今回で14回目の記事になります。
さて、これまでも書いてきたとおり、我が家では、タブレットを娘の「音楽鑑賞」という余暇活動、趣味を広げていくためののためのツールとして活用しています。
SMT-i9100
au(SAMSUNG)
↑我が家の療育で使っているAndroidタブレットはこちら。
そして、主としてAndroid用動画再生アプリの「MX動画プレイヤーPro」(それに加えて公式YouTubeアプリ等)を活用して、娘がお気に入りの音楽(の動画)を、自分の好きなように選んで再生できる環境を構築しています。
※MX動画プレイヤーの有償版である「Pro」を使っている理由は、以前も書きましたが、フリー版の場合、動画リスト選択画面に広告が出てしまって、間違ってそれをタップしてしまうことがたびたびあったからです。Pro版にすると、広告は出なくなります。
今回は、このMX動画プレイヤーProの設定(と、タブレットの設定)を追い込むことで、タブレット操作の「ワークフロー」をどのようにシンプルに構築していくか、という視点からエントリを書いていきたいと思います。

↑これが、我が家で構築している、MX動画プレイヤーProを娘がカンタンに操作するためのワークフローです。
少し前に、このMX動画プレイヤーの各種設定について書きましたが、そのなかで、通常の動画選択・再生のワークフロー(手順)を決定する最重要設定項目は、以下の通りです。
設定→プレイヤー の設定中、
再生終了後の動作:閉じる
復元:いいえ
最初の動画のみ復元:いいえ
再生終了後の動作を「閉じる」にすることで、お気に入りの曲(動画)を再生し、それが終了するたびに、曲リストに戻ってきてまた次の曲を選べるようになります。
そして、そうやって選んだ曲が、常に曲の最初から再生されるよう、「復元」の設定はすべて「いいえ」にします。
これで、
1) 好きな曲を曲リストから選ぶ
2) その曲が最初から再生される
3) 曲が最後まで終わると曲リストに戻る
4) 1)に戻る
という、非常にわかりやすいループ構造のワークフローができあがるわけです。(上記ワークフロー中、ピンクで囲っている部分)
加えて、この「MX動画プレイヤー」は、常に起動したままにしておきます。
そうすると、娘が音楽を聴くのに飽きたり、他のことをやってタブレットを手放すと、一定時間後(我が家では2分程度に設定)にタブレットは自動的にスリープ状態になります。
そして次に、娘が電源ボタンでスリープを解除すると、すぐにまたMX動画プレイヤーの曲リストが表示されます。
つまり、ここにはこういうワークフローが存在しているわけです。(上記ワークフローの茶色で囲った部分)
1') 曲リスト画面で一定時間操作しない→5)へ
5) タブレットが自動的にスリープ状態に
6) 電源ボタンを押し、ロック画面解除
7) 1)に戻る
分かりやすいですね。
娘がこのタブレットで自分の好きな音楽を聞くために覚えなければならない操作系は、基本的にこれですべてです。
タブレットの操作系をここまで単純化することで、知的にかなり重い娘でも、なんとかタブレットを使いこなせるようになっているのだと思います。
なお、このワークフローはだいたい正しいのですが、実は少しだけ簡略化して書いてあります。
実際には、このシンプルなワークフローを「かく乱」する要素がいくつか存在します。
その辺りについては、次回のエントリで書いていきたいと思います。
(次回に続きます。)