これは、本の中身の全文検索というすごい機能です。
まだ一部の本しかできませんが、これが普及してくれば、関心のあるキーワードの入った本を、タイトルに関係なく検索することができるようになり、自分が本当に探している本に出会える確率がぐっと上がってくることでしょう。
ちなみに、この全文検索機能は本のマーケティングを根本的に変える可能性を持っています。
当ブログの趣旨に合わないので詳細には触れませんが、下記の本を読むとその真髄に触れることができます。(自閉症とは関係ありませんが、とても面白い本です)
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
著:梅田 望夫
ちくま新書
さて、そんなわけで、ある期待を持ってこの「なか見!検索」で「自閉症」というキーワードを検索してみました。
自閉症という言葉ほど、世間一般で誤解されているものはありません。
ですから、きっと自閉症にあまり関係のない領域の本ではメチャクチャに誤用されているのではないか、そういう記述を集めてみよう、と考えたのです。
案の定、トンデモ本がたくさん集まりました。
読む価値のない本ばかりですので、リンクは張りません。息抜きとして考えるか、改めてため息をつくか、それはお任せします。
テレビを見せると次のような害があります。(中略)④子どもの発達をおかしくします。ひどい時には自閉症になります。
七田 眞(七田式教育法主宰)「子どもの知力を伸ばす300の知恵」より
糖分の摂り過ぎが障害児を生む、という怖い指摘もあります。母親の糖尿病の急増傾向と子どもの自閉症、情緒障害が一致するというのです。
七田 眞「赤ちゃんの未来がひらける新しい胎教―胎児から子育てははじまっている」より
他のウェブページなどでも指摘されていますが、この人は、自閉症に対する誤解をばらまいているという意味では間違いなくA級戦犯ですね。
この人の子育て本のほとんどに、自閉症に関する記述が、間違った形で入っているといってもいいくらいです。
母親から一方的にガミガミ言われ、自分の言葉が少しも受け入れてもらえなかったことが原因で、自閉症になる子もいます。
山崎 房一(教育家)「強い子・伸びる子の育て方―ガミガミいわないで、お母さん!」より
この人も教育の「専門家」のようですね・・・。
テレビに子どもの”お守り”をさせているような家庭に、自閉症の子が多いというデータもあるそうです。
井深 大(ソニー創業者)「0歳からの母親作戦」より
天下のソニー創業者ですが、一連の早期教育本に関してはどうなんでしょうか。
人は、追いつめられると、自分の土俵に立て籠もります。自閉症になります。自閉という病気に二種類あって、一つは弱いところにぶつかっていく。例えば、家庭内暴力ですね。もうひとつは、動かなくなります。どっちともつらいですよ。家庭内暴力というのは、ほとんどの場合、自閉症から出てくるんです。
鷲田 小彌太(哲学者)「説得力を高める思考術 議論に負けないための「知」の鍛え方」より
本のタイトルが笑えます。
自分がよく知らないことはしゃべり過ぎないというのも「議論に負けないための『知』」だと思うのですが。
私は素人だけれど、鬱病や、自閉症や、ノイローゼや、そういったものの療法には、空腹にさらすということが、意外と効果的なのではないだろうか。
曽野 綾子(作家)「運命をたのしむ―幸福の鍵478」より
これが「幸福の鍵」なんだそうです。
一九四二年にウィーンで概念が明確化されたアスペルガー症候群―最近何かと話題になる―に、小泉氏の症例は関係があるといい、東大の栗田広氏の論文を持ち出した。
西尾 幹二(新しい歴史教科書をつくる会名誉会長)「狂気の首相で日本は大丈夫か」より
小泉首相がアスペルガー症候群だという説は初めて聞きましたが、本のタイトルとあわせて読むと暗い気持ちになりますね。
最後に-「なか見!検索」をたくさんやると、Amazonチェックにひっかかって本の中身を見ることができなくなります。この作業をやっていて、私はひっかかってしまいました(笑)。
小泉さんのアスペは聞いてましたよ~
なんでもありで自閉本を出せるなら、私も
出したい・・・印税いっぱいもらいたいです。
ははは・・・不謹慎ですいませんです~
過去にTVを真剣に見せないようにしたり
レシチンを飲ませたことのある母には
このようなことをきちんと言ってくれるところが
もっと、増えてくれるといいなと、思います。
昔、我が家に、布団を売りに来たおじさんは、
堂々と、「布団が悪いと、背骨がS字に曲がったり、自閉症になります。」と、言い切りました。これは、流石に私も信じませんでしたが。あの布団セールスは、一度でも成功したんだろうか、あの台詞で、と、今、思い出しました。
(蛇足…A Picture's Worth,少しずつ、読んでいます、あきらめずに。遠い道のりですが。)
今回のトンデモ本は、これでも一応ある程度名のとおった人が書いたものだけに限定したのですが、そうでないものも入れると本当にメチャクチャです。
「テレビを見せない」系のトンデモ本としては、最近では「ゲーム脳の恐怖」が典型的なトンデモ本です。
まあこういうのは、要は「年配世代が苦々しく思うことをそれらしい理由をつけて否定する」というエセ科学なんですよね。
あと、「A Picture's Worth」ですが、ぜひ頑張ってください。
私もいろいろな自閉症本を読みましたが、もしかするとこの本が、私が読んだ全ての自閉症本の中で、最も意義深いことが書いてある本かもしれないと、最近感じているくらいですので。
意外と最近の若い世代の方は、自閉症を題材にしたドラマなんかを見ているので、かえって誤解が少ないんじゃないかな?と思ったりします。
もしかすると、一番自閉症の理解から遠いのは、むしろ「誤った」やり方にこだわってきた一部の「専門家」のほうなのかもしれません。
発達障害支援法や障害者自立支援法が施行された現代、今後は発達障害の療育は、専門家からありがたくいただくものではなく、親や子どもの側から厳しい目で選択されるサービスに変わってきます。誤った理論に基づく療育が、そのような健全な競争の結果として消えていくことを強く期待しています。
然り!!・・・です。そして、私は今もそれで苦しめられています。
はじめまして。フランスで12歳の男の子を育てています。3歳頃から自閉症と言われ、その母親として専門家達からは、非難・侮辱されてきました。
フランスでは、母親と自閉症児を引き離すことを、治療といって勧めてきたくらいで、最近やっと機能的障害であることが、公表されたところです。
これで理解してもらえるかと思っていましたが、先日の通所施設の児童精神科医との面談では、最近の我が子に頻繁に起こるパニックを私のせいにされ、入院と薬物治療を勧められました。
心理的理由からの精神病であるようなことを言われたので、「最近の自閉症の研究結果を知っているか・・・機能的障害なのだから、ヘルプしてあげて、パニックをおこさない様に・・・etc」と訴えると
「彼は、自閉症ではないわ、そういう症状になっているけど、それは内面の苦しみが・・・云々、それを薬で楽にしてあげないと・・・等々、第一、彼は閉ざしてないし~・・・」
は~、と空いた口が塞がらない私・・・
この人、自閉症って知ってるの~て感じ。
でも驚いてばかりもいられない。なにしろ、この人が我が子の将来を決めるのですから。早速反撃にでて、「それなら、自閉症専門で有名な++病院へ検査にいく!」というと、「あ、あそこに行ったら自閉症って言われるでしょうね。私は**病院を薦めるわ、あの病院とは一緒に研究していて心理的な原因によるものとしての治療を進めて・・・云々」
はは~、誰かが科学的な研究結果で成功すれば、自分達はあくまで違う方向にと、うちの子を自閉症ではなく、精神分裂症にでもしたいのでしょう。精神科の仕事探しも良いけれど、療育っていうのも、やってよね~!
「PR君の脳の中がどうなっているか見えないし、自閉症の研究結果のそれと同じとは言えないでしょう・・」と、言ってきました。
もう、日本に帰ろうと思ってます。
この専門家たちの脳の中身を変えるなんてできませんから・・・。
ところで、PR君がパニックしたのは大きな奥歯が出始めていて、痛かったのと、便秘もしていて、給食を食べたくなかったからのようです。
その夜初めて、「歯 痛い!」と言ってくれました。
「PR君の脳の中がどうなっているか見えないし、自閉症の研究結果のそれと同じとは言えないでしょう・・・」と言ったのは、児童精神科医のほうで~す。
そらパパさんのおっしゃるように、日本の自閉症障害者への未来が明るくなるよう願っています。
私達は、健常者の親達以上、とってもがんばっているのですから。
また、いろいろ教えてください。
そらパパさん、すいません、いてもたってもいられず、ペンを取りました。精神分析的な教育を受けてきた臨床心理士の者です。
フランスの精神保健とくに児童精神保健分野はかなり特殊な状況にあります。
というのは、ベテルハイムの自閉症の養育因説・心理的要因説が、不幸なことにもっとも普及してしまったのはフランスなのです。その辺の事情は『自閉症児と生きる』紀伊國屋書店刊にも説明されています。また、フランスは、精神分析的な考え方が非常に精神医学に入り込んでしまって、まだ力を保っているという特殊な状況もまたあります。
maman de PRさんにおかれましては、過去の養育や内面性など心因を特に偏重して重視している医師や専門家の意見については、慎重に判断して聞き、鵜呑みにされないことがよいと思います。
私自身は、精神分析的立場にたつ心理士ですが、他の情緒的問題はともかくとして、発達障害やその問題に関連して起こる問題行動への対応については、心因や内面重視は、効果が乏しいか、むしろ逆効果になる恐れが強いと考えています。
とにかく、専門家といってもさまざまな方がいます。ユーザーは、きちんとそうした専門家の意見を聞き分けて利用する必要があると思います。
思いがけず、フランスの事情をご存知の方からお話頂き、嬉しく思いました。
これまでの9年間における、疑問・苦悩(苦労ではありません)・迷いに句点を打つことができました。有難うございます。
また、そらパパさんのブログにも出会い、その論理的・明快さにすっきりして、「さすが日本じ~ん!」と感激しています。
ところで、よけいかもしれませんが、その心理分析的な考えの一例を 一席。
PR君が4歳の時、小児病院において、有名な児童脳精神科医の指導の下に、3週間の観察期間の為、通院しました(実際観察していたのは、インターンでしたが)。
期間が明け、その大先生の診断を頂く面談の時に、真剣な面持ちの二人の医者を前にして不安を覚えたのか、PR君が帰りたがり、泣き始め、私におんぶをせがみました。いつもおんぶであやしていましたから。
それを見て二人の医師は「いぃったい、彼は何をしているんだ~?」と ささやき始め、そして 大先生がインターンに答えます。
「あれは、前抱っこではなくて、背中に回れば、母親の顔を見なくて済むからだよ・・・」
この大先生は、パリ・その近郊で力を持つ、もっとも有名な児童精神科医で、テレビのニュースでもダイレクトで質問されるほどの御方ですが、日本の、おんぶによる心理療法は、ご存知なかったようです。
コメントありがとうございます。
フランスが良くないのか、日本がいいのか、私には国際比較をするだけの情報量はありませんが、結局、自分の子どもを伸ばしていくためには、自分が努力するしかないんだ、と思ってこれまでやってきました。
幸い、周囲の療育環境にも比較的恵まれていると感じますが、それは結果的に後からついてきたものだ、と個人的には思っていて、あくまでも出発点は、「自分自身が目的意識を持って行動すること」にあると思っています。
(それにしても、ネット等でこれだけの情報に触れたあとで、「専門家」から、精神分析的な「解釈」を聞かされたら面食らうでしょうね。でも、実は私自身も、そういう立場をとる「専門家」に当たったケースもあって、そういう場合はその場はニコニコしながら、面接が終わったらすぐに妻に対して「ダメ。論外。」といって二度と行かなかったりします。(笑))
また、フランスの自閉症療育の実態について、こうちゃんさんからコメントをいただきましたが、こうちゃんさんは信頼のおける方ですので、指摘されていることは事実なんだろうと思います。
こうちゃんさん、
詳細な情報をありがとうございました。
やはり各国で「お国柄」というのはあるものなのですね。
日本の「お国柄」がどんなものかはよくわかりませんが、こと自閉症療育に関しては、比較的「権威」というものの悪い影響が少ないように思います。
いいものが現れれば、それが古い「権威」を否定するものであっても、比較的速やかに取り入れられていくように感じています。(もちろん、そうでないケースもありますが・・・)
先週、児童相談所の発達検査で息子(3歳半)が自閉症と診断されました。
薄々「もしかして?・・・」と思う一方で、「でも目は合うし、大人の言うことは理解しているみたいだし・・・」という親の欲目の狭間で揺れ動いた半年間でしたが、いざとなるとそれなりに動揺し、情報を探しまくった中でこちらに行き当たりました。完全に読みきったわけではありませんが、膨大な情報を整理し、前向きに取り組まれているお姿に深く敬意を表します。また、今後ともよろしくお願い致します。
今にして思うと、テレビもそうですが親の携帯電話(の音や点滅)にものすごく執着していたことが思い出されます。ただ、これは自閉症という障害の結果としてテレビや携帯電話に執着していたのであって、テレビや携帯電話を見ていたことが原因となって自閉症になったのではあるまい、というのが私の思いです。
トンデモ情報に惑わされることなく、子どもの将来を少しでも広げていけるよう頑張りたいと思います。
自閉症の勉強に当ブログを活用していただけると嬉しく思います。
ただ、このページは素人である私が運営しているものですし、「情報を整理」というよりは、情報を私なりに「再構成」して私なりに「意味づけ」しているものです。
ですので、ここだけではなくより多くの情報に触れて、幅広く知識を深められることをおすすめします。
ちなみに、最後の部分ですが、テレビや携帯電話を見て自閉症になることはないと断言していいと思います。はじめさん自身が書かれているとおり、自閉症だったからこそそういった行動が目立ったのだと思います。
これからもよろしくお願いします。
レスありがとうございます。
「素人」と謙遜されておられますが、この一週間の付け焼刃な知識修得の中で、この分野での本当のプロがいないのではないか、という懐疑が芽生えております。それでご飯を食べているからプロ、という方ならおられるかも知れませんが、他を凌駕する素晴らしい治療法を確立した方がいない現状では、プロはいないような気がします。
かかる観点から見れば、そらパパさんは素人であっても、それを以てこのブログの価値を減ずるものではないと思います。
フランスといえば、どの程度広まっているのか分かりませんが↓こんな情報があり驚きました。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20070827#p15
濡れたシーツで包んで冷蔵庫に入れるって虐待じゃないですか。
これは本当にあまりにもひどいですね。
そもそも、何でこんなやり方を「思いつく」んだろうか、と思います。
自閉症児への怪しげな「療法」の中には、過激なものが少なくありませんが、これは恐らく、問題を改善するのがとても難しい自閉症児への治療者のネガティブな感情が、そういった半虐待的な「治療法」に向かわせているという側面があるんじゃないかと思います。
こういう「めちゃくちゃ療法」でも、場合によっては効果があるように見える可能性があるのが、ある意味とても怖いことです。
例えばこの「療法」でも、もしかすると、そういう恐怖経験をすることで、親や治療者の前での行動が抑制される(例えば、パニックなどを起こしにくくなる)可能性もあるわけです。
私はエビデンスベース万能論はとりませんが、少なくともエビデンスベースの方法論に敬意を払い、自らの療法・理論をEBに対抗できるくらいきっちりと理論武装することは必要なのではないか、と思います。
行動療法が、個々の「ひと」を相手にしつつ、徹底したエビデンスベースを貫いていることに、私は深い敬意を抱いています。
でも私は全く希望を失ってはいません。保護者の方々の要望を受けて、この地にも有力な行動療法家が結集しつつあるのです。これも発達に問題を持つ子供さんの保護者の方々の熱意のおかげです。愛知県は我が国では臨床心理学の最も遅れた県の一つですが、保護者の方々のおかげでそろそろ明日に希望が見え始めたところなのです。素人素人と仰いますが今や我が国では素人と専門家の間に完全な逆転現象が生じているのです。
コメントありがとうございます。
自閉症児というのは、こちらからの「常識的な」働きかけに対してランダムに近い反応を返してしまいますから、働きかける側に「迷信行動」を引き起こしやすい存在であるともいえると思います。それがもしかすると、効果のない働きかけにこだわる人たちを生み出してきたのかもしれません。
でも、あらゆる情報がオープンに共有されるネット社会の広がりは、おそらく行動療法にとってプラスに働くことでしょう。そういう意味で、行動療法の未来は明るいのではないでしょうか(^^)。
>この人は、自閉症に対する誤解をばらまいているという意味では間違いなくA級戦犯ですね。
このA級戦犯という言葉、重大な罪を犯した人間という意味で使われているように見受けられます。正しくは「平和に対する罪」等々の"事後法"によって裁かれた人間を指す言葉です。詳細は省きますが彼らは犯罪者ではなく、その不当な裁きによる不名誉は国内的にも国際的にも明確に撤回されています。
揶揄や非難したいわけではなく、ただ各記事を楽しく拝読させていただいている中、そらパパさんには誤解してほしくないなぁという個人的な思いから古い記事にコメントさせていただきました。
コメントありがとうございます。
確かに、そのあたりの用語の厳密な意味については私は詳しく知りません。
ただ、この古いエントリを改めて調べて修正する、というのではなく、今回satoさんからいただいたコメントを掲載することで訂正に代えさせていただければと思いますので、ご了承いただければと存じます。
極力、簡潔中立に述べたつもりですが、不快感を与えやすい政治イデオロギーに関わるコメントをして申し訳ありませんでした。
自閉症を始め、もっと認知されるべき病気・障害は多々有りますし、医療分野以外にも公害や自然・文化、政治・歴史など知るべきことが多すぎて、身近な問題とならなければなかなか学ぶ姿勢が持てません。
到底全てを知るというわけにはいかない中、そらパパさんのような娯楽として楽しく読みながら未知の事柄に触れられる記事は本当にありがたいです。
このカテゴリーでよいのか迷うのですが、昨年末出た「自閉症という謎に迫る」という新書のレビューをしていただけませんでしょうか。
医学分野はとても興味深かったのですが、全体としては読後何とも言えない気分になり…
お忙しいとは思いますが、よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
ご提示の本は、書店で見かけたことはありますがまだ読んでいないので、機会があれば読んでレビューを書いてみようと思います。
(ただ、お約束はできませんのでその点ご了承願います。)
無理を言いすみません。本来この本をトンデモ扱いはできないとは思うのですが、二人の自閉症児(高機能・境界知能)の母として、やるせない部分もありまして…
突然の書き込み失礼致しました。
コメントありがとうございます。
そのようなコメントを以前もいただいたことがあり、改めてもともとの定義を当時も確認しましたが、特段私自身の認識としては間違っているように思えないので、そのままにしてあります。
平和に対する挑戦こそ、戦争犯罪における「最大かつ最も深刻な」罪であることは、論を待たないと思っています。