今年も1年、ありがとうございました。
当ブログに関していえば、今年は、のんびりとマイペースで書かせていただいた年でした。
大きなところ(シリーズ記事)では、3つの長編シリーズ記事を書かせていただきました。
まず1つめは、昨年から引き続き、我が家の療育の1つのチャレンジとして、セカンドハウスを活用した取り組みについて書かせていただいた「自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス」を書きました。
関連記事: 17, 18, 19, 20, 21
このシリーズ記事では、毎回、冒頭に実際にセカンドハウスを活用して娘と一緒に出かけている写真を掲載することで、具体的なイメージを持っていただけることを意識していました。
ちなみに我が家では、今年も娘の療育と家族のリフレッシュにセカンドハウスがたびたび役に立ってくれました。
↑今年の1枚。山中湖・花の都公園にて。
続いて、過去の2冊の拙著の内容をダイジェストでお話しした過去の講演の内容を改めてまとめた「ライブ・自閉症の認知システム」の記事のうち、長く投稿しないままになっていた後半(内容としては、拙著2冊目「自閉症の子どもと家族の幸せプロジェクト」に書かれているもののダイジェスト)をまとめました。
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関連著作
自閉症―「からだ」と「せかい」をつなぐ新しい理解と療育
自閉症の子どもと家族の幸せプロジェクト―お父さんもがんばる!「そらまめ式」自閉症療育
それから、娘に、好きな曲を自由に聴けるようになってもらおう(そして、それを余暇活動にしてもらおう)とチャレンジして何とかうまくいった、Androidタブレットを活用した取り組みについて「娘がタブレットを使えるまで」というシリーズ記事として書いています。
関連記事: 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14, 15
SMT-i9100
au(SAMSUNG)
↑我が家の療育で使っているAndroidタブレット、SMT-i9100です。
既にAndroidタブレットとしては時代遅れになりつつあるので市場価格もどんどん下がっていますが、療育目的ではかなり使いやすい(娘も気に入っている)ので、我が家では何台かストックして長く使っていく予定です。
それから、ブックレビューについてですが、今年は実は「奥田先生にはじまり、奥田先生に終わった」年になりました。
というのも、年初と年末、それぞれに奥田先生の本をレビューして、そのいずれもが殿堂入りしているからです。
まず、年初に紹介したのがこちら。(レビュー記事)
叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本
大和書房
著:奥田 健次
そして、年末に紹介したのがこちらです。(レビュー記事)
メリットの法則――行動分析学・実践編
著:奥田 健次
集英社新書
前者はABAをベースにした子育て論、後者はABAについての実践的な教科書になっています。
どちらも非常に刺激的で読んでいて面白く、かつ勉強になる素晴らしい本だと思います。
そして、発達障害・自閉症をテーマにしたまんがを2つ、レビューしています。
プロチチ 第1巻、第2巻(レビュー記事)
イブニングKC
逢坂 みえこ
沓掛時次郎 (劇画・長谷川 伸シリーズ)(レビュー記事)
著:小林 まこと、原作:長谷川 伸
講談社 イブニングKC
もう今年は間違いなくネタ切れになるな、と思っていたのですが、何とか1年乗り切ることができました(笑)。
来年はさすがにネタ切れは間違いなさそうですが、当ブログ以外を含めて、今後もいろいろ書いていきたいと思います。
そのための布石?として、今年は新しく1つブログを立ち上げ、現在稼動しているブログは、当ブログを含めて3本になっています。
新ブログ:ガジェット連絡帳(ちょっと療育)
さらにもう1つのブログ:カジュアルゲームを楽しもう
また、ツイッターでもいろいろなことをつぶやいています。
ツイッターでのさまざまなまとめはこちら。(その中で今年のやりとりについてのエントリ)
1年間ありがとうございました。
来年も、より幅を広げて、いろいろな情報発信などが続けていければいいなと思います。
それでは、よいお年を!
以前レビューしていただいたころから気になっていた奥田健次さんの著書二冊を、このまとめをきっかけに購入しました。
読了して、自分の行っていた対処の良かった部分、まずかった部分(の仮説)の発見、そして新年の方針をたてることができました。
褒める行為となぜと{愚の骨頂}の言葉で不毛な追いつめをしないことが、なぜ、私は自然にでき、夫はできないのか。
それは、私のコドモに対する期待値が低かったからで、そのおかげで、ABA的な関わりを続けてこれたと思います。
しかし、褒めは不十分だったと感じました。特に一年ほど前は、褒めても全く嬉しそうな顔をするに至らなかったので、難しかったと思いますが、今は、ヒトとのかかわりで嬉しそうな顔をすることも多くなってきています。視線が合うようになってきました。これに対し、私の褒めの分量が、毎回嬉しそうな顔を確認するまでには至っておらず、自分は褒めておいたもんね、という、私側の自己満足でとどまっていたと、自省します。
また、すねる事に対する対応は、・・・あ、今は無理、と思いました。次子が出生して、かつ、共働きフルタイムですので、じっと忍耐して喪失体験に付き合う時間がありません。しかし、何が彼女に天邪鬼行動させているか、それは自分達の対処にある、という自覚を持ち、これ以上悪化させず、時期を見て修正するよう、計画しようと思います。
自閉傾向とアンバランスな高知能に対して付き合い方を築き始めてまだ1年。このブログで沢山のヒントをいただきました。ありがとうございます。幸せプロジェクトの本も、私の職場の本棚に置いています。新しい良い年がブログ主様に来りますように。
あけましておめでとうございます。
コメントありがとうございました。
奥田先生の本は、まあ、なんというか、親に対しては厳しい内容になっているなあ、という印象は持っています。
(それで本当に読者である親に対しては「強化的」なんだろうか?みたいな(笑))
でも、書いてある内容は確かなものですし、特に年末にご紹介した新書のほうについては、かなり踏み込んだ内容で私も学ぶところが多かったです。
我が家も、まだまだうまくABA的対応ができていないと感じるときが多々あります。
しまなみさんも少し書かれているように、子どもの側が成長して「違う対応が必要になったとき」に、親の側がすばやく柔軟に変化できるか、というのはとても大きな課題だなあ、と感じています。
今年は、新しい内容盛りだくさんというより、これまでに書いたエントリの「再利用性」をいかに高めていって、過去エントリに埋まってしまっているたくさんの情報をいかに取り出しやすくしていくか、ということにも力を入れていきたいと思っています。
今年もよろしくお願いします。