2006年09月06日

認定心理士の資格をとりました。

このブログの私のプロフィールには、もともと「大学では認知心理学を専攻しました」とは書いてあるのですが、そのことをもう少しちゃんとした形で示したいな、とずっと考えていて、多少苦労したのですが、「認定心理士」の資格を取ることができました

認定心理士証

認定心理士というのは、心理学の学会としては最も歴史の長い「日本心理学会」が認定する、大学レベルの心理学を履修したことを証明する資格です。

http://www.psych.or.jp/
日本心理学会ホームページ(認定心理士についても解説があります)

ちなみに、誤解のないように書いておきますが、この資格は、かの有名な「臨床心理士」とは、少し名前は似ていますが、まったく違う資格です

「臨床心理士」というのは、端的に言えば「プロの心理カウンセラーになるための資格」です。
臨床心理士資格は、ユング研究家としても有名で、現在文化庁長官(脳梗塞で闘病中)の河合隼雄氏が中心となって設立された資格で、臨床心理学(カウンセリングなどによって神経症などに対処することを目的とした心理学)を専攻して大学院に進学して修士以上になり、さらに試験に合格しなければならないという、心理学関連資格の中でもかなり難関となっている資格です。
この資格を取ると、現在公立学校に設置されているスクールカウンセラーなど、カウンセリング・臨床心理学に関連する公的・私的な職業につくことができるようですね。

それに対して、私が取得した「認定心理士」というのは、ひとことで言えば「大学で心理学を履修し、一定以上の心理学の素養を持っていることの証明」といったものです。
大学で心理学を履修していて、一定の基準を満たす幅広い単位を取得していた場合、その履修内容を成績証明書などを添えて申請すれば、審査を経て認定されます。

私の場合、取得単位数についてはこの資格の基準はかなり上回っており、本来は書類を整えて学会に送れば特に苦労せずに資格を取れるはずだったのですが、実際にはかなり苦労しました。
というのも、この資格を取るためには単なる卒業証明書・成績証明書だけではなく、受講した講義1つ1つの概要に加え、一部の講義については詳細なシラバス(講義内容)まで必要だったのですが、私の場合、卒業してからもう15年近くたっていて、手元にはまったく資料がないばかりか、有給をとって大学に行って調べても、ほとんど当時の資料が残っていなかったのです。
それでも、研究室の方にいろいろ協力いただいたりして、何とか書類の体裁を整えることができました。やっとの思いで学会に書類を送った後も、書類不備で戻ってきたりもしたのですが、ようやく書類も受理され、何とか審査・認定までこぎつけることができました。

というわけで、認定心理士となることができたことを1つの節目として、私の心理学についてのバックグラウンドを知っていただいて、ブログの読者の方がこのブログの内容について判断する際の一助になるよう、「詳細プロフィール」というエントリを別途立てることにしました。
ブログ右上の「そらパパプロフィール」からもリンクで飛んでいけるように設定する予定です。

ちょっと手前味噌な感じもしますが(^^:)、記事の内容を吟味するために、こういった情報を必要とされている方もきっといると考えていますので、あえて公開することにしました。

取り急ぎ、ご報告です。
posted by そらパパ at 21:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そらパパさん、こんにちは。某MLでここをご紹介いただいて以来、定期的に拝見していたのですが、ご挨拶しそびれていました。
私も子どもがおりますし、さまざまなことを考えながら読んでいます。「『ママは味方』メソッド」などは、読んでいてとても切なくなりました。
これからも拝見すると思いますが、よろしくお願いします。
Posted by Terpomo at 2006年09月07日 09:56
Terpomoさん、

ご無沙汰してます。MLのほうはほとんど休眠状態ですので、以前ご紹介したことさえ忘れていました。

でも、「ママは味方メソッド」は、切なくなるところではないですよ(笑)。
マニュアルも日本語も以心伝心もまったく通用しない相手と「かかわっていく」のは、見方を変えると非常にクリエイティブで刺激的な営みでもあると思います。

人生は1回しかありませんから、どんな人生もその人にとっては唯一なものですよね。
だとすれば、その「唯一」の人生をいかに「唯一にしてベスト」の人生にしていくかが問われるんだと思っています。

よろしければときどき覗いてやってください。
こちらこそよろしくお願いします。
Posted by そらパパ at 2006年09月07日 19:45
>でも、「ママは味方メソッド」は、
>切なくなるところではないですよ

私はすぐ娘を甘やかして「味方」になろうとする方だから切なく感じた(笑)というところでしょうか。

唯一の人生を生きる相手を総体として受け止めてかかわっていく、ってとても難しいことですね。自分だったら「クリエイティブで刺激的」と思えるようになれるか、自信はありませんが。
Posted by Terpomo at 2006年09月13日 15:09
Terpomoさん、

告白すると、私はもしかすると、娘がこういうことでなければそれほど子育てに関心をもてなかったかもしれません。

娘の障害に気がついて、自分が偶然にも心理学を専攻した経験をもっているということの(ここへ来ての)特別な意味、そして自分が果たすべき役割を改めて痛感したように思います。

普通のお子さんとは「味」が全然違うのかもしれませんが、娘と向かい合って療育をしていくことがかもし出す「味わい」を、それなりに楽しんでいるつもりです。(^^)
Posted by そらパパ at 2006年09月13日 22:53
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