先日、妻に「iPod Touch」をプレゼントしました。
妻は最近Twitterに参加して毎日楽しんでいるのですが、娘がいるときにPCを操作していると、娘が嫌がって邪魔をする(PCに嫉妬している?笑)ので、PCを使わずに自宅でTwitterを楽しめる端末が必要でした。(携帯を使っているとすぐにパケット代がダブル定額の上限にまで上がってしまうので)
で、中国製の安価なAndroid端末やNintendo DSブラウザ、ネットブックなどいろいろ検討してみたのですが、どれも期待に応えるものではなく、結局、iPod Touchが一番よさそうだ、ということになりました。
一番安い8GBのものだと、ハードウェアの世代は古いものの、2万円以下で購入できることも分かりました。
iPod Touch 8GB
そして、それとは別に、気がついてみると、妻のブログは5周年、毎日の「課題の時間」も6年以上、毎日の行動記録も排泄記録もブログで紹介した頃から現在も続いていて、さらには去年からの万歩計での運動管理もABAダイエットも続いていて、エントリで紹介した時点よりさらに成果が上がっています。
率直にいって、妻のこの「一度始めたことをちゃんと続ける力」は素晴らしいと感嘆しています。
先日、私が読み終わったマンガ版「続ける技術」を妻も読んでいましたが、個人的には「その本は読む必要ないのでは?」と思ってました(笑)。
(一方で、続いていることのほとんどすべてがABAに関連するものであるという点も、別の意味で注目すべきポイントかもしれません。)
ともあれ、この妻がいろいろなことを「長く続けていること」をお祝いしよう、ということで、妻とも話し合って、何かいいプレゼントを探している最中でもありました。
で、ちょうどいいタイミングでちょうどいいガジェットが見つかった、ということで、このiPod Touchを妻にプレゼントすることになったというわけです。
それに合わせて、自宅の無線LAN環境もこちらを買って整備しました。
LAN-W150N/AP
11g/b準拠 無線アクセスポイント
ロジテック
こちらはアクセスポイントなので、ルーターに接続するだけで自宅のネット環境に無線(Wifi)を追加することができます。
(なお、出荷時の設定ではセキュリティなしになっているので、暗号化の設定を行なうことが強く推奨されます。)
iPod Touchが到着し、Wifiの設定もうまくいって、妻は自宅で娘の妨害も携帯のパケット代も気にすることなくTwitterを楽しんでいます。
(思いのほかiPod Touchが気に入ったので、もっと容量の多い新しいバージョンを買えばよかったと言っていますが)
ともあれ、当初狙っていたとおりの環境を構築することができたので、いい買い物だったと思っています。
ところで、買い物といえば、現在、3冊の本を並行して読んでいます。
子どもが発達障害?と思ったら ペアレンティングの秘訣
著:服巻 智子
NHK出版
論理病をなおす!―処方箋としての詭弁
著:香西 秀信
ちくま新書
10歳からの論理パズル 「迷いの森」のパズル魔王に挑戦!
著:小野田 博一
講談社ブルーバックス
1冊めは、発達障害支援で著名な服巻智子氏による、子どもが発達障害かも?と感じて以降のペアレンティング(子育て、親としての行動の仕方、気の持ち方など)を解説した平易な入門書です。発達障害の子どもを持つ親御さんへの支援(ペアレンティング)について、親御さん自身を想定読者として書かれた平易な本というのはちょっと面白いなと思ったので購入してみました。
対象読者を、あえて「知的障害のない発達障害(の親御さん)」に限定しようとする記述が繰り返し登場したり、「男脳・女脳」などのちょっと首をかしげたくなる解説があったりする点が若干気になりますが、親御さんが最初に読む本の1つとして、参考になる情報や考えかたがたくさん書かれている良書だという印象です。
2冊め、3冊めは論理学に関係のある新書です。
「論理病をなおす」は、詭弁のなかでも、私が関心をもっている「わら人形論法」についてわざわざ1章を割いて詳細に解説されていることに興味をもって購入しました。また、「10歳からの論理パズル」のほうは、論理パズル(いわゆるウソつき村とかの系統)の第一人者である小野田氏が、「ふしぎの国のアリス」を髣髴とさせるジュブナイル小説仕立ての本を出されていたので興味を持っての購入です。
(論理学系の本は、ついついたくさん買ってしまうので困ったものです(笑))
これらの本のいくつかについては、近日中にレビュー記事を書ければいいなと思っています。
気になっている理由はコミュニケーションエイドソフトです。
DS用は本体は持っているけど、DS用のコミュニケーションエイドソフトは1種類で高価で二の足を踏んでいます。
iPodTouchはソフトは数千円で数種類あるのですが本体を持っていないので。
こればっかりは、本人との相性があるので、他の人がつかってよかったからつかえるとは限らないので、迷うところです。
中程度の知的障害をともなう自閉症と診断された4歳になる男の子の母です。
実際に使っているiPodTouchのAACについて報告です。
1)Voice4U
http://voice4uaac.com/jp/
音声付の単語カードをたくさん集めてあるものと思っていただければよいと思います。PECSのように複数枚並べてつなげることはできませんが、単語数はかなりあります。
2)Droptalk
http://itunes.apple.com/jp/app/id373051396?mt=8
こちらは、PECSのように単語を並べて「話させる」ことができます。動詞が結構あるので、語彙の幅を広げるのには有効です。
ただ、我が家の自閉症児たちは、DSあのねも持っていますが、これらのデジタルAACを積極的に自身のコミュニケーションに使うことはありません。むしろ、自分のボキャブラリィの確認として、自学自習ツールとして、おもちゃとして、ひたすら集中して遊んでいます。それはそれで良いのかな?とも思います。小学3年の二男が、そのうちコミュニケーションに使い始めれば、小学1年の三男も真似して使い始めるかもしれません。
取り急ぎご報告まで。
コメントありがとうございます。
App Storeで買えるAACツール、確かにいくつかありますね。我が家でも興味をもっています。
ただ、娘の場合、まだデジタルデバイスを扱える段階ではない(すぐに落としたり投げたりして壊してしまいそう)ので、当面は絵カードなどのもっとアナログなものを活用して、もしこれらを使うなら親から子どもへの情報伝達ツールとして使えればいいな、と考えています。
ちなみに、iPod Touchの一番安いのなら、アップルストアで中古品を買えば15000円くらいから買えますし、それでもDSよりははるかに高性能なので、試してみる価値はあるんじゃないかと思います。(最悪、親の音楽プレイヤー&ゲーム機にしてしまっても納得できるぎりぎりの値段だと思います)
ちなみに、JKLpapaさんからは、コメントを書き込んだときにエラーが出ることがある、というご報告をいただいていましたが、
・コメントが長すぎる場合
・何かしらのNGワード(ポルノ系など)が偶然混入している場合
などに、エラーになってしまう場合があります。
それ以外でも、Seesaaのサーバー側の不調でコメントが書けないときもたまにあるようです。
Voice4UとDroptalkどちらも購入してみました。どちらも一長一短だなと感じました。
親としては写真カードの追加機能などの点でVoice4Uののほうが便利でしたが、知的障害の重いうちの子にはキャンバス方式Droptalkのほうが直感的に使えるだろうなという印象でした。
(Droptalkも写真カードを追加で作れるのですが、やり方が悪いのか用意した写真が悪いのか、正方形のカードに合わせて写真の両端が切れてしまって上手くいかなかったです)
どっちも今後のバージョンアップに期待って感じです。
我が家では、絵カード用に撮りためた写真をVoice4Uに入れて、物の名前を覚える玩具のような使い方をしてます。
タッチすると音声(私の声)が流れるので興味を引くようです。
その他、幼児向けのサウンドタッチというアプリが似たような内容で、動物や乗り物の写真をタッチすると鳴き声やサイレンなどが流れて喜んでましたよ。(これは写真の追加はできませんが)
万華鏡や金魚など視覚刺激的な暇つぶしアプリも入れて、お出かけ時のごまかしに使ってます。
行き先や指示を出す時は、やっぱり普通の絵カードを見せるほうが手っとり早いので、iPodTouchの出番はなしですw
ひとつ忘れていました、iPodTouch・iPhone用のTimeTimerがあります。600円!これは、非常に助かっています。 以上
コメントありがとうございます。
タイムタイマーは、実物がかさばるので、iPod Touchなどに入っていると確かに便利かもしれませんね。
一方で、絵カードについては、使い方にもよりますが、アナログカードの使い勝手が非常にいい(完成度の高いツールになっている)ので、そちらを使うシーンは確実に残るでしょうね。
我が家も、使えそうなソフトがあったら少しずつ試していってみようと思っています。