今回、自閉症のための「そらまめ式療育プログラム」というものを作りたいと思い、そのための準備としてこのブログを立ち上げました。
「そらまめ式療育プログラム」は、当初、無反応でとりつく島もなかった私の娘に対して、どうすれば社会との窓を作り、それを大きく広げていけるのか、試行錯誤のなかで作り出していった療育の「しくみ」です。
自閉症の療育方法としてポピュラーな「行動療法」「TEACCH」の2つの考え方に加えて、私がかつて大学時代に専攻した「認知心理学」のアプローチを加え、障害が重い、もしくは非常に幼い自閉症のお子さんを「何もできない」ところから「何かできる」ところにまで引き上げることを最初の目的にしています。
私の娘も、現在はこの「何かできる」という段階にあり、ここから更に上のレベルに上がっていくところは、このブログで同時並行的に考えていくことになると思います。
まずは、「そらまめ式」の考え方、そして、「何もできない」ところから「何かできる」ところに上げるための、私が実際にチャレンジして一定の成果をおさめた療育プログラムについて書いていきたいと思います。
また、手作り教材なども、今後開発していきたいと考えています。よろしくお願いします。
自閉症の療育に役立つ本や教材も紹介します。このブログのリンクから購入していただくと、若干のフィーが入る仕組みになっています(そうでないものもありますが)ので、ご協力いただければ幸いです。
行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由
著:杉山 尚子
集英社新書
「そらまめ式」で使う行動療法(行動分析学)の考え方を、薄い新書ながら非常に的確にまとめた本が出ました。行動療法がどんなものかを知るには最適の本ですし、「科学的な心理学」というのが一体どんなものであるのかが良く分かります。
コメントありがとうございます。
療育をされている方なんですね。ブログにも先ほどお邪魔させていただきました。
我が家でも、時間的な面でいえば娘の療育の大部分は妻がやっていると言っていいと思います。自分が使える多くない時間の中で、どう自分が主体的に関わっていくか、難しい挑戦だと思います。
このブログも、最初はこの記事にあるように、包括的な療育プログラムを作ろうなどと、肩の力が入りすぎていたところがありましたが、しばらく記事を書いているうちに、結局のところ、自分が埋めようとしているパズルのピースは「父親の役割」という部分なんだ、ということに気が付いてきました。
仕事をしているサラリーマンの父親が、自閉症の子どもにどう関わっていくのか、その部分にこだわっていきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。
療育にたずさわっていると自分達(夫婦)が子どもを育てているのではなく,お互いに育ちゆくのだということを思い知らされます.一人の人間が成長していく中でかかわっていくすべての人や環境も含めてとも言えますが...
お返事ありがとうございました.
差し支えなければ,奥様のブログとともにリンクさせてください.よろしくお願いします.
今後ともよろしくお願いします。