前回は間取りと設備の詳細図面でしたが、今回は電気系統に関する図面です。(実際には、この2つの図面の間に、外観図がはさまれていますが、こちらは一旦飛ばして、あとの記事でご紹介していく予定です。)
最初の3枚は、わかりにくいですが、コンセントとスイッチの位置を示した図面です。
「マ」を○で囲ったものがマルチメディアコンセント(ACコンセントとTVなどの信号用の同軸コンセントとLANのコンセントがまとまったもの)、ACプラグを○で囲ったようなマークが通常のコンセント、「T」のマークが電話線、色が塗られた○マークから線が伸びているのがスイッチ(○印がスイッチの場所で、線の先がそのスイッチで入り切りする明かりの場所)、ACはエアコン用コンセントです。
H=で書かれた数字は、コンセントやスイッチなどの高さを指示するものです。
そして、次の1枚は、照明を指定するもので、玄関をあがったところの天井とグルニエの3箇所、計4箇所に埋め込み型の電球型蛍光灯、2階からグルニエに上るところにシンプルな蛍光灯を1つ設置するよう指定しています。
・・・で、これを見るとおかしいことがわかるはずです。
それ以外の照明はどうなってるんだ?と。
これについては、過去のこのシリーズの記事で書いたのですが、この最終仕様書に書かれているのは、施主である私とビルダーとの間での取り決めについてのみ書かれており、そこではビルダーの標準仕様の範囲内で設置できるコンセントとビルダーが指定する仕様の範囲内の照明だけが記載されているのです。
実際には、それ以外に別途今回の家づくりで電気工事を担当する業者との個別契約によって、この図面以上の数のコンセントを設置することと、私が直接通販で安く購入する(施主支給)照明を取り付けてもらうことを約束しているのです。
(さらに言うと、図面で取り付けが指定されている「埋込み型電球型蛍光灯」も、実際には付属の電球型蛍光灯は使わず、別途用意したLED電球を装着して使っています。そうするのが一番安くついたので、そういう形にしたわけです。)