2012年10月22日

娘がタブレットを使えるまで (10)

今回のシリーズ記事では、我が家の娘がAndroidのタブレットを使えるようになるまでの長い長い道のり(笑)を振り返りながら、これからお子さんの療育にタブレットを使ってみたい、と考えている親御さんへのガイドになるような話題を書いていこうと思っています。


SMT-i9100
au(SAMSUNG)
↑我が家の療育で使っているAndroidタブレットはこちらです。中古価格がこなれていて、バッテリー持ちが非常にいいことが最大の強み。

さて、音楽が大好きな娘にタブレットを「趣味のツール」として使ってもらおうということで、娘にとってのタブレットは、「音楽の動画が見られる楽しい機械」ということになります。

そして、その目的のために、我が家で使っているAndroidアプリは、公式(Google純正)のYouTubeアプリと、こちらの動画再生アプリです。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mxtech.videoplayer.pro
MX動画プレイヤーPro

この「MX動画プレイヤーPro」が、我が家のタブレット療育の中核を占めるアプリになります。
(「MX」は、タブレットに保存された動画ファイルを再生するアプリです。一方、YouTubeでしか見られない動画は、親が支援しつつ、YouTubeアプリを使って見せています。最近はYouTubeアプリもかなり自力で操作できるようになってきました。)

ところで、「MX動画プレイヤー」というアプリには、広告つきのフリー版と、広告のない、上記のPro版(有償)があります。

両者の機能はほぼ同じですが、フリー版の場合、曲リストの部分にクリック広告が出ます。娘がたまにこの広告をタッチしてしまい、Webブラウザが立ち上がったりして訳がわからなくなるため、このソフトが娘にとって使いやすいことを確認した我が家では、すぐにPro版を購入しました。
Androidの場合、ライセンスを1つ購入すれば、自分の持っている端末すべて(購入したときのGoogleのIDでログインしている端末すべて)でそのアプリが利用でき、スマートフォンとタブレットでもライセンスを共用できます。
このため、1つのライセンスで、家では複数のタブレットに同じ有料アプリを導入して活用し、さらに外出時にはスマートフォンに同じアプリを導入してコンパクトに活用する、といったことも可能です。

ですので、現時点で450円と、Androidアプリとしては決して安くない価格も、利用範囲の広さを考えれば納得できるものです。
加えて、「MX動画プレイヤー」は、対応する動画のフォーマットが非常に幅広く、エラーなどで落ちにくく、再生品質も非常に高い、Androidでは定番中の定番動画再生アプリですから、娘の療育用だけではなく、私自身のスマホでの動画再生にも普通に大活躍してくれます。

そして特筆すべきは、この「MX」は、操作系について非常に細かいところまで設定変更できるため、娘にとって操作が易しくなるよう、また、誤動作した場合にも致命的な結果(ファイルを削除してしまうなど)が起こらず、また自力でのリカバリー(通常の画面に戻ってくること)が可能なように設定を追い込んでいくことができるのです。


↑MX動画プレイヤーProの設定画面の一部。

この設定の柔軟性から得られる利益は、本当に大きいです。
多少おおげさにいうならば、この「MX動画プレイヤーPro」があったからこそ、娘はAndroidタブレットの操作をマスターすることができ、結果として他のアプリの簡単な操作までできるようになってきた、と言っても過言ではないでしょう。

次回は、我が家で実際に設定している、娘が自力でアプリを操作し、失敗するリスクを最小限にまでおさえこむ、「MX動画プレイヤーPro」の設定方法について、具体的に書いていこうと思います。
posted by そらパパ at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 娘の話 | 更新情報をチェックする
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