2013年01月14日

ホワイトボードでコミュニケーション(1)

さて、我が家では最近、療育用途で非常に活用されているものがあります。

それは、「ホワイトボード」です。

主にスケジュールを表示する目的で、単独で、もしくは絵カードと併用して大活躍しています。

具体的には、こんな感じで使っています。

ホワイトボード

ちなみにこれは、朝おきてから登校までのスケジュール(手順)を描いたものです。
毎夜、娘が寝室に行ってから妻が翌朝用に描いています。

我が家で、ホワイトボードを使い始めたのには、いくつかの理由がありました。

最初にホワイトボード使うようになったきっかけは、「夕食のメニュー」でした。

娘は食事の好き嫌い(=食べるのを嫌がるようなもの)はそれほどなく、納豆やにんにくなども平気で食べられるのですが、「好きな食べ物」はいろいろあって、こだわりが強まるにつれ、夕食時、最終的に料理がテーブルに並んだときに期待した食べ物が出てこないと、怒ってパニックするといったことが増えてきました。

一方で、学校の給食では、料理が出てきたときに怒るということはほとんどありませんでした。

娘の夕食時のパニックを防止するために、その違いがどこから生まれるのかをいろいろ考えました。
そして、1つの仮説として、「あらかじめ何が出てくるかを示せばいいかもしれない」というアイデアに到達しました。

学校では、給食の献立は1品ごとにすべて絵カードになっていて、朝の教室には既に貼り出されています。
授業参観にいくと、娘は朝のホームルームのときなどにその献立の絵カードをじっくり確認しており、それによって「事前に献立が分かる」ことで、実際の給食のときに期待を裏切られることがないのではないか、と推測したわけです。

しかし、ここで問題が生じました。
あらゆる料理を事前に絵カードにしておくのは非常に大変なうえ、「新しいメニュー」も登場しますし、そもそも夕食を何にするのかは作る少し前に決まるということも少なくないからです。

そこで、ホワイトボードにイラストを使ってメニューを描いて提示する、という方法を考え付きました。
100円ショップでB5サイズくらいの小さなホワイトボードを買ってきて、夕食を作り始める直前に、夕食のメニューを描いていきます。イラストの横に献立の名前を入れるのは、このエントリの最初の写真と同様です。



心配だったのは簡素なイラストとひらがなだけで娘が理解できるか、ということでしたが、実際やってみると、意外なくらい理解してくれました。
イラストだけで分かるとはとても思えないので(笑)、結果として、逆に私たちが「娘は思った以上にひらがなが読める(そして意味がつながる)ようだ」ということを再確認することになりました。

そんなわけで、我が家での最初のホワイトボードの活用は、「夕食の献立を提示する」というところから始まったわけです。

(次回に続きます。)
posted by そらパパ at 20:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 娘の話 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さぼってますが、うちも献立とスケジュールをホワイトボードに書いてます。
彼らの期待を知らずに裏切ることが、不安と不満を膨らませちゃうんですね。
楽しいことと、そう楽しくもないけじめ的なことが一緒に明示されているのが、注意をひくポイントみたいです。
ムスメは、好きなメニューを書こうとしたり、寝る時間を99じ(なんだそれ)にしようとしたり、悪だくみしはじめました。それもあってさぼってる・・・。
ひらがなが読めてるのも、素敵な再確認ですね。食に関しては、漢字も混ぜちゃってもよいかもです。漢字は象形文字、絵の延長です。好きなモノだけでも、認識する方法が広がると、幸せの発見が広がります!
Posted by しまなみ at 2013年01月17日 10:09
しまなみさん、

コメントありがとうございました。

うちも、スケジュールを勝手に変えたがったりすることがあります。
これは今度エントリとしても書こうと思っているんですが、先日は、「かつ」(=揚げ物一般の意味です)と書いたら、「とんかつ」(=娘的には肉の揚げ物一般の意味のようです)に書き換えろ、と要求されたそうです。

こういうのって、療育という意味では困った事態になることもありますが、親としては成長がみえて本当に嬉しくなりますね(^^)。
Posted by そらパパ at 2013年01月23日 23:59
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