2018年09月17日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(185)

新居に移ってから2年近く、さんざん悩まされていた1階水回りのカビ問題は、排水管からの湿気上がりをふさがずに洗面台を組み上げてしまった、新築時点からの施工ミスだったことが確定したので、さっそく業者に連絡をとり、事情を説明して対応をお願いすることにしました。

ちょうど2年めの定期メンテナンス(実際に業者のひとが来訪するメンテナンスとしては最後)の想定実施日が近づいていたので、連絡の際、「今回の件以外の部分についても確認いただいて、今回来ていただくのを定期メンテナンス扱いにしてもらってもいい」という話をしました。
通常は、定期メンテナンスについては事前に日程の調整が必要で、調整を始めてから実際に来てもらうまでにはだいたい1か月くらいはかかっていましたが、今回については緊急事態なので、「まずは問題の水回りだけでも見てほしい」ということで、電話した直近の週末に業者の方に来てもらうことになりました。

そして、週末に来訪した業者の現場責任者に事情を説明し、実際に洗面台の床下も見てもらい、さらに最初に床板を外したときに撮影しておいた「カビの発生状況とふさがれていなかった排水管」の写真をプリントしたものを渡しました。
そのうえで、「このカビの問題は明らかに当初の工事のミスなので、少なくとも原状復帰というか、カビによって生じている問題が解消するところまでは対応してほしい」とお願いしました。

後日業者から連絡があり、

・洗面台をいちど取り外して、洗面台それ自体はもとより、カビの生えた床や壁、棚など、洗面台で隠れている部分まで徹底的に清掃する。
・カビが裏から表面まで貫通してしまった洗面台の収納スペースの床板については、新しいものに交換する。
・排水管と排水パイプの接続部分について、もちろんしっかりとふさいで湿気が上がってこないように対策する。


という対応方法の提案がありました。

洗面台の交換やクッションフロア・壁紙の張り替えもやってほしいというのが正直なところでしたが、率直に工事の非を認めて対応するという話をいただけたので、上記の工事内容に合意し、日程を決めました。
職人さんが不足していてなかなか集まらない、という状況はすでにこのときにも起こっていたので、日程は平日になってしまいましたが、それは仕方ないということで妻に立会をお願いすることにしました。
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2018年09月10日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(184)

新居に移り、1階水回りのカビに悩まされること2年近く、初めて洗面台の床板を外し、その下を覗いた私は、そこに現れたあまりにもおぞましい光景に思わず変な声が出ました(笑)



そこはもう、今まで見たことがないくらいにびっしりとカビの生えた、カビの巣窟になっていたのです。
イメージとしては、ナウシカの腐海みたいなレベルです。すでにカビに厚みが出てきていたので、拭き取るというより削り取るという感じで、床(クッションフロア敷きの本来の床)、洗面台の収納スペースの内壁(床板と床の空間部分)、そして外して上に持ち上げている床板、それぞれをほとんどやけくそになりながらカビ取り掃除をしました。
床板の外周にカビが回っていたのは、床下で繁殖しまくったカビが床板と収納スペースの内壁の隙間を回り込んで外に出てきたもので、床板の中央部分にポツポツとカビが浮かび上がってきていたのは、厚み2mmほどのベニヤ板である床板の厚み分を貫通して、板の裏側からカビが伸ばした根っこが表面に浮かび上がってきていたものだったわけです。

そして、カビ掃除をしている途中で、ここまでカビが大量発生した原因も特定できました。

洗面台から降りてくる排水パイプと、床下に配置してある(下水への)排水管との接続部分が粘土やテープなどでふさがれておらず、開放状態になったままになっていたのでした。(上記の写真からも、それが分かると思います。)
つまり、排水管と洗面台の床板下スペースがつながって、排水管から逆にあがってくる湿気が常に床板下スペースにこもりっぱなしという状態になっていたわけです。
床板が排水パイプを貫通している部分については、粘土とテープでしっかりふさいでいたので、まさかさらにその下で問題が起こっているとは気づかなかったわけです。(さらに、床下にもぐって排水管を見ても、該当部分は見えず問題があることはわからなかったわけです)

可能なかぎりカビを掃除し、開放されていた排水パイプと排水管の接続部分をテープでぐるぐる巻きにする応急処置を施し、さらに少しでも湿気をとるためにカビ大量発生のスペースに水取り剤を大量に置いて床板を元に戻して、とりあえず当座をしのぐことにしました。

そのうえで、業者にクレームの電話を入れました
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2018年09月03日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(183)

風通しを徹底的に考えて作ったはずの新居で、どんなに頑張っても1階の水回りのカビ問題がほとんど改善しないという問題に悩まされて、はや2年近くが経過しようとしていました。

その間、浴室の換気を徹底して24時間換気の風量を増やしたり、浴室用の足ふきマットと檜のすのこを捨てて(どちらもカビだらけになってしまったので)プラスチックのすのこと珪藻土マットに交換したり、あちこちカビだらけになった洗面室の棚や壁紙をカビ取り剤をつけた雑巾で拭きまくったり、トイレの窓まで日中は開けるようにしたり、床下にまで潜って漏水やカビの発生がないかをちょうさしたり、考えられるあらゆる手を打っていたのですが、それでも事態は一向に改善していなかたのですが、あるとき、一つのことに気づいたのです。

それは、洗面台の下の収納スペースについてでした。
このスペースもカビが大量に発生したため、中に入れるものは湿気を吸わないボトル類やシャンプー等の交換パックなどだけに限定し、かつ100均のケースなどを使って床に直接置かずに浮かせるようにして通気性を確保するなどしていたのですが、それでも床からカビが発生し続けていました。

そしてある日、また生えてしまった収納スペースの床部分のカビを掃除しようとしたときでした。そのカビの発生の仕方から、1つの可能性に気づいたのです。

床面のカビは、床面の外周部分と、排水管が通っている中央部分の近くに多く発生していました。
そして、外周部分のカビは床板の表面に(外周部分から侵攻されたように)ふつうに生えていて、中央部分のカビは床板の表面にポツポツと発疹のように現れているだけで、カビの実体がない(雑巾で拭き取っても消えない)のです。

この状態から判断できることは、冷静に考えると1つしかありません。

この洗面台の収納スペースの床板の下に、ものすごいカビが生えているんじゃないか。

この床板は洗面台の構成材の一部で、もともと外すことを想定していませんから、外すためにはたくさんの木ねじを外さなければいけません。また、給排水のパイプが板を貫いていますから、木ねじを外しても板が完全に外れるわけではなく、パイプが床板を貫通した状態のまま、板を上の方にずり上げることしかできません。
それでも、下の様子は見ることができるわけですから、やってみることにしました。
そして、実際に木ねじを外して板を持ち上げたとき、そこに現れたのは、壮絶な世界(笑)でした
posted by そらパパ at 19:59| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2018年08月27日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(182)

風通しに徹底的に配慮して設計した新居では、カビの問題は起こらないはずでした。
少なくとも、それまで住んでいた(設計も設備も相対的にチープだった)建売と比較してカビの問題がより深刻になるとは想定もしていなかったのです。

ところが、実際にはその「想定していなかったこと」が起こりました。
1階の水回りで、そこに近づいただけですぐに気づくくらいのカビ臭さと、全体的なジメジメした湿気に悩まされることになったのです。

ここで、新居の間取りについて簡単に補足しておきます。
新居の水回りはキッチンを除いて1箇所にまとめられていて、浴室、脱衣所と洗濯機置場を兼ねた洗面室、トイレがこの順で横に並んでいます。そして、この3つの水回りスペースとリビングの間はドアで仕切られているという形になっています。

カビ臭さと湿った印象は、この「3つの水回りが並んだスペース」で発生していました
その臭いのひどさは、あちこちに実際にカビが生えているのが目視できたリゾートマンションよりもひどいと言えるくらいのレベルで、その臭いの強さから判断すれば、間違いなく、水回りスペースのどこかに「カビだらけ」の場所があるはずでした。

ところが、不思議なことに、水回りのどこを見ても、そこまでひどいカビは見つからなかったのです。
もちろん、現に「カビっぽくてジメジメしている」わけですから、細々としたカビは水回りのあらゆる場所に発生していました。

最初は風呂まわりが原因だと思ったので、風呂のカビを徹底的に掃除し、かび臭くなっていた脱衣所の足ふきマットも捨てて珪藻土のマットに交換しました。

それでも改善しなかったので、今度は洗面台の周囲の棚や壁紙をカビ取り剤で拭いたりしてカビをとったり、トイレの床も除菌・カビ取りを行ったり、最後には床下に潜り込んで基礎の部分で水漏れやカビの発生がないか確認したりしました。

それでも、「カビが大量発生している場所」はなく、そのいっぽうで、どんなに気づいた範囲で徹底的にカビ掃除をしてもカビ臭さが消えることもなく、すぐにあちこちにカビが再発生するという状況が続いていました。

もうこれは、北向きの場所に水回りを作ったことで必然的に発生してしまっているものなんだろうか、と諦めかけた頃、とうとうその原因にいきつくことができたのです。
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2018年08月20日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(181)

新しい家に住み始めた後に気づいた問題、いろいろありましたが、なかでも最大の大物はこいつでした。

4.洗面台の排水管工事のミスによるカビの発生

新居を建てるにあたって、設計の段階から最も腐心していたことの1つが「日当たりと風通しの良さ」でした。

私が最初に買った新築マンション(2F中部屋)では、田の字レイアウトで北側に位置する2部屋がどちらも日当たりが悪く、新築マンションならではの「コンクリート自体もしばらく湿気を出し続ける問題」もあって、窓の結露もすごかったですし、部屋のクローゼットに入れた背広が全部カビだらけになってしまったこともありました。
私の弟が関西で最初に買った中古マンションはあまりのカビのひどさに1部屋まるごと使えないということがあったそうですし(すぐに売ってしまったそうです)、私が河口湖に買ったリゾートマンションはそれこそ日々カビとの闘いで、リフォームで24時間換気システムを追加するくらい悩まされた(それでも軽減はしたものの問題解消にまでは至らなかった)わけです。

そんなわけで、新居では部屋の配置、窓の配置に徹底的に気を配り、原則的にすべての部屋の対角線の位置に窓を設置してどの部屋も窓を開ければ風の流れが作れるようにし、また北側の部屋であっても可能な限り日照を取り入れられるように工夫しました。
さらに現在は導入が義務化されている24時間換気についても、吸気と排気の両方を行う本格的なアクティブ型のものを導入し、換気対策・カビ対策は万全のつもりでした。

ところが、そこまで配慮して建てたにもかかわらず、新しい我が家ではかなり深刻なカビ問題に悩まされ続けることになります
それは、「1階の水回り」で発生したカビの問題でした。
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2018年08月13日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(180)

さて、我が家の新築・住み替え・売却といった手続きがひととおり終わり、実際に新居に住み始めた後で、気づいたり発生したりする「家の問題」がいろいろあります。

そういったもののうち、家を建てたり外構を担当した業者に責任があるものについては、業者が提供しているアフター保証のサービスで補修・修理してもらうことになり、そうではなく、単に私たちのプランに漏れや甘さがあったものについては、私たちの側でなんとかする(リフォームや追加工事をお願いする、DIYで対応する、がまんする)ことになります。

実際、我が家の場合、住み始めた後に発生した問題で、業者のアフター保証サービスで補修してもらったもの(のうち、細々したものではない「大物」)は以下のような部分になります。

1.エコキュートの水漏れ
 エコキュートの配管工事に一部仕上げ漏れがあり、ちょっと動かしただけでは気づかないけれども水をタンクに満水にすると水漏れが発生するというミスがあった。
 これについては定期メンテナンスのタイミングを待たずに、見つけてすぐに業者を呼んで対応してもらった(締める場所が締まっていなかっただけなのですぐに直った)。

2.階段の床鳴り
 1階から2階に上る階段のちょうど中央あたりで、2〜3段にわたって踏むとギイギイ音が鳴る床鳴りが発生。
 隙間に補修材を流し込むだけでは改善しなかったので、結局階段下の板(階段下は玄関の土間スペースになっていたのでその場所から)を剥がして下から構造的に補強する対応となった。(この対応で床鳴りは大きく改善)

3.スタンプコンプリートの塗装割れ
 こちらは外構工事に関連するもの。駐車スペースの床はコンクリートに型押しして塗装する「スタンプコンクリート」で石畳のような風合いに仕上げたのですが、このスタンプコンクリートの塗装が、メーターボックスの周りから剥離し、かなり広い面積で下地のコンクリートがむき出しになってしまいました。
 舗装工事からまだ2か月くらいと短い期間で発生したため、外構業者も施工の問題だと認めてくれて無償でその部分だけ再塗装してもらうことができました。

4.洗面台の排水管工事のミスによるカビの発生
 住み始めたあとのアフター保証での補修工事のなかでは、こちらがもっとも問題が深刻で私たちも悩まされたものになります。
 ですので、こちらについては記事を分けて少し詳しく書いておきたいと思います。
posted by そらパパ at 23:07| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2018年07月30日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(178)

これまで住んでいた物件の売却が無事に成功し、新居への引っ越しとそれに伴う諸手続きも終わり、これでめだたく「我が家の売却」という一大イベントも終了、といきたいところですが、実はもう少しだけ、やや気が抜けない時間が続きます。

というのも、引き渡し後3か月は「瑕疵担保期間」となっていて、物件に瑕疵があった場合にはそれによって発生した費用などを補償しなければならないからです。

ちなみに今回の物件では、不動産屋が事前に物件を調査し、「調査報告書」のようなものを作成しており、その報告書の内容が悪くなかった(状態が良い)場合につけてくれる「瑕疵責任補償サービス」が適用されていたため、たとえば「シロアリが出た」とか「配管が破損した」とか「雨漏りで屋根裏が濡れた」とか「給湯器が壊れた」といった、「大物」の瑕疵については保証がついていて心配する必要はなかったのですが、逆にそういう構造系の大物ではない瑕疵、たとえば「戸棚の蝶番が壊れた」とか「建具の一部がカビている」みたいなクレームの場合には、状況によっては修理・交換費用を負担しなければならないことがあるのです。

もちろん、悪意をもって隠しているみたいな瑕疵はなく、使ってみたら壊れているみたいな箇所は(私が認識している限りでは)まったくなかったのですが、それでも10年もたっていれば、ややたてつけの悪くなった扉や、結露による汚れが抜けないサッシの桟部分などもありましたし、引き渡しの時点では大丈夫でもその後の3か月で壊れる場所がまったくないとは言い切れないわけです。

そういう問題が起こらないことを静かに祈りながら3ヶ月が過ぎ・・・。
結局、特段の申し立てもなかったので、晴れて家の売却が完全に完了しました。

そこで、当初の目論見どおり、売却によって得られたお金を新しい家のローンの繰り上げ返済に充当し、月々のローン支払い金額を下げる+ローンの返済期間も短縮させるよう修正して、現実味のあるローン返済プランに整えることができました。(年を明けてから繰り上げ返済することで、前の年の年末時点でのローン残高に基づいた住宅ローン減税について不利がない形にしています。この点については、以前このシリーズ記事で書きました。)
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2018年07月02日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(174)

売り出した不動産への反応というのは、価格に対してとても素直で敏感です。
我が家の場合、最初に売り出した「非常に強気な価格」では、見学どころか物件詳細ページへのアクセスすら(新着物件なのに!)ほとんどなく、もちろん店への問い合わせはずっとゼロという状態でした。
これは、私にとっても、今までの不動産の売却で経験したことがないくらいの「人気のなさ」です。
東京23区内の物件であるにもかかわらずここまでの反応の薄さからして、相場に対して大幅に高いことは明らかだったので、売り出して3週目ですぐに一気に300万円ほど値下げすることにしました

営業マンは「もう少し刻んで値下げしていったほうが」という意見でしたが、私の感覚では、300万下げてもまだ割高なレベルだと思っていたので、「割高のレンジで細かく刻んでも仕方ない」ということで、一気に値段を下げることにしたわけです。

これで、当初私自身が考えていた「売り出し価格」になりました。
これでもまだけっこう強気の値段ではあったのですが、いちおうこれで市場がギリギリ受け入れる相場のレンジの範囲内には収まったようで、物件詳細ページへのアクセス、お気に入りへの追加、資料請求あたりはぽつぽつと数字が出てくるようになりました。

これまでの私だと、「見学申込みが実際に入ってくるレベルでなければどんどん値下げする」というスタイルなのですが、今回は少し時間に余裕があった(秋口から売り始めて、実際に引き渡すのは翌年の春)ので、いったんはこの状態でしばらく様子を見ることにしました。
運が良ければ、このくらいのアクセス状況から、「どうしても欲しい」という人が現れて高めの値段でも売れるんじゃないかとも期待していたわけです。

そんなわけで、この(1回値下げした)金額で年を越すことになりました
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2018年06月04日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(170)

さて、ここまで、自宅の売却についての一般的な話を書いてきましたが、ここから、実際に今回、自宅を売却したときの経緯について書いていきたいと思います。

実際のところ、私が「不動産の売却」をするのは、これで3回目になります。
最初は、結婚に前後して買った千葉県の3LDKのマンションの売却、次に、上の子どもの療育目的で買った河口湖のリゾートマンションの売却、そして今回の23区西部の建売戸建ての売却です。

このうち、リゾートマンションの売却の経緯については、こちらのKindle本にまとめてあります。(リゾートマンションについては特に、不要になったときにうまく売却して手放すことが何よりも重要かつ難しいタイプの不動産ですので、検討されている方には有効な情報となるのではないかと思います)


リゾートマンションで、自閉症児と過ごす休日。: 障害児と家族のリゾマン購入・活用ガイド
sora y.d.

そんなわけで、何度か不動産の売却を経験している身からすると、売却を成功させるために必要なことは、

・しっかり情報収集して状況を把握すること
・スピード感をもった決断


だと思っています。

基本的に、売却に時間をかけることにメリットはほとんどありません
もちろん、不動産の相場が上昇傾向にあるときには強気の値段設定で「相場が追いついてくるのを待つ」ということも考えられますが、普通はそんなことはなく、売れずに塩漬けになっている期間が長いほど、検索サイトでも注目されなくなりますます人気は下がっていきますし、売却金を新居の住宅ローン返済に充当するタイミングが遅れる分、金利支払いが増加しますし、売却前の家の税金や光熱費の基本料もかかりますし、引っ越した後の家はどんどん傷んできます。
基本的に私は、売り出してから1か月くらいで買い手が決まる、遅くとも2か月以内には必ず決める、くらいのスケジュール感を目指して動くようにしています。
実際、過去2回の不動産売却では、マンションは売り出し2週間で、売れにくいと言われるリゾマンも売り出し1か月ちょっとで買い手を見つけることに成功しています。

ただ、実際には今回の自宅の売却には、5か月くらいの時間がかかってしまいました
その理由については、次回以降書いていきたいと思います。
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2018年05月28日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(169)

さて、自宅売却で、見学客が自宅を見に来る際に気をつけるべきこと、ここまでは一般論で書いてきましたが、最後に、「自閉症の子どもと暮らす」という記事タイトルにもあるように、障害のあるお子さんがいることを前提にした配慮点ですが、

必要に応じ、子どもと一緒に外出する

ということも検討したほうがいいと思います。

これは我が家でもそうだったのですが、見学客が来るからと、窓を開けて空気を入れ替えたり、ふだんやらないような時間に掃除を始めたり、カーテンをいつも以上に開けたり照明をつけたりといったことは、どれも「ふだんのルーチンと違うこと、いつもと違う状態」に該当します。
ですから、お子さんによっては、そういったことによって不安定になったり、開けた窓やカーテンを片っ端から閉めて照明も消したりといった「元に戻そうとする」リアクションがあったりすると思います。

さらに、ふだん見たことのない営業マンや見学客がいきなり家に来て、家の中をあちこち動き回り、逆に家族のほうはそれを邪魔しないように見学の動線から外れておとなしくしていなければならなかったりと、新しい事態が苦手なお子さんには負担の重い状況が続きます。

ここで、お子さんがパニックになって声をあげたりといった事態になることは、お子さんにとっても、また自宅の売却というプロセスにとっても不幸なこととなるでしょう。

そこで、見学客がくるとわかったときには役割分担して、お子さんを外に連れ出して時間をつぶすチームと、家にいて見学のための準備(空気の入れ替えや掃除など)と見学時の諸対応をこなすチームにわけてしまう、ということが考えられます。

我が家の場合は、自動車で行ける範囲に妻の実家があったので、見学客がくるときには妻が子どもを連れて自分の実家に遊びにいき、私が家に残って見学のための諸対応をこなす、というのが定番パターンになりました。

子どもの障害というのは、少なくとも「売却」のときには取引とは無関係の話になりますから、そこはうまく切り離して、取引がスムーズになることを優先してしまったほうが合理的だと思います。
posted by そらパパ at 20:00| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2018年05月14日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(167)

というわけで、自宅を売りに出して、見学したいという客が現れたとき(媒介をお願いしている営業担当者からアポの連絡が入ります)に、気をつけたいことを簡単にまとめます。

まず、絶対に避けたいことは、実は、

臭う

ことです。

毎日住んでいる自分たちは鈍感になってしまいますが、どんな家もそれぞれ独特の臭いを持っています。
小さい子どもがいる家にお邪魔したときによだれの臭いを感じたり、昔ながらのあまり密閉度が高くないキッチンと通された部屋が近いときに、醤油やみりんなどの調味料の臭いを感じたりといった経験は、誰もがもっているのではないかと思います。
また、ロケーション的に湿気がこもりやすい家の場合は、まず間違いなく「かび臭い」です。

こういった臭いは、先ほども書いたように住んでいると気づかない一方、外から来る客は入って真っ先に気づくので、印象を一気に悪くする元凶になってしまいます。
まずは何より、あらゆる部屋の窓をできるだけ開けて、空気を入れ替えましょう。冬や夏でエアコンをかける必要がある場合は、まず十分に空気を入れ替えたあと、エアコンを入れ直しても間に合うように、最初からスケジュールをたてておきましょう。
そのうえで、臭いのもととなるものができるだけ少なくなるよう、臭うものを片付けたり拭き掃除などをしたりといった準備も欠かせません。
ちなみにファ○リーズのような消臭スプレーは部屋全体に対しては気休め程度の効果しかないので頼らないほうがいいです。

次に注意したいのは、

明るさ

です。

家の中が暗いとそれだけで魅力が半減するので、カーテンやブラインドは全部開ける、それでも暗いところは昼でも明かりをつけておく、窓を遮るような荷物や家具は移動させておくなどして採光を最優先する、さらには営業マンがいってくる見学の時間に複数の候補がある場合には、「太陽の位置的に、家が明るく見える時間」を選ぶ、といった工夫ができます。
posted by そらパパ at 21:34| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2018年05月07日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(166)

さて、自宅の売却について、狙いたい強気の「売り出し価格」と、実際にはこのあたりで決めたいという現実的な「ターゲット価格」を、不動産業者の営業マンも交えて決め、特にアピールしたいポイントなども伝えたら、いよいよ販売開始となります。

とはいえ実際には、業者の営業店で仲介契約を結び、売り方の作戦について打ち合わせたあと、業者が物件に足を運んで外観と室内の写真をとり、社内で手続きを済ませたうえで物件登録、売り出し開始となります。
業者が写真を撮りに来る際には、業者もプロですからできるだけ物件が立派に見えるように配慮してくれると思いますが、売る側としてもちゃんとできる範囲で掃除や整頓をして、あまりに散らかったりして汚らしく見えないように配慮するのは当然のことでしょう。

物件が売り出されると、順調にいけば、業者には問い合わせのメールや電話が入るようになります。また、業者自身も、営業所に訪問した客に対し、「手持ち物件の1つ」として、物件を紹介したりするようになります。契約の形態や業者にもよりますが、普通は週1のメールなどによって、物件についての情報(自社サイトの閲覧数、お気に入り登録数、資料請求数、電話での問い合わせ件数、見学申し込み数など)を教えてくれるはずなので、その情勢によって、値下げのタイミングなどを判断していきます。

そして物件に興味をもった客との話がある程度進展すると、今度は「物件見学」ということで、実際に売出し中の物件である自宅に、見込客がやってくることになります。
見学の申込みは土日の昼間を中心に、下手をすると前日とかに営業マンから依頼がとんでくるので、物件売出し中は土日に予定を入れることがほとんどできなくなるので注意してください。まあ、入れてもいいんですが、せっかくの見学客を逃すことにつながってしまいます。

ちなみに、見学客を受け入れるときは、写真撮影のとき以上に建物内外の整頓や清掃に気を配ることになります。
また、ほとんど逸脱しっぱなしですが、このシリーズ記事は「療育的観点から」の住み替えの話題なので(ほとんど忘れっぱなしですが(^^;))、その点からも、見学客受け入れ時には留意すべきポイントもありますので、そのあたりを次回以降まとめようと思います。
posted by そらパパ at 21:51| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2018年04月30日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(165)

さて、そんなわけで、家を売るときにやらなければならないことは、「ネットで複数業者に見積もりをとって高いところを探す」なんてことではなくて、「自分で情報収集して自分の家がいくらで売れそうかの相場観をもつ」ということです。

そのうえで、目星をつけた不動産業者(買い替え先の家を買うときに世話になった業者など)に相談し、「自分の相場観と著しく違うなどの違和感がないか」を確認し、違和感がなければ基本的にはそこにお願いしてしまう、という流れでいいと考えています。

「違和感がある」というのは、簡単にいうと、「高すぎる(楽観的すぎる)」または「安すぎる(悲観的すぎる)」ということで、それに加えて「自分がネットで情報収集したレベルよりも勉強不足を感じる」ということが重なった場合には、その業者には任せないほうがいいでしょう。

私自身、「お世話になった不動産業者に売却を任せるつもりで相談したら、異様に安い査定を提示されたうえに、やる気もなくて全然引き合いがなく、別の業者に依頼したらそれよりはるかに高い金額で査定され、やる気もあって早々に売却に成功した」という経験をもっていますから、仮にお世話になったことがあって愛着を感じている業者(担当者)があったとしても、「違和感を感じる」査定や営業をされた場合には、早めに見切りをつけて別の業者を探したほうがいいでしょう。

※ちなみに、このあたりの話は、Kindleでリリースしている下記の拙著に詳しく記載しています。「リゾートマンション」という、ユニークなカテゴリの不動産の個人での買い方・売り方を徹底的に研究している本ですので、ご興味のある方はぜひどうぞ。



ともあれ、目をつけた業者に売却の相談をして、でてきた査定額や営業方針に納得できれば、そこで媒介契約(通常は、専任媒介契約をすすめられると思いますし、それでいいと思います)を締結し、家を売りに出すことになります。

売り出しにあたって留意することなどについては、次のエントリでまとめたいと思います。
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2018年04月23日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(164)

というわけで、自分の家(土地)の相場観をえるための最大のヒントである「路線価」について書きました。

これ以外にも、不動産売買の相場を得るための資料としては、「公示地価」や「土地情報検索」などがあります。

うまく自分の家に近い条件(所在地、駅徒歩などの利便性、土地面積など)の物件の取引事例があれば参考になると思いますが、「そのものずばり」は当然ないので、結局、それらの土地単価よりも自分の家の土地がどのくらい高いか・安いかを見定めるのはなかなか難しいということになりがちです。

ちなみに、これらの情報をまとめて見られるサイトとして、「全国地価マップ」というのができたようです。

私がチェックした当時はこんなサイトはなかった気がするなあ。
でも便利です。ここでは路線価が2種類出ていますが、前回のエントリで紹介したのは「相続税路線価」のほうで、前回も書いたとおりここで出て来る路線価は実勢価格の8掛け程度です。
このサイトにもう1つある、「固定資産税路線価」の場合、出て来る路線価は実勢価格の7掛け程度と言われているので、路線価を実勢価格に翻訳するには、0.7で割る必要があります。

それともう1つ、いま現に売られている不動産物件(土地)を参考にするという方法もありますが、これもまた必ずしもうまくいきません。
なぜなら、そこに出てくるのは「売れる値段」ではなくて「(売り主が)売りたい値段」だからです。
ですから、実際に売れる金額よりも「必ず」高いと言えます。
逆にいえば、「売れるかもしれない相場の上限」としては、参考になると言えるかと思います。

次に、「上物」、つまり建物のほうですが、非常にぶっちゃけていうと、

・素人が期待するような値段はまったくつかないことを覚悟しよう

というのが基本です。

木造住宅の場合、「売る際の」建物の価値は、人が住んで中古になった瞬間に7割くらいになり、そこから一直線に年をへるごとに価値が下がり、築20年ほどで「ゼロ」、築30年ともなると、逆に「更地にするコスト」分だけ評価がマイナスになることを覚悟しなければなりません。

我が家の場合、だいたい10年ほど住んで売ったわけですが、売れたときの金額から計算してみると、建てたときにかかったであろうコスト(建売だったので正確なとこはわかりませんが)の1/3程度しか、「土地代」に上乗せすることができませんでした
建売の場合、全体的にローコストな作りでもあるので、外観としてもチープな印象は避けがたく、中古になったときの値下がりはなかなか抑えがたいというのが印象です。
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2018年04月16日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(163)

さて、自分が売ろうとしている家の「相場」(いくらで売れるか)を知るための方法ですが、

・路線価から計算する
・取引事例や公示地価を見る
・売出し中の類似物件を見る


大きく分けるとこの3つがあります。
「業者に査定してもらう」というのももちろんありますが、業者がやっているのも、基本的には上記の2つ+担当者の経験値程度のことで、実質違いはありません。

この中で、まずやるべきなのは、「路線価をみる」ことだと個人的には思っています。
それ以外の手法は(見た目のわかりやすさとは裏腹に)数字のぶれが大きく、参考にするのが意外と難しいのです。

路線価については、国税庁がWebで公開している「財産評価基準書路線価図・評価倍率表」というのを参考にします。
こちらのサイトでは、過去数年分の路線価を地図形式でみることができます。
サイトの地図から、路線価をみたい都道府県を選び、「路線価図」のリンクをクリック、さらに市区名を選ぶと、町名の下に細かい番号のリンクがずらりと並びます。
最初に、ページの最上部にある「索引図」をチェックし、自分が見たい土地の番号がどれかを確認したうえで、該当する番号の地図をクリックすると、路線価図が表示されます。

路線価図をどう見るかは細かく説明しませんが、サイト内にある「路線価図の説明」を見ればわかると思います。要は、自分の家が接道している道路にかかれている数字が、土地の1m2あたりの基準路線価(単位:1000円)です。
この基準路線価に、奥行き補正(奥に細長い土地は減額)などの調整を加えたものが、その土地の路線価ということになります。
そして、1m2あたりの路線価に土地の平米数を乗じれば、その土地の評価額になるというわけです。

でも、この計算式で出した評価額をみると、だいたいは「自分が思ってるよりずいぶん安い」ということになると思います。
その理由は2つあります。

1つは、そもそも路線価は実勢価格よりも低めに設定されているということ。都市部では8掛けと言われているので、出てきた評価額を0.8で割る=1.25倍すると、実勢価格に近づくと言われています。

もう1つは、地価が上昇している局面では、路線価が「古い」ために、最近の値上がり分が考慮されていない、ということがおこるということ。値下がり局面では、逆のことが起こります。
posted by そらパパ at 22:56| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2018年04月02日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(161)

さて、建物も建ち、外構工事も終われば、新しい家は名実ともに完成です。
その後に控えた家族全員での引っ越しを控え、我が家としては、ぜひそれまでに済ませておきたい事がありました。

それは、

それまでの自宅の売却

です。

今回、新居については土地・建物ともフルローンでの購入となっており、手持ちの現金は頭金として使わず、外構工事・引越し費用を含む諸費用に回しました
そのため、借りた総額も大きなものとなっており、ちょうど超低金利のタイミングではありましたが、月々の返済額もかなり高額となってしまいました。
しかも、ローン返済期間も最長の35年を設定しており、そのまま返済していれば退職してからも延々と高額のローンを払い続けるという、現実的でない返済プランになってしまっていました。

とはいえ、もちろんそこまでの高いリスクを何も考えずにとったわけではありません。
それまで住んでいた建売の家については、幸いローンの返済は済んでいたため、こちらを売却できれば、そのお金を新しい家の繰り上げ返済に回すことができるということを織り込み済みだったわけです。

新しく家を探し始めた当初は、新しい家の予算を、いま住んでいる(いた)家の売却額プラスアルファくらいで想定していたのですが、実際には(当初想定していた建売ではなく)土地から買って注文住宅を建てる形になったので、手持ちの家を売ってもそれなりにローン残高が残る形にはなってしまいそうでしたが、それでもそのお金で繰り上げ返済をすることによって、返済期間を現実的なものにまで短縮し、かつ月々の返済金額も安全なレベルにまで下げることはできる計算でした。

具体的にいうと、今回の注文住宅のローンは、土地購入時、建物引渡し時、それぞれ別々に組まれています。バランス的には、土地ローンの金額が建物ローンの金額の2倍程度になっていました。
そして、従来の家の売却金額は、今回の土地代と同程度と見込んでいたので、この売却金額を2つに分割し、

・建物ローンの全額繰り上げ返済
・土地ローンの期間短縮繰り上げ返済


に使うことで、

・(建物ローンがなくなるため)月々の返済額を約2/3にし、
・(土地ローンを期間短縮するため)完済期日を現実的な時期にする


という形にローンを再構成することをもくろんでいたわけです。
posted by そらパパ at 20:57| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2018年03月26日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(160)

外構工事について、すべての仕様が決まったので、いよいよ外構業者と工事の日程を決め、工事を発注します。
費用については、私という個人と、個人経営の外構業者との取引ですからローンなど組めるはずもなく、全額キャッシュで用意する必要があります。(支払いは工事後の後払いでした)

その金額ですが、合計で160万円強ほどになりました。
内訳としては、以下のようなものになります。

舗装工事      合計約75万円
  内訳
    土工事     約20万円
    駐車スペース  約45万円
    玄関アプローチ 約5万円
    砂利敷き舗装  約5万円

フェンス工事(14m)  約20万円
機能門柱(含電気工事) 約8万円
物置設置工事      約5万円
駐輪場屋根設置工事   約15万円
ベランダ屋根設置工事  約15万円
工事諸経費       約15万円
消費税         約12万円


舗装工事における「土工事」というのは、舗装のために敷地の土を掘る工事や、舗装のベースとなる砂利や捨てコンを入れたりする費用、マンホールの高さを舗装面に合わせる工事などが含まれています。

また、工事諸経費には、重機のレンタル費用なども含まれていますが、一番大きいのは余った土砂の廃棄費用(約6万円)です。

実際に工事の発注にあたっては、上記見積書以外にも、家を建てるときに匹敵するくらいの各種図面(平面図、立面図、イメージCG、各工事ごとの詳細な寸法図等)を出していただきました。
全体として、過去に(以前の家の)リフォーム工事を行なったときよりもずっとしっかりした対応をいただけたので、こちらとしても納得して発注することができました。

この外構工事には、全体で3週間ほどの期間がかかりました。
スタンプコンクリートを含むほとんどの工事について、発注した外構業者自身の施工、もしくは監督によって行なわれ、完全に外部に丸投げされた工事はほぼなかったようです。(いつ見ても、だいたい業者の社長さんが一緒に仕事をしていました)

全体的な仕上がりは満足できるもので、工事完了後、細かい直しを入れてもらったあとで代金を支払い、外構工事も無事に終了しました。

*ちなみに、スタンプコンクリートですが、表面の塗装をしたときに、ものすごいシンナー臭い塗料の臭いが周囲一帯に広がります。臭いは1日くらいで消えましたが、これは結構迷惑だな、と申し訳ない気持ちになりました。(^^;)

posted by そらパパ at 21:10| Comment(1) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2018年03月19日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(159)

外構工事、工事項目ごとにやるべき内容を決め、業者を決め、どのメーカーのどの資材を使うのかを決めても、まだ「現地で決めなければならない細かいこと」はいろいろあります。

というわけで、前回の記事からの続きで、そういう「細かいこと」の話題です。

・舗装方法の異なる部分の境界を決める。

駐車スペースはスタンプコンクリート、玄関アプローチはレンガを使ったインターロッキング、それ以外は防草シート敷きの砂利舗装、という形で舗装方法の整理をしたわけですが、実際には敷地内でそれらのエリアは明確に分かれているわけではないので、業者のひとと実際の敷地を見ながら、

1)どのラインで舗装方法を切り替えるか
2)舗装方法を切り替える境界部分をどう処理するか


ということを決めていく必要があります。

そして、この2つは相互に関係しています。
インターロッキングはレンガのすき間に砂を詰める舗装ですから、舗装面の境界はぐるりと別の何かで固められていなければなりません(そうしないと砂がそこからこぼれて舗装がダメになります)。
また、砂利敷き舗装についても、境界面は砂利がこぼれていかないような配慮が必要です。
スタンプコンクリートはそこまでひどくはないですが、境界部分をうまく処理しないと、エッジが欠けたり、スタンプコンクリートの下地(要はただの白いコンクリート)が見えてしまったりといった問題が生じます。

そして、実際に今回採用したのは、

2a)駐車スペースと玄関アプローチの境界は、スタンプコンクリートの境界面をインターロッキングの砂押さえに使う形とする。

2b)玄関アプローチと砂利敷き舗装の境界は、玄関ドアへの階段の部分とし、砂押さえのために境界にはコンクリートブロックを入れる。

2c)駐車スペースと砂利敷き舗装の境界にも、コンクリートブロックを入れて高さを出し、境界面を明確化。かつ、そのブロックによって砂利が駐車スペースにこぼれ出していかないようにする。

となりました。

・資材の実物(サンプル)を見て最終確認。

最後に残ったのは、資材の「実物チェック」です。

たとえば玄関アプローチに使うレンガを、カタログを見てこのメーカーのこのレンガと決めたとしても、実物を見てみると少し印象が違ったり、色合いが思っていたのと違ったりすることがあります。

なので、業者の方に実際の資材をいくつか色違い(プラス、参考までに別の資材もいくつか)でサンプルとして持ってきてもらって、最終確認をするわけです。


そして、これらの「現地での最終確認」が終わると、いよいよ工事の発注となります。
posted by そらパパ at 20:00| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2018年03月12日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(158)

さて、リフォームなどをお願いしたことがある方であればイメージできると思いますが、外構工事では、ある程度工事の内容が固まってきたところで、現場の見分や工事に使う資材の現物チェックが必要になってきます。

今回の外構工事でも、実際の工事前に2回ほど業者に新居にきてもらって、実際の敷地の状況を見てもらい、また、工事に使う資材のサンプルを見せてもらってどれを使うかを決めたりしていきました。

具体的には、以下のようなポイントを直接現地で決めていきました。

・駐車スペースを舗装するスタンプコンクリートで、模様と色をどうするか。
 今回、色については標準カラーではなく、複数の色を混ぜたカスタマイズ色にしてもらいました。標準色のグレーに対し、建物のモノトーン基調に合わせつつ、少し青みがかった石っぽさを出すために、紺色を少し混ぜてもらいました。
 模様については、石畳っぽさが出るよう、建物から道路に向かって広がっていくような扇形の鱗模様を採用しました。

・スタンプコンクリートの割れを防ぐためのやり方を決める。
 広い駐車スペースを単純に1枚のコンクリートで舗装すると、ほぼ確実に割れます。それを防ぐために、舗装部分は畳1畳分くらいの単位で分割し、すき間を作る必要があります。
 よく、駐車スペースの舗装を分割して間にタイルを貼ったりグラウンドカバーの植物を植えたりしてあるのを見かけると思いますが、あれば必然性があってああしているわけですね。
 我が家の場合は、車1台分のスペース単位で分割し、すき間には駐車位置の目安にもなるようにレンガを埋め込むことにしました。
 もちろん、埋め込むレンガをどの商品にするかも決めていきます。

・玄関アプローチのインターロッキング用の資材と模様を決める。
 インターロッキングなので、基本的には「レンガを並べて埋め込む」というイメージになりますが、「どのレンガを採用するか」と、「そのレンガをどんな風に並べるか」を決めなければなりません。
 じつは、レンガといってもみんな同じ大きさではなく、「一般的な大きさ」のなかでも、商品によってサイズが数センチ単位で違います。(あまり標準化されていない)
 なので、まずはどの商品を採用するかを決めなければならないわけです。
 それが決まると、こんどは玄関アプローチの横幅・長さと、採用するレンガのサイズとを比べて、「何枚のレンガを、どんな風に並べれば全体に敷き詰めることができるか」をデザインしていくことになります。
 実は最初は、レンガの並べ方に凝ってちょっと複雑な模様とかを描こうかとも思っていた(笑)のですが、実際に試してみると横幅方向に敷けるレンガの枚数が大したことないのと、変な模様を入れるとベーシックモダン系の建物とのバランスが悪くてかっこ悪くなりそうだということがわかったので、ごくごく普通の、同じ色系統で少しだけ色味が違う2種類のレンガをランダムに選んで、レンガを積むときと同じように互い違いに並べていくだけというシンプルなデザインにしました。
 採用したレンガは、表面がざらざらですべりにくく、透水性が高くて表面に水たまりができにくい、インターロッキング専用の中位グレードのものを選びました。
posted by そらパパ at 23:23| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする

2018年03月05日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(157)

さて、外構工事の全体像が決まり、そのなかでも比較的特殊な「スタンプコンクリート舗装」ができそうな業者をネットで探し、問い合わせをしてみたところ、いくつかの業者はまったくのなしのつぶて、またある業者は「工事ごとに担当する業者に発注をかけるのだが、現在はスタンプコンクリート舗装ができる業者とのつながりがなく、工事を請け負えない」という返事が返ってきました。

結局、こちらが希望する工事がひととおりできて、見積まで出してくれた業者は、3業者でした
さらに、そのなかの1業者は、出てきた見積金額が他の2業者の2倍近くと極めて高額で、かつ「スタンプコンクリートは手配に時間がかかる、もしかするとできないかもしれない」みたいなことが書かれていて全体的にやる気も感じられなかったので、この時点で候補業者は2業者に絞られました。

見積が大雑把だけれども見積金額が安かったA社と、
見積がこの時点でかなり詳細で、でも見積金額はA社の1.3倍くらいと高かったB社です。

候補に残ったこの2業者に対し、より詳細な要望を伝え、見積の詳細化をお願いすると同時に、実際に工事をするならどのような日程感になるかを聞いてみることにしました。
特にA社については、細かいところがまだまだよくわからない見積だったので、かなりボリュームのある「具体的にお願いしたい工事」の資料をメールで送ることになりました。

すると、A社の見積は大幅に金額が上がって2倍近くになり、逆にB社の見積はマージンとしてとってあった部分の費用が一部カットされて若干安くなって出てきました。

これにより、A社の見積金額とB社の見積金額は逆転し、B社のほうがかなり安いという状態になりました。
また、このプロセスを通じて、B社のやりとりに誠実さを感じたのと、工事日程についてもかなり早く着手できそうだということがわかったので、今回の外構工事をB社にお願いすることに決めました

そのことをB社に伝え、さらに詳細な内容(この部分については○○社のこの商品を使いたい、玄関アプローチのインターロッキング舗装のレンガの並べ方はこんな模様にしたい、スタンプコンクリートの模様と色はこれにしたい、といったレベル)について打ち合わせを進めていきました。
posted by そらパパ at 20:24| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
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