2019年02月18日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(206)

シリーズ記事最後のまとめとして、ビルダーとの最終確定図面を掲載しています。
その図面もいよいよ終わりが近づいてきましたが、今回お見せするのはキッチンのシンクの図面と階段の立面図です。

IE_PLAN_015.jpgIE_PLAN_016.jpgIE_PLAN_017.jpgIE_PLAN_018.jpg

シンクについては、「標準仕様」から大幅に仕様変更しているため、この図面がつきました。ちなみにこの図面自体は、ビルダーではなくキッチンのメーカーが描いているはずです。私がメーカーのショールームに行って、現物を見ながら細かい仕様変更を打ち合わせて、そこで決定した図面と見積もりがキッチンメーカーからビルダーに送られているはずだからです。
仕様変更の詳細については過去の記事に書きましたが、外付け型の食洗機を置けるようにシンクと調理台のスペースを大きく変更し、食洗機用に水栓もひとつ追加しています。

階段の立面図については、今回階段で相当無理をした設計になっているので、間違いのないようにミリ単位で階段の各段の位置とか大きさとかを明示した図面になります。
「無理」の具体的内容についても過去記事で書きましたが、たとえば、

・一階から二階にのぼる階段の一部が、浴室のユニットバスの天井裏に食い込んでいる。
・一階から二階にのぼる階段の下をめいっぱい玄関横の収納スペースにしている。
・二階からグルニエにのぼる階段と屋根の梁組みが干渉して、最初の設計では天井高の一部がわずか80cmになってしまい、「のぼれないグルニエ」になってしまった(笑)ので、細かく調整してなんとか最低天井高を120cm弱まで確保した。


といったことです。
そういった細かい問題であとで想定と異なる建て方にならないよう、これらの図面が追加されました。
posted by そらパパ at 22:02| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
子どもが自閉症かもしれない!どうしよう!という親御さんへのアドバイスはこちら
孫が自閉症らしい、どうしたら?という祖父母の方へのアドバイスはこちら

fortop.gif当ブログの全体像を知るには、こちらをご覧ください。
←時間の構造化に役立つ電子タイマー製作キットです。
PECS等に使える絵カード用テンプレートを公開しています。
自閉症関連のブックレビューも多数掲載しています。

花風社・浅見淳子社長との経緯についてはこちらでまとめています。