2015年08月03日

自閉症の子どもと暮らす家づくり(30)

さて、しばらく一般論的な「間取りのラフ設計のやり方」について書いていましたが、このあたりで元の家造りの話題にいったん戻したいと思います。

業者の「参考プラン」任せにしていたのではちゃんとした物件の比較検討も、本当にその土地に自分が希望する建物が建てられるのかもよくわからない、と悟った私は、間取りソフトと関連書籍を買い込み、悪戦苦闘を繰り返して、なんとか自分の希望する間取りを自分で作れるようになりました。
そのプロセスについて、一般化した話をこの前の数エントリで書きましたが、今回の家探しでの具体的な話題も、少し後で書くつもりです。

ともあれ、「自分でプランが描ける」ようになったことで、土地探しの効率はぐっと高くなりました。

具体的にいうと、まず自分なりに、理想的な土地を想定した「もっとも基本となる希望間取りプラン」をあらかじめ作成しておきます
そのうえで不動産仲介業者に実際に土地を見せてもらい、図面等も(販売時に見せてもらえる、ごく簡単なものですが)入手して、その図面を見ながら間取りソフトで自分なりにその土地に希望間取りを入れてみるわけです。
そして、「そもそも希望する間取りが入るかどうか」「入るとしたらどんな風に入るか」をチェックします。
土地ごとに敷地の形や道路への面し方などが異なりますから、あらかじめ用意してある「標準間取り」を調整して、

・間取りを土地の形状に合わせること
・玄関の入りを道路への面し方に合わせること
・そのうえで、希望する間取りの建物・駐車スペース等がその土地にちゃんと入ること


を満たすような間取りに仕上げていくわけです。

そして、間取りがうまく入りそうな「いい土地」だと分かったら、その段階で初めて仲介業者に依頼して「参考プラン」の作成を依頼します。
そのとき、自分で作成した、その土地用に作成した間取りを持ち込み、この間取りをベースに参考プランを作ってほしい、とお願いするわけです。
仲介業者が参考プラン作成を依頼できるビルダーは複数あるのが普通ですので、この依頼を同時に複数のビルダーに出してもらいます。
そうすると、それぞれのビルダーの建築士の方が、私の間取り案をベースに建築法規や各種規正を(ある程度)考慮した参考プランを作成してくれるわけです。

これによって、

・ちゃんと自分の希望にあった間取りで、
・かつほぼ条件の揃った参考プランと見積もりを、
・それぞれの土地について、
・複数のビルダーから手に入れることができる


ようになり、仲介業者が違っても、土地が違っても、参考プランを作成したビルダーが違っても、たくさん出てきた参考プランを同じ俎上に乗せて比較検討できるようになり、ようやくまともに「土地選び」ができるようになったわけです。

この後、「土地選び」だけでなく、「ビルダー選び」や、「間取りの最終化」のプロセスでも、自分で間取りが描けることが非常に役立った、というより、自分で間取りが描けないととても自分の希望通りの家は建たない、ということを痛感したので、今から家を探そうという方で、「土地から」家探しを始めようという方は、ぜひとも「自分で間取りを描けるスキル」を身につけることを強くおすすめします


posted by そらパパ at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
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