2006年06月23日

バスチェアからの解放

以前から何度かコメントなどで触れていた、我が家で進行中だったABA的取り組みの1つが、ようやく成功したので書いてみたいと思います。

我が家では、とんでもなく長く活用されている「赤ちゃんグッズ」がいくつかあるのですが、その中でも「活用度」が横綱・大関級だったものの1つがこちらです。

赤ちゃんのお風呂タイムをサポートスヌーピーバスチェア
バスチェア
リッチェル
流通価格:3,500~4,000円(Amazonのリンクはこちら

お風呂で使うバスチェアです。(我が家のはスヌーピーではありませんが、同じ型のものです)

今振り返って、0歳児の頃から確実に「あった」と言える娘の異常な徴候の1つは、座らせるとすぐに頭を後ろ(背もたれ)に打ち付けて泣く、という行動でした。
この行動があるために、背もたれのないいすや、頭を固定できないだっこひもなどはまったく使えませんでしたし、背もたれがあるいすの場合も、頭が当たる部分にタオルなどを何重にも敷いておく必要がありました。

この問題のために、娘を入浴させるのもなかなか大変だったわけですが、このバスチェアは比較的背もたれが高く、しかも背もたれに角がない造形で、背もたれにタオルをひっかけるだけでうまく座らせることができました。

また、比較的ゆとりのある作りになっていたおかげで、娘が成長して体格が大きくなった後も、おなかや太ももが圧迫されることもなくずっと使いつづけることができました。(最近は「折りたためるバスチェア」が人気のようですが、サイズがかなり小ぶりなため、成長した娘には使えませんでした。)

その一方で困ったこともありました。
それは、娘がこのバスチェア以外だと風呂に入るのを嫌がる、ということでした。

おかげで、実家に帰るときのみならず、旅行に行く際も、必ず家族風呂のあるホテルを探し、このバスチェアを旅先まで持っていって、家族風呂で入浴させる、ということが必要でした。(先日の旅行でもそうしました。)
そのために、風呂で普段使っているバスチェア以外に、「外出用」に同じバスチェアをもう1台買う羽目にもなりました。

大浴場以外に家族風呂があるホテルは多くなくて選択の幅が著しく狭くなるし、そろそろ娘の体がつかえてきた(もともとこのバスチェアは2歳児まで用なのに、娘はもうすぐ4歳で、しかも体格も大きめ)ので、そろそろこのバスチェアを卒業させようと、2、3か月前から行動を開始しました

やり方は簡単です。
最初は、今までと同じようにバスチェアに座らせて頭や体を洗い、最後の10秒くらいだけ、セーフティバーを外した状態で体を洗うようにします。
そして、徐々にセーフティバーを外す時間を(後ろから)延ばしていき、やがてセーフティバーがない状態でずっと座っていられるように持っていきます。

次に、風呂に子ども用のお風呂いすを置き、まずは新しいいすに(見るだけで)慣れさせます。

パピー子供風呂イス
↑こんな感じの子供用の風呂イスです。

さらに、バスチェアであらかた体を洗い終わったあと、最後の10秒くらいだけ、新しいお風呂いすに座り直させて体を洗うようにします。そして、新しいお風呂いすに座る時間を、少しずつ延ばしていきます。

実は、セーフティバーを外すのに2か月くらいかかったので、お風呂いすに移行するのも同じくらいかかるかな?と思っていたのですが、お風呂いすを使い出して数日後、自分からバスチェアではなくお風呂いすに座るという行動が出て、そのままお風呂いすにずっと座るという行動が定着しました。

お風呂いすに座っている娘は、親が体を洗い終わって、自分の体も洗い終わるまでの間、おもちゃで遊びながら基本的におとなしく座っています。退屈するのか、時々立ち上がってしまいますが、声をかけるとまた座ります。

これで、ようやくバスチェアから解放されたわけです。今回も、何とかうまくABAを活用して、娘に思ったような行動変容を起こすことができました。

せっかくなので、うまくいったごほうびも兼ねて、温泉にでも行きたいですね。(^^)
posted by そらパパ at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 娘の話 | 更新情報をチェックする
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