2017年05月22日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(117)

電気・配線関係に関連して、今回はちょっと番外編的な話です。

注文住宅で家を建てて2年近くがたちましたが、頭の中でイメージして設計した家に実際に住んでみて、予想していたよりははるかに「失敗した!」ということは少ないのですが、それでもやっぱり、「失敗した!」と感じている点は当然いくつかあります。

そんな中でも、電気・配線まわりについては、「失敗した!」というポイントが2つあります
しかもこれは、一般的にどんな家を建てるときにも重要なポイントになりそうだと思いますので、それについて書いておこうかと思います。

まず1点めは、

・掃除機用のコンセントがない

という問題です(笑)。

今回、AC電源のコンセントの数と位置には徹底的にこだわったつもりでした。
そのこわだりをシンプルに表現すると、「この場所には電化製品を置くことになるだろうな」という場所にはすべてコンセントを設置したのです。
結果、通常の建売などの家に比べると、コンセントの数は3倍くらいあるのではないかと思います。

そして、実際に引っ越してきて家具や家電を置いてみると、たしかにコンセントが欲しい場所にはすべてコンセントがあり、かつそれらのコンセントは家具などの裏側にうまく隠れて配線も目立たず美しく仕上がったので、とても満足しました。

ところが、です。
引っ越しの段ボールを少しずつ片付けたりして掃除を始めたところ、掃除機をかけようとした妻に言われまいた。

「ねえ、掃除機のコンセント、どこにあるの?」
「えっ?」


そう言われて、改めて家の中のコンセントを見て、気付きました。
ほとんどすべてのコンセントが家具の後ろに隠れていて、掃除をするときにすぐに使えるオープンなコンセントがどこにも見当たらないことに。

いちおう、掃除のときにコンセントが必要なことは忘れていたわけではなく、それっぽい位置にコンセントは用意していたつもりでした。
でも、いちど設定したコンセントの位置を微調整するときに、「掃除に使う」という用途をつい忘れてしまい、それらのコンセントを「この家具の後ろで、この電化製品用に使う」という目的のために、壁面の端のほうからより中央寄りへ動かしていたのです。

結果、それらのコンセントはだいたい家具の後ろに隠れることになり、いざ掃除機を使おうと思ったときに、すぐにさせるコンセントがなくなってしまったわけです。

仕方がないので、家具の後ろに隠れているコンセントに電源延長コードをさし、それをいつでも使える場所に引き出しておくことで、それを掃除機用に使っています。
せっかくコンセントが家具の後ろに隠れたのに、家具の横から延長コードがぶらぶらはみ出すことになり、非常に残念な感じに。

これについては、いずれリフォームをするときに解決したいと思っています。

電源・配線まわりについてはもう1つの「失敗」があるのですが、これについては次回のエントリで。
posted by そらパパ at 20:39| Comment(1) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最近の掃除機は充電池式でもしっかりした性能のものあると実感してます。参考になるかどうかわかりませんが。
Posted by よし at 2017年05月23日 18:29
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