新居の引き渡しを受けた年次からの住宅ローン減税の権利を確保するためには年内の引っ越しが必要、それに対して長女の通学を考えればあと3か月はこれまでの住居に住み続ける必要がある、という矛盾した状況をなんとか解決するために、我が家では「3段階の引っ越し」という対応をとることになりました。
まず第1段階として、引き渡し後すぐに最低限の寝具と生活用品をマイカーで運んで、私がひとりで新居で生活を始めることになりました。
平日は新居に寝泊まりして新居から通勤して、週末はこれまでの家に戻って家族と過ごすことにしたわけです。
そして、住民票は私だけ移転することにしたわけです。
結果的に、住民票が私と私以外の家族で2つに分かれることになりました。
言ってみれば、これまでの家から新居へ、私だけが単身赴任したような状況になったわけです。(実際には道がすいていれば車で15分ほどの距離ですが・・・)
住民票に変更が生じると、会社にも報告義務が生じるのでその手続きもやったのですが、このときも説明が大変でした。
「子どもの通学があるので、私だけ先に引っ越すことになったのですが、状況としては単身赴任の場合に近いと思うので、そういう風に手続きをしてください」といった形で説明して、なんとか対応してもらうことができました。
そして引っ越しの第2段階として、年が明けてから、引越し業者に依頼して私の部屋の荷物だけを先に運んでもらいました。
これによって、それまでの生活と同じような生活を新居でできるようになりました。
そして最後の第3段階として、3月の中旬に、家族全員が引っ越しました。
これにより改めて家族のなかで住所が分かれていた住民票は1つになり、私はもう一度会社にわかりにくい説明をして手続きをする羽目になりました(笑)。
また、長女の学校については、最後の1週間だけ、引っ越し後も特例でこれまでの学校に通学させてもらいました。(妻が車で送迎しました)
ちなみに、引越し業者の選定ですが、これは無難にネットの比較見積りで選びました。
気をつけたいのは、引っ越し業界というのも古い体質の業界で、ごく一部ですが名前が知られているような業者でもかなり悪質な勧誘をしてくる場合があるということです。
これは今回ではなく、前回、建売に引っ越したときのエピソードですが、ネットで比較見積をした「だけ」で、条件が悪かったので連絡も取らなかったある業者が、引っ越し直前になって電話をかけてきて「契約済みになっているから詳細の打ち合わせが必要だ」といきなり言ってきたことがありました。
「おたくとは契約していないし、すでに他の業者に決まっているから連絡してこないでほしい」と冷静に対応して事なきを得ましたが、ああ、こういう業界なんだな、とわかったので、今回の比較見積では、信頼できそうな業者に絞り込んで比較を行いました。
結果的には、値段も圧倒的に安かったため、前回とまったく同じ「ヤマトの引っ越し」を選びました。どうやら我が家の引っ越しパターンはこの業者と相性がいいようです。
そんなわけで、引き渡しから引っ越しまでの話も終わり、これで家づくりの話は終わり・・・のはずなのですが、実はまだ2つ、大きな話題が残っています。
このあとは、その2つの話題について書いていきたいと思います。