予想を上回るお申込みにより、最初に用意した在庫がほぼ底をつきましたが、パーツを追加入手できましたので、今後もお申込みいただいた方には長く待たせることなくキットをお送りできると思います。(パーツのパッケージング作業があるため、発送可能になるまでに数日かかることはありますので、その点はご了承ください。)
幸い、この週末は少し時間がありましたので、私ももう1台電子タイマーを作ってみました。
これで私のところには、最初に作った試作機(現在は、ICソケットをICの取り外しが容易なものに交換して、プログラムを書き込んだPICマイコンの動作確認用に使っています)と、その後に作った2号機(これは、「製作マニュアル」のための写真を撮るために作ったもので、現在お送りしている製作キットで製作できるものとまったく同じ構成になっています)、そしてさらに、今回製作した3号機、合計3台の電子タイマーが稼動していることになりました。
一応、3台とも、製作して最初に電源を投入したときに動作不良を起こすことなく一発で動いています。ですので、裏面の配線作業は大変だとは思いますが、はんだ付けに慣れた方にとっては、製作して動作させることが難しいものにはなっていないと思います。
ちなみに今回「3号機」を作ろうと思った理由は、部分的に改造してみて、より実用性の高い仕様にしてみよう、と考えたからです。いろいろ試行錯誤しながら製作したので、所要時間としては7時間くらいかかりました。(そのうち2時間弱は後述のトランジスタの試行錯誤ですので、実作業時間は5時間強でしょう。)
こちらが完成した「3号機」です。
↑全体です。パネルの上面に、スイッチがセットされています。これは製作キットでは基板上のタクトスイッチだったものを移してきたものです。
右上のあまり美しくない穴は、ブザーの音を聞こえやすくするためのものです。
↑開いてみたところです。ブザーが基板取り付けタイプでないものに換装されていて、基板の空中の高い位置にセットされています。これも、ケースを閉めたままで音が良く聞こえるように工夫したものです。
ふたのマトリックスLEDの位置には穴を開けて、ブリスターパックに使われていた透明なプラスチック板を両面テープで貼り付けています。
↑電源スイッチも、横向きのスライドスイッチに換装して、ケースに穴を開けてそこから直接操作できるようにしました。
↑マトリックスLEDも、ピンソケットを間にはさむことによって本来より高い位置に固定して、「見やすさ」を向上させています。
これらの「改造」によって、ケースのふたを閉めたままですべての操作ができる仕様に変更されています。
部品の変更がいくつか必要になりますが、このように、工夫次第でさらに電子タイマーの実用性を高める余地が残っていると思いますので、電子工作が得意な方はチャレンジしてみてください。
追記:今回、もう1つの「改造」のチャレンジとして、ブザーをトランジスタを使って9Vで(より大きな音で)鳴らそうとしたのですが、うまくいきませんでした。
下記の回路で組んだのですが、何が間違っているのか、もし分かる方がいたら教えてください。
↑正規の?タイマーの標準回路。
↑今回試してみてうまくいかなかった回路。
ともあれ、基板にはんだづけで試行錯誤するのは極めて非生産的だと分かったので、今後はトランジスタの実験はブレッドボードで続けてみようと思っています。
わたくし、電子工作は素人なので自信ないんですけど、ブザーはエミッタ側ではなく、コレクタ側では?
さっそくのコメントありがとうございます。
とりあえずこんな感じでしょうか。
https://soramame-shiki.up.seesaa.net/PIC/pic_timer_circuit_tr101.gif
ブレッドボードで組んでみましたがやっぱり動かないですね。
ただしブレッドボードの場合、ベースにもコレクタにも5Vがかかってしまい、抵抗だけで調整する感じになるので、コレクタが9Vの場合とは状況が異なるかもしれません。また、これまで試行錯誤していたトランジスタをそのまま遣っているので、トランジスタ自体が壊れているかもしれませんね。