いよいよ字幕の作成開始です。
基本的には、Subtitle Workshopだけで作れるのですが、このソフトのテキスト枠にペチペチ入力するのはかなり大変です。そこで、Windows付属のメモ帳や秀丸エディタなど、使い慣れたテキストエディタを使って字幕のテキストファイルを作成し、それを取り込む方法を考えました。
これがSubtitle Workshopです。
Subtitle Workshopにはテキスト取り込み機能はないので、SubStation Alphaというソフトを使います。
このソフトのメニューから [File]→[Open]を選び、ダイアログの「ファイルの種類」から Plain Text(*.txt)を選び、読み込みたいテキストファイルを選択します。
次に、[File]→[Save as]を選び、最初に出てくるダイアログは何もせずにOKボタンを押し、次に出てくる「名前を付けて保存」ダイアログで、「Sub Station(*.ssa)」形式で保存します。これで、Subtitle Workshopで読めるようになりました。
Subtitle Workshopを起動し、以下の設定を行ないます。
1) [設定](または[Settings])-[言語](Language)を「Japanese」にする。
2) [設定]-[基本設定]-[一般]-[文字コード]をすべて「Shiftjis」にする。
3) [映像]-[プレビューモード]と[字幕表示]をそれぞれオンにする。
4) 画面左の「フレームレート」が29.97になっていることを確認する。
環境設定終了後、[ファイル]→[開く]で、先ほど作成した.ssaファイルを開きます。次に、[映像]→[ファイルを開く]で、2.でビデオ編集ソフトから出力されたMPEGファイル(分離前)を指定します。
これで準備完了です。あとは、動画を再生しながら、字幕を出す/消すタイミングを調整していくだけです。
1) 調整したい字幕の位置にカーソルを移動し、ボタン①で動画を再生する。
2) 字幕を表示開始するタイミングでボタン①を押して一時停止し、ボタン③を押す。(表示タイミングの設定)
3) ボタン①で動画再生を再開し、今度は字幕を消すタイミングで再びボタン①で一時停止し、ボタン②を押す。(消去タイミングの設定)
4) 3)の操作により、カーソルが次の字幕に進み、次の字幕の表示タイミングが前の字幕の消去直後に自動的に設定される(デフォルトで設定されているタイミングよりも「前の字幕が消えた直後」のタイミングが遅い場合に限ります)ので、字幕を連続して表示したい場合は3)に戻るだけでOK。字幕表示に間隔を空ける場合は2)に戻ります。
これを繰り返して、字幕のタイミングを調節していきます。途中に字幕を追加したい場合は[Ins]キーを押すか、④の位置にある2つのボタンを使います。最後に字幕を保存して終了します。
なお、字幕の表示・消去のタイミング設定には多少コツがいるので、とりあえず最初の10行ほどの字幕のタイミングを設定し、残りの字幕を全部消したファイルを仮にセーブし、一度試しにオーサリングしてタイミングをチェックすることをおすすめします。(気持ち早めに表示するようにするとうまくいきます。)
(次回に続きます。)
SubtitleWorkshopにもテキスト読み込みはできますよ~!
[ファイル]→[開く]を選び、ダイアログの「ファイルの種類」から 「新規テキスト(*.txt)」を選べばOKです。
http://g-mark.jpn.org/index.php?%A5%DE%A5%CB%A5%E5%A5%A2%A5%EB
↑の「subtitle_2_ver0.0.7.zip」に簡単な解説を載せています。
確かに、「ファイルの種類」の一番下に「新規テキスト」というのがありますね。
もしこれで読めるのであれば、だいぶ作業が楽になりますね。
一度試してみようと思います。情報ありがとうございました。