我が家の場合、最初に売り出した「非常に強気な価格」では、見学どころか物件詳細ページへのアクセスすら(新着物件なのに!)ほとんどなく、もちろん店への問い合わせはずっとゼロという状態でした。
これは、私にとっても、今までの不動産の売却で経験したことがないくらいの「人気のなさ」です。
東京23区内の物件であるにもかかわらずここまでの反応の薄さからして、相場に対して大幅に高いことは明らかだったので、売り出して3週目ですぐに一気に300万円ほど値下げすることにしました。
営業マンは「もう少し刻んで値下げしていったほうが」という意見でしたが、私の感覚では、300万下げてもまだ割高なレベルだと思っていたので、「割高のレンジで細かく刻んでも仕方ない」ということで、一気に値段を下げることにしたわけです。
これで、当初私自身が考えていた「売り出し価格」になりました。
これでもまだけっこう強気の値段ではあったのですが、いちおうこれで市場がギリギリ受け入れる相場のレンジの範囲内には収まったようで、物件詳細ページへのアクセス、お気に入りへの追加、資料請求あたりはぽつぽつと数字が出てくるようになりました。
これまでの私だと、「見学申込みが実際に入ってくるレベルでなければどんどん値下げする」というスタイルなのですが、今回は少し時間に余裕があった(秋口から売り始めて、実際に引き渡すのは翌年の春)ので、いったんはこの状態でしばらく様子を見ることにしました。
運が良ければ、このくらいのアクセス状況から、「どうしても欲しい」という人が現れて高めの値段でも売れるんじゃないかとも期待していたわけです。
そんなわけで、この(1回値下げした)金額で年を越すことになりました。