iPod Touchを導入し、一部娘にも使わせてみて、おおよそわかったことは、全体的に、もっと大きな画面であれば娘にも扱えるかもしれない、ということでした。
iPod Touch
Apple
まず、大きな画面で動画が動いていれば、小さな画面よりも娘の注目を受けやすくなるだろう、というのが一点目。
そして、タッチパネルの操作についても、微細運動が得意でない娘にとってはスマートフォンの画面サイズでの操作はなかなか厳しいため、より大きな画面ならミスタッチを減らすことが期待できる、というのが2点目。
そうなると、これはもうタブレットしかないでしょう、ということになるわけですが、タブレットはタブレットで気になる点がありました。
タブレットはスマートフォンより大きく、重くできています。当然、そのぶん、落としてしまうリスクはスマートフォンより高いと考えられます。
もともと、手に持ったものをくるくる回したり落としたりといったことが多い娘ですから、最悪の場合、落として壊されてしまうリスクを考えなければなりません。
で、そうなってくると、「万一壊されても惜しくないと思える価格帯」であることと、「あまりに大きく重すぎないサイズ・重量感」が大事になってきます。
この観点から、iPod Touchの延長線としてiPadを導入する、という選択肢が消えました。
The new iPad
Apple
理由の1つは、率直に言って、その価格です。
使ってもらえるかどうかわからない、すぐに壊されるリスクも相当あるという現状では、iPadはなかなか手が出にくい価格帯だということは間違いないです。
ただ、それよりも大きかったのは、iPadのサイズと重さです。
10インチ近い画面サイズと600gを超える重量のiPadは、大人でも長時間手持ちで支えるのは辛いサイズ感ですから、どう考えても娘が気軽に「携帯」できる大きさではありません。
(もともと、iPadはリビングなどに「据え置いて」使うことが想定されているサイズ感だと思います。)
そういったニーズに応えられるのは、やはりiPadよりも一回り小さい、「7インチ程度」のタブレットでしょう。
ということで、それまではずっとiPod Touchを使い、iOSとそのアプリの使いやすさを支持してきた私たちでしたが、ここで大きくAndroidに舵を切ることになりました。(何しろ、iOSでは携帯性の高いタブレットは存在しないわけですから)。
そんなわけで、Androidの7インチサイズのタブレットに狙いを絞って、いくつか候補を探していました。
ちなみに最初に手に入れたのは、このタブレットでした。
Novo7 Paladin
ainol
いわゆる「中華パッド」で、世界で最初にAndroid4.0が搭載された機種になります。
個人輸入して手に入れました。
この機種、ちゃんと日本語化もできて、全体的な作りもまずまずで(中華パッドとしては)悪くはなかったのですが、CPUが特殊なものである関係でインストールできないアプリがたくさんあったこと、バッテリーのもちが不十分で充電なしで1日もたなかったこと、全体的に華奢で、娘の乱暴な扱いに耐えられそうになかったことなどから、「娘用タブレット」としては没になりました。
(代わりに、私のAndroid研究用として役に立ちました(笑))
そして結局、実際に「娘用タブレット」として採用したのは、こちらの機種になりました。
(じゃんぱら通販)
SMT-i9100
au(SAMSUNG)
この機種を選んだ理由や、療育用タブレットとして優れている点については、この後で書いていきたいと思います。
(次回に続きます。)