2006年05月04日

久しぶりに療育に参加しました。

3日前のことになりますが、ゴールデンウィークの中日に有給休暇を取ったところ、ちょうど、午前は療育、午後は養護学校の未就学児向けの開放日があったので、両方に妻と一緒に参加してきました。

療育のほうは、前回参加したのはいつだったか忘れてしまいましたが、そのときに比べると、大人との「やり取り」に関する自主的な動きがずいぶん増えたことを実感しました。

とは言っても、「分離」の時間がずいぶん長くなっていて、2時間の療育のうち様子が見られたのは30分くらいでしたが、その間、いすを自分で運んで座ったり、先生との「かけあい遊び」を、隣の子どもから順番に回ってくるのを待ちながら、自分の番が回ってきたらちゃんと対応する、といった行動がありました。(名前を呼ばれて返事する、というのは、まだまだ「できている」とは言いがたいですが・・・)
また、妻のブログにもありましたが鯉のぼりのシール貼りを、うまくいかなくてかんしゃくを起こしながらも椅子から離れずに終わらせたりと、全体として、大人がやって欲しいと思うことに対して、(不十分ながらも)ちゃんと応えて行動する、ということがとても多くなったと感じました。

前回参加したときは、いろいろな行動も、まだまだ親が無理やりやらせてる(100%プロンプト)といった印象が強かったのですが、今回は、うーーん、そうですね・・・、1/4くらいは自主的に行動している(3/4はまだプロンプト)と言っていいんじゃないかと思います。
今後の課題は、もっともっと親のプロンプトを減らして、娘が周囲の指示や状況を判断して自主的に行動する割合を高めていくことだと思いました。

それから、午後の養護学校の開放日です。

こちらは、年齢もばらばら、障害の内容も(恐らく)ばらばらの子どもたち、10人程度が集まっていました。
私たちがここに参加する目的は、将来、こちらの養護学校にお世話になる可能性があるため「見学」したいということ、それと、ここに限らず、いろいろな集団の中に娘を放り込んでみることで、現時点での社会適応力(というほどのものではありませんが)がどの程度あるのかを比較検討するためです。

時間は1時間程度で、前半30分は自由な遊び時間、後半はいわゆる「お集まり」でした。
娘は、ここではかなり緊張していたようです。
一見、パニックなども起こさず普通に遊んでいるように見えましたが、1つの遊具やおもちゃに集中できず、少し遊んではすぐに走り回っていましたし、「お集まり」での歌の中でくすぐられるシーンがあったのですが、普段なら大笑いするようなくすぐり方をしても、そのときはまったく笑いませんでしたので・・・。

恐らく、今回くらいの状況が、いまの娘がギリギリ受け入れられる社会的環境なのではないかと思います。
ここで、人数が倍の20人くらいになったり、相手が障害児ではなく(もっとある意味で刺激の強い)健常児だったら、限界を超えてパニックするかもな・・・と思いました。

さて、この「開放日」では、実は私は緊張しておとなしかった娘よりもむしろ、別の子どもに関心を持って見ていました
というのも、今回来ていた中で、2人ほど、「お集まり」の間も片時もじっとしていられず、片付けた遊具で勝手に遊んだり、「お集まり」を妨害したりといった「問題行動」を起こす子どもがいたからです。

私は、娘の場合でもそうですが、問題行動を見ると、すぐにABA的な目で観察してしまいます。(問題行動といえばABAですからね!)
そして、今回も、典型的な1つのパターンをそこに「見て」しまいました。

そういった問題行動を起こす子どもも、よくよく見ていると、問題行動を起こさずじっとしている時間があります。
ところが、そういった「望ましい行動」をしている時間は、親御さんはほっとしてしまって何も子どもに構ってあげず、逆にお集まりの妨害などの問題行動を始めると、あわてて駆け寄って「じゃあこれで遊ぼう」と、遊んだり構ったりしているのです。

さらに、遊んではいけないおもちゃで遊ぶ、といった問題行動の場合を見ると、最初、軽くおもちゃに手を出すぐらいのときは注意してやめさせようとするのに、それに反抗して暴れ出すとあきらめて遊ばせてしまう、といった対応も見られました。

この2つは、ABA的にみると、問題行動を増やして定着させ、さらにはより激しいものへと進行させてしまう、典型的な、「ごほうび(強化子)」の不適切な与え方だといえます。

もちろん、その子どもと親御さんは私が分からないいろいろな事情や困難を抱えているのだと思いますし、私が推測したことが正しいかどうかもまったく分かりませんから、ここで書いているのは一般論だということをお断りしなければなりませんが、自分たちの療育に対するある種の「反面教師」として、そんな風に考えながら見ていました。

・・・うーん、こういうことを書いてると、「毎日の子育ては理屈じゃやっていけないんだよ」と、一番近いところから反撃が来るだろうな(笑)。もちろんそれも、よく分かっているつもりではあります。
posted by そらパパ at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 娘の話 | 更新情報をチェックする
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