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2008年11月20日 [ Thu ]

ちょっと変わったデジカメの話題 (2)

月曜日以外の「息抜き記事」として書いているデジカメの話題です。
(ただ、内容はちょっとマニアックなので、カメラに興味のある方だけお読みください。)

気軽にいろいろいじれるコンパクトデジカメが欲しい、でも最新機種のなかには手ごろなのがない、ということで、古い機種にさかのぼって、価格.comのデジカメ詳細検索で調べてみることにしました。

そうしたところ、キャノンの「PowerShot S30」という機種がひっかかってきました。
これは2001年に発売されたデジカメで、RAW記録もマニュアルモードもついています。しかも、高感度の名機と現在でも評価の高い機種のようです(こんなベタ褒めの記事も見つけました)。
これは面白い、じゃあ中古をオークションで買ってみようか、と思って調べてみて、また驚きました。なんと、3000円そこそこで十分落札できるのです。デジカメはものすごい速さで進化しているので、わずか7年前のちゃんと動作する本格的なデジカメ(かつての定価9万円)が、おもちゃみたいな値段にまで暴落しているわけです。

これなら十分手が出るので、さっそく入手してみました。

s30.jpg
↑今回中古で入手した PowerShot S30です。

最近のコンデジよりも大きくて重い、古い機種なのでそれなりに傷はある、液晶サイズが小さいといったことはありますが、撮影に関する機能は(顔認識や手ぶれ補正などの最近の機能を除けば)完全にそろっていますし、逆にマニュアルモード(絞り優先、シャッタースピード優先、マニュアル)やRAW記録などは最近の一般的なコンデジよりも充実しています。また、画素数が少ないために、一般にファイルサイズが大きいRAWファイルのサイズも2.5MB程度しかなく、扱いやすいものになっています。
さらに、「SilkyPix Developer Studio 3 Free版」というRAW現像ソフトがこのPowerShot S30に対応しているので、本体だけ落札してソフトが付属していなくても、無料で高品位なRAW現像ができます。(Photoshop ElementsなどのレタッチソフトでもRAWファイルが開けます)

たったの3000円そこそこでこんなに面白いデジカメが手に入ることに驚き、それで一気に「昔のユニークで激安なデジカメを研究したり、実際に入手して遊ぶマイブーム」が到来してしまったというわけです。

その後、実際に買ってみたデジカメのなかで、特に気にいった2機種をご紹介します。どちらも2000円〜4000円くらいで入手できます。

Canon PowerShot S30(2001年発売)
 これは既に上で書きました。まあまあコンパクト(といっても今の基準で言えば大きくて重いですが)な本体に、高感度なCCD、マニュアルモード、±2EVのオートブラケット、RAW記録と、現在なら高級コンデジか一眼レフにしか搭載されていない本格的な機能が満載。320万画素。
 現在の視点からみるとごっつくて野暮ったいデジカメですが、中古価格を考えれば十分以上にモトのとれる素晴らしい機種だと思います。少なくとも、私がデジタル一眼レフを買ったらやりたいと思っていたことは、とりあえずこのデジカメでできてしまいました。


↑PowerShot S30で撮った写真の例(RAWで撮ってSilkyPixで現像、それ以外は加工なしの等倍)
 驚くほどの画質です。ちなみに現行機種のCASIO EX-Z200で同じ場所から400万画素で撮ったものがこちら(これでも十分きれいですが)。


↑CASIO EX-Z200で撮った写真。400万画素モード、未加工。

Pentax Optio 33L(2003年発売)
 私は以前から「ステレオ写真」(左右に少しだけずらして撮った2枚の写真を使って立体的に見る写真)が大好きで、フィルムカメラの時代にはステレオ写真専用カメラまで持っていた(今でも売ってますね)くらいですが、昔のOptioシリーズの一部に、「3D写真撮影機能」がついていたことを知りました。(左右にずらした写真を2枚撮るのを支援するだけの機能ですが)
 3D写真対応機種(Optio 230,330GS,330/430RS,33L,550/555,750z,S,S4/S4i,S5i,SV/SVi)の中で、バランスのよさが光るのがこの「Optio 33L」です。
 見た目はずんぐりした安っぽいデザイン(だから中古も安い)ですが、中身は意外に多機能で、3D撮影機能はもちろん、パノラマアシスト(パノラマ写真の素材が撮れる)、本格的なオートブラケット、回転可能な液晶モニタなどのユニークな機能が詰まっています。バッテリーが単3電池なのでエネループも使えます。300万画素。
 Optioシリーズはこの33L以降、オートブラケットがなくなり、回転液晶がなくなり、3D撮影機能もなくなって、平凡なコンデジになってしまいました。


↑Optio 33Lで撮った「3D写真」を色メガネで見るアナグリフにしてみました。

ところで「3D写真」といえば、来年、富士フィルムから本格的な3Dカメラがリリースされる予定になっています(ニュースリリース)。
これ、すごく楽しみにしています。出たら間違いなく買ってしまうでしょう(笑)。

(次回に続きます。)

posted by そらパパ at 22:44 はてなブックマーク | コメント(4) | トラックバック(0) | 雑記
この記事へのコメント
今日、たまたま通りかかった近くの公園のイチョウがきれいに色づいていたので、またこのPowerShot S30で撮影してみました。

http://soramame-shiki.up.seesaa.net/image/kouyou_s30.jpg

オリジナルサイズなので(300万画素ですが)大きいです。
Posted by そらパパ at 2008年11月22日 23:22
先日ニュースでみた フジフィルムから来年発売予定の3D立体カメラに興味があります。
なかなか仕様がわからないので教えてください。今 衝動買いの気分なので 第三者の意見を聞きたいです。
もう 通常の写真では面白みがないので・・・
Posted by メタボパパ at 2008年11月26日 00:14
メタボパパさん、こんにちは。

3Dカメラの詳細は、上記富士フィルムのニュースリリースや、以下の記事などに出ています。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/25/news015.html
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2008/09/25/9302.html

簡単にいえば、2つのレンズとCCDをもち、それらをシンクロさせて、

・3D写真
・ブラケット写真
・ワイドパノラマ写真
・静止画と動画の同時撮影

といった撮影ができるほか、カメラ背面の液晶モニターは立体的に見えるような特殊なモニターになっているといった特徴があるようです。

私は衝動買いを止めることはできません。
なぜなら、私もきっと衝動買いするからです(笑)。

あえて言うなら、3D写真は非常に趣味性の強いものだと思うので、多くの人は、最初は物珍しくてもすぐに飽きてしまうだろうと思います。
「3Dが面白い」というよりも、「人間の目がこんなものを立体的に感じてしまうという、その現象が面白い」と感じられる人だと、3D写真はハマると思います。
Posted by そらパパ at 2008年11月26日 00:37
富士フィルムの3Dカメラ、続報が出ました。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090326_fuji_real3dsystem/
裸眼で立体映像を楽しむことが可能な世界初の立体3Dデジタルカメラ「FinePix Real3D」の実機を触ってきました

しびれる記事です。

ちゃんと開発も続いていて、うまくいけば今年中に出そうな雰囲気。
よほど高価でない限り買うつもりなので、本当に楽しみです。
Posted by そらパパ at 2009年03月27日 23:57


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