2015年09月07日

恋愛ハウツー本をリリースしました。(少しだけ療育に関連があります)

1つ前のエントリで、昔書いた小説をKindleでリリースしました、という記事を書いていますが、それに引き続いて、Kindleでもう1冊電子書籍をリリースしました。


婚活パーティではじめる 出会いのビギナーコース:
僕のカップリング率を0%から113%に変えた「恋愛認知アプローチ」
sora y.d.
Kindle版

内容としては、恋愛経験の浅い男性をターゲットにして、「婚活パーティ」を活用して恋愛スキルをアップさせ、いい出会いにつなげていきましょう、という本です。

※ちなみに、恋愛本を出すようなキャラだとは思わなかった、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実際には、姉妹ブログなどをご覧になっても分かるとおり、あらゆることに関心を持って、分析的にアプローチして文章をたくさん書くのが好き、というのが私の本来のキャラクターですので、独身時代、出会いを探していたころはやはり、その「出会い」についても同様に「分析的にアプローチして文章をたくさん書いて」いたわけです。今回の本は、そのころに書き溜めたものを再校正し、大幅に加筆して書いたものになります。

AmazonのHP用に、内容紹介の文章を書いていますので、それをこちらにも貼っておきたいと思います。

恋愛の経験が少ない「出会いビギナー」の悩みとは、どこにあるのでしょうか?
それは、出会いにチャレンジしても、いつも「入口」で弾かれてしまうために、何が問題でどうすれば良かったのかがが分からない、分からないから学習効果も働かず、何度やっても同じ失敗を犯してしまう、そういうところではないでしょうか。

この問題を解決する方法があります。

ひとつは、「婚活パーティ」を活用し、出会いのプロセスが可視化された環境で経験値を積むことです。
婚活パーティでは、「第一印象が良かったかどうか」「個人的な関心を引き出せたかどうか」「その関心をあなたへの信頼感につなげられたかどうか」といった、出会いが恋愛に発展していくプロセスの各段階が可視化されます。
そのため、今回はどこまで成功し、どこで失敗して何が悪かったかがよく分かり、その経験を次につなげる「学習サイクル」が生まれます。

そしてふたつめは、この「出会いから恋愛までのプロセス」についての誤解を解き、考え方と行動を変えることです。
実は、モテる男性は女性と簡単に友達になれるような、出会いルートのショートカット(近道)を持っています。一方、出会いビギナーにはその近道はありませんから、段階を踏んで着実に関係を深めていく必要があります。そのことに気づかずに、モテる男性と同じように女性にアプローチしていても成功しないのです。
つまり必要なことは、「近道しない出会いのプロセス」とはどんなものかを知り、それに従って女性にアプローチしていくことなのです。

このふたつをどう実行していけば成功できるか、その具体的な方法論が、本書で提唱する「恋愛認知アプローチ」です。

本書の著者であるsoraも、婚活パーティに参加するようになって最初の一年で一度もカップリングに成功できなかったほどの「出会いビギナー」でした。
でも、「恋愛認知アプローチ」を実践するようになって以降は、パーティ一回あたりほぼ一人の女性との出会いにたどり着けるまでになり、さらにパーティだけでなく普段の生活のなかでも、個人的にお話ししたいと思った女性をデートに誘ってOKされるといった経験が増えました。
恋愛についての考え方と行動を変え、有効なアプローチができるようになると、どんどん経験値も上がり、結果もついてくることを、私自身が実感しています。

なお、本書は3部構成となっています。第1部は婚活パーティ初心者向けの入門編、第2部は「恋愛認知アプローチ」の考え方と戦術を解説した理論編、第3部は私がパーティでどのように「恋愛認知アプローチ」を実践してきたかをまとめた実践編となっています。

本書を通して読めば、出会いビギナーが「出会いの現場」でリアルに経験を積み、恋愛スキルをアップさせることができる「恋愛認知アプローチ」の理論と実践をマスターすることができます。


<目次>
第一部 婚活パーティ入門
 1. 婚活パーティのコンセプト
 2. パーティの進行
 3. 本当にカップルになれるの?
 4. 婚活パーティ攻略法・初心者編

第二部 パーティと恋愛を成功させる「恋愛認知アプローチ」
 1. 「恋愛認知アプローチ」とは?
 2. 七つの認知レベル
  認知レベル0:「会場の背景」
  認知レベル1:「覚えている人」
  認知レベル2:「気になる人」
  認知レベル3:「もう少し話したい人」
  認知レベル4:「ぜひもっと話したい人」
  認知レベル5:「信頼できる人」
  認知レベル6:「好きな人」
 3. パーティの進行と目標認知レベル
 4. 認知レベル0からの脱出
  [1] 認知する、ということ
  [2] パーティのダイナミズム
  [3] 分化と統合
 5. 全員対話~中間指名の戦術
  [1] 全員対話の位置づけ
  [2] 何を話すか
  [3] 移動時間のメモ取り
  [4] 待ち時間の情報収集
  [5] 中間指名について
 6. フリータイムの戦術
  [1] フリータイムの位置づけ
  [2] 誰と話すか
  [3] 中間指名の読み解きかた
  [4] 中間指名のワナを回避する
  [5] 何を話すか
 7. 告白タイムの戦術
  [1] 誰に告白するか?
  [2] 告白カードの書き方
  [3] カップル発表、それから
 8. カップリング後の続けかた
  [1] 私の経験談から
  [2] 「まだ知らない人」という距離感
  [3] ファーストデートのプランニング
  [4] ファーストデートで目指すこと
  [5] 生理的なもの
  [6] じっくり、急いで
 9. 「内面で勝負する」ための切符

第三部 婚活パーティ参戦記
 第一章 プロローグ
 第二章 婚活パーティ参戦レポート
  1. 【U】第1回の参加(5月)
  2. 【U】第2回の参加(7月)
  3. 【U】第3回の参加(7月)
  4. 【CK】第1回の参加(8月)
  5. 【U】第4回の参加(9月)
  6. 【CK】第2回の参加(9月)
  7. 【U】第5回の参加(9月)
  8. 【U】第6回の参加(10月)
  9. 【U】第7回の参加(10月)
  10. 【T】第1回の参加(11月)
  11. たった一か月の蜜月
  12. 【T】第2回の参加(12月)
  13. 【U】第8回の参加(2月)
  14. 【N】第1回の参加(2月)
  15. 【K】第2回の参加(3月)
  16. 【U】第9回の参加(3月)
  17. 急展開、そして活動終結へ(5月)
  18. パーティ参加・第二期 戦績まとめ


さて、この本の紹介を、こちらの療育ブログで行ったのには理由があります。



この本についてツイッターでつぶやいていたときにいただいたコメントです。
このコメントは私にとってはとても嬉しいもので、わが意を得たりといった部分がありました。

今回の本は、恋愛本としては例外的なほど「相手の心を読む」的なことをやりません
そもそも、それがすごく難しいから恋愛はうまくいかない、ということが出発点です。なので、出会いから恋愛にいたるプロセスを、ぜんぶ目に見える行動で定義するという暴挙に出ています。
そして、なぜそんなことができるのかというと、「婚活パーティ」という、出会いのプロセスを可視化できる「場」を使って、出会いのスキルアップを重ねることにしているからです。
本書が「婚活パーティ」を舞台にしているのは、私自身がそれを活用していたということももちろんありますが、それ以上に、「出会いのプロセスが可視化されるので、出会いのプロセスを行動主義的に定義できるから」というところが大きいわけです。

それをまとめたのが、こちらのツイートに埋め込まれた図になります。




これまで、このようなタイプの恋愛本、婚活本はあまりなかったのではないかと思います。
本書は恋愛が苦手な男性をターゲットにした恋愛本になっているわけですが、先のツイートでコメントいただいたように、ASD当事者の方にも恋愛サポート本的に活用いただけるのではないか、とも考えています。








内容についても、スクリーンショットをいくつかツイートしていますので、そちらも貼っておきます。













いろいろな読み方ができる本になったと思います。Kindle(Kindle端末、iOS、Android、PC等)があればすぐにダウンロードして読めますので、興味をもたれた方はぜひ手にとっていただければと思います。


※さっそく感想いただきました!ありがとうございます。



posted by そらパパ at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
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