特に古本屋に行くと、面白そうな新書や単行本が圧倒的な安値で売っているので、ついつい買い込んでしまいます。
もちろん毎日空いた時間を最大限使って読んでいるのですが、ここ最近は完全に読むスピードより買うスピードの方が追い越してしまっているので、未読の本の山が恐ろしいことになっています。(^^;)
この本の山は、実は奥に向かって、単行本は2層、新書は3層分の地層ならぬ「本層」を形成しています(笑)。
多少汚れているのは古本屋で買ったものです。全体の2/3くらいは古本でしょう。
必ずしも自閉症とか心の哲学に縛られず、多少でも関係ありそうなものや、視野を広げられそうなものは(特に古本については)読むつもりで買い集めています。
また、「正しくないんじゃないか」と思っている考え方についても、そのジャンルの本を最低1冊は読んで、中身を理解してから批判するように心がけています。
そして、さらにこれだけでは収まらないので、別の場所にも。
右側にある杉山先生他の「行動分析学入門」は、かなりマニアックな本であるにも関わらず、一般の古本屋で半額で買えたラッキーな1冊です。
こちらは奥に向かって2層分重なっているうえ、大型本が多いので読みきるのに相当骨が折れそうです。(ニューヨークで買ってきた英文の本も、見えている層の後ろに積みあがっています)
一部、読み終わったけれどももう一度読むつもりでいる本もあります。
ちなみに、読み終わって整理した後の、「自閉症と周辺領域の本」の本棚がこちら。
こちらは、すでにブックレビューを行なった本がたくさん並んでいますね。
まだレビューを書いていなくて、これから書くつもりの本もかなりあります。
お買い得だった古本ということでいうと、右の「応用行動分析学入門」は、定価3,780円もする専門書ですが、なんと105円の処分品の棚にありました。(こういうことがあるので古本屋通いもやめられません。)
そんなわけで、読む本には困っていないのですが、本をしまう場所には非常に困っている状態です。スペースを確保するためには、読んだ本の2/3くらいは古本屋行きにしないといけませんね。
(もし優先的にレビューしてほしい、という本がありましたら、コメントしていただければぜひとも検討したいと思います。)
つい先日のコメントで書いたとおり、わたしもS-S法の本は買ったばかり(この本自体もけっこう出たばかりのようですね)ですので、まだお答えできるほど勉強していませんが、S-S法というのは「記号形式-指示内容関係(Sign-Significate relations)」の略ということで、日本独自、かつ、言語聴覚士の世界を中心に開発されたコミュニケーション療育法のようです。
他の有名な療育法との関係でいうと、TEACCHに多少近いようですね。
ざっと目をとおした限りでは、ことばの療育本の中では非常に具体的な方法が明記されていて評価できそうです。
ただし、自閉症児の困難はことばだけではありませんから、その他の療育法も組み合わせて、バランスよく療育を進めていくことも大切だと思います。
確かに息子は言葉がでないので、ついつい言葉をだすこと中心に考えてしまいます。もっと勉強し、そしてもっと子供を見て療育を進めていきたいと思います。また、分からないことがあればお教えください。
「S-S法」、レビューを書きました。
よろしければ、ご覧ください。
ことばがある程度発達しているお子さんには向きませんが、なかなかいい本だと思いました。