それ以外にも外構工事にはいろいろな要素があるのですが、スタンプコンクリート以外は、今回はだいたい一般的なものしか想定しておらず、おそらくどんな業者でもできるものばかりでした。
以下、具体的に書いていきたいと思います。
1.玄関アプローチの舗装
新居の間取りでは、駐車スペースにあてる道路に面した南側には玄関を設置せず(玄関を設置するとその分「南向き」の部屋を作れるスペースが減ってしまうため)、敷地の脇から少し入った西側に玄関を設定しました。
そのため、敷地の西側に、道路に面した部分から玄関前まで、「玄関アプローチ」が生まれるので、この部分の舗装をどうするか考えなければなりません。
もちろん、この部分もスタンプコンクリートにしてしまってもいいわけですが、玄関アプローチを通るのは歩行者だけ(つまりかかる荷重が駐車スペースとは比較にならないほど軽い)だということと、スタンプコンクリートはどうしても硬質で冷たい感じになりがちだということ、さらに雨が降ったときに滑りやすいということなどから、コストダウンとデザイン性、さらに雨のときの滑りにくさを重視して、「インターロッキング」という舗装方法を採用したいと考えました。
インターロッキングというのは、先にも一度触れましたが、簡単にいうと地面にレンガを並べるだけの舗装です。
まず、地面をレンガの厚み分+下地分だけ掘り下げ、下地を作ってから防草シートを敷いて雑草が生えてくるのを防いだうえで、レンガを並べて敷き詰めていきます。
このとき、レンガとレンガの間には、規則正しく数ミリ程度のすき間をあけて並べていきます。
そしてレンガを並べ終わったら、レンガとレンガのすき間に砂を詰めていき、レンガが動かないように固定します。(砂では固定できない周辺部分だけは、セメントなどで固めたりします)。
これだけで作業は終わりなので、その気になれば個人がDIYででもできるような舗装になります。コストもかなり安く済みます(一番高くつくのはレンガ代かも)し、レンガを自由に選べ、並べ方も工夫できるので、デザイン的にも自由度が高いです。また、レンガも砂も雨を表面に溜め込まないので、よほどの大雨が降らない限り、表面が滑りやすくなることがありません。
弱点としては、重い荷重には耐えられない(不等沈下してしまう)ことと、経年とともに砂が流されて減ってくると不安定になることなどですが、通るのは歩行者だけですし、砂については適宜メンテをすればいいので、我が家の玄関アプローチにはこのインターロッキングがベストだと考えました。