2009年07月22日

ついに3Dデジカメが登場です。

療育とはまったく関係ありませんが・・・

以前の記事でも書いていましたが、富士フィルムの3Dデジカメ、ようやく正式リリースがきましたね。

http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0305.html
世界初!高画質で自然な3D映像を簡単に撮影、専用メガネ不要で鑑賞できる!
3Dデジタル映像システム「FUJIFILM FinePix REAL 3D System」
3Dデジタルカメラ、3Dビューワー、3Dプリント 新発売

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090722_303863.html
富士フイルム、「FinePix REAL 3D」を正式発表


8月に発売予定だそうです。



思ったよりもシンプルで威圧感のないデザインになったのは好感度が高いし、視差(レンズ間の距離)が77mmと広めになったのは、デフォルメされた立体映像が好きな私としては、個人的に嬉しいですね。
一方、画角が35mm相当からでF値が3.7始まりというのをみると、これだけで全部済ませるのは厳しそうで、これを使うときは「普通のデジカメ」と2台持ちになってしまいそうだなあ、とは思います。

かなり興味深いのが背面の液晶で、常時立体映像を表示できるようになっていることです。
撮った写真を再生するときだけでなく、ライブビュー(撮影時に液晶画面にリアルタイムに映像を映すこと;要は液晶画面を見ながら撮影すること)時にも立体に映るということですから、実際に撮影しなくても、ライブビューを覗いているだけでも相当楽しそうですね。
もちろん、3D動画も簡単に撮影可能です。

値段が6万円前後というのは確かに高いとは思いますが、実質デジカメが丸ごと2台入っていてそれが高精度にシンクロするということ、そして何より「立体写真を撮るためだけに作られた世界初の(もしかすると唯一になるかもしれない(笑))デジカメ」だということを考えると、私的には十分「買い」です。
デジタル一眼レフを買わずに我慢してきた「つもり資金」で買います。(笑)

※ここからちょっと昔話。

思えば、初めて「立体写真」なるものに目覚めたのは、学研の5年か6年の「科学」でした。
付録でついてきた10枚ほどの立体写真と、それを見るための紙製のビューアーに魅せられて、高校生になるまでずっと持っていました。(大学に入って上京する過程でどこかになくなってしまいましたが)
その後も、ランダムドットステレオグラムをパソコンで自作したり、写ルンですの「立体写真アダプター」や海外から個人輸入したステレオカメラで立体写真を撮ったりしてきました。娘が生まれたばかりの頃の姿の「立体写真」も大量に写していたりします。


stereo.jpg
↑まだ手元にあるステレオカメラたち。右のカメラはかなり使い込みました。

そんなわけで、立体写真に目がない私は、この非常に珍しいデジカメ、購入する予定です。(既にAmazonで予約済みです)
続報が出たらコメント欄等でフォローしていきたいと思います。
posted by そらパパ at 22:35| Comment(5) | TrackBack(0) | 雑記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 私もデジモノには目がないほうですが、そらパパさんも、かなりのマニアですね。15年ほど前になりますが、80万画素のデジカメがとある大学の研究室で所有していると聞いて、借りてきましたが、とんでもない代物で全体が緑がかって使い物にならなかった経緯があります。
 私もこの記事には関心を持っていましたが、3Dビューワーも必要ですね。そうすると計8万円くらいは必要ですね。
 購入されたら、どんな感じかのルポをお願いします。
Posted by ウルトラマンの父 at 2009年07月23日 11:07
ウルトラマンの父さん、

コメントありがとうございます。

高価なデジカメを、値崩れする前に予約してまで買うというのは、Kodakの超広角デジカメ以来です。
http://soramame-shiki.seesaa.net/article/32912441.html
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0611/13/news073.html

このときも確か5万円台でした。幸か不幸か?このデジカメは、値崩れするどころかあっという間に市場から消えてプレミア化したので、結果的に予約して買って大正解でした。よく考えてみると、このKodakのカメラにもレンズが2個ついていました。

ちなみに、3Dビューアーは、単品で5万円するようですよ。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B002IFUQPO?ie=UTF8&tag=danchanseikou-22
ですので、ビューアーとセットで買うとなると、11万円になってしまう計算です。

私は、ビューアーは買いません。撮ったあとの写真は自分で加工して立体化しようと思っています。リリースを見ると、付属ソフトで、動画や静止画の「左目用」と「右目用」を汎用的なフォーマットで切り出せるようなので、そこから先は以下のようなフリーソフトでいろいろ遊べると思います。

http://stereo.jpn.org/jpn/index.html
ステレオフォトメーカー/ステレオムービーメーカー

あとは、出来のいい写真は1枚500円という「3Dプリント」に出して、部屋に飾ったら面白いでしょうね。

※追記:絶妙のタイミングで、YouTubeに面白い動きが出ていますよ。
http://japanese.engadget.com/2009/07/22/youtube-3d/
動画:YouTubeが3D動画に対応 japanese.engadget.com
Posted by そらパパ at 2009年07月23日 21:41
かなり・・・ご無沙汰してます。

そらまめちゃん、元気そうですね♪


3Dのデジカメ・・・欲しいです~。

最近、お菓子作りとか布小物を作るのにハマっているんですが、3Dだとおいしそうに、上手に見えそうです。

フルーツがいっぱい乗ったケーキとかおいしそうに写るんだろうなぁ・・・

でも、お値段が・・・

主婦のお小遣いでは、手が出ません。


奥様のほうにも書かせていただきましたが、今、学区の小学校に支援学級を作ってもらう運動を始めました。

来年度の予算組みに間に合うように、署名を集めているところです。

そう順調にはいかないと思うので、根気よく、続けようと思っています。

そらパパさんや奥様のブログを拝見していると同じように頑張っている姿が見られ、「私も頑張ろう」とか「楽しんで子育てしないと」って思うんですよね。

お互い、楽しんでのんびり子育てしたいですね。



Posted by まお at 2009年07月25日 13:44
まおさん、

コメントありがとうございます。

娘は夏休みに入ってますます元気で、今日もプールに連れて行きました。

このデジカメは、電源を入れて背面液晶を覗くだけで立体に見えて、それを撮影できるというのが面白そうです。
確かに高いですけどね・・・(^^;)私は、最初に記事を書いたとき(ニュースを知ったとき)から、少しずつ貯金をしていました。

支援学級要望についても、ブログも頻繁に更新されていて、頑張っていらっしゃる様子が伝わってきます。
お互い、肩に力を入れすぎず「楽しんで」子どもにとってよりよい環境を作っていけるよう、頑張りたいものですね。(^^)
Posted by そらパパ at 2009年07月25日 23:32
今度はリコーから、28mm相当の広角でF1.9というとんでもなく明るいレンズを積んだ「GR DIGITAL III」が発表されました。

http://www.ricoh.co.jp/dc/gr/digital3/
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090727_305238.html

コンパクトデジカメのサイズでこのスペックで撮れるというのはすごいですね。室内でもフラッシュなしできれいな写真が撮れる、「最高のスナップカメラ」になりそう。
3Dデジカメが出ていなかったら、私も1年ほど待って値段が落ち着いた頃に買おうと思っていたかもしれません。(歯を食いしばって我慢します(笑))
今年は高級コンパクトデジカメの当たり年ですね。各社、マーケットの成長鈍化で必死だということもあるのでしょう。
Posted by そらパパ at 2009年07月27日 21:48
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