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自閉症児とその家族のための歯科保健~自閉症児のむし歯予防~
自閉症児をお持ちのご家族のために
自閉症児を医者に連れて行くというのはとても大変なことですが、特に歯科医は、単に検診を受けて薬をもらえばいいというものではなく、物理的に歯の治療を受けなければならず、しかも視覚的に聴覚的にも痛覚的にも(?)強い不快刺激があるという難しさを抱えています。
本ページでは、そういった自閉症児にとっての歯科受診の難しさをふまえ、フッ素による予防に重点を置いたアドバイスがなされています。(フッ素の安全性についても解説があります)
さらに、それでも歯科医に行かなければならない場合にそなえて、治療の内容を事前に説明するための絵カードも用意されています。(線画でちょっと単純化されすぎているのが残念ですが・・)
個人的におすすめなのは、「自閉症と水銀-TBS報道特集を斬る-」という記事です。
これは、さまざまな波紋を呼んだ例のTBSのキレーション報道に関する批判的記事ですが、私がこれまでに見たどのページよりも分かりやすくて詳しい解説が書かれています。
歯医者さんでの治療を説明したカードですが、線画の方が余計な情報(刺激物)がないために分かりやすいというのがあると思います。写真では背景や色が混在して、余計にわかりにくく、理解することが難しい自閉症のお子さんや成人の方がいらっしゃいます。
そらパパさんは線画で単純化されていることを良くない感じで書かれてますが、それはちょっと違和感があり、初めてながらも書かせていただきました。
はじめまして。また、ご指摘ありがとうございます。
確かに、カラー写真より白黒写真、さらにはよりシンプルな線画のほうが分かりやすいという方がいらっしゃることは理解しています。
そういう意味ではことば足らずでした。失礼しました。
ただ、今回の歯医者さんの絵カードについては、多くが「歯」の線画になっています。
自閉症の方に限らず、自分の「歯」に根っこがついていて歯ぐきに「ささっている」のを実際に見たことのある人はいないと思うのですが、今回のイラストはそういう感じの絵になっていますよね。
だから、「シンプル」というより「抽象的だ」という印象を強く受けたのです。
この一連の絵をみて、「自分が歯医者に行って自分の歯の治療を受けるときの絵だ」と分かるお子さんは、そんなにいないのではないかと心配します。(うちの娘を考えると、ほぼ100%理解不可能でしょう)
だから、こういう「歯の治療」みたいなシーンは、歯だけを抽象化してイラストにするのではなくて、「歯の治療の場面」の全体像(そして当然、治療を受けている本人もその中に写っている)をイラストにしたほうがいいんじゃないかな、と思いました。
そういったことも含めて「単純化されすぎている」という感想を書かせていただきました。