4.洗面台の排水管工事のミスによるカビの発生
新居を建てるにあたって、設計の段階から最も腐心していたことの1つが「日当たりと風通しの良さ」でした。
私が最初に買った新築マンション(2F中部屋)では、田の字レイアウトで北側に位置する2部屋がどちらも日当たりが悪く、新築マンションならではの「コンクリート自体もしばらく湿気を出し続ける問題」もあって、窓の結露もすごかったですし、部屋のクローゼットに入れた背広が全部カビだらけになってしまったこともありました。
私の弟が関西で最初に買った中古マンションはあまりのカビのひどさに1部屋まるごと使えないということがあったそうですし(すぐに売ってしまったそうです)、私が河口湖に買ったリゾートマンションはそれこそ日々カビとの闘いで、リフォームで24時間換気システムを追加するくらい悩まされた(それでも軽減はしたものの問題解消にまでは至らなかった)わけです。
そんなわけで、新居では部屋の配置、窓の配置に徹底的に気を配り、原則的にすべての部屋の対角線の位置に窓を設置してどの部屋も窓を開ければ風の流れが作れるようにし、また北側の部屋であっても可能な限り日照を取り入れられるように工夫しました。
さらに現在は導入が義務化されている24時間換気についても、吸気と排気の両方を行う本格的なアクティブ型のものを導入し、換気対策・カビ対策は万全のつもりでした。
ところが、そこまで配慮して建てたにもかかわらず、新しい我が家ではかなり深刻なカビ問題に悩まされ続けることになります。
それは、「1階の水回り」で発生したカビの問題でした。