こうすれば伸びる自閉症児の指導法
指導年齢がわかる社会的自立のための指導プログラム
自閉症の理解とその支援―子どもが成長・発達するかかわり方
著:上岡 一世
明治図書
定価:それぞれ¥1,470、¥2,016、¥2,688
愛媛大学教授の上岡一世先生の、自閉症療育に関する本3冊です。
これまで、このブログではレビューは書いたことがないので、上記のアマゾンリンクなども参考にしてください。
簡単に説明すると、最初の「こうすれば伸びる-」は、いわゆる親向けの療育入門書です。自閉症とはどういう障害なのかの説明から、療育の方向性に関する基本的考え方、具体的な指導例などが幅広く簡潔に記載された本です。(約110ページ)
真ん中の「指導年齢がわかる-」は、自助スキルや基本的な生活スキルなど、795の項目について、発達年齢ごとに区分し、何歳くらいでどのような課題に取り組むべきか、発達の遅れている部分はどこかをチェックできるチェックリストです。課題ができないときの指導のポイントなども簡潔に述べられています。(約196ページ)
右の「自閉症の理解と-」は、「こうすれば伸びる-」の内容を、どちらかというと教育関係者向けに、もう少し掘り下げて説明した本です。ですので、指導方針や実例などにページが多く割かれています。(約244ページ)
上岡先生の本の特徴は、とにかく自閉症者の社会的自立に徹底的にこだわる姿勢です。どんなに障害が重くても、どんなに問題行動が多くても、社会的自立だけは最後まであきらめないという姿勢が極めて明確です。
療育の内容や方針は、ひたすら熱意を持って自助スキルを教え込む、というスタイルのようです。そういう意味では極めて臨床的、現場的なアプローチであり、理論的な面は必ずしも明確ではありません。(それが、このブログで過去に本書をとりあげなかった理由です。)
簡単にいうと、「温かい熱血教師の本」です。
改めて目を通してみましたが、やはり「正論」が書いてあると思いますし、自閉症児の自助スキル、社会的自立に特に強い関心のある方には貴重な情報がたくさん入っていると思います。
本棚の整理も兼ねて、この3冊の本をまとめて、送料込み1000円でお譲りしたいと思います。
状態ですが、新品で買った本ですので、まずまずきれいです。ただし、背表紙には多少日焼けの色あせがあります。
ご希望の方は、そらパパメールアドレス「」宛にご連絡ください。
発送は、冊子小包とさせていただきます。それ以外の発送も承りますが、その場合には別途送料をご相談させていただきます。
代金のお支払い方法については、こちらにまとめましたのでご参照ください。
なお、売り切れた場合は、この記事のコメントでご連絡します。