抱っこをすると数秒で逃げ出そうとするし、おんぶに至ってはやった瞬間から大暴れです。
抱っこができないというのは日常生活でも非常に不便ですし、愛着形成のためにも抱っこができるようになることはとても大事なことだと思ったので、娘を抱っこ好きにするにはどうすればいいか考えました。
最初にインターネットで「抱っこ 自閉症」といったワードで調べて出てきたのが「抱っこ法」という療育方法でした。実はこれ、私も試してしまったのですが、今ではこの方法には否定的で、抱っこ好きにするという意味では大失敗でした。この辺りにについては近日中に書こうと思います。
「そらまめ式」としての話に戻します。「そらまめ式」的に考える、ということは、目の前にある問題を、分かりやすくて働きかけが可能な、より小さな単位に分解することから始めるということです。
そこでまず、娘にとって抱っこされることによる「いいこと」と「悪いこと」は何なんだろうか、という要素への分解から始めました。
「いいこと」
うーん、よく考えてみると特にないかも。
「悪いこと」
1.体の自由がきかなくなる。
2.大体、抱っこされるときは嫌なことを強要されるときだ。
3.「肌の接触」という刺激が、自閉症の娘にとっては刺激が強すぎるか、不快な刺激である可能性がある。
4.娘は、ブランコなど足元が不安定な遊びが大嫌い。「抱っこ」も、足が宙に浮く感覚が嫌いなのだろう。
何だ、簡単だ。これじゃ抱っこを喜ぶはずがない。
というわけで、抱っこを好きになってもらうためのプログラムを考えていきました。
(次回に続きます。)