我が家では結婚後、私のPCは自作のデスクトップ、妻のPCは市販のノートPCという体制にしていたのですが、ノートPCは手ごろな価格のものは性能が低く、納得できる性能のものはデスクトップと比較して相当割高になる、ということから、去年からは妻のPCも自作デスクトップに切り替えました。
で、1台めに採用したのがAtom330を採用したベアボーンキットでした。これは非常に安定していて、処理速度が遅いのと映像出力がアナログVGAしかないことを除けばいいマシンでした。
現在、同じ系統のベアボーンの後継機が登場しています。
ただ、安定はしているものの処理速度が気になってきたということで、今度は同じAtomでもIONの入ったものにしよう、ということで、2台めとして、こちらのマザーボードを使ったキューブPCを自作しました。
ところが、こちらのPCは夏場に熱問題(IONのチップセットが80度を超えてしまう)が発生してケースファンを追加したり、CDのリッピングを何枚か続けると暴走したりととにかく不安定で、結局、数か月使ったところで、PCが起動しなくなってしまうという深刻な状態になってしまいました。
そこで、安定性を求めると性能が不足してしまい、性能を求めると熱問題が発生したり不安定になりがち、というジレンマを解決するため、それまで「邪魔にならない」ためにこだわっていたコンパクトなMini-ITXサイズを諦めて、1サイズ大きなMicro-ATXのサイズでPCを組みなおすことに決めました。
Micro-ATXなら私のPCと同じ規格なので余り物のパーツが多数流用でき、最小限の追加コストでかなり高性能のマシンが組めるのも魅力でした。
で、できあがった構成は以下のとおりです。
↑現在稼動中の、妻用の自作PC(サイドパネルを開けた状態)です。
ケース:AOpen TM-373 BLACK
ケースファン:サイズ 光る鎌風の風(ブルー)9cm SY9225SL12VBL
電源:恵安 "静か" KT-420BKV SLI 420W
マザーボード:GIGABYTE GA-G33M-DS2R
CPU:Intel Core2 Duo E6750(2.66GHz、Dual Core)
メモリ:UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800(2GB×2)
ビデオカード:ELSA GLADIAC GT240SP(GeForce GT240 GDDR5 512MB)
HDD:WesternDigital WD5000AAKS 500GB
光学ドライブ:BUFFALO DVSM-X22FB-BK(DVDマルチ)
OS:Microsoft Windows Vista Home Premium 32bit
分かる方には分かると思いますが、非常に保守的、堅実な安定志向のチョイスになっています。
私の1つ前のマシンからの流用が多いのですが、その1つ前のマシンが、私にとって久しぶりのIntel CPUのマシンだったので保守的にパーツを選定したというのが主な理由です。
ともあれ、この組み合わせで構成した3台目のマシン、さすがに安定して稼動しています。もちろん速度的にも申し分ありません。
スリープ復帰時にVGA信号をロストしてしまうらしく、警告ブザーが鳴りますが動作上問題がないのでそのまま使ってもらっています。
ブルーLED付きのケースファンにしたので、起動中はケース内部が青く光っているのがケースの吸気口から見えてビジュアル的にも映えます。
今回のマシンは故障せずに長く動いて欲しいものです。懸案材料は娘がケースごとひっくり返すリスクでしょうか(笑)。
読みましたが、私には自作は到底むりそうです。(笑い)
さすがそらパパさんはすごいですね。
今ならどんな部品えらびをされるか、一寸興味が有ります。
BTOで頼む部品選びに、ググりまくって
ます。
コメントありがとうございます。
これはまた懐かしい記事ですね(笑)。
PCの自作ですが、そんなに難しくはありませんよ。
まあ、最初はBTOで1台作って、そこから中身を換えていくほうが、最初はいいかもしれません。
ただ、いまはもうかなり前に作ったPCをずっと使っていて、最近のパーツには手を出していないので、最新のパーツ事情には疎いですね。
また、新しいPCを作るときになれば、急いで最新情報を吸収して、そのうえで価格がこなれた中堅のパーツを使ってPCを組むことになると思います。