2012年07月02日

ライブ・自閉症の認知システム (27)

このシリーズ記事は、先日、石川にて行なわせていただいた講演の内容を、ダイジェストかつ再構成してお届けするものです。


Slide 26 : 書籍のご案内

最後に、今日お話しした話題と関係する本をいくつかご紹介したいと思います。

普段、こういったお話のあとにご紹介する本は、自閉症とか療育に関係するものが多いんですが、今回は私が書いた本を除いては、どれも自閉症や療育とは直接関係のないものばかりになります。

今日最初の話題は、私たちが素朴にイメージする「こころ」というのは、実は矛盾に満ちたものだ、というお話でした。
これについては、「心の哲学」という分野の本が関係してきます。
心の哲学については、読みやすい本を3冊ほどご紹介します。


心の哲学入門
ロボットの心-7つの哲学物語
心理学入門一歩手前-「心の科学」のパラドックス

次に、自閉症の人は、一般化という脳の情報処理のしくみがうまく働いていないのではないか、という私の仮説、「一般化障害仮説」についてお話ししました。
この仮説について書いているのが、私の1冊めの本、新曜社さんの『自閉症-「からだ」と「せかい」をつなぐ新しい理解と療育』になります。


自閉症-「からだ」と「せかい」をつなぐ新しい理解と療育

今日お話ししたよりもぐっと掘り下げて書かせていただいていますので、興味をお持ちいただけたら、ぜひお読みいただければと思います。

あわせて、この私の仮説と強い関連性のある本を2冊、紹介させていただきます。


考える脳 考えるコンピューター
脳 回路網のなかの精神
posted by そらパパ at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
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