さて、家造りについて、建物自体の間取りの話題から、設備や外装・内装の仕様ぎめの話題、そして電気・配線関連の話題と順に書いてきました。
ハウスメーカーと打ち合わせして決める内容としては、だいたいこれで終わりなのですが、最後に、建築コストを下げるためにも、また自分ならではのこだわりの家造りを実現するためにも、どうしても必要になってくるのが、
・施主支給
でしょう。
施主支給というのは、家づくりのための部材を施主(建てる人、つまり私)が自分で買ってきてビルダーに提供し、それを使ってもらうというやり方です。
とはいえ、施主支給はある意味「最後の手段」です。
品質が保証できないことや大工さんがいるタイミングで確実に部材が届く保証がないことなどもあって、ビルダーは施主支給を基本的には歓迎しません。
ですから、できるだけ施主支給にならないように、使用する部材などを決定する際には、次のような段階をふんで検討をすすめていくことになります。
1)ビルダーの標準仕様内の部材・オプションを採用する。
2)ビルダーが提供する「特別仕様」「スペシャルオプション」の部材・オプションを採用する。
3)1)や2)で選択できない部材を、ビルダーから発注して調達してもらう。
4)施主支給
標準仕様のなかで希望する部材やオプションが選べなくても、多少の追加コストの支払いで選べる、特別仕様の設定がある場合があります。
たとえば、屋根材や外壁材などについては、ローコストビルダーの場合は標準仕様では一番下の限られたグレードしか選べない場合も少なくありませんが、オプションで追加コストを支払うことで、同じメーカーの上位グレードの部材を選択できるようになる場合が多いと思います。
そういった特別仕様でも希望する部材が選べない場合は、具体的にメーカーと商品名を指定して、「これが使いたいんですけど」とビルダーに聞いてみることになります。
ある程度メジャーな商品であれば、施主が自分で調達してこなくても、ビルダーが直接発注してその部材を使うことができるはずです。
とはいえ、例えば使いたい部材が特定の中小メーカーが作っている「こだわりの部材」だったり、輸入部材だったり、または普通のメーカー品であってもたままたビルダーが取引のないメーカーのものだったりで、ビルダーが直接発注できない場合も意外と多くあります。
また、発注はできるけれども、見積もりを取ってもらったら非常に高く、これなら普通に通販で買ったほうがずっと安い、というケースもあります。
そういった場合には、やむなく「施主支給」を選択することになるでしょう。
2017年06月05日
2017年05月29日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(118)
さて、電源・配線まわりのもう1つの「失敗」についてですが、これは割と「あるある」ではないかと思いますが、
部屋の灯りをつけるスイッチの位置がおかしい。
という話です。
居室の灯りスイッチというのは、基本的に部屋に入ってすぐのところにつける(トイレや浴室は、その部屋に入るすぐ手前につける)のが普通だと思いますが、その位置について、設計時には大丈夫だと思っていたのに、実際に使ってみると使いにくい場所についているものがいくつかあることに気づいたのです。
簡単にいうと、
ドアノブから遠い場所にスイッチをつけると使いにくい。
ということがわかったのです。
使いにくくなってしまった灯りスイッチの1つが1階のトイレです。
ここは、ドアを引き戸にしたのですが、引き戸のノブ側ではなく戸袋側にスイッチがついています。
ただ、これは仕方ないことで、引き戸のノブ側の場所が部屋のコーナーになっていて、そのコーナーに接しているもう1つの面も開き戸なので、スイッチをつける場所がない(あえてつけるなら、トイレの中につけることになってしまう)ということがあります。
ただ、そうであっても、ドアノブのすぐそばではなく、引き戸のドアノブのない側(=戸袋側)にスイッチがついているので、
1)トイレの灯りのスイッチを入れる→トイレのドアを開ける
2)ドアを開けてトイレから出る→トイレの灯りのスイッチを切る
どちらの動作についても、ほんの少しですが「距離」が生まれます。
これによって何が起こるかというと、特に2)の動作の際、トイレの灯りのスイッチに意識がいかない可能性が高まります。
その結果、「トイレの灯りを消し忘れる」ということが割と(数日に1回くらい)発生してしまうわけです(笑)。
ただ、これは先ほども言ったとおり直しようがない(あえていうと、ドアノブのすぐそばのトイレの中にもスイッチをつけ、ドアの外のスイッチとの組み合わせで自由にON・OFFできる「3路スイッチ」にする、というのが考えられます)ので、意識して忘れないようにするしかありません。
そしてもう1箇所、やはり灯りスイッチの場所がおかしいのが、主に私が使っている洋室です。
ここは開き戸なのですが、そのドアを少し開けて手が入る場所の壁面ではなく、ドアを全開したときのドアノブの先の位置にスイッチがついています。
これも実に不便です(笑)。初めて部屋に入ると必ずスイッチが見つからずに手が迷います。
本当なら、ドアを少し開けて手を入れた場所の壁面につけるべきなのですね。
まあ、これも理由があるといえばあって、ドアを開けてすぐの壁面は設計図上は「クローゼットのドア」になっていて、つけられるように見えなかったのです。
でも実際には、ドアを支えるための柱が入っており、うまくやればスイッチがつけられそうだということが(後で)わかりました。
これは、リフォームで直すかもしれません。
というわけで、配線まわりのもう1つの教訓。
部屋の灯りスイッチは、ドアノブのすぐそばにつけるようにする。(ドアを全開にした場所に間違えてつけない)>
部屋の灯りをつけるスイッチの位置がおかしい。
という話です。
居室の灯りスイッチというのは、基本的に部屋に入ってすぐのところにつける(トイレや浴室は、その部屋に入るすぐ手前につける)のが普通だと思いますが、その位置について、設計時には大丈夫だと思っていたのに、実際に使ってみると使いにくい場所についているものがいくつかあることに気づいたのです。
簡単にいうと、
ドアノブから遠い場所にスイッチをつけると使いにくい。
ということがわかったのです。
使いにくくなってしまった灯りスイッチの1つが1階のトイレです。
ここは、ドアを引き戸にしたのですが、引き戸のノブ側ではなく戸袋側にスイッチがついています。
ただ、これは仕方ないことで、引き戸のノブ側の場所が部屋のコーナーになっていて、そのコーナーに接しているもう1つの面も開き戸なので、スイッチをつける場所がない(あえてつけるなら、トイレの中につけることになってしまう)ということがあります。
ただ、そうであっても、ドアノブのすぐそばではなく、引き戸のドアノブのない側(=戸袋側)にスイッチがついているので、
1)トイレの灯りのスイッチを入れる→トイレのドアを開ける
2)ドアを開けてトイレから出る→トイレの灯りのスイッチを切る
どちらの動作についても、ほんの少しですが「距離」が生まれます。
これによって何が起こるかというと、特に2)の動作の際、トイレの灯りのスイッチに意識がいかない可能性が高まります。
その結果、「トイレの灯りを消し忘れる」ということが割と(数日に1回くらい)発生してしまうわけです(笑)。
ただ、これは先ほども言ったとおり直しようがない(あえていうと、ドアノブのすぐそばのトイレの中にもスイッチをつけ、ドアの外のスイッチとの組み合わせで自由にON・OFFできる「3路スイッチ」にする、というのが考えられます)ので、意識して忘れないようにするしかありません。
そしてもう1箇所、やはり灯りスイッチの場所がおかしいのが、主に私が使っている洋室です。
ここは開き戸なのですが、そのドアを少し開けて手が入る場所の壁面ではなく、ドアを全開したときのドアノブの先の位置にスイッチがついています。
これも実に不便です(笑)。初めて部屋に入ると必ずスイッチが見つからずに手が迷います。
本当なら、ドアを少し開けて手を入れた場所の壁面につけるべきなのですね。
まあ、これも理由があるといえばあって、ドアを開けてすぐの壁面は設計図上は「クローゼットのドア」になっていて、つけられるように見えなかったのです。
でも実際には、ドアを支えるための柱が入っており、うまくやればスイッチがつけられそうだということが(後で)わかりました。
これは、リフォームで直すかもしれません。
というわけで、配線まわりのもう1つの教訓。
部屋の灯りスイッチは、ドアノブのすぐそばにつけるようにする。(ドアを全開にした場所に間違えてつけない)>
2017年05月22日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(117)
電気・配線関係に関連して、今回はちょっと番外編的な話です。
注文住宅で家を建てて2年近くがたちましたが、頭の中でイメージして設計した家に実際に住んでみて、予想していたよりははるかに「失敗した!」ということは少ないのですが、それでもやっぱり、「失敗した!」と感じている点は当然いくつかあります。
そんな中でも、電気・配線まわりについては、「失敗した!」というポイントが2つあります。
しかもこれは、一般的にどんな家を建てるときにも重要なポイントになりそうだと思いますので、それについて書いておこうかと思います。
まず1点めは、
・掃除機用のコンセントがない
という問題です(笑)。
今回、AC電源のコンセントの数と位置には徹底的にこだわったつもりでした。
そのこわだりをシンプルに表現すると、「この場所には電化製品を置くことになるだろうな」という場所にはすべてコンセントを設置したのです。
結果、通常の建売などの家に比べると、コンセントの数は3倍くらいあるのではないかと思います。
そして、実際に引っ越してきて家具や家電を置いてみると、たしかにコンセントが欲しい場所にはすべてコンセントがあり、かつそれらのコンセントは家具などの裏側にうまく隠れて配線も目立たず美しく仕上がったので、とても満足しました。
ところが、です。
引っ越しの段ボールを少しずつ片付けたりして掃除を始めたところ、掃除機をかけようとした妻に言われまいた。
「ねえ、掃除機のコンセント、どこにあるの?」
「えっ?」
そう言われて、改めて家の中のコンセントを見て、気付きました。
ほとんどすべてのコンセントが家具の後ろに隠れていて、掃除をするときにすぐに使えるオープンなコンセントがどこにも見当たらないことに。
いちおう、掃除のときにコンセントが必要なことは忘れていたわけではなく、それっぽい位置にコンセントは用意していたつもりでした。
でも、いちど設定したコンセントの位置を微調整するときに、「掃除に使う」という用途をつい忘れてしまい、それらのコンセントを「この家具の後ろで、この電化製品用に使う」という目的のために、壁面の端のほうからより中央寄りへ動かしていたのです。
結果、それらのコンセントはだいたい家具の後ろに隠れることになり、いざ掃除機を使おうと思ったときに、すぐにさせるコンセントがなくなってしまったわけです。
仕方がないので、家具の後ろに隠れているコンセントに電源延長コードをさし、それをいつでも使える場所に引き出しておくことで、それを掃除機用に使っています。
せっかくコンセントが家具の後ろに隠れたのに、家具の横から延長コードがぶらぶらはみ出すことになり、非常に残念な感じに。
これについては、いずれリフォームをするときに解決したいと思っています。
電源・配線まわりについてはもう1つの「失敗」があるのですが、これについては次回のエントリで。
注文住宅で家を建てて2年近くがたちましたが、頭の中でイメージして設計した家に実際に住んでみて、予想していたよりははるかに「失敗した!」ということは少ないのですが、それでもやっぱり、「失敗した!」と感じている点は当然いくつかあります。
そんな中でも、電気・配線まわりについては、「失敗した!」というポイントが2つあります。
しかもこれは、一般的にどんな家を建てるときにも重要なポイントになりそうだと思いますので、それについて書いておこうかと思います。
まず1点めは、
・掃除機用のコンセントがない
という問題です(笑)。
今回、AC電源のコンセントの数と位置には徹底的にこだわったつもりでした。
そのこわだりをシンプルに表現すると、「この場所には電化製品を置くことになるだろうな」という場所にはすべてコンセントを設置したのです。
結果、通常の建売などの家に比べると、コンセントの数は3倍くらいあるのではないかと思います。
そして、実際に引っ越してきて家具や家電を置いてみると、たしかにコンセントが欲しい場所にはすべてコンセントがあり、かつそれらのコンセントは家具などの裏側にうまく隠れて配線も目立たず美しく仕上がったので、とても満足しました。
ところが、です。
引っ越しの段ボールを少しずつ片付けたりして掃除を始めたところ、掃除機をかけようとした妻に言われまいた。
「ねえ、掃除機のコンセント、どこにあるの?」
「えっ?」
そう言われて、改めて家の中のコンセントを見て、気付きました。
ほとんどすべてのコンセントが家具の後ろに隠れていて、掃除をするときにすぐに使えるオープンなコンセントがどこにも見当たらないことに。
いちおう、掃除のときにコンセントが必要なことは忘れていたわけではなく、それっぽい位置にコンセントは用意していたつもりでした。
でも、いちど設定したコンセントの位置を微調整するときに、「掃除に使う」という用途をつい忘れてしまい、それらのコンセントを「この家具の後ろで、この電化製品用に使う」という目的のために、壁面の端のほうからより中央寄りへ動かしていたのです。
結果、それらのコンセントはだいたい家具の後ろに隠れることになり、いざ掃除機を使おうと思ったときに、すぐにさせるコンセントがなくなってしまったわけです。
仕方がないので、家具の後ろに隠れているコンセントに電源延長コードをさし、それをいつでも使える場所に引き出しておくことで、それを掃除機用に使っています。
せっかくコンセントが家具の後ろに隠れたのに、家具の横から延長コードがぶらぶらはみ出すことになり、非常に残念な感じに。
これについては、いずれリフォームをするときに解決したいと思っています。
電源・配線まわりについてはもう1つの「失敗」があるのですが、これについては次回のエントリで。
2017年05月15日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(116)
ここまで、電気・配線系の仕様をまとめてきました。
・コンセントの数・位置
・照明の数・種類・位置、スイッチの位置とロジック
・有線LAN・電話線の数・位置、ネットワーク
・同軸配線の数・位置、ネットワーク
一般的な家づくりにおいては、このあたりにそれほどこだわるということはほとんどないようです。
つまり、
・各居室に適当にコンセントを設置。
・各居室に適当にアンテナ端子を設置。
・施主が希望する1箇所に電話端子を設置。
・アンテナと光回線の引き込み場所を適当に設定。
・各居室や廊下に照明とスイッチの配置を設定。
といったことを、ビルダーの側でざっと決めて、あとは施主がそれを確認して終わり、というのが一般的な流れのようです。
ところが今回、私はこれをすべて自分で決めました。
しかも、同軸ケーブルの配線などは、送信と受信を同じケーブルでまかなうなどかなりマニアックな設定で、ビルダーの担当者では理解できませんでした。
さらに、ここまで複雑なプランだとビルダーの「標準プラン」のなかにまったく収まらないため、ビルダーの側で見積もりをとると、この部分だけで車が1台買えてしまうほどの金額になってしまったのです。
そこで、ビルダーの担当者とも相談した結果、以下のようなやり方でこの問題を乗り切ることになりました。
・ビルダーの標準プラン+オプションの範囲で安く済ませられる範囲は、ビルダーとの契約で施工する。
・それで収まらない範囲は、今回ビルダーが発注する業者と私が直接打ち合わせをして直接契約を結んで施行する。この部分についてはビルダーは責任を負わない。
・さらに照明については、ビルダー経由で発注して安く済むものはビルダー発注とし、それでは高くつくものは施主支給とする。
ビルダーのオプションに「マルチメディアコンセント」というのがあり、これを選ぶと、LDKや個室の数だけ、コンセント+LAN+アンテナ端子(同軸)+電話端子という大きなコンセントを配線込みで設置できました。
なのでこれをベースとして、それでもマルチメディアコンセントが足りないので足りない分は直接契約に回し、さらにそれに加えて、オプションにない他のタイプのコンセント(AC電源と同軸端子のみ、AC電源とLANのみといったタイプ)も直接契約しました。
単なる電源コンセントはビルダーオプションで1ついくらでいくつでも安くつけられたので全部ビルダー設定にしました。
照明については、配線とスイッチはすべてビルダーと契約、照明本体については基本はシーリングソケットにしてあとで自分でつける形式、埋め込みになる場合も施主支給でコストダウンといった形をとりました。
結果、契約は非常に複雑になりました。
ビルダーとの契約では契約分の配線のみを描いた「仮図面」で契約し、電気業者とは直接契約分を含めた「本当の図面」を作り、実際の作業はそちらでやり、さらに直接契約分については別途契約書を作り別途打ち合わせをして代金も別で払う形になったわけです。
でも、これらの工夫によって、電気・配線まわりにかかる費用の全体は、「ミドルクラスの新車が買えそうな金額」から「コンパクトカーの中古車を買うくらいの金額」にまで抑えることができたのです。
・コンセントの数・位置
・照明の数・種類・位置、スイッチの位置とロジック
・有線LAN・電話線の数・位置、ネットワーク
・同軸配線の数・位置、ネットワーク
一般的な家づくりにおいては、このあたりにそれほどこだわるということはほとんどないようです。
つまり、
・各居室に適当にコンセントを設置。
・各居室に適当にアンテナ端子を設置。
・施主が希望する1箇所に電話端子を設置。
・アンテナと光回線の引き込み場所を適当に設定。
・各居室や廊下に照明とスイッチの配置を設定。
といったことを、ビルダーの側でざっと決めて、あとは施主がそれを確認して終わり、というのが一般的な流れのようです。
ところが今回、私はこれをすべて自分で決めました。
しかも、同軸ケーブルの配線などは、送信と受信を同じケーブルでまかなうなどかなりマニアックな設定で、ビルダーの担当者では理解できませんでした。
さらに、ここまで複雑なプランだとビルダーの「標準プラン」のなかにまったく収まらないため、ビルダーの側で見積もりをとると、この部分だけで車が1台買えてしまうほどの金額になってしまったのです。
そこで、ビルダーの担当者とも相談した結果、以下のようなやり方でこの問題を乗り切ることになりました。
・ビルダーの標準プラン+オプションの範囲で安く済ませられる範囲は、ビルダーとの契約で施工する。
・それで収まらない範囲は、今回ビルダーが発注する業者と私が直接打ち合わせをして直接契約を結んで施行する。この部分についてはビルダーは責任を負わない。
・さらに照明については、ビルダー経由で発注して安く済むものはビルダー発注とし、それでは高くつくものは施主支給とする。
ビルダーのオプションに「マルチメディアコンセント」というのがあり、これを選ぶと、LDKや個室の数だけ、コンセント+LAN+アンテナ端子(同軸)+電話端子という大きなコンセントを配線込みで設置できました。
なのでこれをベースとして、それでもマルチメディアコンセントが足りないので足りない分は直接契約に回し、さらにそれに加えて、オプションにない他のタイプのコンセント(AC電源と同軸端子のみ、AC電源とLANのみといったタイプ)も直接契約しました。
単なる電源コンセントはビルダーオプションで1ついくらでいくつでも安くつけられたので全部ビルダー設定にしました。
照明については、配線とスイッチはすべてビルダーと契約、照明本体については基本はシーリングソケットにしてあとで自分でつける形式、埋め込みになる場合も施主支給でコストダウンといった形をとりました。
結果、契約は非常に複雑になりました。
ビルダーとの契約では契約分の配線のみを描いた「仮図面」で契約し、電気業者とは直接契約分を含めた「本当の図面」を作り、実際の作業はそちらでやり、さらに直接契約分については別途契約書を作り別途打ち合わせをして代金も別で払う形になったわけです。
でも、これらの工夫によって、電気・配線まわりにかかる費用の全体は、「ミドルクラスの新車が買えそうな金額」から「コンパクトカーの中古車を買うくらいの金額」にまで抑えることができたのです。
2017年05月08日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(115)
家庭内の配線の話の続きです。
有線LANや電話のモジュラーケーブルの他に、もう1つ、家中を張り巡らせなければならない配線があって、それは、
・映像用同軸ケーブル
です。
要は、テレビのアンテナ配線ですね。
ただ、我が家の場合、利用目的はそれだけではなく、
・防犯カメラの映像の伝達
にもこの同軸配線を使い、かつ、両者(テレビアンテナ信号と防犯カメラ映像信号)を区別しないで同じ配線を使いまわす、というのが、今回のコンセプトになりました。
具体的にいうと、ある部屋に同軸ケーブル用の接続端子があったとして、この端子からテレビのアンテナ信号を「受信して」、テレビを映すこともできれば、逆に防犯カメラの信号線を接続することで映像信号を「送信して」、別の場所にある録画機に映像を録画することもできるようにする、そういうことです。
もちろんこれは、同時にはできません。
これもまた、グルニエの「ネットワークセンター」で接続を切り替えることによって実現するわけです。
その部屋の同軸端子が、「センター」の側でテレビアンテナのブースター出力に接続されていれば、その端子は「テレビを受信するための端子」になりますし、そうではなくて防犯カメラ録画機の映像入力に接続されていれば、その端子は「防犯カメラ用映像入力」になるわけです。
私自身が「センター」の配線をすべてコントロールできるわけですから、この関係は、私が任意に設定およびいつでも変更可能になります。
建物を建てた時点では、とりあえず「この部屋のこの端子はテレビ用」「この端子は防犯カメラ用」という想定は決まっていますが、それを将来いつでも変更できるわけです。
もう少し具体的にいうと、
・テレビアンテナからのテレビ信号:ブースターで増幅後、アンテナ近くの映像同軸端子から同軸ケーブルを経由して「センター」に届く
・センターに届いたテレビ信号:「センター」から屋内に張り巡らされた同軸ケーブルを経由して各居室の映像同軸端子に届く
・防犯カメラからの映像信号:防犯カメラ近くの映像同軸端子から同軸ケーブルを経由して「センター」に届く
・センターに届いた防犯カメラ映像:「センター」に設置した録画機で録画する。録画機はネットに接続し、外部から防犯カメラ映像をモニターできるようにする。
といった形になります。
ちなみに、一般的な防犯カメラの映像出力は、テレビなどにもついている黄色いピン出力、いわゆる「コンポジット映像出力」で、同軸とは異なります。
なので、もしかするとマッチングがうまくいかないかもと心配でしたが、変換端子を介して同軸端子に接続した結果、現在もうまく動いてくれていますから、一安心でした。
このように、電気・配線系としては、
・コンセント
・照明・スイッチ
・有線LAN・電話線
・同軸ケーブル
といったものを決めたわけですが、ここまで複雑なものを実際に「オーダーする」のは、非常に骨の折れる作業でした。
次回は、その辺りについて書きたいと思います。
有線LANや電話のモジュラーケーブルの他に、もう1つ、家中を張り巡らせなければならない配線があって、それは、
・映像用同軸ケーブル
です。
要は、テレビのアンテナ配線ですね。
ただ、我が家の場合、利用目的はそれだけではなく、
・防犯カメラの映像の伝達
にもこの同軸配線を使い、かつ、両者(テレビアンテナ信号と防犯カメラ映像信号)を区別しないで同じ配線を使いまわす、というのが、今回のコンセプトになりました。
具体的にいうと、ある部屋に同軸ケーブル用の接続端子があったとして、この端子からテレビのアンテナ信号を「受信して」、テレビを映すこともできれば、逆に防犯カメラの信号線を接続することで映像信号を「送信して」、別の場所にある録画機に映像を録画することもできるようにする、そういうことです。
もちろんこれは、同時にはできません。
これもまた、グルニエの「ネットワークセンター」で接続を切り替えることによって実現するわけです。
その部屋の同軸端子が、「センター」の側でテレビアンテナのブースター出力に接続されていれば、その端子は「テレビを受信するための端子」になりますし、そうではなくて防犯カメラ録画機の映像入力に接続されていれば、その端子は「防犯カメラ用映像入力」になるわけです。
私自身が「センター」の配線をすべてコントロールできるわけですから、この関係は、私が任意に設定およびいつでも変更可能になります。
建物を建てた時点では、とりあえず「この部屋のこの端子はテレビ用」「この端子は防犯カメラ用」という想定は決まっていますが、それを将来いつでも変更できるわけです。
もう少し具体的にいうと、
・テレビアンテナからのテレビ信号:ブースターで増幅後、アンテナ近くの映像同軸端子から同軸ケーブルを経由して「センター」に届く
・センターに届いたテレビ信号:「センター」から屋内に張り巡らされた同軸ケーブルを経由して各居室の映像同軸端子に届く
・防犯カメラからの映像信号:防犯カメラ近くの映像同軸端子から同軸ケーブルを経由して「センター」に届く
・センターに届いた防犯カメラ映像:「センター」に設置した録画機で録画する。録画機はネットに接続し、外部から防犯カメラ映像をモニターできるようにする。
といった形になります。
ちなみに、一般的な防犯カメラの映像出力は、テレビなどにもついている黄色いピン出力、いわゆる「コンポジット映像出力」で、同軸とは異なります。
なので、もしかするとマッチングがうまくいかないかもと心配でしたが、変換端子を介して同軸端子に接続した結果、現在もうまく動いてくれていますから、一安心でした。
このように、電気・配線系としては、
・コンセント
・照明・スイッチ
・有線LAN・電話線
・同軸ケーブル
といったものを決めたわけですが、ここまで複雑なものを実際に「オーダーする」のは、非常に骨の折れる作業でした。
次回は、その辺りについて書きたいと思います。
2017年05月01日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(114)
さて、家の中の「配線」の検討の続きです。
実は電源コンセントについては、「配線」の話のなかでは最もシンプルです。
必要な場所に十分な数を用意すればそれで終わりだからです。
より問題が複雑なのは、それ以外の配線についてです。
まずは、有線LANと電話線について。
ふた昔前の家は、リビングだけでなく主要な居室にそれぞれ電話線を引いて、好きな部屋に電話を置いたり、部屋同士の電話機で会話ができたりするように設計するのが一般的でした。
ただ、携帯電話の普及によって固定電話のインフラの重要性がどんどん薄くなり、そもそも固定電話を置かないような家も増えてきた昨今では、固定電話の回線はせいぜいリビングに1本あれば十分ということになり、代わりに各居室などには有線LANを引いて「家庭内LAN」を構築するのが一般的になりました。
まあ、最近はさらに進んで有線LANではなく無線LANが一般的になり、また家庭用のインターネット契約をせずにモバイルネットワーク+モバイルルーターで家庭内の通信もまかってしまうようなスタイルが一般的になりつつあって、家庭内にネットワーク回線を構築することの重要性は弱まっているのですが、私はやはり有線LANの通信の安定性が好きで、モバイル端末以外のネットワーク機器は有線でつなぎたい、と考えているので、家庭内LANをしっかりと構築することにはこだわりたい、と考えました。
ですので、すべての居室に最低1つのLAN端子、LDKなどにはより多くのLAN端子を用意することにしました。
一方、固定の電話線についてはリビングに電話機を1つ置くだけなので、電話機を置く予定の場所1箇所だけに引くことにしました。
さて、ここで話が最初に戻りますが、電源コンセントと違い、LANや電話線の場合は、「引き込み」や「ネットワーク」のことを考える必要があります。
つまり、外部から光回線を引き込み、光モデムで有線LANと電話線(ひかり電話)、さらにはテレビの信号(フレッツテレビ)に分離し、それぞれ必要な場所に信号を配信し、また有線LANについては家庭内LANを構築する必要もあるわけです。
これらの「ネットワーク構築センター」として、グルニエのうち、天井が下がってもっとも使いにくそうな一角をあてることにしました。
その場所にすべての配線が集まるようにし、光モデムや家庭内LAN構築用のギガビットハブ、さらには後述するテレビ信号用の分配器やブースター、防犯カメラの録画機などをすべてこの「センター」に集約することにしたのです。
実は電源コンセントについては、「配線」の話のなかでは最もシンプルです。
必要な場所に十分な数を用意すればそれで終わりだからです。
より問題が複雑なのは、それ以外の配線についてです。
まずは、有線LANと電話線について。
ふた昔前の家は、リビングだけでなく主要な居室にそれぞれ電話線を引いて、好きな部屋に電話を置いたり、部屋同士の電話機で会話ができたりするように設計するのが一般的でした。
ただ、携帯電話の普及によって固定電話のインフラの重要性がどんどん薄くなり、そもそも固定電話を置かないような家も増えてきた昨今では、固定電話の回線はせいぜいリビングに1本あれば十分ということになり、代わりに各居室などには有線LANを引いて「家庭内LAN」を構築するのが一般的になりました。
まあ、最近はさらに進んで有線LANではなく無線LANが一般的になり、また家庭用のインターネット契約をせずにモバイルネットワーク+モバイルルーターで家庭内の通信もまかってしまうようなスタイルが一般的になりつつあって、家庭内にネットワーク回線を構築することの重要性は弱まっているのですが、私はやはり有線LANの通信の安定性が好きで、モバイル端末以外のネットワーク機器は有線でつなぎたい、と考えているので、家庭内LANをしっかりと構築することにはこだわりたい、と考えました。
ですので、すべての居室に最低1つのLAN端子、LDKなどにはより多くのLAN端子を用意することにしました。
一方、固定の電話線についてはリビングに電話機を1つ置くだけなので、電話機を置く予定の場所1箇所だけに引くことにしました。
さて、ここで話が最初に戻りますが、電源コンセントと違い、LANや電話線の場合は、「引き込み」や「ネットワーク」のことを考える必要があります。
つまり、外部から光回線を引き込み、光モデムで有線LANと電話線(ひかり電話)、さらにはテレビの信号(フレッツテレビ)に分離し、それぞれ必要な場所に信号を配信し、また有線LANについては家庭内LANを構築する必要もあるわけです。
これらの「ネットワーク構築センター」として、グルニエのうち、天井が下がってもっとも使いにくそうな一角をあてることにしました。
その場所にすべての配線が集まるようにし、光モデムや家庭内LAN構築用のギガビットハブ、さらには後述するテレビ信号用の分配器やブースター、防犯カメラの録画機などをすべてこの「センター」に集約することにしたのです。
2017年04月24日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(113)
さて、電気の配線については、「コンセントをどこに設置するか」というのが指定すべき仕様の1つですが、もう1つ非常に重要なのが、
・照明とスイッチ系統の指定
になります。
コンセント用の電気配線とは別に、家中(勝手口や玄関など、家の外壁側に設置する常夜灯等も含めて)の照明の位置を決め、さらにはそこにどんな照明設備をつけるかまで決めていく必要があります。
さらに、
・それらの照明をON・OFFするスイッチをどこにつけるか
・スイッチ間のロジック
階段につける照明などの場合、階下でつけたスイッチを階上で消す、といった動作などのこと
・照明間のロジック
場所によっては複数の照明のスイッチをまとめて、1つのスイッチで全部がON・OFFできるように設定すること。たとえば我が家の場合、グルニエに3つの埋め込み照明を並べましたが、その3つの照明は1つのスイッチでON・OFFできるようにしました。
こういったことまで含めて、全部決めていかなければなりません。
さらにこの部分は、実は建築費用のコストダウンのキモでもあります。
照明のリフォームなどを検討された方ならご存知かと思いますが、住宅用の照明というのは本当に値段がピンキリで、あまり深く検討せずにメーカー推奨のものを無批判に採用していくと、1箇所あたり数万円とか10数万円といったコストが当たり前にかかります。
住宅1軒に設置する照明というのは、だいたい20から30箇所くらいになりますから、そういう安易な道を選択すると、ここだけでコストが100万円単位になってきます。
でも、しっかり吟味して照明を選んでいくと、性能をさほど落とさずに、コストを数分の1にまで下げることが十分に可能です。
まず、メーカーが推奨するような、すべてが統合されたような複雑なLED照明は避け、汎用の白熱電球(E26口金)をスイッチでON・OFFするようなシンプルな照明器具を基本にすえること。
そして実際には、白熱電球ではなくLED電球を使います。
ただしこのやり方は、照明器具がやや大きめになるのと、照明下の明るさに若干のムラができやすいので、照明が出っ張るのが嫌な場合や、均質な明るさがほしい場所には、インバーター式の蛍光灯照明を採用します。
このやり方によって、例えば、先ほども触れたグルニエの埋め込みLED照明は1箇所あたり1万円はかかるところ、埋め込み用の汎用ソケットのみにして1箇所700円程度で済ませました。
ここに別途LED電球を買ってきても、せいぜい+2000円です。
また、照明器具自体のコストダウンのために、ここでは「施主支給」も存分に活用しましたが、施主支給については別途まとめて書くつもりです。
また、「照明用スイッチの場所」についても、結果的に失敗した部分があったのですが、それについても改めて書く予定です。
・照明とスイッチ系統の指定
になります。
コンセント用の電気配線とは別に、家中(勝手口や玄関など、家の外壁側に設置する常夜灯等も含めて)の照明の位置を決め、さらにはそこにどんな照明設備をつけるかまで決めていく必要があります。
さらに、
・それらの照明をON・OFFするスイッチをどこにつけるか
・スイッチ間のロジック
階段につける照明などの場合、階下でつけたスイッチを階上で消す、といった動作などのこと
・照明間のロジック
場所によっては複数の照明のスイッチをまとめて、1つのスイッチで全部がON・OFFできるように設定すること。たとえば我が家の場合、グルニエに3つの埋め込み照明を並べましたが、その3つの照明は1つのスイッチでON・OFFできるようにしました。
こういったことまで含めて、全部決めていかなければなりません。
さらにこの部分は、実は建築費用のコストダウンのキモでもあります。
照明のリフォームなどを検討された方ならご存知かと思いますが、住宅用の照明というのは本当に値段がピンキリで、あまり深く検討せずにメーカー推奨のものを無批判に採用していくと、1箇所あたり数万円とか10数万円といったコストが当たり前にかかります。
住宅1軒に設置する照明というのは、だいたい20から30箇所くらいになりますから、そういう安易な道を選択すると、ここだけでコストが100万円単位になってきます。
でも、しっかり吟味して照明を選んでいくと、性能をさほど落とさずに、コストを数分の1にまで下げることが十分に可能です。
まず、メーカーが推奨するような、すべてが統合されたような複雑なLED照明は避け、汎用の白熱電球(E26口金)をスイッチでON・OFFするようなシンプルな照明器具を基本にすえること。
そして実際には、白熱電球ではなくLED電球を使います。
ただしこのやり方は、照明器具がやや大きめになるのと、照明下の明るさに若干のムラができやすいので、照明が出っ張るのが嫌な場合や、均質な明るさがほしい場所には、インバーター式の蛍光灯照明を採用します。
このやり方によって、例えば、先ほども触れたグルニエの埋め込みLED照明は1箇所あたり1万円はかかるところ、埋め込み用の汎用ソケットのみにして1箇所700円程度で済ませました。
ここに別途LED電球を買ってきても、せいぜい+2000円です。
また、照明器具自体のコストダウンのために、ここでは「施主支給」も存分に活用しましたが、施主支給については別途まとめて書くつもりです。
また、「照明用スイッチの場所」についても、結果的に失敗した部分があったのですが、それについても改めて書く予定です。
2017年04月17日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(112)
さて、建物を構成する様々な仕様については、前回までのエントリで触れてきたような形で詳細に決めていったわけですが、実はまだ残っているものがあります(笑)。
それは、
電気系統・配線
です。
まあ、配線については、そんなにこだわるつもりがなければ、コンセントの位置をどこにするか、テレビの配線はどこに出すか、電話回線はどこに出すか、その程度を決めれば終わりといえば終わりです。
でも、私はずいぶん以前から、もし次に家を建てるなら、配線には徹底的にこだわりたい、というか配線は全部自分で決めたい、と強く思っていたのです。
それまで住んでいた家は建売で、当然配線は全部できあがった状態で引き渡しを受けたわけですが、実際に住んでみると、さまざまな不満が出てきました。
まず根本的な問題として、
・コンセントが少なすぎる。
というものがありました。
我が家は(私は)パソコンや電化製品が好きなので、いろいろなものがコンセントにつながることになりますが、いつもコンセントがあまりに少なくて、タコ足タコ足のオンパレードになります。
さらに、コンセントの位置の問題もありました。
例えば、部屋の特定の壁側に電化製品を置こうと思ったとき、コンセントが部屋の反対側の壁にしかないと、どうしても電源ケーブルが床を這うことになります。
床ではなく壁際をぐるりと回してケーブルを取り回そうとすれば、ものすごい長さの延長ケーブルを使うことになってしまいます。
また、最寄りのコンセントと電化製品を起きたい場所との間に掃出し窓があった場合は、掃出し窓の下をケーブルが這うという、非常に残念なことが起こってしまいます。
それらの問題は特に、私がふだん使う部屋とキッチンで顕著でした。
ですから、新しく建てる家には、十分な数のコンセントをつけよう、どんな場所に電化製品を置くにしても変な場所(掃き出し窓の下とか)をケーブルが這わないようにしよう、と強く思っていたのです。
ちなみにコンセントに関しては、エアコン用のコンセントも決めなければなりません。
こちらについては、まずエアコンをどの場所に設置する(可能性がある)かを決め(これによってそもそも窓の位置とか大きさを変える必要が出てくる場合もあります)、その(室内機の)場所から無理なく室外機が置けるかを確認し、そのうえで、エアコン用コンセントの位置を決め、さらに室外機と室内機とを接続するホース用の穴の位置を決める、という複合的な判断が求められます。
エアコンについては、現時点で設置する予定の場所に加えて、将来設置する可能性のある場所についても、これらの要素を判断のうえ、コンセントと穴を設置しておくことにしました。
それは、
電気系統・配線
です。
まあ、配線については、そんなにこだわるつもりがなければ、コンセントの位置をどこにするか、テレビの配線はどこに出すか、電話回線はどこに出すか、その程度を決めれば終わりといえば終わりです。
でも、私はずいぶん以前から、もし次に家を建てるなら、配線には徹底的にこだわりたい、というか配線は全部自分で決めたい、と強く思っていたのです。
それまで住んでいた家は建売で、当然配線は全部できあがった状態で引き渡しを受けたわけですが、実際に住んでみると、さまざまな不満が出てきました。
まず根本的な問題として、
・コンセントが少なすぎる。
というものがありました。
我が家は(私は)パソコンや電化製品が好きなので、いろいろなものがコンセントにつながることになりますが、いつもコンセントがあまりに少なくて、タコ足タコ足のオンパレードになります。
さらに、コンセントの位置の問題もありました。
例えば、部屋の特定の壁側に電化製品を置こうと思ったとき、コンセントが部屋の反対側の壁にしかないと、どうしても電源ケーブルが床を這うことになります。
床ではなく壁際をぐるりと回してケーブルを取り回そうとすれば、ものすごい長さの延長ケーブルを使うことになってしまいます。
また、最寄りのコンセントと電化製品を起きたい場所との間に掃出し窓があった場合は、掃出し窓の下をケーブルが這うという、非常に残念なことが起こってしまいます。
それらの問題は特に、私がふだん使う部屋とキッチンで顕著でした。
ですから、新しく建てる家には、十分な数のコンセントをつけよう、どんな場所に電化製品を置くにしても変な場所(掃き出し窓の下とか)をケーブルが這わないようにしよう、と強く思っていたのです。
ちなみにコンセントに関しては、エアコン用のコンセントも決めなければなりません。
こちらについては、まずエアコンをどの場所に設置する(可能性がある)かを決め(これによってそもそも窓の位置とか大きさを変える必要が出てくる場合もあります)、その(室内機の)場所から無理なく室外機が置けるかを確認し、そのうえで、エアコン用コンセントの位置を決め、さらに室外機と室内機とを接続するホース用の穴の位置を決める、という複合的な判断が求められます。
エアコンについては、現時点で設置する予定の場所に加えて、将来設置する可能性のある場所についても、これらの要素を判断のうえ、コンセントと穴を設置しておくことにしました。
2017年04月10日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(111)
さて、先に内装の色の話に触れましたが、「色」ということでいうと、実際に建物の仕様を決める際には、本当にありとあらゆる建材について「色」を決めていく必要がありました。
今回、建物の外観は基本的にグレー、内装はナチュラルカラー(室内の建具はダークカラー)というのが「基本カラー」になりましたから、マイナーな建材の色はすべてこの基本カラーに基づいて決めていきました。
以下、耳慣れない建材名も出てきますが、あまり本質ではないので一つ一つ解説しません。ググれば出てくると思いますので、もし興味があれば個別に確認してみてください。
基礎表面のセメント:グレー
土台水切り:シルバー
雨樋:ツートンカラー(屋根の直下の水平部分は白、そこから下の垂直部分はダークグレー)
軒天:ダークベージュ
破風:白
玄関ドア:シルバー
玄関ドア取手:シルバー
玄関タイル:ダークグレー
玄関庇:シルバー
勝手口ドア格子:シルバー
勝手口庇:シルバー
窓サッシ:ツートンカラー(内側ナチュラルウッド、外側シルバー)
面格子:シルバー
バルコニートップ・笠木:シルバー
物干し金物:ステンシルバー
玄関収納(靴箱):ダークブラウン
上記では省略していますが、メーカーや建材の銘柄まで決める必要のあるものも(上記の中には)いくつもあります。
また、上記で省略した、もっと細かいものもたくさんありました。(例えば、畳の縁の模様とか色合いとかです。これについても、何十種類もあるデザインの中から、家族にも相談して、1つを決めなければならないわけです。)
こういった細かいものについては、一部はモデルハウスの仕様決めルーム(いろいろな建材のサンプルやカタログがずらりと並んでいて、中央にあるテーブルで担当の人と一緒に建材の仕様を決めている打ち合わせ部屋)でカタログや実物サンプルを見ながら決めていったり、一部は他の大物設備の見学でショールームに行ったときについでに見て確認したりしましたが、それでももちろん全部ではなく、例えば破風の色みたいな超マイナーなものについては、選べる色の種類(白、グレー、クリーム色みたいな)を文字で見ただけで決めるようなものもありました。
ともあれ、こういった細かい仕様について、3〜4回、毎回半日からまる一日かけて行われた仕様決めの打ち合わせを通じて、1つ1つ決めていったわけです。
・ショールームで見るような大物設備:ショールームで決めた仕様の見積もりが勝手にハウスメーカーに送られていて、打ち合わせの日にはそれを見せてもらいながら最終確認して仕様決定
・それ以外の設備や建材:ハウスメーカーとの打ち合わせの中で1つ1つ確認して決定
今回、建物の外観は基本的にグレー、内装はナチュラルカラー(室内の建具はダークカラー)というのが「基本カラー」になりましたから、マイナーな建材の色はすべてこの基本カラーに基づいて決めていきました。
以下、耳慣れない建材名も出てきますが、あまり本質ではないので一つ一つ解説しません。ググれば出てくると思いますので、もし興味があれば個別に確認してみてください。
基礎表面のセメント:グレー
土台水切り:シルバー
雨樋:ツートンカラー(屋根の直下の水平部分は白、そこから下の垂直部分はダークグレー)
軒天:ダークベージュ
破風:白
玄関ドア:シルバー
玄関ドア取手:シルバー
玄関タイル:ダークグレー
玄関庇:シルバー
勝手口ドア格子:シルバー
勝手口庇:シルバー
窓サッシ:ツートンカラー(内側ナチュラルウッド、外側シルバー)
面格子:シルバー
バルコニートップ・笠木:シルバー
物干し金物:ステンシルバー
玄関収納(靴箱):ダークブラウン
上記では省略していますが、メーカーや建材の銘柄まで決める必要のあるものも(上記の中には)いくつもあります。
また、上記で省略した、もっと細かいものもたくさんありました。(例えば、畳の縁の模様とか色合いとかです。これについても、何十種類もあるデザインの中から、家族にも相談して、1つを決めなければならないわけです。)
こういった細かいものについては、一部はモデルハウスの仕様決めルーム(いろいろな建材のサンプルやカタログがずらりと並んでいて、中央にあるテーブルで担当の人と一緒に建材の仕様を決めている打ち合わせ部屋)でカタログや実物サンプルを見ながら決めていったり、一部は他の大物設備の見学でショールームに行ったときについでに見て確認したりしましたが、それでももちろん全部ではなく、例えば破風の色みたいな超マイナーなものについては、選べる色の種類(白、グレー、クリーム色みたいな)を文字で見ただけで決めるようなものもありました。
ともあれ、こういった細かい仕様について、3〜4回、毎回半日からまる一日かけて行われた仕様決めの打ち合わせを通じて、1つ1つ決めていったわけです。
・ショールームで見るような大物設備:ショールームで決めた仕様の見積もりが勝手にハウスメーカーに送られていて、打ち合わせの日にはそれを見せてもらいながら最終確認して仕様決定
・それ以外の設備や建材:ハウスメーカーとの打ち合わせの中で1つ1つ確認して決定
2017年04月03日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(110)
さて、内装の仕様指定のなかで、「壁紙」について書いていますが、今回決定した壁紙の仕様、
・トイレ以外の全部屋の壁:高耐久、ベージュ系の落ち着いた白、ファブリック系のプレーンな模様ありの壁紙
・トイレの壁:高耐久、小さな花の柄の入った白の壁紙
・天井:コンクリート的な真っ白でやや光沢性のある壁紙(天井の壁紙が破れる・汚れることはほとんどないので、高耐久ではなく、部屋の広さを感じさせてくれる色を選びました)
・梁型:木目
のうち、注目は、最後の「梁型」です。
今回の家は、設計上、1階、2階とも天井の一部に梁が露出します。
でも、長期優良住宅、省令準耐火建物とするために、室内で木材を露出することは厳禁で、梁が出る場合にはその梁も石膏ボードで囲わなければなりません。
その結果、梁は、石膏ボードに覆われた「梁型」として天井に出てくることになるわけです。
ここで特に何も指示を出さないと、この梁型は普通に「天井用の壁紙」で囲われてしまいます。
でもそれではつまらないので、今回は、この突き出した梁型の部分にだけ、「木目の壁紙」を貼ることにしたのです。

その結果、梁型が出ている天井を見上げると、まるで木の梁が出ているように見えます。ちょっと、いい感じですよね。(^^)
そして、更に残っているのが「クッションフロア」です。
洗面所やトイレなどの水回りでは、フローリングを敷くと水がかかって木が腐ってしまうことがあるので、大抵の場合は、クッションフロアと呼ばれるビニール製の防水の床材を敷きます。
文字どおり、ちょっとクッション性のある、ビニールマットみたいな質感の床材です。
まあぶっちゃけ、安っぽい質感のため部屋のグレード感は落としてしまう床材なので、人によっては思い切って洗面室やトイレもフローリングにしてしまうケースも多いと思います。
実際、我が家も、キッチンについてはリビングダイニングと同じ無垢フローリングを使うことにしたのですが、さすがにトイレや洗面室については、子どもも含めて水浸しにしてしまう可能性もそれなりにある(特に洗面室は日常的に濡れた足で歩く)ことから、無難にクッションフロアを使うことにしました。
メーカーとブランドについてはビルダーのほうで最初から固定だったので、あとはカタログを見て、床面のデザイン(模様と色)を選ぶだけでした。
まず、洗面室の床については、妻の希望で観光ホテルの大浴場や銭湯の脱衣場のような、竹ラグ風の模様のクッションフロアを選びました。
ちょっと奇抜かと思いましたが、実際に敷いてみると洗面室(当然我が家の浴室の脱衣所も兼ねています)にはぴったりで悪くないデザインでした。
そして、トイレには、白い大理石風のデザインのものを選びました。
妻は、もっと濃い色のものを希望したのですが、私の考えとして、汚れる可能性のある場所は汚れが見える色でないといけない(そうしないと汚れに気づかず放置してしまう)、というのがあるので、多少色味はあっても、トイレの床は白系にするというのは譲れませんでした。
というわけで、床材についても、これでひととおり仕様が決まったことになります。
・トイレ以外の全部屋の壁:高耐久、ベージュ系の落ち着いた白、ファブリック系のプレーンな模様ありの壁紙
・トイレの壁:高耐久、小さな花の柄の入った白の壁紙
・天井:コンクリート的な真っ白でやや光沢性のある壁紙(天井の壁紙が破れる・汚れることはほとんどないので、高耐久ではなく、部屋の広さを感じさせてくれる色を選びました)
・梁型:木目
のうち、注目は、最後の「梁型」です。
今回の家は、設計上、1階、2階とも天井の一部に梁が露出します。
でも、長期優良住宅、省令準耐火建物とするために、室内で木材を露出することは厳禁で、梁が出る場合にはその梁も石膏ボードで囲わなければなりません。
その結果、梁は、石膏ボードに覆われた「梁型」として天井に出てくることになるわけです。
ここで特に何も指示を出さないと、この梁型は普通に「天井用の壁紙」で囲われてしまいます。
でもそれではつまらないので、今回は、この突き出した梁型の部分にだけ、「木目の壁紙」を貼ることにしたのです。

その結果、梁型が出ている天井を見上げると、まるで木の梁が出ているように見えます。ちょっと、いい感じですよね。(^^)
そして、更に残っているのが「クッションフロア」です。
洗面所やトイレなどの水回りでは、フローリングを敷くと水がかかって木が腐ってしまうことがあるので、大抵の場合は、クッションフロアと呼ばれるビニール製の防水の床材を敷きます。
文字どおり、ちょっとクッション性のある、ビニールマットみたいな質感の床材です。
まあぶっちゃけ、安っぽい質感のため部屋のグレード感は落としてしまう床材なので、人によっては思い切って洗面室やトイレもフローリングにしてしまうケースも多いと思います。
実際、我が家も、キッチンについてはリビングダイニングと同じ無垢フローリングを使うことにしたのですが、さすがにトイレや洗面室については、子どもも含めて水浸しにしてしまう可能性もそれなりにある(特に洗面室は日常的に濡れた足で歩く)ことから、無難にクッションフロアを使うことにしました。
メーカーとブランドについてはビルダーのほうで最初から固定だったので、あとはカタログを見て、床面のデザイン(模様と色)を選ぶだけでした。
まず、洗面室の床については、妻の希望で観光ホテルの大浴場や銭湯の脱衣場のような、竹ラグ風の模様のクッションフロアを選びました。
ちょっと奇抜かと思いましたが、実際に敷いてみると洗面室(当然我が家の浴室の脱衣所も兼ねています)にはぴったりで悪くないデザインでした。
そして、トイレには、白い大理石風のデザインのものを選びました。
妻は、もっと濃い色のものを希望したのですが、私の考えとして、汚れる可能性のある場所は汚れが見える色でないといけない(そうしないと汚れに気づかず放置してしまう)、というのがあるので、多少色味はあっても、トイレの床は白系にするというのは譲れませんでした。
というわけで、床材についても、これでひととおり仕様が決まったことになります。
2017年03月27日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(109)
さて、内装の色ということでは、次に残る大物として「壁紙」があります。
壁紙については、建売の家で最初に貼られていた壁紙が安物ですぐにだめになったこともあって2回ほど張り替えていましたし、その後購入したリゾートマンションでも壁紙交換のリフォームをやっていたこともあり、「我が家にとって壁紙に何を求めるのか」というのは割とはっきりとわかっていました。
それは、
・耐久性
です。
いま、壁紙にはさまざまな種別があり、高いお金を払ってもいいのであれば、ラメの入ったキラキラした壁紙や樹脂製のパネルのように見える壁紙、でこぼこした塗り壁のような立体的な壁紙など、強烈な個性を発揮させることも可能です。
ただ、我が家にとって重要なのは、多少こすっても破れたりせず、例えば汚れがついたときに洗剤やアルコール(あるいはただの水拭き)でこすれば汚れが落ちてすぐに壁紙がだめになってしまったりしない、子どもがぶつかったり、パニックでゴンゴンやったりして石膏ボードが割れて壁が凹んでしまったとき、一般的な修復業者が安い値段で修理できて、壁紙交換も修復箇所の周囲だけで住む(壁一面の交換が必要とならない)といった、メンテナンスの容易さです。
壁紙メーカーのカタログを見れば、ビルダーが標準価格で施行してくれる安い壁紙の中でも、1割くらいは「高耐久性壁紙」といった名前がついていて、上記のような希望に合致する強さとメンテの容易さを備えています。
ですから、そういった壁紙の中から選ぶことにしました。
壁紙を選ぶ際、カタログを見ているとどうしても「平凡すぎるものはつまらない」といった意識が働いて、ちょっと色がついていたり、模様が強めに入っていたりするものを選びたくなりますが、実際に住んで以降のことを考えると、そういった凝った壁紙は避けて、シンプルでプレーンなものを選んだほうが飽きがこないと思います。
色についても、余計な色を意識させない、プレーンな白のほうが、部屋に広さを感じさせる効果があると思います。
また、部屋ごとに壁紙を変えてみたい、といった気持ちも出てくると思いますが、たとえば何らの事情(汚れ、凹み、穴開き、エアコンの取り付け等)などで部分的な壁紙の交換が必要になったとき、部屋ごとに壁紙が違うと、それぞれの壁紙を用意しなければならなくなったりしてとても不便です。
メーカーが壁紙のラインナップを入れ替えて、同じデザインの壁紙が手に入らなくなったりということも少なくありません。
なので、部屋ごとに壁紙を変えることも必要最小限にして、かつ、ビルダーに話をつけて、余った壁紙を少し分けてもらって物置などに保管しておくようにするのがいいと思います。
そんなわけで、我が家で最終的に採用した壁紙のラインナップは、だいたいこんな感じになりました。
・トイレ以外の全部屋の壁:高耐久、ベージュ系の落ち着いた白、ファブリック系のプレーンな模様ありの壁紙
・トイレの壁:高耐久、小さな花の柄の入った白の壁紙
・天井:コンクリート的な真っ白でやや光沢性のある壁紙(天井の壁紙が破れる・汚れることはほとんどないので、高耐久ではなく、部屋の広さを感じさせてくれる色を選びました)
・梁型:木目
この中では、最後の「梁型」のところに工夫を盛り込んだのですが、それについては次回触れたいと思います。
壁紙については、建売の家で最初に貼られていた壁紙が安物ですぐにだめになったこともあって2回ほど張り替えていましたし、その後購入したリゾートマンションでも壁紙交換のリフォームをやっていたこともあり、「我が家にとって壁紙に何を求めるのか」というのは割とはっきりとわかっていました。
それは、
・耐久性
です。
いま、壁紙にはさまざまな種別があり、高いお金を払ってもいいのであれば、ラメの入ったキラキラした壁紙や樹脂製のパネルのように見える壁紙、でこぼこした塗り壁のような立体的な壁紙など、強烈な個性を発揮させることも可能です。
ただ、我が家にとって重要なのは、多少こすっても破れたりせず、例えば汚れがついたときに洗剤やアルコール(あるいはただの水拭き)でこすれば汚れが落ちてすぐに壁紙がだめになってしまったりしない、子どもがぶつかったり、パニックでゴンゴンやったりして石膏ボードが割れて壁が凹んでしまったとき、一般的な修復業者が安い値段で修理できて、壁紙交換も修復箇所の周囲だけで住む(壁一面の交換が必要とならない)といった、メンテナンスの容易さです。
壁紙メーカーのカタログを見れば、ビルダーが標準価格で施行してくれる安い壁紙の中でも、1割くらいは「高耐久性壁紙」といった名前がついていて、上記のような希望に合致する強さとメンテの容易さを備えています。
ですから、そういった壁紙の中から選ぶことにしました。
壁紙を選ぶ際、カタログを見ているとどうしても「平凡すぎるものはつまらない」といった意識が働いて、ちょっと色がついていたり、模様が強めに入っていたりするものを選びたくなりますが、実際に住んで以降のことを考えると、そういった凝った壁紙は避けて、シンプルでプレーンなものを選んだほうが飽きがこないと思います。
色についても、余計な色を意識させない、プレーンな白のほうが、部屋に広さを感じさせる効果があると思います。
また、部屋ごとに壁紙を変えてみたい、といった気持ちも出てくると思いますが、たとえば何らの事情(汚れ、凹み、穴開き、エアコンの取り付け等)などで部分的な壁紙の交換が必要になったとき、部屋ごとに壁紙が違うと、それぞれの壁紙を用意しなければならなくなったりしてとても不便です。
メーカーが壁紙のラインナップを入れ替えて、同じデザインの壁紙が手に入らなくなったりということも少なくありません。
なので、部屋ごとに壁紙を変えることも必要最小限にして、かつ、ビルダーに話をつけて、余った壁紙を少し分けてもらって物置などに保管しておくようにするのがいいと思います。
そんなわけで、我が家で最終的に採用した壁紙のラインナップは、だいたいこんな感じになりました。
・トイレ以外の全部屋の壁:高耐久、ベージュ系の落ち着いた白、ファブリック系のプレーンな模様ありの壁紙
・トイレの壁:高耐久、小さな花の柄の入った白の壁紙
・天井:コンクリート的な真っ白でやや光沢性のある壁紙(天井の壁紙が破れる・汚れることはほとんどないので、高耐久ではなく、部屋の広さを感じさせてくれる色を選びました)
・梁型:木目
この中では、最後の「梁型」のところに工夫を盛り込んだのですが、それについては次回触れたいと思います。
2017年03月20日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(108)
内装仕様の続きです。
建材のメーカー(ブランド)を決めたあと、今度はそのブランド内でのオプション設定を決めていかなければなりません。
その最たるものが「色」になりますが、実はここで若干の夫婦での対立?がありました(笑)。
妻は、建材をダークブラウン系にしたいと考えていました。そのほうが追いついた雰囲気があっていい、ということでした。
一方、私はナチュラルウッド系の明るい茶色にしたいと考えていました。
濃い色はおちたホコリなどの汚れが目立ちやすいということと、視覚的に圧迫感を与えて部屋を狭く見せてしまうということを気にしていたわけです。
そして、いろいろ話し合った結果、間をとって(?)ツートンカラーで行けないだろうか、というところに落ち着きました。
具体的には、フローリングは(ホコリの目立たなさと部屋を広く見せる視覚的効果を期待して)ナチュラルウッド系の色、ドアは雰囲気重視でダークブラウン系の色、という組み合わせにするということです。
それ以外の建材についても、「地面に対して水平な建材はナチュラルウッド系」「地面に対して垂直に立っている建材はダークブラウン系」という基本的な整理をつけて、どちらかの色に振り分けて色を指定することにしました。
ビルダーに聞いてみると、「2色までは複数の色の組み合わせでも無料でできます」ということだったので、この方向でいくことに決めました。
とはいえ、実際に色を指定していこうとすると、このツートンカラーの指定はいくつか苦しい点もありました。
ドアについては、ドア自身はダークブラウンでいいのですが、ドアを囲むドア枠について、開き戸だと床面だけ枠のない三方枠なので全部ダークブラウンでいいのですが、引き戸の場合レールのある下の枠もあります。
これをダークブラウンにしてしまうと、ナチュラルウッドの床材に対して非常に違和感があるので、(本来はできないそうですが)無理をいって下のレールだけナチュラルウッド、残り三方はダークブラウンという色の組み合わせにしました。
また、「窓枠」についてはガラスもセットになったサッシということでノダの建材ではなくLIXILのサッシ扱いで、こちらは複数の色が指定できませんでした。室内側と室外側で別の色が指定できるということで、室外側は外壁にあわせてグレーで簡単に決まったのですが、問題は室内側です。
外断熱のため窓枠の奥行きがかなりあり、全部の窓枠が出窓みたいになっていることもあり、「水平性」が強いという判断から、ダークブラウン系ではなくナチュラル系の色に決めました。
ところが、そうすると今度は、「勝手口ドアがナチュラルウッド」という問題が生じました。
勝手口ドアだけは、内装建材ではなくサッシ扱いだったので、他のドアが全部ダークブラウンなのに、勝手口だけナチュラルウッドになってしまいました。ここはビルダーから「(色の変更は)お金を追加してもらってもちょっと無理」と言われたのでそのままナチュラルウッド系のドアになりましたが、ちょっと失敗したなと思っているポイントではあります。
それ以外では、階段は手すりもふくめてナチュラルウッド、巾木は「垂直」ではあるもののダークブラウンにすると明るい床と白い壁紙の間で主張しすぎるということでナチュラルウッドにしたので、概ね「ドアとドア枠以外はだいたいナチュラルウッド」という色になりました。
一方で、キッチンのシンクや食器棚のパネルの色や、オープンスペースに設置した本棚や収納棚などはすべてダークブラウンで統一したので、「ぱっと周りを見渡したときに感じる色」としては、意外とダークブラウンが強くもなっています。
(ちなみに、この色味の組み合わせで、私も妻もどちらも満足できたので、その点は大成功でした。)
建材のメーカー(ブランド)を決めたあと、今度はそのブランド内でのオプション設定を決めていかなければなりません。
その最たるものが「色」になりますが、実はここで若干の夫婦での対立?がありました(笑)。
妻は、建材をダークブラウン系にしたいと考えていました。そのほうが追いついた雰囲気があっていい、ということでした。
一方、私はナチュラルウッド系の明るい茶色にしたいと考えていました。
濃い色はおちたホコリなどの汚れが目立ちやすいということと、視覚的に圧迫感を与えて部屋を狭く見せてしまうということを気にしていたわけです。
そして、いろいろ話し合った結果、間をとって(?)ツートンカラーで行けないだろうか、というところに落ち着きました。
具体的には、フローリングは(ホコリの目立たなさと部屋を広く見せる視覚的効果を期待して)ナチュラルウッド系の色、ドアは雰囲気重視でダークブラウン系の色、という組み合わせにするということです。
それ以外の建材についても、「地面に対して水平な建材はナチュラルウッド系」「地面に対して垂直に立っている建材はダークブラウン系」という基本的な整理をつけて、どちらかの色に振り分けて色を指定することにしました。
ビルダーに聞いてみると、「2色までは複数の色の組み合わせでも無料でできます」ということだったので、この方向でいくことに決めました。
とはいえ、実際に色を指定していこうとすると、このツートンカラーの指定はいくつか苦しい点もありました。
ドアについては、ドア自身はダークブラウンでいいのですが、ドアを囲むドア枠について、開き戸だと床面だけ枠のない三方枠なので全部ダークブラウンでいいのですが、引き戸の場合レールのある下の枠もあります。
これをダークブラウンにしてしまうと、ナチュラルウッドの床材に対して非常に違和感があるので、(本来はできないそうですが)無理をいって下のレールだけナチュラルウッド、残り三方はダークブラウンという色の組み合わせにしました。
また、「窓枠」についてはガラスもセットになったサッシということでノダの建材ではなくLIXILのサッシ扱いで、こちらは複数の色が指定できませんでした。室内側と室外側で別の色が指定できるということで、室外側は外壁にあわせてグレーで簡単に決まったのですが、問題は室内側です。
外断熱のため窓枠の奥行きがかなりあり、全部の窓枠が出窓みたいになっていることもあり、「水平性」が強いという判断から、ダークブラウン系ではなくナチュラル系の色に決めました。
ところが、そうすると今度は、「勝手口ドアがナチュラルウッド」という問題が生じました。
勝手口ドアだけは、内装建材ではなくサッシ扱いだったので、他のドアが全部ダークブラウンなのに、勝手口だけナチュラルウッドになってしまいました。ここはビルダーから「(色の変更は)お金を追加してもらってもちょっと無理」と言われたのでそのままナチュラルウッド系のドアになりましたが、ちょっと失敗したなと思っているポイントではあります。
それ以外では、階段は手すりもふくめてナチュラルウッド、巾木は「垂直」ではあるもののダークブラウンにすると明るい床と白い壁紙の間で主張しすぎるということでナチュラルウッドにしたので、概ね「ドアとドア枠以外はだいたいナチュラルウッド」という色になりました。
一方で、キッチンのシンクや食器棚のパネルの色や、オープンスペースに設置した本棚や収納棚などはすべてダークブラウンで統一したので、「ぱっと周りを見渡したときに感じる色」としては、意外とダークブラウンが強くもなっています。
(ちなみに、この色味の組み合わせで、私も妻もどちらも満足できたので、その点は大成功でした。)
2017年03月13日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(107)
内装については、大きく「無垢フローリング(1階)」と「窓枠四方枠と巾木あり」の2点の仕様変更を行なったうえで、それ以外の部分について、ハウスメーカーの指定する範囲で仕様を選んでいきました。
今回、内装一式を選べるメーカー・ブランドは、5つくらいありましたが、まず注目したのはフローリングの材質です。
1階こそ無垢フローリングになりますが、2階とグルニエについては標準仕様のフローリングになります。そして、標準仕様のフローリングというのは合板になりますが、その表面の木の厚みや材質が、建材ブランドによって意外に大きく違ってくるのです。
まずここで外したのが、そもそも表面に木を使っておらず、木繊維を混ぜ込んだ樹脂を使っているもの。
実際に実物も見てみましたが、表面の光沢が不自然で人工的で、またネットなどでの評判も悪かったので、まずこのタイプを外しました。
そのうえで、今度はネットで建材カタログを読み込んで、引き戸の価格を調べました。
というのも、室内ドアについては、追加コストなしでつけられるのはプレーンな開き戸のみで、引き戸や折れ戸などそれ以外のドアはすべて追加コストが発生してしまうからです。(しかも、そのコストが意外にも高いのです。)
今回、引き戸は3か所に使うことにしました。
1つは、1階のトイレです。
こちらは療育に関係があり、介助の際にドアが邪魔にならず、おおきく開口部を作るために、引き戸を採用することは必須でした。
もう1つは、こちらも以前子育ての方針を踏まえた間取り、というところで触れた、子ども部屋と親の寝室となる和室との間を仕切る間仕切り壁がわりの扉です。
これも扉の性格上、引き戸しかありえません。しかも1.5間分を間仕切る、かなり大きな(それだけ高価な)引き戸になります。
あともう1つは、ウォークインクローゼットの扉です(これを開き戸にすると著しく収納力が落ちるため)。
これを調べた結果、メーカー・ブランドによっては、引き戸の価格(特に2階に設定しようとしている巨大な引き戸)がびっくりするほど高かったり、あるいは希望するような構成の引き戸がそもそもなかったりして、検討対象から外れていきました。
そして最後に、フローリングに使われている合板の表面の木の厚みができるだけ厚いもの、室内ドアの外観の好みといったものを考慮して、メーカーを絞り込みました。
ちなみに最終的に選んだのは、ノダのビノイエになりました。
今回使おうと思っている引き戸の価格が比較的安かったこと、フリーリングの表面材の材質の印象が良かったこと、標準仕様のドアのつくりが他のブランドに比べて立体的で重厚感があったこと、開き戸のつなぎに蝶番ではなくピボットが選べたことなどが主な理由です。
浅草橋のノダのショールームにも複数回足を運んで、ドアやフローリングの材質感を確認したり、色味のオプションを決めたりしました。
今回、内装一式を選べるメーカー・ブランドは、5つくらいありましたが、まず注目したのはフローリングの材質です。
1階こそ無垢フローリングになりますが、2階とグルニエについては標準仕様のフローリングになります。そして、標準仕様のフローリングというのは合板になりますが、その表面の木の厚みや材質が、建材ブランドによって意外に大きく違ってくるのです。
まずここで外したのが、そもそも表面に木を使っておらず、木繊維を混ぜ込んだ樹脂を使っているもの。
実際に実物も見てみましたが、表面の光沢が不自然で人工的で、またネットなどでの評判も悪かったので、まずこのタイプを外しました。
そのうえで、今度はネットで建材カタログを読み込んで、引き戸の価格を調べました。
というのも、室内ドアについては、追加コストなしでつけられるのはプレーンな開き戸のみで、引き戸や折れ戸などそれ以外のドアはすべて追加コストが発生してしまうからです。(しかも、そのコストが意外にも高いのです。)
今回、引き戸は3か所に使うことにしました。
1つは、1階のトイレです。
こちらは療育に関係があり、介助の際にドアが邪魔にならず、おおきく開口部を作るために、引き戸を採用することは必須でした。
もう1つは、こちらも以前子育ての方針を踏まえた間取り、というところで触れた、子ども部屋と親の寝室となる和室との間を仕切る間仕切り壁がわりの扉です。
これも扉の性格上、引き戸しかありえません。しかも1.5間分を間仕切る、かなり大きな(それだけ高価な)引き戸になります。
あともう1つは、ウォークインクローゼットの扉です(これを開き戸にすると著しく収納力が落ちるため)。
これを調べた結果、メーカー・ブランドによっては、引き戸の価格(特に2階に設定しようとしている巨大な引き戸)がびっくりするほど高かったり、あるいは希望するような構成の引き戸がそもそもなかったりして、検討対象から外れていきました。
そして最後に、フローリングに使われている合板の表面の木の厚みができるだけ厚いもの、室内ドアの外観の好みといったものを考慮して、メーカーを絞り込みました。
ちなみに最終的に選んだのは、ノダのビノイエになりました。
今回使おうと思っている引き戸の価格が比較的安かったこと、フリーリングの表面材の材質の印象が良かったこと、標準仕様のドアのつくりが他のブランドに比べて立体的で重厚感があったこと、開き戸のつなぎに蝶番ではなくピボットが選べたことなどが主な理由です。
浅草橋のノダのショールームにも複数回足を運んで、ドアやフローリングの材質感を確認したり、色味のオプションを決めたりしました。
2017年03月06日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(106)
間取り以外の家の「仕様」の選定について、主要なところから、水回り、外観と書いてきました。
残るは、内装関連とその他マイナーな決定項目になります。
内装については、フローリング、室内ドア、窓枠、階段と手すりなどの「内装建材一式」をセットでまずどのメーカー・ブランドにするかを選び、そのうえで、そのブランド内でドアの模様や内装の色などを選んでいくという2つのステップを経ることになります。
ただ、ここでベースとなる内装を選ぶ前に、追加コストを払って仕様を変更した点が2つありました。
1つは、1階のフローリングを無垢フローリングとすること。
注文住宅を建てるとき、おそらく多くの方が無垢フローリングを検討されると思います。
我が家も、これから大きくなる下の子が気持ちよく歩き回れるため、また私たち大人も気持ちよく生活できるため、見た目も足の踏み心地もいい無垢フローリングの採用をずっと検討していました。
ただ、だいたいどのハウスメーカーも、見積もりをとると最低でも50万円くらいはかかってしまう(1階だけで)ので、ちょっと予算的に厳しいかな、と思っていました。
ところが、今回契約したハウスメーカーにはオプションメニューで「無垢フローリングへの変更」というのがあり、材質にもよりますが、1階全部を無垢フローリングにしても10万円台と格安だったのです。
そこで、1階全部(キッチン含む)を栗の無垢フローリングに仕様変更しました。
実際に住んでみると、木目のはっきりした無垢フローリングは視覚的にもとても映えますし、足ざわりもまったく違い、裸足で歩くのがとても快適です。傷はつきやすいですが、ついても目立たないので、傷がつくこと自体を気にしないのであれば特に気にはなりません。
あと、もう1つの仕様変更は、いわゆる「内装の基本仕様」を保守的なほうにシフトすることです。
今回のハウスメーカーも、最近のトレンドに漏れず、窓枠は三方クロス巻き(下だけ木枠で、上と左右は枠を設けずにクロスを張るだけ)、巾木(内壁の下部分、床との境目に回す板)なし、廻縁(壁の上部分、天井との境目に回す木)なし、という、いわゆる「なしなし仕様」でした。
これもまたモダン志向の標準仕様なわけですが、やはり建物の耐久性を悪化させ、壁紙も汚れやすくなるということで、
・窓枠は四方枠(上下左右すべてに木枠を入れる)
・巾木あり
・廻縁はなし
という仕様に変更しました。
廻縁だけは、壁紙張りの精度さえ高ければ、あまり耐久性には影響しなさそう(あと、天井が多少なりとも高く見える)ということで、「なし」のままにしました。
この仕様変更も、それなりの追加コストになりましたが、これは譲れないところです。
とはいえ、この仕様変更は契約前の見積もり条件に入れていましたので想定内で、契約後にコスト増になったわけではないです。
残るは、内装関連とその他マイナーな決定項目になります。
内装については、フローリング、室内ドア、窓枠、階段と手すりなどの「内装建材一式」をセットでまずどのメーカー・ブランドにするかを選び、そのうえで、そのブランド内でドアの模様や内装の色などを選んでいくという2つのステップを経ることになります。
ただ、ここでベースとなる内装を選ぶ前に、追加コストを払って仕様を変更した点が2つありました。
1つは、1階のフローリングを無垢フローリングとすること。
注文住宅を建てるとき、おそらく多くの方が無垢フローリングを検討されると思います。
我が家も、これから大きくなる下の子が気持ちよく歩き回れるため、また私たち大人も気持ちよく生活できるため、見た目も足の踏み心地もいい無垢フローリングの採用をずっと検討していました。
ただ、だいたいどのハウスメーカーも、見積もりをとると最低でも50万円くらいはかかってしまう(1階だけで)ので、ちょっと予算的に厳しいかな、と思っていました。
ところが、今回契約したハウスメーカーにはオプションメニューで「無垢フローリングへの変更」というのがあり、材質にもよりますが、1階全部を無垢フローリングにしても10万円台と格安だったのです。
そこで、1階全部(キッチン含む)を栗の無垢フローリングに仕様変更しました。
実際に住んでみると、木目のはっきりした無垢フローリングは視覚的にもとても映えますし、足ざわりもまったく違い、裸足で歩くのがとても快適です。傷はつきやすいですが、ついても目立たないので、傷がつくこと自体を気にしないのであれば特に気にはなりません。
あと、もう1つの仕様変更は、いわゆる「内装の基本仕様」を保守的なほうにシフトすることです。
今回のハウスメーカーも、最近のトレンドに漏れず、窓枠は三方クロス巻き(下だけ木枠で、上と左右は枠を設けずにクロスを張るだけ)、巾木(内壁の下部分、床との境目に回す板)なし、廻縁(壁の上部分、天井との境目に回す木)なし、という、いわゆる「なしなし仕様」でした。
これもまたモダン志向の標準仕様なわけですが、やはり建物の耐久性を悪化させ、壁紙も汚れやすくなるということで、
・窓枠は四方枠(上下左右すべてに木枠を入れる)
・巾木あり
・廻縁はなし
という仕様に変更しました。
廻縁だけは、壁紙張りの精度さえ高ければ、あまり耐久性には影響しなさそう(あと、天井が多少なりとも高く見える)ということで、「なし」のままにしました。
この仕様変更も、それなりの追加コストになりましたが、これは譲れないところです。
とはいえ、この仕様変更は契約前の見積もり条件に入れていましたので想定内で、契約後にコスト増になったわけではないです。
2017年02月27日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(105)
さて、屋根に関連して一つ、これは間取りについて書いていたときに触れても良かったのですが、もう1つ考えていたのが、
軒と庇
についてです。
軒というのは、簡単にいうと屋根が建物から出っ張っている部分のことです。これをさらに分けて、屋根の傾斜に対して同じ方向(雨水が落ちていく方向)の出っ張りを「軒先」、直角の方向(雨水が落ちない方向)の出っ張りを「ケラバ」ということもあるようです。
この軒ですが、最近の家づくり、特に都心部などでは、建築面積の狭さやコストダウン、そしてデザイン的な見た目の美しさなどから、軒をまったく作らなかったり、非常に短い軒にしたりすることが多くなっています。
実際、今回、最初にビルダーが作ってきた図面では、ベランダの上の「軒先」が25cm程度、「ケラバ」にいたっては10cmほどしかありませんでした。
でも私は、木造の家には軒は絶対に必要だと思っています。
軒があることで建物の外壁に直接雨が当たることが避けられ、また真夏の強烈な日差しが外壁を劣化させることも防げ、木造建物の耐久性を大幅に向上させることができると考えているからです。
それだけでなく、窓からの真夏の日差しや雨が入り込むことを防ぐ効果も期待できます。
ですから、その図面を見て、私は即座に「軒先とケラバをもっと伸ばしてほしい」とお願いしました。
ただ、どちらについても、あまり伸ばすと土地の斜線制限などに引っかかるため、間取りや配置を変えずに可能な範囲で伸ばすように依頼しました。
その結果、軒先もケラバも45cm(1/4間)とすることになりました。
そのうえで、さらに窓からの雨の侵入やサッシ周りの耐久性向上のために、原則、家のすべての窓の上にアルミ製の「庇(小さな屋根)」をつけることにしました。(2階やグルニエで、軒やケラバが庇の機能を果たせる窓についてはつけませんでした)
こちらは追加のオプションで庇1つあたり2〜3万円でつけることができたので、たくさんつけた割にはそれほどのコストアップにはなりませんでした。
また、玄関のドアの上のアルミ庇もオプションだったので、これもつけました(これだけはサイズが巨大だったので10万円以上しました)。
これらの軒と庇、そして横滑りだし窓の配置などのおかげで、新しい家は、どの窓を開けても雨の入り込みが少なく、小雨程度なら気にせずに窓を開けて換気できるようになりました。
外観的には、最近のモダン住宅っぽい凹凸の少ない無機質な箱的なところからはやや外れ、屋根の軒が伸び庇があちこちについたことで「屋根っぽいものの出っ張り」が強調された家になりましたが、それはそれでありかな、と思っています。
そして、そういうこともあるので、今回の家のデザインのベースはいわゆるベーシックなシンプルモダンに置きつつも、建物だけでなく外構も含めて、あまり無機質さを強調せずにディテールでいろいろな表情をつけることを意識するようにしました。
軒と庇
についてです。
軒というのは、簡単にいうと屋根が建物から出っ張っている部分のことです。これをさらに分けて、屋根の傾斜に対して同じ方向(雨水が落ちていく方向)の出っ張りを「軒先」、直角の方向(雨水が落ちない方向)の出っ張りを「ケラバ」ということもあるようです。
この軒ですが、最近の家づくり、特に都心部などでは、建築面積の狭さやコストダウン、そしてデザイン的な見た目の美しさなどから、軒をまったく作らなかったり、非常に短い軒にしたりすることが多くなっています。
実際、今回、最初にビルダーが作ってきた図面では、ベランダの上の「軒先」が25cm程度、「ケラバ」にいたっては10cmほどしかありませんでした。
でも私は、木造の家には軒は絶対に必要だと思っています。
軒があることで建物の外壁に直接雨が当たることが避けられ、また真夏の強烈な日差しが外壁を劣化させることも防げ、木造建物の耐久性を大幅に向上させることができると考えているからです。
それだけでなく、窓からの真夏の日差しや雨が入り込むことを防ぐ効果も期待できます。
ですから、その図面を見て、私は即座に「軒先とケラバをもっと伸ばしてほしい」とお願いしました。
ただ、どちらについても、あまり伸ばすと土地の斜線制限などに引っかかるため、間取りや配置を変えずに可能な範囲で伸ばすように依頼しました。
その結果、軒先もケラバも45cm(1/4間)とすることになりました。
そのうえで、さらに窓からの雨の侵入やサッシ周りの耐久性向上のために、原則、家のすべての窓の上にアルミ製の「庇(小さな屋根)」をつけることにしました。(2階やグルニエで、軒やケラバが庇の機能を果たせる窓についてはつけませんでした)
こちらは追加のオプションで庇1つあたり2〜3万円でつけることができたので、たくさんつけた割にはそれほどのコストアップにはなりませんでした。
また、玄関のドアの上のアルミ庇もオプションだったので、これもつけました(これだけはサイズが巨大だったので10万円以上しました)。
これらの軒と庇、そして横滑りだし窓の配置などのおかげで、新しい家は、どの窓を開けても雨の入り込みが少なく、小雨程度なら気にせずに窓を開けて換気できるようになりました。
外観的には、最近のモダン住宅っぽい凹凸の少ない無機質な箱的なところからはやや外れ、屋根の軒が伸び庇があちこちについたことで「屋根っぽいものの出っ張り」が強調された家になりましたが、それはそれでありかな、と思っています。
そして、そういうこともあるので、今回の家のデザインのベースはいわゆるベーシックなシンプルモダンに置きつつも、建物だけでなく外構も含めて、あまり無機質さを強調せずにディテールでいろいろな表情をつけることを意識するようにしました。
2017年02月20日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(104)
さて、外壁に続いて、外観の仕様上重要な選択となるのが「屋根」です。
そもそも、屋根については、大きく分けると次の3つの選択肢があります。
・瓦(陶器)
・スレート(セメント板)
・金属板
今回のハウスメーカーでは、この3つのいずれも、希望すれば選ぶことができましたが、標準プランで選べるのは「スレート」だけで、それ以外はゼロからの見積もりになるため大幅な(数十万以上の)コストアップになります。
実際のところ、瓦は重くて家の耐震性を弱めますし、金属板は最近は「ガルバリウム鋼板」というのが流行っていますが実際に使っている家を見ると個人的には「トタン屋根」にしか見えず安っぽい印象しかない(個人の感想です)ので、どちらも選ぶ理由がありません。
それに、実はハウスメーカーを決める前から、私には使いたい屋根材がありました。それは、
ケイミューの「コロニアル遮熱グラッサ」
です。
もともと、屋根材の選択にあたって、最優先したのが遮熱性でした。
メーカー選びのときにも書いたとおり、それまでの家の最大の不満の1つが、まるで車の中のように、夏には60度を超えてしまい、プラスチックやゴムを使っているものを置くことができないグルニエでした。
新しい家を作るにあたっては、12畳を超えるような特大のグルニエを作るつもりでしたから、そのグルニエに何でも物が置けるよう(かつ、夏でも倒れずに中に入って荷物の出し入れができるよう)、あらゆる手段を講じるつもりでした。
その「手段」として、グルニエ全体に風が通るような窓の配置や、屋根にも外断熱を採用するハウスメーカーの選択などがあったわけですが、もう1つ、絶対に外せない対策として、遮熱性に優れた屋根材の採用というのがあったわけです。
そして、そんな希望に最も応えてくれそうだったのが、このケイミューの「コロニアル遮熱グラッサ」だったわけです。
まさに「遮熱性」に付加価値をつけたこの屋根材は、メーカーの説明によれば、屋根裏の気温を通常の屋根材よりも10度から最大20度近くも下げることができるということで、まさに「これしかない」という屋根材でした。
ちなみに、その遮熱性能は屋根材の色によって大きく変わり、最大の遮熱性能を発揮するのは「ホワイト」でした。
ですので、我が家の屋根の色は白になりました。
白い屋根というのはちょっとデザイン的に大丈夫かと心配でしたが、実物を見てみると白というよりはシルバーっぽいグレーでしたし、家全体がモノトーンなので不自然さがないし、下から見ると屋根はほとんど見えないくらいだったので、全然問題ありませんでした。
この屋根材、標準プランで選べるものよりはやはりワンランク上のグレードでしたが、これについては契約前の見積もりの時点から組み込んでいた話だったので、契約後にコストがアップするということはありませんでした。
そして、建った後に実際に確認してみると、真夏で外が40度近くの猛暑になっても、グルニエは外より気温の低い30度台にとどまり、エアコンをかけない2階とまったく同じ気温までしか上がりませんでした。
屋根裏としての熱のこもり、上昇がまったくなかったわけです。もちろん、エアコンなどをかけない状態での室温です。
これは、期待以上の結果でした。
コロニアル遮熱グラッサ(ホワイト)と屋根外断熱工法の組み合わせは、おすすめですよ。
そもそも、屋根については、大きく分けると次の3つの選択肢があります。
・瓦(陶器)
・スレート(セメント板)
・金属板
今回のハウスメーカーでは、この3つのいずれも、希望すれば選ぶことができましたが、標準プランで選べるのは「スレート」だけで、それ以外はゼロからの見積もりになるため大幅な(数十万以上の)コストアップになります。
実際のところ、瓦は重くて家の耐震性を弱めますし、金属板は最近は「ガルバリウム鋼板」というのが流行っていますが実際に使っている家を見ると個人的には「トタン屋根」にしか見えず安っぽい印象しかない(個人の感想です)ので、どちらも選ぶ理由がありません。
それに、実はハウスメーカーを決める前から、私には使いたい屋根材がありました。それは、
ケイミューの「コロニアル遮熱グラッサ」
です。
もともと、屋根材の選択にあたって、最優先したのが遮熱性でした。
メーカー選びのときにも書いたとおり、それまでの家の最大の不満の1つが、まるで車の中のように、夏には60度を超えてしまい、プラスチックやゴムを使っているものを置くことができないグルニエでした。
新しい家を作るにあたっては、12畳を超えるような特大のグルニエを作るつもりでしたから、そのグルニエに何でも物が置けるよう(かつ、夏でも倒れずに中に入って荷物の出し入れができるよう)、あらゆる手段を講じるつもりでした。
その「手段」として、グルニエ全体に風が通るような窓の配置や、屋根にも外断熱を採用するハウスメーカーの選択などがあったわけですが、もう1つ、絶対に外せない対策として、遮熱性に優れた屋根材の採用というのがあったわけです。
そして、そんな希望に最も応えてくれそうだったのが、このケイミューの「コロニアル遮熱グラッサ」だったわけです。
まさに「遮熱性」に付加価値をつけたこの屋根材は、メーカーの説明によれば、屋根裏の気温を通常の屋根材よりも10度から最大20度近くも下げることができるということで、まさに「これしかない」という屋根材でした。
ちなみに、その遮熱性能は屋根材の色によって大きく変わり、最大の遮熱性能を発揮するのは「ホワイト」でした。
ですので、我が家の屋根の色は白になりました。
白い屋根というのはちょっとデザイン的に大丈夫かと心配でしたが、実物を見てみると白というよりはシルバーっぽいグレーでしたし、家全体がモノトーンなので不自然さがないし、下から見ると屋根はほとんど見えないくらいだったので、全然問題ありませんでした。
この屋根材、標準プランで選べるものよりはやはりワンランク上のグレードでしたが、これについては契約前の見積もりの時点から組み込んでいた話だったので、契約後にコストがアップするということはありませんでした。
そして、建った後に実際に確認してみると、真夏で外が40度近くの猛暑になっても、グルニエは外より気温の低い30度台にとどまり、エアコンをかけない2階とまったく同じ気温までしか上がりませんでした。
屋根裏としての熱のこもり、上昇がまったくなかったわけです。もちろん、エアコンなどをかけない状態での室温です。
これは、期待以上の結果でした。
コロニアル遮熱グラッサ(ホワイト)と屋根外断熱工法の組み合わせは、おすすめですよ。
2017年02月13日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(103)
外壁について、サイディングを採用しつつ、サイディングでは避けられない「シーリング剤によってデザインが断絶して『板を並べて張ってます感』が出てしまう」ことを避けるためにやったこと、それは、
シーリングがデザインを断絶させないようなデザインのサイディングを選ぶこと。
でした。
シーリングというのは、サイディングの切れ目を縦横に格子状に横切っていき、かつその部分は立体的にはサイディングの「凹んだ部分」の高さになります。
だとすれば、サイディング自体も「縦横に規則的に凹みが走っていて、ちょうどシーリングが来る場所はパターン的に『凹みライン』となるようなデザインであれば、シーリングがサイディングのデザインを分断しないことになるので、目立たなくなるはずなわけです。
実際、たくさん見たサイディングの家の中で、いくつかの家の外壁はそのようなデザインのサイディングを採用していて、サイディングの境目のシーリングが非常に目立たない、遠目にはどこで切れているかまったくわからないものがありました。
そういった家を参考にして、使えそうなデザインパターンのサイディングを絞り込み、一部はメーカーのショールームに行って、一部はビルダーのモデルハウスの中の仕様ルーム(仕様の打ち合わせのために使う部屋で、部屋に入る範囲で建材のサンプルやカタログなどが置いてある)で実物を見て、採用するサイディングを決めていきました。
ちなみに、このような条件に合致するサイディングのデザインパターンは、大きく分けると2種類です。
1つは、正方形のタイルのようなパターンが規則的に並ぶもの。
もう1つは、細長い石を規則的にはめ込んだようなパターン。
いずれも、タイルや石がはめ込まれていない隙間部分が格子状になり、それとサイディングの切れ目のシーリング部分がシームレスにつながるようなパターンになっています。
ただ、実際に実物を見てみると、「細長い石」のパターンは、サイディング内の「石のない部分」の隙間が狭く、シーリングによって生まれる格子パターンとは完全に溶け込まないことが分かったのでやめました。
一方、タイルパターンについては「隙間」が広くてシーリングの格子パターンと完全一致させることが可能とわかり、こちらを選ぶことにしました。
残った問題は、「色」です。
今回の家は、外観をグレーを基調にしたモノトーンでまとめることにしていたのですが、タイルパターンのサイディングはハウスメーカーの標準プランの範囲では選べるバリエーションが少なく、オプションで若干の追加コストを払ってワンランク上のサイディングを選ばないと、イメージに近いモノトーンの外壁にならないことが分かりました。
少し検討した結果、やはり外壁は外観の超重要な要素なので安易な妥協はしたくないし、また上のグレードのサイディングだと耐久性などが上がるメリットもあるので、追加コストを払ってオプションの上位グレードのサイディングを選ぶことにしました。
シーリングがデザインを断絶させないようなデザインのサイディングを選ぶこと。
でした。
シーリングというのは、サイディングの切れ目を縦横に格子状に横切っていき、かつその部分は立体的にはサイディングの「凹んだ部分」の高さになります。
だとすれば、サイディング自体も「縦横に規則的に凹みが走っていて、ちょうどシーリングが来る場所はパターン的に『凹みライン』となるようなデザインであれば、シーリングがサイディングのデザインを分断しないことになるので、目立たなくなるはずなわけです。
実際、たくさん見たサイディングの家の中で、いくつかの家の外壁はそのようなデザインのサイディングを採用していて、サイディングの境目のシーリングが非常に目立たない、遠目にはどこで切れているかまったくわからないものがありました。
そういった家を参考にして、使えそうなデザインパターンのサイディングを絞り込み、一部はメーカーのショールームに行って、一部はビルダーのモデルハウスの中の仕様ルーム(仕様の打ち合わせのために使う部屋で、部屋に入る範囲で建材のサンプルやカタログなどが置いてある)で実物を見て、採用するサイディングを決めていきました。
ちなみに、このような条件に合致するサイディングのデザインパターンは、大きく分けると2種類です。
1つは、正方形のタイルのようなパターンが規則的に並ぶもの。
もう1つは、細長い石を規則的にはめ込んだようなパターン。
いずれも、タイルや石がはめ込まれていない隙間部分が格子状になり、それとサイディングの切れ目のシーリング部分がシームレスにつながるようなパターンになっています。
ただ、実際に実物を見てみると、「細長い石」のパターンは、サイディング内の「石のない部分」の隙間が狭く、シーリングによって生まれる格子パターンとは完全に溶け込まないことが分かったのでやめました。
一方、タイルパターンについては「隙間」が広くてシーリングの格子パターンと完全一致させることが可能とわかり、こちらを選ぶことにしました。
残った問題は、「色」です。
今回の家は、外観をグレーを基調にしたモノトーンでまとめることにしていたのですが、タイルパターンのサイディングはハウスメーカーの標準プランの範囲では選べるバリエーションが少なく、オプションで若干の追加コストを払ってワンランク上のサイディングを選ばないと、イメージに近いモノトーンの外壁にならないことが分かりました。
少し検討した結果、やはり外壁は外観の超重要な要素なので安易な妥協はしたくないし、また上のグレードのサイディングだと耐久性などが上がるメリットもあるので、追加コストを払ってオプションの上位グレードのサイディングを選ぶことにしました。
2017年02月06日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(102)
ホームビルダーの設定する「標準プラン」で、ユーザーが選べる「オプション」が設定されているものとしては、これまでに触れた、キッチン・浴室・洗面台・トイレという「4大水回り」がその筆頭に挙げられますが、それに続く大きなものとして、外壁・内装があげられるでしょう。
外壁については、ローコストビルダーで選択できるのはほぼほぼサイディングに限定されると思います。
ごくまれに吹き付けタイル等のモルタル外壁を選ぶことができますが、メンテナンスの容易さとデザインの自由度としては圧倒的にサイディングのほうが進化しているように思います。耐火性能もサイディングのほうが上だと言えると思います。
サイディングについては、シールのゴムの劣化が言われますが、それをいうならモルタル塗装は当たり前に亀裂があちこちに発生しますから、「全体的にメンテ」が必要なモルタルよりは、「シールに気をつけて定期的にメンテすればあとはメンテフリー」なサイディングのほうが分かりやすいと思います。
それ以外には、タイル貼りというのもありますが、まず値段がものすごく高いし、外壁が重くなって耐震性に悪い影響があるし、メリットを感じませんでした。(それなら、「タイル風のサイディング」のほうがいいんじゃないかと思います。)
ところで、サイディングについては、超ローコストビルダーの場合、サイディングの厚みが薄く(14mmなど)、かつサイディング自体を直接柱に釘打ちする手法を採用しているところがありますが、耐久性、防水性、メンテ性も劣ることになるのでそういうビルダーは避けたほうがいいです。
そこそこ以上のローコストビルダーなら、ちゃんとした(16mm以上の)厚みのサイディングを専用の金具を使って取り付ける手法を採用していますので、そういうビルダーなら大丈夫です。
そんなわけで、我が家の場合、16mmの金具工法のサイディングのなかから選ぶことになったのですが、6つくらいのメーカー・ブランドのなかで、さらに様々なデザインから選べたので、選択肢は相当広かったです。
そんななかで、デザイン選択にあたってこだわったのが、
シーリング目地の目立たないデザインにする。
ということでした。
あちこちにあるサイディングを採用した戸建てを見ていていつも思っていたのが、「どんなに洗練されたデザインのサイディングでも、シーリングのラインが見えてしまうと、『長方形の板が並べて張ってあるな』ということが分かってしまって安っぽく見えてしまう」ということです。
もちろん、シーリングにもいろいろな色があって、サイディングの色に近い色のシーリング剤を使うことで色味的には目立たない工夫がされているのですが、そもそもサイディングの切れ目でデザインが断絶して、デザインの流れと無関係な長方形のラインが走ってしまうわけで、これだけはどうしても避けられません。
でも個人的には、それをどうしても避けたかったわけです。
外壁については、ローコストビルダーで選択できるのはほぼほぼサイディングに限定されると思います。
ごくまれに吹き付けタイル等のモルタル外壁を選ぶことができますが、メンテナンスの容易さとデザインの自由度としては圧倒的にサイディングのほうが進化しているように思います。耐火性能もサイディングのほうが上だと言えると思います。
サイディングについては、シールのゴムの劣化が言われますが、それをいうならモルタル塗装は当たり前に亀裂があちこちに発生しますから、「全体的にメンテ」が必要なモルタルよりは、「シールに気をつけて定期的にメンテすればあとはメンテフリー」なサイディングのほうが分かりやすいと思います。
それ以外には、タイル貼りというのもありますが、まず値段がものすごく高いし、外壁が重くなって耐震性に悪い影響があるし、メリットを感じませんでした。(それなら、「タイル風のサイディング」のほうがいいんじゃないかと思います。)
ところで、サイディングについては、超ローコストビルダーの場合、サイディングの厚みが薄く(14mmなど)、かつサイディング自体を直接柱に釘打ちする手法を採用しているところがありますが、耐久性、防水性、メンテ性も劣ることになるのでそういうビルダーは避けたほうがいいです。
そこそこ以上のローコストビルダーなら、ちゃんとした(16mm以上の)厚みのサイディングを専用の金具を使って取り付ける手法を採用していますので、そういうビルダーなら大丈夫です。
そんなわけで、我が家の場合、16mmの金具工法のサイディングのなかから選ぶことになったのですが、6つくらいのメーカー・ブランドのなかで、さらに様々なデザインから選べたので、選択肢は相当広かったです。
そんななかで、デザイン選択にあたってこだわったのが、
シーリング目地の目立たないデザインにする。
ということでした。
あちこちにあるサイディングを採用した戸建てを見ていていつも思っていたのが、「どんなに洗練されたデザインのサイディングでも、シーリングのラインが見えてしまうと、『長方形の板が並べて張ってあるな』ということが分かってしまって安っぽく見えてしまう」ということです。
もちろん、シーリングにもいろいろな色があって、サイディングの色に近い色のシーリング剤を使うことで色味的には目立たない工夫がされているのですが、そもそもサイディングの切れ目でデザインが断絶して、デザインの流れと無関係な長方形のラインが走ってしまうわけで、これだけはどうしても避けられません。
でも個人的には、それをどうしても避けたかったわけです。
2017年01月30日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(101)
続いてトイレです。
こちらの選択には、「療育的視点」が含まれています。
新しい我が家は、いまの戸建てだと標準的だと思いますが、1階と2階、それぞれに1つずつトイレを設定しています。
今回のビルダーでも、トイレは2つまでは標準仕様の範囲内だったので、それをそのまま使うことになりました。
で、選択できるオプションとして、やはり洗面台同様、LIXILとTOTOがありました。
標準の選択肢として用意されていたのは、LIXILについては、ローコストビルダーは全業者使ってるんじゃないかというくらい目にすることの多い「ベーシア」という便器、TOTOは、逆にショールームに行っても普通には置いていない(裏口みたいなところを通されて、別室においてあるのを見せてもらいました)くらいマイナーな、ウォシュレットのふちなし便器でした。
この2つ、カタログで見た限りでは、LIXILはサイフォン式でTOTOは洗い落とし式ということで、水の流れ方でいうとLIXILのほうがワンランク上だったりするので、全体的にベーシアのほうがよさそうな印象だったのですが、ショールームで実物をみて、
「我が家では絶対にベーシアは選ばないほうがいい」
とはっきり感じました。
なぜなら、
ベーシアは便器の手前部分が異様に浅かった
からです。
そのために、便器に座って前から手を入れると、容易に便器の「浅瀬部分」に手の甲が触れてしまうのです。
これは、本人が拭く場合も少し不器用にやってしまうと簡単にそうなってしまいますし、また第三者が介助する場合にはさらにその可能性が高くなってしまいます。
そんなわけで、療育的視点からは非常に使いにくい便器であることが判明したために、ベーシアは回避してウォシュレットを選択しました。
最近の水洗便器は、使用する水の量を減らすために水流のパターンが工夫されていて、どこのメーカーを選んだとしても、便器の形がけっこうトリッキーに変形されているので、必ずショールームで実物をみてみることをおすすめします。
便器一体型ではない、後のせ型の洗浄便座を選んだ場合、便座は買い替えますが便器のほうはだいたい家を取り壊すまで使うことになりますから、選択は慎重にやりましょう。
こちらの選択には、「療育的視点」が含まれています。
新しい我が家は、いまの戸建てだと標準的だと思いますが、1階と2階、それぞれに1つずつトイレを設定しています。
今回のビルダーでも、トイレは2つまでは標準仕様の範囲内だったので、それをそのまま使うことになりました。
で、選択できるオプションとして、やはり洗面台同様、LIXILとTOTOがありました。
標準の選択肢として用意されていたのは、LIXILについては、ローコストビルダーは全業者使ってるんじゃないかというくらい目にすることの多い「ベーシア」という便器、TOTOは、逆にショールームに行っても普通には置いていない(裏口みたいなところを通されて、別室においてあるのを見せてもらいました)くらいマイナーな、ウォシュレットのふちなし便器でした。
この2つ、カタログで見た限りでは、LIXILはサイフォン式でTOTOは洗い落とし式ということで、水の流れ方でいうとLIXILのほうがワンランク上だったりするので、全体的にベーシアのほうがよさそうな印象だったのですが、ショールームで実物をみて、
「我が家では絶対にベーシアは選ばないほうがいい」
とはっきり感じました。
なぜなら、
ベーシアは便器の手前部分が異様に浅かった
からです。
そのために、便器に座って前から手を入れると、容易に便器の「浅瀬部分」に手の甲が触れてしまうのです。
これは、本人が拭く場合も少し不器用にやってしまうと簡単にそうなってしまいますし、また第三者が介助する場合にはさらにその可能性が高くなってしまいます。
そんなわけで、療育的視点からは非常に使いにくい便器であることが判明したために、ベーシアは回避してウォシュレットを選択しました。
最近の水洗便器は、使用する水の量を減らすために水流のパターンが工夫されていて、どこのメーカーを選んだとしても、便器の形がけっこうトリッキーに変形されているので、必ずショールームで実物をみてみることをおすすめします。
便器一体型ではない、後のせ型の洗浄便座を選んだ場合、便座は買い替えますが便器のほうはだいたい家を取り壊すまで使うことになりますから、選択は慎重にやりましょう。
2017年01月23日
自閉症の子どもと暮らす家づくり(100)
とうとうこの連載、第100回になりました。
こんなに続くとは思っていなかったのですが、とりあえずまだしばらく続きそうです。
さて、水回りの主要設備であと残るのは、洗面台とトイレです。
この2つについては、どちらもビルダーが設定する選択肢は、LIXILとTOTOの二択でした。そしてどちらも最もベーシックグレードの、ぶっちゃけ最低ランクのものが設定されていました。
まあこれはよくあることで、私もたくさんのビルダーからカタログを取り寄せて、そこには選択可能な設備オプションも書いてあることが多かったですが、ローコスト系のビルダーでは洗面台とトイレにハイグレードなものを設定しているケースはほとんどありませんでしたから。
で、洗面台については元の家ではリフォームで交換していて、そのときに使っていたクリナップの「ファンシオ」がとても気に入っていて、多少コストがかかっても標準の洗面台をキャンセルして「ファンシオ」をつけようと思い、ショールームで見積もりまで取ってきました。
ところが、ビルダーから出てきた見積もりは、ファンシオの定価に若干の値引き、さらに工賃が乗り、そこからわずか5000円程度の「標準オプションからの差額」を引いただけのものでした。
ファンシオ本体も、ホームセンターとかリフォーム業者で買ったほうがもっと安くなるし、これだと「とりあえず標準のものをつけておいて、あとでリフォーム業者で交換したほうが安い」ということになったので、とりあえずは標準のなかで選ぶことにしました。
もともと「ファンシオ」が気に入っていた理由は、赤ちゃんなら洗えるくらいの巨大なボウルと割れにくい樹脂製というところだったので、その仕様に多少でも近い、TOTOの洗面台を選ぶことにしました。
横幅については、ビルダー標準が75cmでした。
洗面室が2畳と必要最低限なので、小さすぎず、また場所を専有しすぎないこのサイズはちょうどいいということでサイズ変更(これはビルダーオプションの範囲内なのでそれほど高くなくできます)はしませんでした。
ちなみに超低価格ビルダーの場合、洗面台の標準がさらにワンサイズ小さい60cmの場合があります。これだと、ワンルームマンションっぽい大きさで、家族で使うにはいかにも小さい感じになります。
また、75cmでは小さいというニーズも多々あるようで、逆にワンサイズ大きい90cmサイズが選べるケースも数多くあります。
我が家も、とりあえずは標準75cmを選びましたが、将来的には90cmにしたくなるかもしれない、ということで、洗面台の横のスペースは空けておいていつでも90cmのものと入れ替えられるように設計しました。洗濯機置き場には固定式の洗濯機パンを設置しましたが、この洗濯機パンが洗面台を入れ替えるときに邪魔にならない位置・大きさになるようにした、ということですね。
そのうえで、75cmの洗面台のあいだはその隙間を収納スペースにするために、細長い洗面室収納を施主支給で入れました。
ちなみに実際に設置してみた結果、ボウルの大きさも十分だし、使い勝手もいいので、壊れるまでは洗面台を入れ替えることはなさそうです。
こんなに続くとは思っていなかったのですが、とりあえずまだしばらく続きそうです。
さて、水回りの主要設備であと残るのは、洗面台とトイレです。
この2つについては、どちらもビルダーが設定する選択肢は、LIXILとTOTOの二択でした。そしてどちらも最もベーシックグレードの、ぶっちゃけ最低ランクのものが設定されていました。
まあこれはよくあることで、私もたくさんのビルダーからカタログを取り寄せて、そこには選択可能な設備オプションも書いてあることが多かったですが、ローコスト系のビルダーでは洗面台とトイレにハイグレードなものを設定しているケースはほとんどありませんでしたから。
で、洗面台については元の家ではリフォームで交換していて、そのときに使っていたクリナップの「ファンシオ」がとても気に入っていて、多少コストがかかっても標準の洗面台をキャンセルして「ファンシオ」をつけようと思い、ショールームで見積もりまで取ってきました。
ところが、ビルダーから出てきた見積もりは、ファンシオの定価に若干の値引き、さらに工賃が乗り、そこからわずか5000円程度の「標準オプションからの差額」を引いただけのものでした。
ファンシオ本体も、ホームセンターとかリフォーム業者で買ったほうがもっと安くなるし、これだと「とりあえず標準のものをつけておいて、あとでリフォーム業者で交換したほうが安い」ということになったので、とりあえずは標準のなかで選ぶことにしました。
もともと「ファンシオ」が気に入っていた理由は、赤ちゃんなら洗えるくらいの巨大なボウルと割れにくい樹脂製というところだったので、その仕様に多少でも近い、TOTOの洗面台を選ぶことにしました。
横幅については、ビルダー標準が75cmでした。
洗面室が2畳と必要最低限なので、小さすぎず、また場所を専有しすぎないこのサイズはちょうどいいということでサイズ変更(これはビルダーオプションの範囲内なのでそれほど高くなくできます)はしませんでした。
ちなみに超低価格ビルダーの場合、洗面台の標準がさらにワンサイズ小さい60cmの場合があります。これだと、ワンルームマンションっぽい大きさで、家族で使うにはいかにも小さい感じになります。
また、75cmでは小さいというニーズも多々あるようで、逆にワンサイズ大きい90cmサイズが選べるケースも数多くあります。
我が家も、とりあえずは標準75cmを選びましたが、将来的には90cmにしたくなるかもしれない、ということで、洗面台の横のスペースは空けておいていつでも90cmのものと入れ替えられるように設計しました。洗濯機置き場には固定式の洗濯機パンを設置しましたが、この洗濯機パンが洗面台を入れ替えるときに邪魔にならない位置・大きさになるようにした、ということですね。
そのうえで、75cmの洗面台のあいだはその隙間を収納スペースにするために、細長い洗面室収納を施主支給で入れました。
ちなみに実際に設置してみた結果、ボウルの大きさも十分だし、使い勝手もいいので、壊れるまでは洗面台を入れ替えることはなさそうです。
| 子どもが自閉症かもしれない!どうしよう!という親御さんへのアドバイスはこちら 孫が自閉症らしい、どうしたら?という祖父母の方へのアドバイスはこちら |
![]() | 当ブログの全体像を知るには、こちらをご覧ください。 |
| ←時間の構造化に役立つ電子タイマー製作キットです。 | |
| PECS等に使える絵カード用テンプレートを公開しています。 | |
| 自閉症関連のブックレビューも多数掲載しています。 |
| 花風社・浅見淳子社長との経緯についてはこちらでまとめています。 |




