(2)ソフトウェアのインストールと準備
前回の記事で、絵カード作成に必要な機材等をご紹介しました。以下に再度まとめておきます。
・パソコン
・パソコン用プリンター
・ラミネーター
・「名刺サイズ」のラミネートフィルム
・「写真L判サイズ」のパソコン用印刷用紙
・マグネットシートまたはマジックテープ
これらの材料が揃ったら、今度は絵カードを印刷するためのソフトウェアを準備していきます。
ここでは、エーワン社が提供しているWindows用フリーソフト「ラベル屋さんHOME」を使った絵カードの作りかたをご紹介します。
他の類似ソフトを使っても同様のことはできると思いますが、今回ご提供している「絵カード用テンプレート」はこのソフト専用ですので、他のソフトを使う場合はこの記事を参考に、画像や文字をレイアウトして印刷するようにして下さい。
まずは「ラベル屋さんHOME」Windows版の最新版を下記サイトからダウンロードしてインストールします。
http://www.labelyasan.com/
ラベル屋さんHOME ホームページ
次に、以下のラベル屋さんHOME用テンプレートをダウンロード(右クリックで「対象をファイルに保存」を選ぶ)してください。
ラベル屋さんHOMEをインストールすると、マイドキュメントに「ラベル屋さんHOME」のユーザーフォルダが自動生成されていると思いますので、ダウンロード先をそのユーザーフォルダに指定すると便利です。
55mmサイズ絵カード用テンプレート(写真L判用紙用)
これで、パソコンのソフトの準備ができました。(もちろんこれ以外に、プリンタをパソコンに接続し、必要なドライバーソフトなどをインストールして印刷可能な状態にしておく必要があることは言うまでもありません)
<参考> ラベル屋さんHOME以外の印刷ソフトを使う場合は、以下のレイアウトを参考にして下さい。

↑(参考)55mmサイズの絵カードのレイアウト例
(3)データ入力
それでは、さっそく「ラベル屋さんHOME」を起動して、メニューから「ファイルを開く」を選び、先ほど解凍したテンプレートを選択して開きます。

↑起動時画面。左下に「リンク印刷」タブ
このような画面が表示されると思います。
次に、ソフトの左側のタブの下のほうにある「リンク印刷」のタブをクリックして、「リンク印刷モード」に切り替えます。
(ちなみにリンク印刷モードとは、作成したレイアウトのコンテンツとなるテキストや画像を、印刷する1枚ごとに異なる内容を指定して印刷することができるモードです。例えば、同じデザインの名刺を10枚作るときは、印刷する画像や文字はすべて同じでいいわけですが、年賀状の宛名印刷をしたいときには、宛名を印刷するレイアウトは同じでも、実際に印刷する宛名は1枚ごとに別のものを設定しなければなりません。しかもその宛名は、1枚印刷するごとにレイアウトの中身を書き換えたりすることなく、ワークシートのようなものに表形式であらかじめ全部入力しておいて、一気に印刷できたほうがずっと便利ですね。このような印刷ができるのが、「リンク印刷モード」です。今回の絵カードでも、1枚ごとに異なった画像、文字を入れたいので、この「リンク印刷モード」が役に立つわけです。)

↑リンク印刷モード画面
これがリンク印刷モードのデータ入力シートです。横1行が、印刷する用紙1枚に対応しています。
それぞれの行に、イメージ1、イメージ2、テキスト1、テキスト2、という4つのセルが用意されています。
これらは、印刷する内容と、以下のように対応しています。

↑リンク印刷セルと印刷される絵カードとの関係
このように、このテンプレートでは、1枚の写真用紙につき2枚の絵カードが印刷できるように設定されています。
絵カードを1枚しか印刷する必要がないときは、テキスト2、イメージ2は空欄でOKです。
まず、「イメージ」のセルの上で右クリックして、右クリックメニューから「画像ファイルの指定」を選んで、画像ファイルを指定します。画像ファイルとしては、横長の4:3の縦横比の画像ファイルを使うことを前提にレイアウトされていて、それ以外の縦横比の画像を使うと縦横比率が歪んで印刷されますので注意してください。
そして次に、「テキスト」のセルをダブルクリックして直接文字を入力します。
正しく設定ができると、ウインドウの右側の画面に印刷イメージが文字つきで表示されますので、確認してください。
(次回に続きます。)
広汎性発達障害、高機能自閉症と診断された7歳の娘がいます。
そらパパさんの献身な工夫に大変驚かされました。愛情たっぷりの工夫と努力が私に沢山の勇気が注がれた気持ちがいたします。
こちらへは”スケジュール表”の工夫をしようと調べてくぐらせていだきました。
本当に愛情たっぷりで、感涙しっぱなしで拝見しています。
まだ、全てを読んで居ませんので、じっくり拝見したいと思います。
コメントありがとうございました。
私はむしろ、「手抜きをしたい」ので、いろいろ頑張っています。
障害をもっている娘が、もっている力を最大限伸ばせるような環境は作ってやりたいけど、そのための労力は最小限にしたい。なので、いろいろ工夫して、ラクをしています。
絵カードというのも、まさにそういうところがあって、音声言語よりもラクに教えられる、使ってもらえるツールです。
横浜市のカード、探してみて見つけました。
http://www.yokohamashakyo.jp/siencenter/safetynet/card/index.htm
確かにこれは便利そうですね。
有用な情報ありがとうございました。