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1. 自閉症を知るために
自閉症のすべてがわかる本 (レビュー記事)
佐々木 正美
講談社
TEACCHを日本に広めた佐々木先生の自閉症の入門書。易しく読めますが、奥が深く長く使えます。ぜひ手元に置きたい必携書。当ブログ殿堂入り。
自閉っ子、こういう風にできてます! (レビュー記事)
著:ニキリンコ、藤家 寛子
花風社
知能の高いアスペルガー症候群の2人が座談会形式で語る、自閉症者の体験世界。このような世界観がすべての自閉症者にあてはまるかどうかは断定できませんが、自閉症者の体験する世界は私たちとはまったく違う、ということを実感することができる良書だと思います。
2. ABA(行動療法)を学ぶ
※以下では、具体的な自閉症児むけの療育法よりも、より一般的なABAの考え方について書かれた書籍を紹介しています。ABA関連図書のより詳細な情報については、こちらも参照してください。
行動分析学入門―ヒトの行動の思いがけない理由 (レビュー記事)
著:杉山 尚子
集英社新書
ABAのベースとなっている「行動分析学」の新書サイズの教科書。やや難解ですが、ABAについてしっかり学ぶためにはぜひ読みたい本です。当ブログ殿堂入り。
みんなの自立支援を目指すやさしい応用行動分析学 (レビュー記事)
高畑 庄蔵
明治図書出版
養護学校の現場で培った経験に基づいて書かれた、ABAの実践型入門書。若干用語の誤りなどがあるのが残念ですが、それを除けば私たちにとって必要な情報がわかりやすく盛り込まれていておすすめです。
うまくやるための強化の原理―飼いネコから配偶者まで (レビュー記事)
著:カレン プライア
二瓶社
ABAって面白い考え方だな、もう少し突っ込んで勉強してみたいな、と思ったらこの本がおすすめです。エッセイ形式で書かれているのでそれほど難解ではありませんが、内容はかなり本格的なABAについて書かれています。
3. PECS(絵カード交換コミュニケーション)を学ぶ
自閉症児と絵カードでコミュニケーション -PECSとAAC- (レビュー記事)
著:アンディ・ボンディ ロリ・フロスト
二瓶社
容易に入手できるPECSの入門書といえば、現時点ではほとんどこれしかありません。非常に優れた内容ですが、翻訳に多少の問題があります。こちらの資料も合わせて活用してください。当ブログ殿堂入り。
(次回に続きます。)