2011年08月15日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(15)

過去に「殿堂入り」として強くおすすめした本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の15回目です。
今回からは、ABA以外の療育法について書かれた本のご紹介です。

3.その他の療育法についての本

<殿堂入りおすすめ本>


発達障害のある子とお母さん・先生のための思いっきり支援ツール―ポジティブにいこう!
武蔵 博文・高畑 庄蔵
エンパワメント研究所(過去のレビュー記事

ABAの「殿堂入りおすすめ本」の次がいきなり「その他の療育法」になっている、ということでお分かりのとおり、実は当ブログではTEACCHに直接関係する本で「殿堂入り」にしている本がありません
これは、こちらの記事のコメント欄でも議論されているとおり、TEACCHというものが、療育の体系としては必ずしも整備されておらず、そのために、決定版と呼べるほどの本が出ていないという事情があります。

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2011年08月08日

大震災 自閉っこ家族のサバイバル(ブックレビュー)

ぶどう社さんより献本御礼。

【送料無料】大震災自閉っこ家...
価格:1,680円(税込、送料別)


(左は楽天BOOKS、左はAmazon)

大震災 自閉っこ家族のサバイバル
著:高橋 みかわ
ぶどう社

1章 ライフラインのとまった街で
 我が家の3・11——あのときなにがあったか  高橋みかわ

2章 ブログとメールでつながりあった——「みかわ屋通信」の1カ月

3章 津波に襲われた街で
 家は浸水したけど、家族で一緒に暮らせるなら  浅野雅子
 震災は障害を軽く超えた!って感じ  及川恵美

4章 地域の避難所で
 中学校で、娘の頑張りとみなさんの理解で  三浦由里香
 支援学校で、息子に寄り添い続けて  あるお母さんに聞く
 学校を避難所としてひらいた先生たち  石巻支援学校の先生方に聞く


ぶどう社より、知的障害を伴う自閉症のお子さんとその家族が、東日本大震災をどのように乗り切ったかの体験談を集めた本が緊急出版されました。(これまでにない最速のスピードでの出版ということらしいです。)
ちなみに、著者の印税の一部およびぶどう社の収益の一部は、義捐金として寄付されるとのことです。

著者の高橋みかわさんは、仙台市在住の、重い知的障害を伴う自閉症の息子さん(21歳)のお母さんです。
本書の第1章では、そんな著者の被災後のサバイバル生活が日記風に記述されます。やはり避難所生活は厳しいだろうということで、自宅マンションでの生活を選択した家族が、すべてのライフラインが途絶した震災直後から、徐々に普段の生活を取り戻していくまでの過程と、そのなかで自閉症の息子がどのように「普段とまったく違う生活、環境」を乗り越えていったか(乗り越えられるような支援を行なったか)が活き活きと描かれます。

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2011年08月01日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(14)

過去に「殿堂入り」として強くおすすめした本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の14回目です。
今回は、「ABA(応用行動分析)」に関連する本のなかで、おすすめではなくて逆に「読むのに注意が必要なタイプの本」について書いてみたいと思います。

2.ABA(応用行動分析)・行動療法についての本(続き)

<読むのに注意が必要な本>




わが子よ、声を聞かせて―自閉症と闘った母と子
キャサリン・モーリス
NHK出版(過去のレビュー記事

自閉症を克服する―行動分析で子どもの人生が変わる
リン・カーン ケーゲル、クレア ラゼブニック
NHK出版(過去のレビュー記事

あきらめないで!自閉症 幼児編
平岩 幹男
講談社(過去のレビュー記事

自閉症児の親を療育者にする教育―応用行動分析学による英国の実践と成果
ミッキー キーナン、カローラ ディレンバーガー、ケン・P. カー
二瓶社(過去のレビュー記事

ABAによる療育というのは基本的に「行動の制御・変容」を目指すものです。
つまり、ものすごく乱暴に言ってしまえば、なにか「望ましい行動パターン」みたいなものがあることを前提にして、それをゴールに設定し、子どもの行動を変えていこう、そういうアプローチなわけです。

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2011年07月25日

発達障害のいま(ブックレビュー)

待望の続編です。
ただし内容は前著以上に、特定のテーマについて特定の立場から書かれた「専門書」色を強めています。


発達障害のいま
著:杉山 登志郎
講談社現代新書

序章  母子並行治療をおこなったヒナコ
第一章 発達障害はなぜ増えているのか
第二章 発達凸凹とは
第三章 発達凸凹の可能性
第四章 トラウマの衝撃
第五章 トラウマ処理
第六章 発達障害とトラウマ
第七章 発達障害と精神科疾患 その1
第八章 発達障害と精神科疾患 その2
第九章 未診断の発達障害、発達凸凹への対応
終章  療育、治療、予防について

本書は、発達障害に関する新書として超ロングセラーを続けている「発達障害の子どもたち」の続編に位置づけられる新刊です。

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2011年07月18日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(13)

過去に「殿堂入り」として強くおすすめした本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の13回目です。
前回まででようやく「ABA(応用行動分析)」に関連する殿堂入り本のご紹介が終わりました。今回はその続きとして、殿堂入り以外のABAおすすめ本をご紹介します。

2.ABA(応用行動分析)・行動療法についての本(続き)

<おすすめできるその他の本>




うまくやるための強化の原理―飼いネコから配偶者まで(レビュー記事
自閉症支援-はじめて担任する先生と親のための特別支援教育(レビュー記事

「うまくやるための-」は、これまでのシリーズ記事でご紹介したABA入門書の次に追加で読む「2冊目の入門書」といった位置づけです。
著者がABAによるイルカなどの動物のトレーナーだということもあって、類書とはちょっと異なる視点から、ABAについて語られています

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2011年07月11日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(12)

過去に「殿堂入り」として強くおすすめした本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の12回目です。
今回で、「ABA(応用行動分析)」に関連する殿堂入り本、7冊の紹介がすべて終わります。

2.ABA(応用行動分析)・行動療法についての本(続き)

<殿堂入りおすすめ本>(続き)



※左がAmazon、右が楽天Books

発達障害のある子の「行動問題」解決ケーススタディ―やさしく学べる応用行動分析(レビュー記事
編著:小笠原 恵
中央法規

ABAの、理論ではなく「実践」に重きを置いた殿堂入り本のなかの4冊目になります。

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2011年07月04日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(11)

過去に「殿堂入り」として強くおすすめした本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の11回目です。
今回も、前回にひきつづき、「ABA(応用行動分析)」に関連する実践的な殿堂入り本の続きです。

2.ABA(応用行動分析)・行動療法についての本(続き)

<殿堂入りおすすめ本>(続き)




自閉症児のための明るい療育相談室(レビュー記事

ABAのすぐれた「実践書」の3冊めです。

こちらは、先にご紹介した2冊以上に「実践例」色が強い本だと言えます。
本書は、親御さんなどが悩まされる「54の相談」に対して、2人のABAのプロがそれぞれ対処法を提案するというスタイルになっています。
なので、体系的に療育のすすめかたがまとめられているというものではなく、問題行動などへの取り組みなど、個別の「目の前にある問題・課題」への解決法が事典的に並べられたものになっています。(最初の項目から順に取り組んでいくと療育体系になっている、といったものとはまったく異なりますから、注意してください。)

本書の最大の特色は、1つ1つの相談に対して2人の専門家がそれぞれ別々に回答を提示しているという点です。(なので、54の相談に対して、回答は108個あることになります。)
つまり、同じ相談に、違う回答が出されているということになります。

このことを、どうとらえればいいのでしょうか?

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2011年06月27日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(10)

過去に「殿堂入り」として強くおすすめした本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の10回目です。
今回も、前回にひきつづき、「ABA(応用行動分析)」に関連する実践的な殿堂入り本の続きです。

2.ABA(応用行動分析)・行動療法についての本(続き)

<殿堂入りおすすめ本>(続き)



家庭で無理なく楽しくできるコミュニケーション課題30(レビュー記事)

前回ご紹介した、「家庭で無理なく楽しくできる生活・学習課題46」の続編という位置づけの本ですが、実際にはまったく別の本と言ってしまっていいと思います。

この本は、(ちょっと語弊があることを承知で、あえて)一言で言ってしまえば「ロヴァース法を家でやるための本」です。

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2011年06月13日

絵カード・コミュニケーション(アプリレビュー)

シンプルさと低価格が魅力の絵カードプラットフォーム。今後のバージョンアップにも期待。



絵カード・コミュニケーション - Noriya Kobayashi

絵カード・コミュニケーション
315円(税込)
iPhoneアプリ
パンダパパさん制作


当ブログで初めての、スマートフォン用の「アプリ」のレビューです。

本アプリは、ブログのコメント欄やTwitterでも交流のある「パンダパパ」さんが制作された絵カードアプリです。
このアプリは「iPhoneアプリ」ですので、iPhoneやiPad、iPod Touchなどで利用できます。私はiPod Touchで使っています。


iPod Touch 8GB / 32GB
Apple

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2011年06月06日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(8)

過去に「殿堂入り」として強くおすすめした本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の8回目です。
今回は、「ABA(応用行動分析)」に関連する殿堂入り本の続きです。

2.ABA(応用行動分析)・行動療法についての本(続き)

<殿堂入りおすすめ本>(続き)



行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論(レビュー記事
前回ご紹介した「行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由」と同じ著者(共著ですが)による、行動分析学の教科書的なテキストです。
ただし、こちらの本は「組織をマネジメントする」という観点からまとめられた、一般のビジネスマン向けの「ビジネス書」になっています。

ビジネス書という体裁をとっていることで、メリットが2つ生まれています。

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2011年05月30日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(7)

過去に「殿堂入り」として高く評価した本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の7回目です。
現在は、「ABA(応用行動分析)」に関連する殿堂入り本をご紹介しています。ABA関連書籍は、殿堂入りしている本が7冊もある「豊作カテゴリ」です。

2.ABA(応用行動分析)・行動療法についての本(続き)

<殿堂入りおすすめ本>(続き)



行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由(レビュー記事

前回紹介した「おかあさん☆おとうさんのための行動科学」が「やさしいABAの入門書」だとすると、こちらは新書ながら「本格的な入門書」といった位置づけになります。

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2011年05月23日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(6)

過去に「殿堂入り」として高く評価した本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の6回目です。
現在は、「ABA(応用行動分析)」に関連する殿堂入り本をご紹介しています。

2.ABA(応用行動分析)・行動療法についての本(続き)

<殿堂入りおすすめ本>(続き)


(左はAmazon、右は楽天ブックス)

おかあさん☆おとうさんのための行動科学(レビュー記事)(続き)

前回の記事からの続きです。

前回、ABAは自閉症療育に非常に大きな力を発揮するので、お子さんとうまくかかわるために特に優先的に学ぶ価値があるものである一方、専門用語が多いなど「理解するための最初のハードル」がちょっと高いという難しさがあるという点について触れました。

ここで紹介している「おかあさん☆おとうさんのための行動科学」の価値は、その「最初のハードル」を可能な限り、大胆に下げてくれるところにあります

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2011年05月16日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(5)

過去に「殿堂入り」として高く評価した本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の5回目です。
今回から数回に分けて、「ABA(応用行動分析)」に関連する殿堂入り本をご紹介します。殿堂入りしている本が7冊もあるので、何回かに分けて書いていきたいと思います。

ちなみに、ABA関連書籍のおすすめが7冊と、他のカテゴリと比較して突出して多いこと自体にも、実は重要な意味があります

ABAというのは、問題行動を望ましい行動に変えたり、身につけて欲しい新しい行動を学習させたりするためのテクニックですが、他の技法と比較して、はるかに操作性(手順を具体的に言語化して示す)・再現性(誰がやってもこうすればこうなる、という結果が得られる)を重視しています。
操作性・再現性が高いということは、平たくいえば「こういう働きかけをすれば、こういう成果があがりますよ」という関係が明確に言語化され、誰でも実践しその成果が得られるということに他なりません。だから、ABAは「マニュアル本」が書きやすく、かつその「マニュアル本」が「実際に役に立つ」ものになる可能性が高いわけです。

もちろん、「現場で実施するABA」というのは、マニュアルをそのまま適用すればいいというものではなく、マニュアルで学んだことをベースに臨機応変に「応用」していくものですが、それでも、基礎となる部分だけでもしっかりと言語化できるABAは、他の療育技法と比較して、優れたマニュアル本が生まれやすい技法であるということは言えると思います。

2.ABA(応用行動分析)・行動療法についての本

<殿堂入りおすすめ本>


(左はAmazon、右は楽天ブックス)

おかあさん☆おとうさんのための行動科学(レビュー記事

さて、そんなわけでABAに関連する当ブログ殿堂入り本の1冊目は、こちらになります。

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2011年05月09日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(4)

過去に「殿堂入り」として、当ブログのブックレビューで高く評価した本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事、昨年の後半に第3回まで掲載してストップしていましたが、その続きということで、今回は第4回目になります。
(ちなみに、前回の記事はこちらになります)

今回は、「自閉症を知る」というカテゴリの本のうち、殿堂入りはさせていないものの、それに準ずる本としておすすめできる本のご紹介の続きです。

<おすすめできるその他の本>(続き)



親子アスペルガー―ちょっと脳のタイプが違います (レビュー記事

こちらはさらに最近レビューしたばかりの本ですね。
ご本人もアスペルガー症候群の当事者である親御さんが、2人のいずれもアスペルガー症候群のお子さんの子育てに奮闘する姿を綴った「当事者本」です。

この本の最大の特徴は、既に上記の短い説明のなかでも分かるとおり、当事者の方が、単に自分自身の過去や障害の特性を語るのではなく、同じ障害をもったお子さんを育てる経験について語っているという「当事者性の多重構造」にあるでしょう。

自分自身が障害によって苦労した経験と、その経験をふまえた「この世界」を見るまなざし。そして、いま現に自分の子どもが同じ障害によって苦労している現実、それを解決するためのさまざまな工夫、子どもたちに伝える当事者だからこそ言えるメッセージ。

そこには、単に「障害をもったお子さんの子育ての参考にもなる当事者本」という一般的な評価を超えて、「アスペルガー症候群の方が経験する世界観について生き生きと疑似体験できる、『異文化体験本』」という価値があると思います。

そういう意味で、アスペルガー症候群の当事者の方の書いた本ですが、知的障害を伴うような重い自閉症児の親御さんや支援者の方が読んでも得るところのある本だと思います。

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2011年04月18日

まさか!うちの子アスペルガー?(ブックレビュー)

気軽に読める、ライトで明るいコミックエッセイ。


まさか!うちの子アスペルガー? ―セラピストMママの発達障害コミックエッセイ
著:佐藤 エリコ
合同出版

Mママさんのエッセイが本になりました。

こちらの本は、以前当ブログでご紹介した「絵カードのお店」というサイトを運営されているMママさんが、ご自身のブログ「うちの子はアスパラガス?」で公開されていたコミックエッセイをまとめたものです。

まさか!うちの子アスペルガー?

副題にもコミックエッセイとあるとおり、本書のエッセイはすべて、4コマまんがの横に短い文章が足された1ページ読みきりで構成されていて、長い文章を読むのが苦手な方でも気軽に読み進められるようになっています。

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2011年04月04日

みかわさん(キラママさん)のブログについて

とある方から依頼がありましたので、当ブログでもご紹介させていただきたいと思います。

かつて「自閉症のサポートブック」という本を出版され、最近はぶどう社さんから、さらにターゲットを明確にした「重い自閉症のサポートブック」という本を出版された「高橋みかわ」さんという方が、ご家族自身が仙台市で被災した話題や、他の自閉症児をかかえ被災したご家族の話題などをブログでつづっていらっしゃいます。

http://ameblo.jp/kiramama42/
みかわの徒然日記


我が家にも、慣れない場所が苦手で、ちょっとしたことで大きな声で泣き叫んでしまう娘がいますから、仮に深刻な被災をしたとしても「避難所にはきっと行けないね」「仮設住宅ではいたたまれないだろうな」などと話していたばかりですから、大変参考になったり、身につまされたりする話題が満載でした。

多くの方にご覧いただきたいと思います。



重い自閉症のサポートブック [単行本]
高橋 みかわ
ぶどう社

(この本、将来ブックレビューを書くかもしれません。「サポートブック」といえば、最近はどちらかというと軽めの発達障害のお子さんの「配慮して欲しい点」をまとめたノート、というイメージが強いですが、本書では、模倣に困難がある程度の「重い子」のためのサポートブックと支援の方法についてまとめられた本です。)
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2011年03月14日

親子アスペルガー―ちょっと脳のタイプが違います(ブックレビュー)

これは面白い。当事者本として一読の価値あり。


(上はAmazon、下は楽天ショップ)

親子アスペルガー―ちょっと脳のタイプが違います
著:兼田絢未(BlogTwitter
合同出版

ちょっと発売から出遅れましたが、ようやく手に入れましが、なかなか面白くてあっという間に読むことができました。

本書は、お子さん2人がともにアスペルガー症候群で、ご自身もアスペルガー症候群、という、まさにタイトル通りの「親子ともどもアスペルガー症候群のご家族」について描かれた、いわゆる「当事者本」です。

この本を読んでいて、なぜか私は、本田勝一の「探検三部作」を思い出しました。


(検索して初めて気づきましたが、このシリーズ、絶版になってるんですね。かつては国語の教科書にまで載った名文なのに、ちょっとびっくり。こちらの本も、読み始めたらとまらない面白さですのでおすすめです。)

もちろん、シンプルに「異文化を知る」という共通点はあるのですが、今まで何冊も当事者本を読んできて、一度もこういう感覚を持ったことはありませんでした。
なのに、どうしてこの本に限ってこんな風に感じたのかな?

そう考えてみて、この本で際立っている、「探検三部作」とのいくつかの共通点に思い当たりました。

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2010年12月27日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(3)

過去に「殿堂入り」として、当ブログのブックレビューで高く評価した本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の3回目です。

前回まで、「自閉症を知る」というカテゴリに分類した「殿堂入り本」をご紹介していましたが、このカテゴリの「殿堂入り本」はこれで全部です(つまり、2冊しかありません)。
ただ、これ以外にも、殿堂入りに準じるくらいの優れた本、おすすめできる本がいくつかありますので、今回はそれらを順にご紹介していきたいと思います。

<おすすめできるその他の本>


発達障害の子どもたち(レビュー記事

「発達障害の子どもたち」は、児童精神医療の現場から発達障害全体をとらえた痛快かつ意欲的な本。
さまざまな問題提起や新しい視点がふんだんに盛り込まれており、単なる通り一遍の入門書にとどまらない奥深さがあり、自閉症や発達障害にかかわる方には必読の書といっても過言ではないのではないでしょうか。Amazonのベストセラーランキングでも、発売から相当期間がたっているにもかかわらず、いまだに障害児教育カテゴリで常にトップグループで走り続けるすごい本です。

ただ、若干読み方が難しい本でもあります。「殿堂入り」にしていないのは、それが理由です。

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2010年12月20日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(2)

過去に「殿堂入り」として、当ブログのブックレビューで高く評価した本を、現在の視点から改めてレビューしつつ、まとめなおすシリーズ記事の2回目です。
しばらくは、私が「自閉症を知る」というカテゴリに分類した「殿堂入り本」を、順にご紹介していきたいと思います。



あたし研究(レビュー記事

こちらは比較的最近殿堂入りさせた本ですが、自閉症スペクトラムを生きる本人が障害について書くという「当事者本」の傑作です。

当事者本は、本人でなければ分からないことが読めるという魅力がある一方で、たった一人の個別の経験でしかないところから、誤って「自閉症一般」の話を読み取ってしまいやすいといった問題などがあり、取っ付きやすそうに見えて、実は読む人と読むべき本も選ぶ、ある意味「上級者向け」のジャンルであり、誰にでもおすすめできる「当事者本」は決して多くありません

以下、「当事者本の難しさ」について、簡単に書いてみたいと思います。

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2010年12月06日

殿堂入りおすすめ本・まとめて再レビュー(1)

先日、当ブログへ初めてお越しいただいた方のための簡単なまとめページを作ったときに、当ブログで過去に高く評価した「殿堂入りの本」をまとめてレビューしているページがないことに気づきました。
一方で、新刊で出てくる自閉症関連の本が、いわゆる出版不況のせいもあってか少々不作気味で、強くおすすめできるような新刊のレビューができる機会が少なくなってきているという現状もあります。

そこで、これまでの「殿堂入りおすすめ本」について改めてまとめたうえで、当時のレビュー掲載から時間がたっているものについては若干私の評価が変わっているものもありますので、そのあたりも含めて「再レビュー」してみることにしました

自閉症についての本をお探しの方は、本記事にて、現時点でのコンパクトで「俯瞰的な」レビューをお読みいただけるほか、書籍名のところに配した「レビュー記事」のリンクから、オリジナルのレビュー掲載時のレビュー記事もあわせてお読みいただけます。


1.自閉症全般についての入門書

<殿堂入りおすすめ本>




自閉症のすべてがわかる本(レビュー記事

TEACCHという療育法を日本に導入した佐々木先生監修で、安定感のある自閉症入門書
イラスト中心でページ数も抑えてあり、こういった本を初めて読む親御さんであっても、1日程度で難なく読むことができるでしょう。

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子どもが自閉症かもしれない!どうしよう!という親御さんへのアドバイスはこちら
孫が自閉症らしい、どうしたら?という祖父母の方へのアドバイスはこちら

fortop.gif当ブログの全体像を知るには、こちらをご覧ください。
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PECS等に使える絵カード用テンプレートを公開しています。
自閉症関連のブックレビューも多数掲載しています。

花風社・浅見淳子社長との経緯についてはこちらでまとめています。