風通しに徹底的に配慮して設計した新居では、カビの問題は起こらないはずでした。
少なくとも、それまで住んでいた(設計も設備も相対的にチープだった)建売と比較してカビの問題がより深刻になるとは想定もしていなかったのです。
ところが、実際にはその「想定していなかったこと」が起こりました。
1階の水回りで、そこに近づいただけですぐに気づくくらいのカビ臭さと、全体的なジメジメした湿気に悩まされることになったのです。
ここで、新居の間取りについて簡単に補足しておきます。
新居の水回りはキッチンを除いて1箇所にまとめられていて、浴室、脱衣所と洗濯機置場を兼ねた洗面室、トイレがこの順で横に並んでいます。そして、この3つの水回りスペースとリビングの間はドアで仕切られているという形になっています。
カビ臭さと湿った印象は、この「3つの水回りが並んだスペース」で発生していました。
その臭いのひどさは、あちこちに実際にカビが生えているのが目視できたリゾートマンションよりもひどいと言えるくらいのレベルで、その臭いの強さから判断すれば、間違いなく、水回りスペースのどこかに「カビだらけ」の場所があるはずでした。
ところが、不思議なことに、水回りのどこを見ても、そこまでひどいカビは見つからなかったのです。
もちろん、現に「カビっぽくてジメジメしている」わけですから、細々としたカビは水回りのあらゆる場所に発生していました。
最初は風呂まわりが原因だと思ったので、風呂のカビを徹底的に掃除し、かび臭くなっていた脱衣所の足ふきマットも捨てて珪藻土のマットに交換しました。
それでも改善しなかったので、今度は洗面台の周囲の棚や壁紙をカビ取り剤で拭いたりしてカビをとったり、トイレの床も除菌・カビ取りを行ったり、最後には床下に潜り込んで基礎の部分で水漏れやカビの発生がないか確認したりしました。
それでも、「カビが大量発生している場所」はなく、そのいっぽうで、どんなに気づいた範囲で徹底的にカビ掃除をしてもカビ臭さが消えることもなく、すぐにあちこちにカビが再発生するという状況が続いていました。
もうこれは、北向きの場所に水回りを作ったことで必然的に発生してしまっているものなんだろうか、と諦めかけた頃、とうとうその原因にいきつくことができたのです。
2018年08月27日
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