部屋の灯りをつけるスイッチの位置がおかしい。
という話です。
居室の灯りスイッチというのは、基本的に部屋に入ってすぐのところにつける(トイレや浴室は、その部屋に入るすぐ手前につける)のが普通だと思いますが、その位置について、設計時には大丈夫だと思っていたのに、実際に使ってみると使いにくい場所についているものがいくつかあることに気づいたのです。
簡単にいうと、
ドアノブから遠い場所にスイッチをつけると使いにくい。
ということがわかったのです。
使いにくくなってしまった灯りスイッチの1つが1階のトイレです。
ここは、ドアを引き戸にしたのですが、引き戸のノブ側ではなく戸袋側にスイッチがついています。
ただ、これは仕方ないことで、引き戸のノブ側の場所が部屋のコーナーになっていて、そのコーナーに接しているもう1つの面も開き戸なので、スイッチをつける場所がない(あえてつけるなら、トイレの中につけることになってしまう)ということがあります。
ただ、そうであっても、ドアノブのすぐそばではなく、引き戸のドアノブのない側(=戸袋側)にスイッチがついているので、
1)トイレの灯りのスイッチを入れる→トイレのドアを開ける
2)ドアを開けてトイレから出る→トイレの灯りのスイッチを切る
どちらの動作についても、ほんの少しですが「距離」が生まれます。
これによって何が起こるかというと、特に2)の動作の際、トイレの灯りのスイッチに意識がいかない可能性が高まります。
その結果、「トイレの灯りを消し忘れる」ということが割と(数日に1回くらい)発生してしまうわけです(笑)。
ただ、これは先ほども言ったとおり直しようがない(あえていうと、ドアノブのすぐそばのトイレの中にもスイッチをつけ、ドアの外のスイッチとの組み合わせで自由にON・OFFできる「3路スイッチ」にする、というのが考えられます)ので、意識して忘れないようにするしかありません。
そしてもう1箇所、やはり灯りスイッチの場所がおかしいのが、主に私が使っている洋室です。
ここは開き戸なのですが、そのドアを少し開けて手が入る場所の壁面ではなく、ドアを全開したときのドアノブの先の位置にスイッチがついています。
これも実に不便です(笑)。初めて部屋に入ると必ずスイッチが見つからずに手が迷います。
本当なら、ドアを少し開けて手を入れた場所の壁面につけるべきなのですね。
まあ、これも理由があるといえばあって、ドアを開けてすぐの壁面は設計図上は「クローゼットのドア」になっていて、つけられるように見えなかったのです。
でも実際には、ドアを支えるための柱が入っており、うまくやればスイッチがつけられそうだということが(後で)わかりました。
これは、リフォームで直すかもしれません。
というわけで、配線まわりのもう1つの教訓。
部屋の灯りスイッチは、ドアノブのすぐそばにつけるようにする。(ドアを全開にした場所に間違えてつけない)>