家の前の道路は生活道路ですが、それなりに交通量もあって、家の敷地へのごみの不法投棄とかちょっとしたいたずらとかがたまに発生するので、用心のためにつけています。
といっても、セキュリティ会社と契約しているとかではなくて、自分で機材を調達してきて、DIY的に防犯システムを構築しています。そのほうが費用的にもずっと少なくて済みますし、カメラの台数を増やしたいときなども柔軟に対応ができて便利だからです。
ご参考までに、戸建住宅に防犯システムを自分で構築するやり方について、簡単にまとめておきたいと思います。
用意するものは、以下のとおりです。後でご紹介するサイトを使うと、全部揃えても初期導入費4万円程度~、以後は電気代のみで済みます。
・防犯カメラ
屋外に設置する場合は、防水かつ赤外線照射ができるものが必須です。カメラ本体とカメラを固定する台座がセットになっているのが一般的です。
・延長ケーブル
カメラ本体のケーブルを延長して家の中に引き込むためのケーブルです。ビデオ信号用と電源用の2線がまとまったもので、屋外使用可能な耐候性のあるものを使います。
・防水テープ
カメラ本体のケーブルと延長ケーブルとの接続部分にぐるぐると巻いて、水が入らないようにするためのものです。
・DVR(録画機)
防犯カメラからの信号を録画する、専用のハードディスクレコーダーです。ビデオキャプチャー機能のついたパソコンでも代用できますが、ハードディスクを酷使しますからあまりおすすめしません。
1)まず、カメラを設置する場所を決めます。カメラは「手が届かないところ」に設置するのが基本なので、2階の外壁やベランダの手すりがいいでしょう。
2)カメラの台座を固定します。外壁に木ネジで固定してしまうのが一番ですが、外壁にキズをつけたくない場合は、タイラップやワイヤー等を駆使しましょう。
3)カメラのケーブルを引き込む場所を決めます。エアコン用の穴が使えれば一番簡単でしょう。サッシの隙間を通すことができるきしめんのようなケーブル(引き込み用コード)を使う方法もあります。
4)ケーブルを引き込んだ場所の近くにDVRを設置します。常時稼動して音と熱が出るので、寝室以外の場所に設置することをおすすめします。
5)機材をセッティングして、完成です。
①カメラを台座に仮に固定します。
②カメラのケーブルと延長ケーブルを接続して接続部分に防水テープをしっかりと巻きます。
③延長ケーブルを家の中に引き込み、家の中で電源とDVRのビデオ入力に接続します。
④DVRからのビデオ出力を外部入力端子つきのテレビ等に接続し、カメラの映像を映し出せるようにします。
⑤その映像を見ながらカメラの角度を調整し、いい角度になったらカメラを台座にしっかり固定します。
⑥DVRの各種設定を行ないます。
ちなみに、カメラの台座を外壁に固定したり、延長ケーブルをベランダの屋根などに固定したり、ケーブルを引き込むための穴を開けたりといった作業は、リフォーム業者に任せる方法もあります。我が家では、別のリフォームをやるついでにお願いしたので、作業料のみで格安でやってくれました。
最後に、防犯カメラ機材の買いかたです。
防犯カメラの機材は店によって値段が全然違います。
値段が高い店はとことん高く、また安い店は商品の品質が劣悪だったりと、業者選びが難しいのですが、私が利用しているのは「通販NET」という通販のお店です(ちなみにこれはアフィリエイトリンクではありません)。
ここは値段は格安で品質は十分で、安心して買えます。DVRもしっかりしたものが2万円台から買うことができます。
仮にこのお店で一式を揃えるとすると、こんな感じになります。ちなみにこのサイトの特徴は「各ページの最初に掲載されている商品が一番売れ筋」ということです。迷ったら「一番上の商品」を選ぶのが無難です。
1)「屋外防滴、防水防犯カメラ」のページで、カメラ本体と延長ケーブルを買う。
画角が水平60度以上の広角カメラが断然おすすめです。カメラと一緒に掲載されている延長ケーブルも合わせて買いましょう。
2)「録画機器DVR、タイムラプスデッキ他」のページで、DVRを買う。
商品の入れ替わりの激しいページですが、大体HDDなしで2万円前後、HDDつきで3万円前後からDVRが買えます。
3)「パーツ類/映像電源コード/コネクタ/カメラ取り付け金具その他」のページで、RCAジャック-BNCピンの変換コネクタを「カメラの数+1」だけ買う。
DVRにはたいてい「BNCジャック」が使われています。一方、一般的なビデオ入力端子は「RCAジャック」です。ですので、入力用にカメラの数ぶん、出力用に1個の「RCAジャック-BNCピン」の変換コネクタが必要になります。カメラが1個の場合は2個必要です。安いので、カメラ増設時に備えて5個ほど買っておくのがオススメです。なお、必要な変換コネクタの種類と数については、念のため購入時に個々にご確認ください。
4)同じく「パーツ類/映像電源コード/コネクタ/カメラ取り付け金具その他」のページで、「電気配線絶縁ハーネステープ」を買う。
一般的なビニールテープも使えますが、専用のテープのほうが安心できます。
最後に、防犯カメラ設置のマナーですが、「他人の家のプライバシーを映さない」「他人の家を映しているように見える角度で設置しない」というのは基本中の基本ですね。そのためにも、ベランダの高いところから、できるだけカメラを真下に近い角度で設置するのがいいと思います。
そらまめちゃん、花粉症なんですか。花粉症は辛いので、大変ですよね。近年は、花粉だけじゃなくて、黄砂アレルギーも酷くなっているようです。花粉と違って一年中、逃げようがないので困ってしまうのですが、予報で酷い日はマスクとゴーグルをつけて気をつけています。
SPRINTARSエアロゾル予測(簡易版)
http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/forecastj.html
東アジア域の黄砂・大気汚染物質分布予測
http://www-cfors.nies.go.jp/~cfors/index-j.html
環境省黄砂飛来情報(ライダー黄砂観測データ提供ページ)
http://soramame.taiki.go.jp/dss/kosa/index.html
大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)ホームページ
http://soramame.taiki.go.jp/
例えば人間がドアの前で一定時間停止している時(ピッキングなどの作業をしていると判断)、
逆に動く物体(普段人がいないはずなのに誰かがいると判断)を感知したりしたて
それをインターネットを通じて遠隔で操作できたり、使いようによっては便利な物もあるようですね。
いろんな犯罪などがありますのである程度のセルフディフェンスも必要なご時勢です。
コメントありがとうございます。
うちは家族全員花粉症なので、春の季節はとても憂鬱ですが、花粉症シーズンもようやくほぼ終わりましたね。
黄砂は、家の車のボディカラーが黒なので、飛んでくるとすぐに分かります。汚染物質と一緒に飛んでくるようですので、なかなか悩ましいですね。
東京のパソコン修理マンさん、
コメントありがとうございました。
そのものずばりの防犯については、狙われたときに入られにくくするというよりは、そもそも狙われないようにするのが重要じゃないかなあ、と思っています。(防犯カメラがついているのが見える、というのも「狙われるときの優先順位」を下げる効果が大きいと考えています)
あとは、それでも入られたときのために火災保険をつけておくというのが、コストパフォーマンスということでいえばベストだろうと思っています。
そらパパさんのリスク管理法勉強になりました。
「狙われないようにする」というのは、要は、泥棒が自分の近所の現れたときに「うちを狙う優先順位を下げる」ということですね。
「ああ、ここはちょっと難しそうだから(あるいは、大したものがなさそうだから、誰かいそうだから)後にして別の家を狙おう」と思わせることが部分最適としての防犯では重要なんだろうな、と思っています。
高い塀で囲うのではなく、むしろ道路からよく見えるようにしたり夜は明かりをつけたりして「隠れづらく」する、防犯カメラなどで警戒させる(泥棒もニセモノは分かりますから、赤外線LEDの点灯したホンモノを設置することに意味があると思います)、家の周りを質素にして「大したものがなさそう」にする、そういったことが「狙われる優先順位を下げる」ことになるのではないかと思っています。