Slide 18 : プレイングマネージャーの役割とは?(再掲)
・・・さて、ここまでは、リーダーとしての役割についてお話ししてきましたが、今度は「プレイング・マネージャー」のもう1つの顔、つまり実際に療育の実務を担当する部分についてお話しします。
仮にリーダーが父親だと仮定した場合、その父親がどういった仕事を担当すればいいのかについては、もちろん決まった答えはありませんが、ここではあくまで一例として、一般にお父さんが担当しやすいと思われる仕事を簡単にまとめてみました。
まず「ツールや課題・教材作り」。
絵カードやスケジュールボードなどの療育ツールを作ったり、家での課題を用意したり、さらにはその課題の実施方法をレクチャーしたりというのは、時間の融通の利く仕事ですね。
それから、「空間の構造化」。
トイレや洗面所に足場を作って子どもの生活自立を支援したり、部屋の仕切りや飾りのない机を自作したりして「空間の構造化」をやっていく、といった日曜大工的な取組みは、休日にじっくり取り組めますし、お父さん向きといえるでしょう。
もちろん、休日の「遊びや外食、旅行」も、これはリーダーとしてのモチベーション管理ともつながってきますが、取り組みやすい仕事ですね。
それから、「家事の分担」というのも、もちろんここに入ってきます。
リーダーとしてチームの役割分担を考えていくと、恐らくパートナーの負担が特に重い場面とか時間帯が見えてくると思いますから、そういう負担のかかっている部分を軽減できるような作業分担から考えていけばいいんじゃないかな、と思います。
私も、休日のスーパーの買い物とか晩ご飯づくりとかをやってますけど、ばくぜんと「なんか必要があれば手伝うよ」じゃなくて、「何曜日のこの仕事は僕がやるよ」という感じで分担を明確にすれば、「お父さん」もそんなに負担感なく家事を分担できると思いますし、お母さんの側も、それを計算して少しラクができるようになるんじゃないかな、と思います。
まあ、私自身、家事をバリバリ手伝うというタイプではないので、あまりえらそうなことはいえませんけれども(笑)。
(次回に続きます。)
コメントありがとうございます。
状況が詳しく分からないので、個別のご相談にはお答えできませんが、一般論としての支援面での問題解決については、ABAの良書がいろいろ出ています。
http://soramame-shiki.seesaa.net/article/119757405.html
http://soramame-shiki.seesaa.net/article/147880810.html
http://soramame-shiki.seesaa.net/article/165371700.html
このあたりが参考になるのではないかと思います。