2011年10月17日

自閉症児をもつ家族のためのセカンドハウス(8)

これまであまり前例のない、「自閉症児と家族のためのセカンドハウス選び」というシリーズ記事の、第8回です。



前回より、中古のリゾートマンションを購入・維持するための費用についてまとめています。
前回は購入時の費用でしたから、今回は購入後の費用についてです。

2.購入後にかかる費用

(1) 管理費・修繕積立金、その他固定月額費用
 これは居住用マンションと同じです。ただし、リゾート物件は築後それなりに期間が経過していることと、大浴場やプールなどの共用施設が多いことから管理費が高めに設定されているのが普通です。
 50~80m2程度のマンションで、管理費+修繕積立金の合計額が3万円未満に収まっていれば、リゾート物件としてはまずまず良心的だと言えますし、そういった物件を選んで購入することが大切です。
 また、マンションに引かれているケーブルテレビ代・駐車場代(月極で契約する場合)を自動的に支払わなければならない場合もあります。

 なお、これら月額費用の合計が6万円を超えるような物件もありますが、そういう物件は(仮に売買代金が安くても)一度手にしたが最後、売却することはほとんど不可能に近い「ババ抜きのババ」ですから、絶対に避けましょう
 繰り返します。「維持管理費のバカ高いリゾートマンションには、絶対に手を出してはいけません。

(2) 光熱費
 電気代・ガス代・水道代・下水道代などです。
 現在居住している自宅に加えてもう1件分の光熱費を、基本料金から払うことになるわけですから、ある程度の出費になります。
 一般的にいえば、オール電化物件が一番安く済み、都市ガス物件が続き、プロパンガス物件が一番維持費が高くなると思います。

(3) 固定資産税・都市計画税
 毎年支払う必要があります。原則、課税基準額(評価額)の1.7%程度で、リゾートマンションの場合はだいたい「数万円」のオーダーでしょう。
 ちなみに、中古マンションの場合、不動産取得税のような「セカンドハウス」の場合の減免措置はありません。(新築だとあるようです)

(4) 住民税
 なぜだか分かりませんが、住民登録をしていなくても、マンションを所有しているだけで住民税(市町村民税、都道府県民税)を取られます。(私が買ったエリアだけ?)
 ただ、金額は年間数千円程度なので、他の負担と比べれば特に重いものではないといえるでしょう。

(5) 大規模修繕費用(場合によっては)
 これは居住用マンションでも同じですが、本格的な大規模修繕をするのに修繕積立金が足りないといった事態が発生したとき、修繕費用の追加徴収を求められる可能性があります。

(6) 造作等の修繕費用
 これも居住用マンションと同じで、部屋にあるエアコンや温水洗浄便座、コンロなどが壊れたり故障したりすれば、当然に自分で修理しなければなりません。
 特に、オール電化物件でエコキュートが設置してある場合は、それが壊れたり交換時期がくると、結構な出費になります。


おおよそ以上のようになります。
要は、居住用マンションと同じ維持費(ただし管理費が高め)がかかるわけです。

管理費・修繕積立金・その他月額費用に光熱費を足したものの12か月分プラス固定資産税・都市計画税、というのが、購入後にかかるざっくりした年間コストになります。大雑把にいって、年間で40~60万円といったところでしょうか。

なお、一度リゾートマンションを所有してしまえば、「誰か他の人に売却するまで」これらの支払いから逃れることはできません。
ここが最大のリスクだということは繰り返しご説明しているとおりですので、この点を最大のポイントとして、慎重に検討いただく必要があると思います。



(次回に続きます。)
posted by そらパパ at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 療育一般 | 更新情報をチェックする
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