2017年08月28日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(131)

もともとかなり余裕をみて設定していたスケジュールで12月中旬完成を見込んでいた我が家が、大工職人の人手不足等による手配の失敗で大幅に遅れ、スケジュール内の時間的猶予を使い果たし、さらにそこから2〜3週間ほども遅れそうになってきたということで、我が家的には非常にまずい事態になってきました。

というのも、その遅れによって、家の引き渡しが年を越してしまう可能性が出てきたからです。(12月中旬+2〜3週間=12月末〜1月、ということです。)

そして、引き渡しが年を越すということは、我が家にとって大幅にコスト増になることを意味していたのです。

それは、

住宅ローン減税

に関する問題です。
住宅ローン減税というのは、毎年の年末時点で所有している住居の住宅ローンの残高に対して適用されます。
その減税額は、非常に乱暴にいうとローン残高の1%となりますので、ローン残高1000万円あたり10万円が戻ってくる計算です。
そして、この年の年末時点では、土地と建物の住宅ローンはほぼ全額がまだ残っていますから、減税額として期待される金額も当然数十万円のオーダーになってきます。

ところがこの減税、引き渡しが年を越してしまうと、ゼロになってしまうわけです。
もちろん、年を越してしまったとしても次の年からは減税が期待できるわけではありますが、ここに大きなトラップがあります。

それは、

これからいま住んでいる家を売って、繰上返済する予定がある

ということです。
新しい家に引っ越したあと、いま住んでいる家は売りに出します。
そうすると、だいたい新しい家の土地+建物の住宅ローンの残高の7割くらいの額で売れると期待しているので、売却諸費用を考慮しても、住宅ローンの残高は1/3くらいにはできると読んでいたわけです。

これはもちろんいいことですが、住宅ローン減税にとっては割と致命的です。
ローン残高が1/3になれば、減税額も1/3になってしまうからです。

というわけで、我が家にとっては、どうしても新しい家を年内に引き渡してもらって、最低限の引っ越しを年内に済ませる必要があったのです。
posted by そらパパ at 20:48| Comment(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
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