも、また2台以上の車の駐車スペースを敷地内に合理的に確保するためにも、引っ越す先の家は(これまでの家と同じく)、周囲との空間が広く取られた2階建までの低層住宅しか考えられませんでした。

このような家を建てられる地域は、「低層住居専用地域」と呼ばれ、いわゆる「閑静な住宅地」のエリアがこの指定を受けています(というとりも、そういう指定がある地域だからこそ、建てられる家が制限されて「閑静な住宅地」になっていくわけです)。

これに対して、ショッピングモールのような巨大商業施設を建てることができるエリアは「商業地域」や工場跡地のような「工業地域」という指定を受けているエリアになり、これらは「低層住居地域」とは対極の位置づけとなるエリアとなります。

ここで「対極」というのは、両者の間に「中間」があるということを意味しています。
もっとも規制が厳しい「低層住居地域」の次に、3階建の住宅や4〜10階建くらいのマンションが建つ「中高層住居地域」「住居地域」などがあり、その次に「準住居地域」「近隣商業地域」「商業地域」といった、店舗や事務所が立ち並ぶエリアが続き、最後に最も規制が緩い「工業地域」が位置づけられます。

ここでポイントは、これらの用途地域は、駅前や幹線道路沿いなどから離れていくに従ってグラデーションのように配置されていることが多い、ということです。
例えば、賑やかな駅前は「商業地域」、駅から離れていくにしたがって「近隣商業地域」になり、それらから道を1本入ると「中高層住居地域」が続き、さらに駅から離れていくと「低層住居地域」になる、といった具合です。

これはつまり、どういうことかというと、

「ショッピングモールに安全に歩いていける2階建の家」

というのは、

「商業地域に近接した低層住居地域」

ということを意味しており、そんなエリアは簡単には見つからない、ということになるのです。

商業施設に近いだけの土地はたくさんありますが、マンションや店の立ち並ぶ隙間にあるような、住環境面で問題のある土地が多くなります。

環境のいい、2階建の家が立ち並ぶような閑静な住宅街もたくさんありますが、そういうエリアはえてして商業施設からは遠く、そういう施設に行くためにはかなり長い距離を、信号で大通りを渡って行かなければならないような土地ばかりです。

もちろん、「商業地域に隣接した中高層住居地域にさらに最短距離で隣接しているような、条件を満たした低層住居地域」は存在しますが、都合よくそういうエリアに「条件のいい土地」が出ることは滅多にない、というわけです。
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2015年09月14日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(35)

さて、ここまで、実際の家探しのプロセスを詳しく書いてきましたが、その物件探しの前提として「どういった立地の土地に、どんな間取りの家を建てたいのか」という「家造りコンセプト」とでもいったものを整理していきました。

このコンセプト作りにおいては、長女の今後の生活のQOLと、それとも関連する家族の暮らしやすさを高めていくという「療育的視点」が多分に含まれていましたので、そのあたりについて書いていきたいと思います。

まず、立地について強く意識したことが、

徒歩圏の利便性と安全性

ということでした。

言うまでもないことですが、日常生活というのは家の中だけで完結するものではありません。
「家の外」にある、さまざまな外的環境、社会的リソースまで含めて、私たちの日常生活は成り立っています。
そして、「家の外」に何がどんな風に存在しているのか、ということは、「その土地にどんな価値があるのか」ということとほとんどイコールだと言っていいでしょう。

例えば「渋谷まで直通10分、吉祥寺まで直通15分という、井の頭線のとある駅まで徒歩5分」という立地を選んで住んだとします。
そうするとこれは、渋谷なり吉祥寺にあるさまざまな施設やリソースを、「20分以内の徒歩+電車による移動」というコストで「自分の日常生活の一部」として取り込んで利用することができる環境を選択した、ということに他ならないわけです。
その人は、その「家の外に延長された、それらの社会的リソース(が自分の生活圏にあるものとして手に入ること)」にそれだけの価値があると判断したからこそ、その立地に住むことのコストを支払うことに納得できるわけです。

さて、そういった考え方をふまえて「療育」という視点から我が家にとっての物件探しをすると、「周辺環境」への考え方は、一般的に考えられるものとは少し違ったものになります。

障害のある長女にとって、現実的な意味で自由に利用できる移動手段は、徒歩だけです。
空いている電車なら乗ることはできますが、1人で目的地を選んでそこの向かうことはできず、いろいろな意味で介助が必要です。
また、徒歩といっても自分で信号の色を判断してひとりで信号待ちをし、また交差点をわたるのはかなり難しいといえますので、やはり一定の介助が必要だと言わざるを得ないでしょう。

ですから長女にとって、少なくとも現時点で自分だけで利用することが可能(であるかもしれない)な社会的リソースというのは、「危険な交差点を渡らないで済む範囲の、ごく狭い徒歩圏」のなかのそれに限られる、ということになります。

その、「安全に歩いて行ける範囲」に何があるか。
それが、娘にとっては、大げさにいえば「日々の世界のすべて」に近いといっても過言ではないのではないか
、そんな風に思いました。
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2015年09月07日

恋愛ハウツー本をリリースしました。(少しだけ療育に関連があります)

1つ前のエントリで、昔書いた小説をKindleでリリースしました、という記事を書いていますが、それに引き続いて、Kindleでもう1冊電子書籍をリリースしました。


婚活パーティではじめる 出会いのビギナーコース:
僕のカップリング率を0%から113%に変えた「恋愛認知アプローチ」
sora y.d.
Kindle版

内容としては、恋愛経験の浅い男性をターゲットにして、「婚活パーティ」を活用して恋愛スキルをアップさせ、いい出会いにつなげていきましょう、という本です。

※ちなみに、恋愛本を出すようなキャラだとは思わなかった、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実際には、姉妹ブログなどをご覧になっても分かるとおり、あらゆることに関心を持って、分析的にアプローチして文章をたくさん書くのが好き、というのが私の本来のキャラクターですので、独身時代、出会いを探していたころはやはり、その「出会い」についても同様に「分析的にアプローチして文章をたくさん書いて」いたわけです。今回の本は、そのころに書き溜めたものを再校正し、大幅に加筆して書いたものになります。

AmazonのHP用に、内容紹介の文章を書いていますので、それをこちらにも貼っておきたいと思います。

続きがあります・・・
posted by そらパパ at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2015年08月31日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(34)

さて、建売りから土地に家探しの中心をシフトしてまもなく出てきた「良さそうな土地」にさっそく申込みをしたのですが、その日の夜に不動産屋からかかってきた電話の内容は意外なものでした。

「すみません、あの区画はすでに建売りを建てることが決まっていたので、土地としては売れないことが分かりました」

一般に分譲地というのは、条件の悪い区画(旗竿だったり北向きだったり狭かったり)については早めに「土地としての販売」に見切りをつけて建売り物件として売り始め、南向きの広い区画などはより高い予算で家を探している客に向け、長期間「土地」として販売を続ける、といった戦略がとられることが多いです。

そのため今回の物件についても、私が申し込んだ区画(分譲地の中では比較的条件が悪い区画)はゆくゆくは建売りになるだろうという話は聞かされていたのですが、実際にはとっくに建売り計画が進み、私が現地を見て申し込んだ時点で、すでに建築確認まで出されていたということが分かったのです。
簡単にいうと、営業マンの情報不足でした。

その区画に建築予定の建売りの間取りを見せてもらったのですが、希望の間取りとは相当かけ離れていて、しかも建築費の安いいわゆるパワービルダーではなくワンランク上のハウスメーカーで建てる「高級建売り」というコンセプトだったため、価格も注文住宅で建てるのとまったく変わらない非常に割高なものになっていることが分かりました。

これでは買えない、というこちらからの話に平謝りの営業マンから、まだ実際には建てていないから仕様の変更などは可能なので希望を出してください、と言われ、間取りの変更を含む大幅な変更の希望も出したのですが、返ってきた答えは「建築確認の変更を伴う仕様変更はできません」ということで、変更できるのは壁紙とかキッチンのメーカーとか、そういうどうでもいいところだけで、ちょっとした間取りの変更さえ難しいということになって、一気に萎えました。

この大ポカをやらかしたのは、不動産仲介業界では最大手クラスの某社ですが、結局、家造りにかかる一連の取引のなかで、一度も利用することがありませんでした。
この件のあと、連絡をとるのをやめたわけでもなく、物件の紹介なども何度かお願いしたりもしたのですが、どうも他社と比べると情報の鮮度が悪く、私がすでにネットで確認した情報さえ知らなかったり、依頼したことが忘れられて結局実行されていなかったりと、パートナーとして信頼できないという印象が最後まで拭えませんでした。
対応にあたってもらった営業マンは実は店長だったとあとで分かりましたし、取引にかかる保証とかの条件は悪くない会社なんですが、それでも私の中では「使えないな」という印象が非常に強くなりましたね。

さて、そんなわけで、家探し(土地探し)は改めて白紙に戻ってしまいました。
少し時間もできたので、我が家が土地に求める立地条件や希望する家の間取りなどについて、改めて家族で話し合ったりもしました。
その内容については、このシリーズ記事の1つのテーマである「療育を意識した家造り」と強く関連するものでもあるので、少し詳しく書いてみたいと思います。
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2015年08月24日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(33)

さて、新居探しの対象の中心が建売りから土地に替わり、検討をすすめた結果、「検討に値する、リスクの高くない土地」として、以下の4つのパターンがあることが見えてきました。

1)環境に難があるため売れ残っている土地。
2)中途半端な広さのため割高になって売れ残っている土地。
3)売り主が相場を無視した高値をつけて売れ残っている土地。
4)業者が手を入れ利益を乗せているため割高になっている「分譲地」。


そして、私が最初に興味を惹かれたのは、12区画程度に区分されて売りに出ていた分譲地でした。つまり、上記のパターンの4)に該当する物件です。
この分譲地はロケーション的には希望にとても近かったのですが、以下の2点がネックになると考えられました。

・値段が割高。
・1区画あたりの土地面積が僅かに希望より狭い。


現地で土地を見ながら、営業マンにその話をしたところ、「それだったらこの区画がいいですよ」といって案内されたのが、その分譲地のいちばん奥の土地を案内されました。

そこは、その分譲地の中ではやや奥まった、間口の狭い区画でした。
そして、その区画は位置の悪さをカバーするために、全区画の中でもっとも広い面積が設定されているにもかかわらず、全区画の中でもっとも安い値段が設定されていたのです。

この区画は、確かに非常に魅力的でした。
なぜなら、上記の「ネック」となっているポイントが2つとも解消されていたからです。
その区画の土地面積は、他の区画よりも広めなため希望の条件を満たしていましたし、しかも値段が割安だったため、土地の価格としても希望の範囲に収まっていたからです。
確かに間口が狭く奥まっているというデメリットはありましたが、間口の狭さは他の区画と重なっているために生じているだけで、土地の形としてはいわゆる「旗竿地」ではなく整形地になっていましたし、そのため隣接する家に完全に囲まれてしまうのではない、開放感のある家も十分に建てられるように思われました。(間口が狭いとはいえ、ちゃんと「南向き」でもありましたし。)

まだ土地を見始めてからそれほど数は見ていなかったのですが、この時点で「これは我が家のためにあるような土地だ!」と直感した私は、さっそくお店に戻って「申込み」を行いました。
不動産の世界で「申込み」というのは「契約をする希望の申し立て」のようなもので、その不動産を購入する意思があることを示す行為であり、必ず契約に先立って行うものになっています。
ちなみに「値下げ交渉」はこの申込みの段階で行うもので、申込書に買主の希望の価格(実際に売り出されている値段よりも低い金額)を書いて申し込むわけです。申込みをしたあとで値切ることは不可能ですので注意が必要です。

そして、買い主からの「申込み」を売主が受け入れれば、そのまま日程を決めて売主と買主が不動産業者の事務所に集まり、「売買契約」を行うという流れに入っていきます。申込み受諾から契約までは普通1週間もないので、とても大きな買い物の割には(自動車とかと比べても)慌ただしく時間が流れていきます。

さて、私はこの土地に対して、今回の家探しで最初の「申込み」を行なったわけですが、意外などんでん返しが待っていました
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2015年08月17日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(32)

土地探しをすすめていくなかで、売れ残り物件を安く買い叩いたりできるチャンスのある建売り住宅と比べ、意外にも、「土地」というのはその価値と価格との関係がシンプルで、「安い土地にはろくなものがないし、条件のいい土地は高い」というわかりやすい関係があることが分かってきました。

そんな中で、我が家としてはどんな土地を探していけばいいか、家族とも相談しながら、考えていきました。

そして出た基本的な方針が、

・リスクの小さい土地を、
・我が家にとっての付加価値を加味して選ぶ。


ということでした。

これは言い換えると、単価が割高であっても、条件のいい土地のなかから厳選して選ぶ、ということを意味しています。

まず決めたことは、「不確定要素の多い=リスクの高い土地は避ける」ということでした。

土地の中には、実際に家を建てるまでに予想外のコストがかかる可能性が高い「ハイリスク物件」というのがあります。
具体的には、

・斜面になっている土地(擁壁の工事などで数百万円のコストがかかる可能性があります)

・ガス・水道が引き込まれておらず、かつ私道に面した土地(引き込む際に私道の共有者全員から同意を取り付けなければならず、非協力者がいた場合に入居前から近所トラブルに巻き込まれてしまいます)

・敷地境界があいまいな土地(家を建てる際に隣地との境界確認を行うことになり、どこまでがどちらの持ち物かでトラブルになる可能性が高いです)

・更地になっていない古家つき物件で、撤去費用が高く付きそうな条件のある土地(古井戸があったり、巨木が何本も植えられていたり、資材が大量に積み上がっていたり)


もともと土地を買うことには一定のリスクがありますが、上記のような物件にはさらに高いリスクがあり、予想外の出費がかさんだり最終的に家が建たない可能性さえありますので、こういった物件はどんなに安くても避けることにしました。

そして、こういった条件の土地を外していくと、残るのはほぼ次の4つのパターンのどれかになります。

1)環境などの条件が悪い(高架下、交通の便が悪い、周りの家が汚い等)ために売れ残っている土地。
2)中途半端に面積が広い(しかも分割できない)ために割高になって売れ残っている土地。
3)売り主が相場を無視した値付けをしているために高すぎて売れ残っている土地。
4)整地もインフラ引込みも終わっているが値段が割高な「分譲地」。


こういった土地のなかから、我が家にとって「より価値のある(=売値以上の価値を見いだせる)物件」を選ぶことになるわけですが、実際、我が家では結果として上記の1)〜4)、すべてのパターンの土地を真剣に検討することになりました。
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2015年08月10日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(31)

さて、そんなわけで、紆余曲折をへてようやく「土地探し」がまともにできる態勢が整ってきたわけですが、さて、いよいよちゃんと土地を見比べていい物件を見つけよう、と思って本腰を入れて「土地」を回ってみると、これまた「希望に近い物件は非常に少ない」ことが分かって愕然としました。

端的にいうと、土地というのは建売りにもまして「ろくな物件が出ていない」ということが分かってきたのです。

建売り同様、ぎりぎりまで小さく区切って割高な値段が設定された、希望より小さな家しか建たない分譲地。

せっかくの低層住宅地なのに、周りをすべて違法建築で敷地目一杯に建てられた古い家に囲まれた空き地。

家を一軒建てるには広すぎ、でも分割すると小さくなりすぎるという中途半端な広さで売りに出されている土地。「広すぎる」ために値段は高く、売るときにも苦労しそう。

築40年はたっているんじゃないかという古家つきで、私道の奥にあるためガス水道は周囲の家の許可がないと引き込めず、敷地内には撤去に莫大な費用がかかりそうな古井戸や巨木だらけの土地。

接道規制ぎりぎりの、とても車が入ってこれないような私道の奥にある陰鬱でじめじめした土地。


本当に、こんな土地ばかりなのです。

でも、少し考えて理由が分かりました。
住居用建物を手に入れるということを考えたとき、「建売住宅」というのは「最終製品」ですが、「土地」というのはその上に家を建てないと住むことができない、「中間製品」だ、ということです。

つまり、土地というのは、私たちのような一般消費者が購入して、注文住宅を建てて住む、という買われ方以外に、

・土地を仕入れて、家を建てて、「建売住宅」として販売するというビジネスを行う業者。

・土地をまとめて仕入れて、整地して分譲して付加価値を与え、より高い「分譲地」として販売するというビジネスを行う業者。


といった「買われ方」もするわけであって、一般消費者と不動産業者が競合する市場になっているというわけです。

そうだとすると、情報が豊富で早く、相場観や知識もあり、資金力もある業者がその競争に勝ち、条件のいい物件をおさえて自分たちのビジネスに活用してしまうことは必然であって、一般消費者が買うチャンスがある土地というのは、

・業者が見向きもしない「使えない土地」
・業者が買う気も起こらない「割高な値段が(売り主によって)設定されている土地」


か、もしくは

・業者が付加価値をつけて売っている、割高な「分譲地」

か、いずれかにしかなりようがない、ということになります。
実際、ネットなどで検索慣れしてくると、検索に出てくる「土地」がほぼすべてこの3つのどれかにあたることに気が付きます。

こういった状況で、どうやって土地選びをすすめていけばいいか、いろいろ考えました。
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2015年08月03日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(30)

さて、しばらく一般論的な「間取りのラフ設計のやり方」について書いていましたが、このあたりで元の家造りの話題にいったん戻したいと思います。

業者の「参考プラン」任せにしていたのではちゃんとした物件の比較検討も、本当にその土地に自分が希望する建物が建てられるのかもよくわからない、と悟った私は、間取りソフトと関連書籍を買い込み、悪戦苦闘を繰り返して、なんとか自分の希望する間取りを自分で作れるようになりました。
そのプロセスについて、一般化した話をこの前の数エントリで書きましたが、今回の家探しでの具体的な話題も、少し後で書くつもりです。

ともあれ、「自分でプランが描ける」ようになったことで、土地探しの効率はぐっと高くなりました。

具体的にいうと、まず自分なりに、理想的な土地を想定した「もっとも基本となる希望間取りプラン」をあらかじめ作成しておきます
そのうえで不動産仲介業者に実際に土地を見せてもらい、図面等も(販売時に見せてもらえる、ごく簡単なものですが)入手して、その図面を見ながら間取りソフトで自分なりにその土地に希望間取りを入れてみるわけです。
そして、「そもそも希望する間取りが入るかどうか」「入るとしたらどんな風に入るか」をチェックします。
土地ごとに敷地の形や道路への面し方などが異なりますから、あらかじめ用意してある「標準間取り」を調整して、

・間取りを土地の形状に合わせること
・玄関の入りを道路への面し方に合わせること
・そのうえで、希望する間取りの建物・駐車スペース等がその土地にちゃんと入ること


を満たすような間取りに仕上げていくわけです。

そして、間取りがうまく入りそうな「いい土地」だと分かったら、その段階で初めて仲介業者に依頼して「参考プラン」の作成を依頼します。
そのとき、自分で作成した、その土地用に作成した間取りを持ち込み、この間取りをベースに参考プランを作ってほしい、とお願いするわけです。
仲介業者が参考プラン作成を依頼できるビルダーは複数あるのが普通ですので、この依頼を同時に複数のビルダーに出してもらいます。
そうすると、それぞれのビルダーの建築士の方が、私の間取り案をベースに建築法規や各種規正を(ある程度)考慮した参考プランを作成してくれるわけです。

これによって、

・ちゃんと自分の希望にあった間取りで、
・かつほぼ条件の揃った参考プランと見積もりを、
・それぞれの土地について、
・複数のビルダーから手に入れることができる


ようになり、仲介業者が違っても、土地が違っても、参考プランを作成したビルダーが違っても、たくさん出てきた参考プランを同じ俎上に乗せて比較検討できるようになり、ようやくまともに「土地選び」ができるようになったわけです。

この後、「土地選び」だけでなく、「ビルダー選び」や、「間取りの最終化」のプロセスでも、自分で間取りが描けることが非常に役立った、というより、自分で間取りが描けないととても自分の希望通りの家は建たない、ということを痛感したので、今から家を探そうという方で、「土地から」家探しを始めようという方は、ぜひとも「自分で間取りを描けるスキル」を身につけることを強くおすすめします
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2015年07月27日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(29)

さて、フロアごとの部屋の面積が揃ったら、今度は部屋相互のつながりと配置を考えます。

まずは「つながり」を考えてみましょう。
「つながり」でまず注目すべきなのは、大きくいうと次のような4つです。

1)玄関から1階の部屋へのつながり。
2)1階と2階の階段の位置とつながり。
3)階段から2階の部屋へのつながり。
4)LDK内のLとDとKとそれ以外の場所へのつながり


まず1)ですが、1階にリビングがあるプランであれば、玄関から入ってホールを経由し、最初にドアを開けるとLDKがあるといった形になるでしょう。2階建てで4LDKなら、1階にはLDK以外にもう1部屋あると思いますから、その部屋にはLDKからだけ入れるのか、玄関(廊下)からも直接入れるのか、そもそもLDKとは分離した離れ的な部屋にするのか、といったことを「つながり」として表現します。
同じくトイレ、洗面、浴室といった水回りも、LDK内からアクセスするのか玄関(廊下)からアクセスするのかを考えます。
次に2)ですが、階段をLDK内に置くのか玄関(廊下)に置くのかを考えます。
そして3)については、階段を上がった2階の廊下から、各部屋にどのように接続するか、です、通常は廊下から各部屋に独立してアクセスできる放射状のつながりになると思いますが、子ども部屋を大きく作って子どもが大きくなったら間仕切る場合、子ども部屋にドアが2つあって三角形のようなつながりになる場合もあります。
そして、ここまで配置すると、LDKの形がどんな感じになりそうか(細長いか、正方形に近いか、L字のようになるか等)が見えてきます。
そこで最後に4)ということで、LDKにアクセスするドアを起点に、リビング・ダイニング・キッチンがどのように配置されるのか、さらには客室や階段や水回りなど、LDK内アクセスとする場合にはどの場所と(LなのかDなのかKなのか)つなげるのか、を考えてみます。

この時点ではまだラフなスケッチではあると思いますが、LDKの形状、配置、他の場所とのアクセスを美しくまとめることは、非常に難しいということが、おそらくこの段階で見えてくると思います。
まだ間取りソフトで詳細に詰めているわけではないので、ここでは1)〜4)については、「何とかなりそうだ」という感覚が得られたら次に進んでいいのですが、最後にもう1つだけ。

できあがった「配置図」の、フロア全体の「形」を見てみます。
実際に建てる家は、コスト面からも土地活用面からも、フロア形状は長方形(できれば正方形)に近くなければなりません。
もしも、この時点での配置図が長方形とはほどとおい形をしているのであれば、この先、大きな修正が必要になることを覚悟する必要があります

また、同時に、各フロアごとの「形状」に大きな違いがないこともチェックしておきましょう。
2階が正方形に近いのに、1階が細長かったりすると、それは現実にはプラン不可能なわけですから、やはり後で大きな修正が必要になります。

ただ、このあたりで「手書き」には限界がきますので、手書きベースである程度のプランができあがったら、そこからは間取りソフトを使うのがいいと思います。
間取りソフトを使って、実際に具体的なプランを追い込んでいくのが「ステップ3」となりますが、そこからの話題については、我が家が実際に取り組んだプランニングをふまえて書いていきたいと思いますので、いったん話題を元の家造りのことに戻したいと思います。


3Dマイホームデザイナー12
メガソフト
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2015年07月20日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(28)

さて、家造りを「土地」から始めることを決め、さらに「間取りプラン」についても自分で設計することに決め、どんどん「家ができるまで」が遠ざかっていっている気もしますが(笑)、基本的な「間取りプラン」を自分で作るときの進め方の1つのアイデアについて、療育的家作りの話題からはちょっと脱線して書いています。

さて、希望する間取りに必要な部屋の面積を合計して、フロアごとの面積が2〜3マス(1〜2畳)以上ずれている場合、間取りプランを前に進める前に、このアンバランスを解消していく必要があると思います。

なお、ここでは基本的に「総二階(全フロアの面積が同じ、直方体のような家)」を考えます。
総二階でない家なら2階の面積が1階より狭いことは問題になりませんが、そのような家は見た目は重厚になりますが都市部の家としては土地活用効率が低くコスト高にもつながりますので、ここではそういった家のプランについては考えません。(総二階をやめるくらいなら、下記にもありますが総二階のまま吹き抜けを作るほうがいいのではと思います。)

フロアごとのアンバランスの解消手段としては、以下のようなアイデアが考えられるでしょう。

1)ステップ1からやり直して、フロアごとの部屋の配分をそもそも変えてしまう。
2)1階よりも2階のほうが面積が小さい場合、差分で吹き抜けを作る。
3)1階よりも2階のほうが面積が大きい場合、差分で玄関を引っ込めてポーチを作る(引っ込めた玄関の上に2階の部屋が張り出して、雨風よけになる構造です)。
4)マス目が少ないほうのフロアの各部屋を広くしたり、新しい部屋を作ったりして、「広い方に合わせる」。

 玄関を広げる、LDKを広げる、洗面室を広げる、各部屋を広げる、部屋の収納を広げる、納戸や独立したウォークインクローゼットを作るなどが考えられます。
5)マス目が多いの方のフロアの部屋を狭くしたり、部屋を削ったりして「狭い方に合わせる」。
 こちらの場合、あまり選択肢がないことが多いですが、子ども部屋を6畳から4畳半にしたり、LDKを一回り小さくしたり、収納を小さくしたりといった感じでしょうか。

こういった手法を使って、フロアごとのマス目数のさが2〜3マス(1〜2畳)程度になるところまで追い込みます。

面積の問題が解決したら、次は「配置」の問題です。
面積だけなら別に「絵」を描く必要はなく、部屋ごとの面積を数字で書き出して集計すればいいのですが、それだとこの「配置」が考慮できません。

ここで考えるべきは、大きくいうと次のような部屋や建物パーツ間のつながりと、それを踏まえたフロア全体の形になります。

1)玄関から1階の部屋へのつながり。
2)1階と2階の階段の位置とつながり。
3)階段から2階の部屋へのつながり。
4)LDK内のLとDとKとそれ以外の場所へのつながり。


配置については、次のエントリで詳しく書いていきたいと思います。
posted by そらパパ at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2015年07月13日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(27)

紙と鉛筆を使って間取りを考えていくやり方で、「ステップ1」としては部屋をただのマルで描いて線でつないでいき、「ステップ2」では、部屋を実際の広さに近づけてステップ1の配置図を描き直していきます。

広さまで実際に合わせるなら、もう紙なんか使わないで間取りソフトでいいんじゃないか、と思われるかもしれませんが、実はまだこの「ステップ2」の段階は、「間取りを設計する」段階の1つ手前です

ステップ2の「本当の」目的とは、

・フロアごとの必要広さを知ること
・フロアのレイアウト感のアンバランスさを確認すること


この2つを同時に行うことにあります。

間取りを設計していて陥りやすいミスの1つに、「そもそもフロアごとの部屋配置のバランスが悪いのに、それに気づかずに悪戦苦闘してしまう」というパターンがあります

私の例でいくと、1階にLDKとそれに隣接する来客用の小さな和室、水回りとして浴室・洗面室・トイレを配置し、2階に主寝室・副寝室・子ども部屋・トイレを配置した間取りを一生懸命考えていました。
ごく一般的な4LDKの間取りと言えますが、実はこの間取りプランはちょっと破綻しているところがあって一筋縄では作れません。

理由は、

・1階に必要な広さが2階よりもずっと大きい

というアンバランスがあるからです。

後のエントリで具体的に説明する予定ですが、この間取りを普通に引くと2階の面積がかなり余ります。余るだけなら、2階の部屋を広めにとったりすればいいのですが、別の視点からすると、それはつまり「1階に広めの面積が必要になる」=「必要な土地の広さが大きくなる」ということになり、「予算オーバー」につながっていってしまうわけです。

こんなシンプルな問題(そもそも1階と2階の部屋の割り振りのバランスが悪くて間取りが入りにくいこと)に、当初はかなり長い間気づきませんでした。気づかずに、「どうしてもうまく間取りが入らないなあ、なぜだろう?」と悩んでいたわけです。

このアンバランスの問題に早い段階で気づくことが、「ステップ2」の目的の1つになります。
ですから、部屋をマス目に合わせて描いたら、その部屋に使っているマス目の数を1階と2階(3階建てや地下室ありの場合はそれらのフロアも)でそれぞれカウントして比較してみるわけです。

もしこの段階で、その差が2〜3マス以下しかない場合は、非常に優秀な部屋配置ですから、そのまま進めていっても大丈夫でしょう。

もしそれよりも差が大きい場合、そのまま間取り作成に突入すると行き詰まってしまう可能性が高いですので、プランに修正を加えて、各フロアのマス目数の「差」を2〜3マス以下にしてから次の段階に進むのがいいと思います。

具体的な修正方法については、次のエントリで触れたいと思います。
posted by そらパパ at 20:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2015年07月06日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(26)

土地探しのなかで、ビルダーが無料で作る参考プランでは「参考」にならない、と悟った私は、間取りソフト「マイホームデザイナー」と間取りに関する書籍を買い込み、自分自身での間取り作成にとりかかりました。


3Dマイホームデザイナー12
メガソフト

毎日、会社から帰ってからソフトを起動して深夜まで間取りプランをいくつも描くことを続けました。
最終プランにたどりつくまでに描いたプランは、まったく異なるものだけをカウントしても数十は下らないと思いますし、さらにそれぞれのプランについても、「このプランは使えるかも」と思ってじっくりと掘り下げたプランについては数十回の修正を毎日のように行いました。結果的に、修正プランもすべて含めて数えれば、数百とおりのプランを作成したのは間違いありません。

そして、やはりこういうのも「慣れ」という要素が大きいのだと実感したことは、最終的に採用したプランは、最初のころの自作プランとは比較にならないくらい出来が良くなっていて、当初は両立しないと思われていた希望要素の多くを盛り込むことができていたということです。

ところで、間取りを作っていく基本的な進め方についてですが、私自身は当初はいい方法が見つからなくて試行錯誤を繰り返すことになったのですが、最終的に、「こうやって進めるのがいちばんうまくいきそうだ」というやり方が見えてきたので、そのやり方について書いておこうと思います。
(ここからしばらく(3回程度)、家造りの話題から脱線することをご了承ください。)

用意するのは、B4以上の大きめの方眼紙(薄く方眼模様が入っているもの)を何枚かと、鉛筆もしくはシャープペンシル、そして消しゴムです。

まず、「ステップ1」として、「部屋のつながり」をラフに考えます

具体的には、「LDK」や「浴室」「洗面室」「玄関」「階段」などを、それぞれマルで表現し、どの部屋とどの部屋がつながっているべきなのかを、マルとマルとをつなぐ線で表現するのです。

これを、各フロアごとに絵にしていきます。

これによって、たとえば「階段はリビングとはつながっているけれども玄関とは直接つながっていない(リビング階段)」とか、「LDKと水回りをぜんぶ2階にまとめて、1階に居室とトイレをおく(2階リビングプラン)」といった、「間取りの基本形」が定まってきます。

これができたら、こんどは「ステップ2」です。
紙を替えて、こんどは同じ間取りを「部屋の面積を意識して」描いてみるのです。
方眼紙のマス目の1つ(1cm四方)を半畳(メーターモジュールの場合は100cm四方)として扱うと描きやすいと思います。
マス目をこの大きさに設定した場合、基本的に浴室は2×2の4マス(1坪)、洗面室も最低サイズとして同じく2×2、トイレは1×2マスで1畳、部屋については6畳なら3×4の12マス、8畳なら4×4の16マス、4畳半なら3×3の9マス、玄関は上がり框とあわせて最低2×2の4マスくらいの大きさになります。LDKについては、希望する畳数×2マスになります。

広さまで揃えてマス目に描くなら、もうこの段階から間取りソフトを使ったほうがいいんじゃないか?と思われるかもしれませんが、実はこの「ステップ2」の目的は、間取りを追い込んでいくことではありません。まだ、それより前の段階になります。
posted by そらパパ at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2015年06月29日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(25)

さて、土地探しのなかで、参考プラン作りを業者に任せていたのでは埒があかない、ということで、自分自身で間取りを設計することにした私は、このソフトを買いました。


3Dマイホームデザイナー12
メガソフト

私が使っていたころと比べると、既に1度バージョンアップがあったようですが、ここでご紹介しているのはこの記事を書いている時点での最新バージョンです。

このソフトにはいくつかパッケージのバリエーションがあって、ソフトのみから各種解説書つきのものまでありましたが、私は基本的な解説書のついた中間グレードのものを買うことにしました。

さらに、間取りについての基本的考え方を学ぶために、こちらの2冊の本も購入。


最高の住まいをつくる「間取り」の教科書
PHPビジュアル実用BOOKS
佐川 旭 (著)

こちらは、間取りを設計するための基本的な考え方を一般ユーザー向けにやさしく解説した入門書です。


家族でつくる「間取り」の教科書 単行本
小池 康壽

こちらも同じようなコンセプトの本ですが、実際の間取り作成については「マイホームデザイナー」を使って行うことが前提になっていて、後半はソフトの解説書のように使える本です。

その後も、間取りについての本は大量に買い込みましたが、そんななかで「役に立ったな」と感じる本をいくつかピックアップしておきたいと思います。


住まいの解剖図鑑
エクスナレッジ
増田 奏


安らぐ家は「間取り」で決まる
ナツメ社
上田 康允


改訂版 小さくても居心地のいい家を建てる152のコツ
別冊プラスワンリビング ムック
主婦の友社 (編集)


一級建築士が描いた マンガで学ぶ家づくりの基本
NEW HOUSE BOOKS
馬場 祐三

これらの「本」に加えて、リクルートから出ている工務店の広告雑誌「○○(都道府県名や地域名が入ります)で家を建てる」もあわせて参考にしました。
こちらは、どのくらいの予算レベルでどの程度の家が建つのか、といった相場観を知ることと、最近の家ではどういう設計が流行しているのか(リビング階段とか面積可変式の子ども部屋とか)を勉強すること、そして家造り後半では、具体的にどこの工務店に依頼をするのかまで含めて、家造りのすべてのステップで役立ちました。

さらにこれら以外に建築基準法や関係法令に関する勉強もすすめたのですが、そちらについてはもともとある程度の知識を持っていたこともあって、ネットの情報を読むことが主な方法でした。
基本的なことは上記で紹介した本にも載っているので、そちらを熟読されるのがいいと思います。

ちなみに、「役に立たなかった」本の筆頭が、「建築家と建てた家」の実例がたくさん載っているタイプの本(大判のムック的なものが多い)でした。
これらは、利便性より見た目のインパクトやデザイン重視だったり、個性が強すぎて汎用性がまったくなかったりして、本当に参考にならなかったですね。

逆に、「工務店で建てた家」の実例をまとめたムック本も少ないながらあるのですが、そちらはなかなか役に立ちました。
具体的にいうと、こちらです。


アトリエ建築家とつくるマイデザインハウス 1,2,3
別冊・住まいの設計 ムック
ハイアス・アンド・カンパニー株式会社

タイトルとは違って、工務店で作る家の実例集です。身の丈にあった、実用的な家が多く、こちらはとても参考になりました。

さて、今回はほとんどソフトと本の紹介だけになってしまいましたが、次回は実際にこれらの本やソフトを導入してから、我が家の土地探しがどんな風に変わっていったかを書いていきたいと思います。
posted by そらパパ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2015年06月22日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(24)

土地探しを始めて、気になった土地に対して、仲介業者とつながりのあるビルダーさん等に「参考プラン」としてその土地に入る建物の間取りを設計してもらう、ということを繰り返してみた結果、分かったことは、

所詮「参考プラン」で出てくる間取りなんてレベルが低くて全然使えない。

ということでした。

もちろん、無料サービスなので多くは望めないですし、実際に土地の調査をしているわけではなく単に不動産業者の持っているイラストレベルの土地図面と「顧客の希望」だけでざっくり作っているわけですから仕方ないのですが、まあ率直にいって、建売で実際に建っている家よりも使えない間取りのオンパレードでした。

今でも覚えているのは、南向きの土地に、南入りの玄関、玄関脇に「南向きで玄関から丸見えのトイレ」を設置し、さらにキッチンまで南側にあって、玄関とトイレとキッチンで南側を占領してしまって肝心のリビングが南面しておらず西向きという、素人でも作らないようなありえない「参考プラン」でした。

この参考プランを作ったのは、とても有名な某パワービルダーさんでしたが、さすがにこのプランには、手配した仲介業者さんも苦笑していました。
(参考までに書いておくと、キッチンは食品を扱うので厳しい直射日光の入りやすい南向き・西向きは避けるべきとされており、北向きもしくは東向きがいいと言われています。)

他の参考プランはここまでひどくはなかったですが、それでも、こちらの希望を「とりあえず入れてみました」レベルのものが多く、いかにも使いにくそうな間取りばかりで、検討のたたき台にするのも難しいという印象でした。

こうなってくると、私みたいな性格の人間が考えることは、1つしかありません。

そうです、

こうなったら、自分でプランを作ってしまおう。

となったわけです。

自分自身で間取りを作るために、最初はいくつか間取り設計用のフリーソフトを試してみましたが、思いのほか使いにくく、結局、市販のパッケージソフトであるこちらを購入することになりました。


3Dマイホームデザイナー12
メガソフト

3Dマイホームデザイナー オフィシャルガイドブック 2014
シジシンデザイン室 (著),

かつては間取りソフトもいくつか有力なものがあったようですが、淘汰されて現在は一般ユーザー向けではほとんどこれが唯一の主力市販ソフトといってもいいのではないかと思います。
(私が実際に買ったのはこれのバージョン違いです。上記は現時点での最新版です)

ソフトにも解説書がついている(「解説書付き」のソフトを買った場合)のですが、私はさらに追加して、こちらの本も買いました。


家族でつくる「間取り」の教科書 単行本
小池 康壽
posted by そらパパ at 21:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2015年06月15日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(23)

土地から探して家を建てる場合、最も「建売を買うのに近い」スタイルとしては、参考プランの作成からビルダーの選定まで、土地を扱う不動産仲介業者に任せてしまってワンストップで家造りをまとめてしまうやり方です

私も、当初はそういったやり方で土地探し(+家造り)が完結できるかな、と考えながら土地探しをスタートさせたわけですが、なかなかうまくいきませんでした。

その1つの理由としては、土地ごとに、あるいはビルダーごとに、出てくる「参考プラン」の中身がまちまちで、かつあまりクオリティが高くなかった、ということがあげられます。

私は、最終的に購入する物件が決まるまで、手当り次第にたくさんの不動産仲介業者に連絡をとり、物件を見せてもらっていました。
その結果、その業者ごとにつながりのあるビルダーが異なったり、同じビルダーでも担当の支店やつながりのある設計者が異なることがあり、異なった物件にそれぞれ参考プラン作成の依頼を出すたびに、毎回間取りも見積もり金額も全然違うものが出てきました。

こうなってくると、土地によって間取りや見積もり金額が異なるのが、土地の特性によるものなのか、参考プランを担当した設計者の個性によるものなのか、建物の仕様やグレードの違いによるものなのか、ビルダーの建築単価の高い・安いによるものなのか、そういうことが全然わからないため、比較のしようがなくなってしまうわけです。
そして仲介業者、もしくは土地によっては、最初から参考プランが作成されていることもあり、そういった物件については改めて参考プランを作ってもらえないことも多く、比較をより難しいものにしていました。

また、せっかく希望条件を出してわざわざ参考プランを作ってもらったにもかかわらず、出てきた参考プランが希望した条件と合致していないケースもしばしばありました
この場合も、参考プラン作成を無料のサービスとしてお願いしていることもあり、プランの作り直しを依頼することはなかなか難しかったりします。

こういった状況なので、仲介業者めぐりをして気になった土地への見学を繰り返していくと、いちおうそれぞれの土地に参考プランがついていって「土地+建物」の比較検討ができる状態にはなっていくのですが、その肝心の建物が間取りもグレード感もバラバラで、到底比較できる体をなしていない状態になっていってしまったわけです。

そしてもっと致命的なことは、

どんなに参考プランを作ってもらっても、「これは希望通りだ!」という、納得できるプランを作ってもらえたケースが1つもなかった。

ということでした。

このことが、この後の私の土地探しの基本スタイルを大きく変えることにつながっていきます。
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