応用行動分析の実践的入門書として、当ブログでも強くおすすめしている、高畑先生の「みんなの自立支援を目指すやさしい応用行動分析学」の初版の内容につき、表現上少しおかしいかな?と思える箇所について列記した「修正案」です。
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この「やさしい応用行動分析」は、非常にすぐれた応用行動分析(ABA)の実践書ですが、既に以前の紹介記事でも触れたとおり、用語の私用に若干の問題があるように私には思われました。
そこで、私なりに「こう直したほうがいいんじゃないか?」と思える内容をまとめたものが、今回ご紹介する「修正案」です。
以前公開した、PECS書籍の修正案でも書いたとおり、これは著作に対してネガティブな態度をとろうとするものではなく、むしろ全く逆で、特に素晴らしいと感じた書籍だからこそ、さらにその良さを広めていきたいという動機から作成しているものです。
また、この修正案自体が、素人である私の読み込みに基づいていますので、正しくない可能性があることを予めご了承いただきたいと存じます。
また、改訂版が出るなどで本修正案が不要になったり、該当するページがずれたりする可能性もあります。あくまで本修正案は初版に対するものですので、その点も予めご了承ください。
そもそも応用行動分析には、分かりやすく伝えるために
視覚プロンプトといった技法を勧める記述があるのに、
読者にはそれを実践してみて下さらないの! と
ちゃちを入れたい本が多いです。
(著者の先生方、お忙しいのでしょうね...)
この本はまさに実践されていて、良く理解できました。
このような分かりやすい本がどんどん多くなって、
親御さんがABAを習得し易くなるといいですね。
以前のレビューでも書いていますが、この本を見たとき、まさに私のイメージしているABAの目指すべき姿の1つがここにある、と感じました。
それまでABAのいろいろな本を読んでみて感じていた「実践からの遠さ」を感じさせない、しっかり地に足の着いた、それでいてABAの哲学からも大きく外れていない実践書に初めて出会った気がしました。
私が「修正案」を作成している本は、どれもそういった意味ではとても素晴らしいと感じている本です。(だからこそ、さらにもっといい本になってほしい、と思ったりするわけです。)
まだ、ほんのさわりしか読めてないので、
お恥ずかしいはなしですが、
『ABAって何(^^;)』
という段階なのですが・・。
コツコツ勉強したいです。
4版でした。
こちらの修正案と ザッと比較させて貰ってますが(全部は見てません)、
初版に近い状態みたいですね。
昨年末、高畑先生と同じ北海道教育大学(とはいっても釧路校ですが)で教鞭をとられる二宮信一先生と一杯やっている折、この本が話題になりました。内容的にはご指摘の通りなのですが、ちょっと気になりましたのは、高畑先生が、この頃お身体がすぐれないとのお話。だいぶストレスを溜めているとのご様子でした。あんずママさんが第4版と仰っておられますが、おそらくは第4刷ということではないかと思えます。改訂版は直ぐには出ないのでは?と思います。
(勉強しに、拝見は させて貰ってます。)
今夜、ヤッちゃんパパ様のコメントを拝見してると、
自分のHNが出ていたので、
あのぅ・・
勇気を出しての書き込みです。
手持ちの本を見返すと、
「2006年6月初版刊
2006年11月4版刊」とあったので、
私は 以前、そう書き込んだのですが、
第4刷という意味なのだろう・・ということなんですね。
私には・・よくわかりません。
なので、すみません。
おかげで、この本を 今、もう一度目を通してます(^^)♪
そらパパさんの「修正案」を拝見しながら。
という訳で、
どうもありがとうございます。
ご丁寧なご返信、有難うございます。
私もご指摘を受けて、自分の持っている本を見返してみました。
「2006年6月初版刊
2006年7月再版刊」
とありました。わずか一月で再版とか5ヶ月で第4版ということは、常識的には考えられない(ゲラ刷りのチェックだけでも無理でしょう)ので、出版元の語用上の問題で、私のは初版第2刷、あんずママさんのは、初版第4刷という意味で間違いないと思います。
無用のお気遣いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。
今回の件、おそらく最後にヤッちゃんパパさんの書かれているところで正しいと思います。
私が持っているのは初版ですが、先日書店で見たところ、第4版(刷?そこまでは覚えてません)になっていましたが、内容は修正されていませんでしたので・・・。
ご冥福をお祈りいたします。
情報ありがとうございました。
少し前に、別の方のコメントで、事故で亡くなられたということを伺いました。
http://soramame-shiki.seesaa.net/article/19851925.html
ご冥福をお祈りします。