2009年06月09日

授業参観

いま、娘が通っている特別支援学校は「授業参観ウィーク」になっており、いつでも授業を見学できます。
既に妻のブログで書かれていますが、せっかく見るなら混んでいなさそうな平日に見よう、ということで、今日、有給休暇をとって夫婦で娘の様子を覗きに行ってきました。

今日の時間割は、非常におおざっぱに言うと、朝の運動、集団の授業、個別の課題、曜日固有の授業(今日は音楽)、給食、という流れで、朝の運動から、給食を食べ始めるところまで、だいたい3時間ほど娘の様子を見ていました。

細かいことはあえて書かずに、気がついたところなどをいくつかまとめて。

まず、妻も書いていますが、朝の運動でずいぶん走るのに驚きました、だいたい30分くらいずっと動きっぱなしで、そのなかの半分くらいは走っていました
これを毎日やっているそうですから、確かにこれならやせるのも納得ですし(入学してから2.5kgほど減量しました)、夜の寝つきも良くなって当然だな、と思いました。

それともう1つ気づいたのは、娘は体が固いというよりも、「筋肉の緊張を意識して緩めることが難しいのではないか」ということです。
ストレッチ体操でも、前屈で足をまっすぐ伸ばすことが(前屈を始める前でも)できずに、必ずひざが曲がってしまいますし、走る運動の最後に、体育館に大の字になって寝そべる、というのがあるのですが、これも、どうしても大の字になれずに、ひざを曲げて小さく丸まってしまったり、立ち上がってしまったりするようです。
体の柔軟性を高めることは、学校で指摘されて家でも意識してやらせていることですが、単にストレッチをする、ということではなく、緊張している筋肉を緩める、ということも意識して取り組んでいく必要がありそうだな、と思いました。

ちょっと驚いたのは、集団の授業でずっと着席して落ち着いて先生の話が聞けたり、粗大運動系についてはかなり先生の模倣ができていたりと、曲がりなりにも「授業にちゃんと参加できて」いたこと、さらにこれも妻のブログで触れられていましたが、個別課題では、手助けを受けずにパズルを解いたり、縫い針でたくさんのフェルトを串刺しにしたりと、けっこう面倒な課題にも取り組めていて、器用なところを見せていたところです。

他の子どもよりもうまくできることがあったりしてちょっと(親バカ的には)嬉しかった一方で、全体的に、気持ちが先へ先へと前のめりになっているように見えたのは、ちょっと気になったところでした。
例えば、いつも「A→B→C」という手順で進む授業だと、Aが終わる前からBを始めようとして、それを制止されると騒いでしまったり、好きな授業の前に「その前にトイレに行きましょう」などと言われると、期待が裏切られてしまうようで怒ってしまったり、といったことが何度もありました。

いろいろな授業の「パターン」を覚えることで安定してもらう一方で、その「パターン」を崩すこともあえてたくさん経験してもらって、期待通りにいかないことに対する折り合いをつけられるようにするのも今後の課題だな、と感じました。

全体的に、先生方も非常に熱心で、とても感服しました。
教材などもほとんど手作りですし、生徒に分かりやすく話しかけながら、教材を操作して子どもに見せて、歌を歌って楽器を演奏して、じっとしていない生徒を着席させて、運動の時間は一緒に走り回って、そういうのをずっと立ちっぱなしで、あちこちに注意を払いながらやっているわけですから、これは紛れもなく、「肉体労働であり、かつ高度な頭脳労働」です。
そういう容易ではない仕事に、並々ならない熱意と労力が注がれている姿に、ただただ圧倒されました。

娘は、いい学校に入って、いい授業を受けているなあ。

そう実感できました。
たった3時間程度でしたが、とてもいい経験をさせてもらったと思います。
posted by そらパパ at 22:11| Comment(6) | TrackBack(0) | 娘の話 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
娘さんは器用なんですね。すごい!
学校で頑張ってる姿を見ると、ほれぼれしますね。

学校でカバーできない家での余暇生活やお手伝いの大事さが、娘が6年生になった今、身にしみます。
Posted by あやぱぱ at 2009年06月10日 05:53
あやぱぱさん、

コメントありがとうございます。

そうですね、幼稚園のときは、「頑張る」というのは「頑張ってその場にいる」という意味でしかなかったので、今回授業参観で「頑張って授業に参加している」という様子を見れたのはとても嬉しいことでした。

もちろん、学校で教わらないことに重要なことがたくさんある、ということにも同意です。
余暇の過ごし方とか、早いうちから工夫して教えていきたいな、と思っています。
Posted by そらパパ at 2009年06月10日 22:14
そらまめちゃん、成長していますね。
父親はどうしてもコマ落ちした成長しか見られませんから、貴重な経験をされましたね。
思い通りに行かない時の癇癪にはABA的に消去が基本だと思っているのですが、なぜ相手にされないのかがわからない限り効果が薄いよなあと思ったりもします。

当方も参観日があり、教室に向かう階段を登ったらちょうど廊下を走ってくる息子とぶつかりそうになりました。「脱走?」と思ったら、他にも何人かが後をついてきてトイレに入っていきました。単なるトイレ休憩だったのですが、一瞬ドキっとしました。
Posted by はじめ at 2009年06月12日 22:52
はじめさん、

コメントありがとうございます。

パニックについては、最近は奥田先生的に(?)タイムアウト的なリアクションも使っています。

といっても、タイムアウトルームがあるわけではないので、背後から静かに拘束して、そのまま10数えて離すだけですが、数えている間に騒ぐとカウントが戻ってリリースが遅くなるので、すぐに10数えている間は静かにするようになります。

で、そのまま離すと、運がよければ、騒いでいたのが割と静かになったりしますね。
Posted by そらパパ at 2009年06月13日 22:21
はじめまして。
奥様のブログには、たまにお邪魔するのですが、こちらは、初めてです。
授業参観できるのは、いいことですね。
息子の学校は、授業参観はないく、彼の学校での様子は、paperと、面接のみなので、生で見れるのはいいですね。
でも、朝の運動があるのはいいですね。うちは、北米の寒いところなので、冬は、どうしても運動不足で、なかなか寝てくれないので、今、メラトニンをのめせています。Doctorは、まゆつばといいますが、少し効く感じです。
Posted by rencon at 2011年02月09日 08:02
renconさん、

はじめまして。
コメントありがとうございます。

また、妻のブログにときどきお越しいただいているとのこと、ありがとうございます。
(妻はいま学校のPTAの手伝いで忙しそうですが、皆さんのコメント等を励みに、合間をみて頑張ってブログを更新しています。これからもときどき遊びにきていただけると嬉しく思います。)

コメントを拝見して、もしかすると授業参観というのは割と日本独自のものなのかな?と考えたりもしました。
ともあれ、こうやって定期的に娘の様子を見ることができるのは、成長を実感するとてもいい機会になっていると思います。

学校で運動、からだ作りを重視してくださっていることには、とても感謝しています。
娘のような重い子どもの場合は特に、健康なからだこそが将来にむけた最大の財産になると思っています。
サプリメントやその他の代替療法については、危険でないものについて、他の医療的・教育的介入を妨げずに実施する分には問題ないと思います。
(問題があるケースとは、危険性の高いものや、それをやる代わりに薬をやめる・減らす、教育的介入をやめてしまうといった、通常の療育を妨げてしまう場合ですね。)
Posted by そらパパ at 2011年02月09日 23:31
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